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第53話 新しい絆
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「お初にお目にかかります、公爵夫人。モースキンの領主代行を務めておりますミリアネル・ノーラン・セクリプスと申します」
ミリアが胸に手を当て、深々と頭を下げる。パンナは恐縮しながら同じように頭を下げた。
「サ、サンクリスト公爵、ボナーの妻、アンセリーナです。お目にかかれて光栄です」
「遠路お運びいただき恐縮です。リーシェ様には先日に引き続いて二度もお越しいただきまして」
「いえいえ、私が我儘を言って付いて来たのです。お気になさらず」
「本来ならボナーが参らねばならぬところ、どうしても王都に向かわねばならず申し訳ございません。私では力不足と存じますが、よろしくお願いいたします」
「とんでもない!お手紙で事情は把握しております。王都へ増派の嘆願をしに向かっていただけたこと、心より感謝しております」
モースキンに着いたパンナはゼノーバに命じ、いち早くボナーの念書をミリアに届けさせていた。
「それにしても思った以上に色とりどりのメンツですな。獣人族までいるとは」
ゼノーバが部屋の中を見渡して言う。ここはモースキンの駐留軍本部。その中の大会議室だ。三つ並べられた長テーブルの周囲の椅子に腰かけているのはザック、ルーディアの検問所に勤めるオルト、バイアス、戦兎のフルルにネムム、叡智樹懶のボボル、そして鎧蜥蜴の男だ。
「まずは自己紹介といきましょうかね」
ボボルの言葉に一同が頷き、お互いの名前と立場を明かす。
「それでは帝国軍に対する作戦の打ち合わせを始めます」
「その前に一つ確かめたいことがあるんだけど」
ミリアの言葉を遮り、ボボルがパンナの方を見つめながら言う。
「何でしょう?」
「どうだ?バイアス」
オルトもパンナを見ながらバイアスに尋ねる。バイアスはさっきからじっとパンナを凝視していた。その視線にゾッとしたものを感じ、パンナは思わず身震いする。
「何ですかじろじろと。不躾ではございませんの?」
ルーシェがバイアスの視線に気付き、パンナを庇うように前に立つ。
「すいませんね。俺たちゃ行儀作法ってもんがなってないもんで」
オルトが茶化したように言い、リーシェの神経を逆なでする。
「間違いねえ。このお嬢ちゃんは異能者だ」
その時、バイアスが漏らした一言がその場の空気を緊張させた。
「なっ!?」
パンナとリーシェの顔色が変わり、一同がパンナに注目する。
「どういうことです!?奥方様が異能者ですと!?」
ゼノーバが思わず叫び、リーシェがため息を吐く。ボボルは納得したような顔で、
「やはりそうだったか~。貴族に異能者はいないからね。僕の推測が当たってたようだ。でもまさかだよね~」
と嬉しそうに頷く。
「どういうことか説明していただけますか?アンセリーナ様」
ミリアの厳しい視線を浴び、パンナは覚悟を決めた。不安そうな顔のリーシェに微笑みかけ小さく頷くと、彼女の前に立って頭を下げる。
「そちらの方は異能者を見抜く力をお持ちなのですね。先日同じような異能を持つ獣人族に遭遇しましたが、短期間に二回も出会うとは不思議なものです」
「おい!あんたもゲルマを知ってるのか!?」
パンナの言葉にバイアスが気色ばんで立ち上がる。
「お黙りなさい!こちらはまがりなりにも侯爵夫人なのですよ!」
リーシェがバイアスに詰め寄りそうになり、ゼノーバに制止される。
「大丈夫ですリーシェ。ええ、先日ミクリードの宿で襲われたのです。その時は彼らを追う人たちに助けてもらいましたが」
「じゃあニケが助けたってのはあんたのことか!?」
「ニケさんを御存知なのですか?」
オルトの言葉にパンナが驚く。
「俺はあいつと同じ『シーザーズの反乱』で教団から逃げ出した仲間だ」
「そうでしたか。それが今は旦那様……エルモンド卿に雇われているとは奇妙な縁ですね」
「それで結局あなたは誰なんだ?」
ネムムがパンナを睨みながら言う。
「私は確かにエルモンド家の令嬢、アンセリーナ様ではありません」
「何だよ!サンクリスト公は自分が来ないだけじゃなく、嫁さんも寄越さなかったのか?大事な会議だってのに」
ザックが不満そうに言うと、リーシェが彼をキッと睨む。
「冗談ではありませんわ!お兄様がそんなことをするわけがありません!この方は紛れもなくサンクリスト公爵、ボナーの奥方です!」
「え?え?だって?」
「サンクリスト公はあなたがアンセリーナ嬢ではないと知ったうえで結婚した、ってことですよね?」
ボボルが言い、パンナが頷く。
「そ、そんな!それではあなたは……」
「落ち着きなさいゼノーバ。これはお兄様は勿論、お父様もご承知のことです。無論私も」
「何ですと!?」
「驚きました。まさか身代わりとご承知の上で結婚されるとは」
ミリアがため息を吐く。
「しかしいいのか?仮にも『四公』の妻が偽物というのは」
フルルの言葉にまたリーシェが噛みつく。
「偽物ではありません!お兄様はこの方を本当に愛されておられるのです!」
「リ、リーシェ。そう言う事は人前であまり言わないで」
パンナが顔を真っ赤にして身を小さくする。
「そりゃそうだよね。あなたの素性を知ったうえで貴族令嬢として妻にしたんだ。よっぽどサンクリスト公の方でベタ惚れじゃなきゃ出来ない相談だよね」
「ボ、ボボルさん、もうやめてください」
「ふむ、これは失礼をした。サンクリスト公は思ったより骨のある人物とみえる」
フルルがそう言って頭を下げる。
「私は確かにアンセリーナ様ではありません。でもリーシェが言った通り、まぎれもなくボナー・ウィル・サンクリストの妻です。この国のため主人の助けとなって働く覚悟です」
「し、しかし本当によろしいのですかリーシェ様。この方が異能者だということは……」
「しつこいですよゼノーバ。この方は私の姉。ボナー兄様の妻。誰にも文句はいわせません!あなたはお兄様や私、そしてお父様の決定に異を唱えるのですか?」
「い、いえ、そのような」
「ゼノーバ様。私は確かに貴族ではありません。それどころか半端者の血を引く者。元々は『まつろわぬ一族』の中で生きていた者です」
「何と!俺たちと同じ半端者が公爵夫人とはな!」
オルトが驚愕の声を上げる。
「ふ、サンクリスト公、ますます気に入った。そこまで分かったうえであなたを妻にするとは。先代も流石だ。『北の英雄』の名は伊達ではないな」
フルルも感心したように言う。
「ですから私に仕えてくれとは申しません。ですが夫ボナーのため、サンクリスト家のため、これまで通り力を貸してはいただけませんか?」
パンナの言葉にゼノーバは膝を付き、胸に手を当てて首を垂れる。
「あなたは紛れもなきサンクリスト公爵夫人、アンセリーナ様にございます。このゼノーバ、これまで以上にボナー様、リーシェ様、そして奥方様のために働かせていただきます」
「ゼノーバ様……」
パンナの目に涙が浮かぶ。それをリーシェがハンカチで優しく拭い取った。
「配下の者に様付けはおやめ下さい、奥方様」
「ありがとう、ゼノーバ」
リーシェも嬉しそうな顔で礼を言う。
「何の。ボナー様が心惹かれ、先代の旦那様に加えてこの曲者のリーシェ様がお認めになられた女性なのですからな。ご立派な方に相違ございません」
「まあ!曲者とはどういう意味ですか!」
リーシェが頬を膨らませ、一同の顔が緩む。
「では皆さんよろしいですね?ここにおられるのは紛れもなきサンクリスト公爵夫人、アンセリーナ様でいらっしゃいます。このまま会議に入りますよ」
「ありがとうございます、ミリアネル様」
「でも本当の素性が気になるな」
「ザック、野暮はよせ」
「いいんですよフルルさん。私は……」
「さっきエルモンド卿を旦那様と言ってたから伯爵家の使用人だろうね。おそらく本物のアンセリーナ嬢の世話をしてたメイドさんってとこかな?」
「さすがですねボボルさん。その通りです。私の名前は……」
「いいよいいよ。リーシェ嬢やゼノーバ殿が言った通りあなたは紛れもなくサンクリスト公爵夫人だ。アンセリーナ様でいいじゃないか。ねえ?」
「ありがとうございます」
「さて、それじゃ本当に始めますよ」
「あの、その前にミリアさん、それに他の方々にもお願いがあるのですが」
リーシェが挙手をして口を挟む。
「分かっていますリーシェ様。このことは他言無用。決して外部に漏らしません。いいですね、皆さん」
ミリアの言葉と鋭い視線に一同は大きく頷いた。
ミリアが胸に手を当て、深々と頭を下げる。パンナは恐縮しながら同じように頭を下げた。
「サ、サンクリスト公爵、ボナーの妻、アンセリーナです。お目にかかれて光栄です」
「遠路お運びいただき恐縮です。リーシェ様には先日に引き続いて二度もお越しいただきまして」
「いえいえ、私が我儘を言って付いて来たのです。お気になさらず」
「本来ならボナーが参らねばならぬところ、どうしても王都に向かわねばならず申し訳ございません。私では力不足と存じますが、よろしくお願いいたします」
「とんでもない!お手紙で事情は把握しております。王都へ増派の嘆願をしに向かっていただけたこと、心より感謝しております」
モースキンに着いたパンナはゼノーバに命じ、いち早くボナーの念書をミリアに届けさせていた。
「それにしても思った以上に色とりどりのメンツですな。獣人族までいるとは」
ゼノーバが部屋の中を見渡して言う。ここはモースキンの駐留軍本部。その中の大会議室だ。三つ並べられた長テーブルの周囲の椅子に腰かけているのはザック、ルーディアの検問所に勤めるオルト、バイアス、戦兎のフルルにネムム、叡智樹懶のボボル、そして鎧蜥蜴の男だ。
「まずは自己紹介といきましょうかね」
ボボルの言葉に一同が頷き、お互いの名前と立場を明かす。
「それでは帝国軍に対する作戦の打ち合わせを始めます」
「その前に一つ確かめたいことがあるんだけど」
ミリアの言葉を遮り、ボボルがパンナの方を見つめながら言う。
「何でしょう?」
「どうだ?バイアス」
オルトもパンナを見ながらバイアスに尋ねる。バイアスはさっきからじっとパンナを凝視していた。その視線にゾッとしたものを感じ、パンナは思わず身震いする。
「何ですかじろじろと。不躾ではございませんの?」
ルーシェがバイアスの視線に気付き、パンナを庇うように前に立つ。
「すいませんね。俺たちゃ行儀作法ってもんがなってないもんで」
オルトが茶化したように言い、リーシェの神経を逆なでする。
「間違いねえ。このお嬢ちゃんは異能者だ」
その時、バイアスが漏らした一言がその場の空気を緊張させた。
「なっ!?」
パンナとリーシェの顔色が変わり、一同がパンナに注目する。
「どういうことです!?奥方様が異能者ですと!?」
ゼノーバが思わず叫び、リーシェがため息を吐く。ボボルは納得したような顔で、
「やはりそうだったか~。貴族に異能者はいないからね。僕の推測が当たってたようだ。でもまさかだよね~」
と嬉しそうに頷く。
「どういうことか説明していただけますか?アンセリーナ様」
ミリアの厳しい視線を浴び、パンナは覚悟を決めた。不安そうな顔のリーシェに微笑みかけ小さく頷くと、彼女の前に立って頭を下げる。
「そちらの方は異能者を見抜く力をお持ちなのですね。先日同じような異能を持つ獣人族に遭遇しましたが、短期間に二回も出会うとは不思議なものです」
「おい!あんたもゲルマを知ってるのか!?」
パンナの言葉にバイアスが気色ばんで立ち上がる。
「お黙りなさい!こちらはまがりなりにも侯爵夫人なのですよ!」
リーシェがバイアスに詰め寄りそうになり、ゼノーバに制止される。
「大丈夫ですリーシェ。ええ、先日ミクリードの宿で襲われたのです。その時は彼らを追う人たちに助けてもらいましたが」
「じゃあニケが助けたってのはあんたのことか!?」
「ニケさんを御存知なのですか?」
オルトの言葉にパンナが驚く。
「俺はあいつと同じ『シーザーズの反乱』で教団から逃げ出した仲間だ」
「そうでしたか。それが今は旦那様……エルモンド卿に雇われているとは奇妙な縁ですね」
「それで結局あなたは誰なんだ?」
ネムムがパンナを睨みながら言う。
「私は確かにエルモンド家の令嬢、アンセリーナ様ではありません」
「何だよ!サンクリスト公は自分が来ないだけじゃなく、嫁さんも寄越さなかったのか?大事な会議だってのに」
ザックが不満そうに言うと、リーシェが彼をキッと睨む。
「冗談ではありませんわ!お兄様がそんなことをするわけがありません!この方は紛れもなくサンクリスト公爵、ボナーの奥方です!」
「え?え?だって?」
「サンクリスト公はあなたがアンセリーナ嬢ではないと知ったうえで結婚した、ってことですよね?」
ボボルが言い、パンナが頷く。
「そ、そんな!それではあなたは……」
「落ち着きなさいゼノーバ。これはお兄様は勿論、お父様もご承知のことです。無論私も」
「何ですと!?」
「驚きました。まさか身代わりとご承知の上で結婚されるとは」
ミリアがため息を吐く。
「しかしいいのか?仮にも『四公』の妻が偽物というのは」
フルルの言葉にまたリーシェが噛みつく。
「偽物ではありません!お兄様はこの方を本当に愛されておられるのです!」
「リ、リーシェ。そう言う事は人前であまり言わないで」
パンナが顔を真っ赤にして身を小さくする。
「そりゃそうだよね。あなたの素性を知ったうえで貴族令嬢として妻にしたんだ。よっぽどサンクリスト公の方でベタ惚れじゃなきゃ出来ない相談だよね」
「ボ、ボボルさん、もうやめてください」
「ふむ、これは失礼をした。サンクリスト公は思ったより骨のある人物とみえる」
フルルがそう言って頭を下げる。
「私は確かにアンセリーナ様ではありません。でもリーシェが言った通り、まぎれもなくボナー・ウィル・サンクリストの妻です。この国のため主人の助けとなって働く覚悟です」
「し、しかし本当によろしいのですかリーシェ様。この方が異能者だということは……」
「しつこいですよゼノーバ。この方は私の姉。ボナー兄様の妻。誰にも文句はいわせません!あなたはお兄様や私、そしてお父様の決定に異を唱えるのですか?」
「い、いえ、そのような」
「ゼノーバ様。私は確かに貴族ではありません。それどころか半端者の血を引く者。元々は『まつろわぬ一族』の中で生きていた者です」
「何と!俺たちと同じ半端者が公爵夫人とはな!」
オルトが驚愕の声を上げる。
「ふ、サンクリスト公、ますます気に入った。そこまで分かったうえであなたを妻にするとは。先代も流石だ。『北の英雄』の名は伊達ではないな」
フルルも感心したように言う。
「ですから私に仕えてくれとは申しません。ですが夫ボナーのため、サンクリスト家のため、これまで通り力を貸してはいただけませんか?」
パンナの言葉にゼノーバは膝を付き、胸に手を当てて首を垂れる。
「あなたは紛れもなきサンクリスト公爵夫人、アンセリーナ様にございます。このゼノーバ、これまで以上にボナー様、リーシェ様、そして奥方様のために働かせていただきます」
「ゼノーバ様……」
パンナの目に涙が浮かぶ。それをリーシェがハンカチで優しく拭い取った。
「配下の者に様付けはおやめ下さい、奥方様」
「ありがとう、ゼノーバ」
リーシェも嬉しそうな顔で礼を言う。
「何の。ボナー様が心惹かれ、先代の旦那様に加えてこの曲者のリーシェ様がお認めになられた女性なのですからな。ご立派な方に相違ございません」
「まあ!曲者とはどういう意味ですか!」
リーシェが頬を膨らませ、一同の顔が緩む。
「では皆さんよろしいですね?ここにおられるのは紛れもなきサンクリスト公爵夫人、アンセリーナ様でいらっしゃいます。このまま会議に入りますよ」
「ありがとうございます、ミリアネル様」
「でも本当の素性が気になるな」
「ザック、野暮はよせ」
「いいんですよフルルさん。私は……」
「さっきエルモンド卿を旦那様と言ってたから伯爵家の使用人だろうね。おそらく本物のアンセリーナ嬢の世話をしてたメイドさんってとこかな?」
「さすがですねボボルさん。その通りです。私の名前は……」
「いいよいいよ。リーシェ嬢やゼノーバ殿が言った通りあなたは紛れもなくサンクリスト公爵夫人だ。アンセリーナ様でいいじゃないか。ねえ?」
「ありがとうございます」
「さて、それじゃ本当に始めますよ」
「あの、その前にミリアさん、それに他の方々にもお願いがあるのですが」
リーシェが挙手をして口を挟む。
「分かっていますリーシェ様。このことは他言無用。決して外部に漏らしません。いいですね、皆さん」
ミリアの言葉と鋭い視線に一同は大きく頷いた。
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