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かっきー2回目のセンター 編
夢みたいな時間
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全国ツアーの地方公演を終えて、今日は東京公演3daysの最終日。
天候には恵まれなかったけど、これも夏のライブの醍醐味だ。
今回のツアーで、かっきーは見事にセンターとしての務めを果たしてきたと思う。
メンバーも、お客さんも、スタッフさんも、みんなが確信しているはず。
私はそれをかっきーにどうしても伝えたくて、パフォーマンス中にとある行動に出た。
今回のツアーでは、特定のメンバー同士が自由にくっついたりイチャイチャしたりする曲がある。
最終日、その曲で私はかっきーと強く抱きしめ合った。
言葉にしないと伝わらないことだってたくさんあるだろうけど、この時ばかりは言葉なんかいらないと思った。
抱き締めて、かっきーの涙を拭って、見つめ合って、笑い合って。
なんて愛おしくて、尊くて、誇らしい存在なんだろう。
かっきーのことを思うと、私も涙が溢れてくる。
私だけじゃない。
ライブ終盤のかっきーのスピーチでは、たくさんのメンバーが泣いていた。
こうして、2022年の夏、全国ツアーは幕を閉じた。
・・・・・・・・・・・
ライブの終演後、帰りのバスに乗り込むと席はほとんど埋まっていた。
見渡すと、車内の真ん中くらいの左側に、通路側が空いている列があった。
他の席を選んでいる余裕もなさそうなので、車内へ足を進める。
私が座ろうとした通路側の席の窓際側に座っていたのは……
かっきーだった。
私に気付いて目が合うと、少し眠そうな顔で優しく微笑んでくれる。
私が座ろうとしている席を"ポンポン"と叩いたのは「空いてるよ」の合図。
メンバーみんなから愛される人気者のかっきーの隣が空いてたのは、ただの偶然だと思う。
でも、もしかしたら私のために空けててくれたのかな。そんな妄想をしてしまう。
かっきーの合図に私も笑顔で応えると、隣に座った。
車内では喋っているメンバーもいたけど、隣の席の子と話す声が聴こえてくるくらい。
バス全体が騒がしくなるようなこともなく、それが心地よいBGMになっていた。
かっきーも同じようなことを思っていたのかもしれない。
特に会話をすることもなく、静かに発車を待つ。
バスが動き出すと、かっきーの左手が私の右手の甲にふわっと重なった。
(かっきー……?)
少し驚いてかっきーの方を見ると、うつむいて目をつむっていた。規則的な寝息を立てているのを見ると、もう眠り始めているみたい。
今回のツアーでいちばん頑張ったのはきっとかっきーだから。
重圧から解放された反動も大きいんだと思う。
そのかっきーが無意識に私のほうへ手を伸ばしてきたんだと思うと、胸が締め付けられて苦しくなるほどの愛おしさが込み上げてくる。
私はかっきーを刺激して起こさないように、そっと自分の手のひらを上へ向けた。
かっきーの細い指と指の間に自分の指を滑り込ませて、恋人つなぎにする。
(みんなに見られるかもしれないけど……手をつなぐくらい、いいよね……)
私も眠ってしまおうかと思ったけど、なんだかもったいないような気がして結局起きていた。
この愛おしさを、まだ感じていたかったから。
・・・・・・・・・
お仕事の現場からバスで帰る時、メンバーを降ろすポイントはあらかじめ決められている。
今夜も1人、また1人とバスを降りていく。
寝ているメンバーもいるせいか、みんな静かに降りてくれる。
隣のかっきーは発車してからずっと眠っているから、みんなの心遣いがありがたい。
ほぼ満席だった車内の半分くらいが空席になった頃、助手席に乗っていたマネージャーさんから声をかけられる。
マネ「さくちゃん、次かっきーだから。寝てるようならそろそろ起こしてあげてくれる?」
さくら「あ、はい……かっきー、もう着くよ?」
遥香「…………う~ん……」
何度か呼び掛けたけど、なかなか起きそうにない。
そんな様子に気付いた近くのメンバーが、かっきーの寝顔を微笑ましく見守る。
真佑「かっきー、夢でも見てるのかな…?」
柚菜「そうかもね……ふふ、子供みたいな寝顔してる…」
私もこの寝顔をずっと見ていたいけど、あいにくバスは止まってくれない。
かっきーの左肩を優しく揺らすと、ようやく目を開けた。
さくら「かっきー、バス、そろそろ着くから…」
遥香「ん~…??あ~、えへへ、さくちゃ~ん……」
ちゅっ…
(☆?!♪△◇?!!!!)
寝ぼけて顔を近付けてきたかっきーの唇が、私の唇の端、ちょうど頬との境目あたりに触れた。
見ていたメンバーが驚いて息を呑む。
さくら「か、かっきー…?!!ここ、ほら、まだバスだから…!」
咄嗟にかっきーの体を離して強めに体を揺らすと、ようやく意識が戻ったらしい。
かっきー「あ、、もう着くんだね~。ふぁ~~…いつの間にか寝ちゃってたよ、あはは…」
寝ぼけていて、たったいま自分がしたことを覚えてないらしい。
みんなの視線を集めているのも気付かないまま、かっきーはバスを降りて行った。
(び…びっくりした………まさかみんなの前でキスしてくるなんて…)
まだ心臓がドキドキしてる。
胸に手を当てて鼓動を落ち着けていると、かっきーの行動を見ていたメンバーの視線を感じた。
真佑「さくちゃん…さっきのってもしかして…♥️」
まゆたんが嬉しそうに見つめてくる。
さくら「いや、えっと、、かっきー、寝ぼけてたから、ね?……それに、ほっぺだったから……口じゃなくて…」
ほっぺにキスくらい、メンバー同士ならそれほど珍しいことじゃない。
このご時世でさすがにそういうスキンシップはみんな控えてるけど、それこそまゆたんなんて一時期はキス魔で有名だったし。
「なぁーんだ、かっきーとさくちゃんのキスが見れたと思ったのに~」と何故か残念がるまゆたん。
柚菜「それよりさくちゃん、さっき…『まだバスだから』って言ってなかった…?」
まゆたんのイジりをかわしたと思ったのも束の間、柚菜からの追撃。
さくら「……え…?」
柚菜「もし、バスじゃなかったら……どうだったの…?」
さくら「えっと…そんなこと、言ったかな…?」
なにかごまかそうと思ったけど、ドキドキして頭が回らない。
真佑「もー、ゆんちゃん、そんなにキスに興味あるのー?じゃあほら、私としよ?ん~~、、」
まゆたんが唇を突き出すような大げさなキス顔をして柚菜に迫る。
柚菜「わー!違う違う!そういうのじゃないから!」
そこから、なぜか周りのみんなが「私も私も」と柚菜にキスを迫る流れになった。
バスが少し賑やかになって柚菜からの質問がうやむやになったところで、タイミングよく私がバスを降りる番になった。
残ったメンバーとマネージャーさんに挨拶をして、自宅近くに降りる。
(あ、あぶなかった……柚菜、かっきーのことになると鋭いんだもん……昔から仲良いもんなぁ…)
今度から気を付けないと、と考えながら自宅のマンションに着くとスマホが震えた。
遥香LINE「さくちゃん、おつかれさま!もう家着いた?」
さくらLINE「うん、ちょうどいま着いたところだよ」
かっきーはさっき家に着いて、いまちょうどくつろぎ始めたところらしい。
遥香LINE「さくちゃん、もしかしてなんだけど……私さっき帰りのバスで寝てた時、さくちゃんに何かしちゃった…?」
(かっきー、完全に寝ぼけてたと思ってたのに…)
これは……どう答えればいいんだろう…?
正直に言ったら申し訳なく思わせちゃうかもだし。
でも、他のメンバーから結局聞くかもしれないし。
だったら…
私は、起こったことをありのままに文章で伝えた。
最後の文を送って既読になった直後、かっきーから電話が来た。
遥香「さくちゃん、ごめん!!私、完全に寝ぼけてたみたいで…
夢の中でさくちゃんにキスしたような気がしてたんだけど、だんだん夢だったのか現実だったのか分かんなくなってきて…あー、やっぱり現実だったのかぁ…」
さくら「ううん、かっきー、いいの。だって、どんな状況でもかっきーにキスされたら私は嬉しいよ?」
みんなに変な目で見られなかったかと心配するかっきーを落ち着かせる。
今日もかっきーが私の部屋に来る流れになりかけたけど、さすがにお互い疲れがたまっているだろうからそのまま休むことにした。
さくら「少しだけどお休みももらえたし、かっきーと何かしたいなぁ…私たち、とうとうなんにも計画しないままお休みになっちゃったね笑」
遥香「うん、やっぱりツアーでいっぱいいっぱいだったし!しょーがない!しょーがないよ!」
そのまま電話を続けてあれもしたいこれもしたいと話は出たけど、結局なんにも決められなかった。
でも、それでいい。
なんにも焦ることはない。
この夏も、来年の夏も、ずっとずっと先の夏も。秋も、冬も、春も。
私はきっとかっきーのいちばん側で、あの笑顔を見ているから。
それだけで十分。
それだけで、夢みたいに幸せだから。
~かっきー2回目のセンター編 完~
天候には恵まれなかったけど、これも夏のライブの醍醐味だ。
今回のツアーで、かっきーは見事にセンターとしての務めを果たしてきたと思う。
メンバーも、お客さんも、スタッフさんも、みんなが確信しているはず。
私はそれをかっきーにどうしても伝えたくて、パフォーマンス中にとある行動に出た。
今回のツアーでは、特定のメンバー同士が自由にくっついたりイチャイチャしたりする曲がある。
最終日、その曲で私はかっきーと強く抱きしめ合った。
言葉にしないと伝わらないことだってたくさんあるだろうけど、この時ばかりは言葉なんかいらないと思った。
抱き締めて、かっきーの涙を拭って、見つめ合って、笑い合って。
なんて愛おしくて、尊くて、誇らしい存在なんだろう。
かっきーのことを思うと、私も涙が溢れてくる。
私だけじゃない。
ライブ終盤のかっきーのスピーチでは、たくさんのメンバーが泣いていた。
こうして、2022年の夏、全国ツアーは幕を閉じた。
・・・・・・・・・・・
ライブの終演後、帰りのバスに乗り込むと席はほとんど埋まっていた。
見渡すと、車内の真ん中くらいの左側に、通路側が空いている列があった。
他の席を選んでいる余裕もなさそうなので、車内へ足を進める。
私が座ろうとした通路側の席の窓際側に座っていたのは……
かっきーだった。
私に気付いて目が合うと、少し眠そうな顔で優しく微笑んでくれる。
私が座ろうとしている席を"ポンポン"と叩いたのは「空いてるよ」の合図。
メンバーみんなから愛される人気者のかっきーの隣が空いてたのは、ただの偶然だと思う。
でも、もしかしたら私のために空けててくれたのかな。そんな妄想をしてしまう。
かっきーの合図に私も笑顔で応えると、隣に座った。
車内では喋っているメンバーもいたけど、隣の席の子と話す声が聴こえてくるくらい。
バス全体が騒がしくなるようなこともなく、それが心地よいBGMになっていた。
かっきーも同じようなことを思っていたのかもしれない。
特に会話をすることもなく、静かに発車を待つ。
バスが動き出すと、かっきーの左手が私の右手の甲にふわっと重なった。
(かっきー……?)
少し驚いてかっきーの方を見ると、うつむいて目をつむっていた。規則的な寝息を立てているのを見ると、もう眠り始めているみたい。
今回のツアーでいちばん頑張ったのはきっとかっきーだから。
重圧から解放された反動も大きいんだと思う。
そのかっきーが無意識に私のほうへ手を伸ばしてきたんだと思うと、胸が締め付けられて苦しくなるほどの愛おしさが込み上げてくる。
私はかっきーを刺激して起こさないように、そっと自分の手のひらを上へ向けた。
かっきーの細い指と指の間に自分の指を滑り込ませて、恋人つなぎにする。
(みんなに見られるかもしれないけど……手をつなぐくらい、いいよね……)
私も眠ってしまおうかと思ったけど、なんだかもったいないような気がして結局起きていた。
この愛おしさを、まだ感じていたかったから。
・・・・・・・・・
お仕事の現場からバスで帰る時、メンバーを降ろすポイントはあらかじめ決められている。
今夜も1人、また1人とバスを降りていく。
寝ているメンバーもいるせいか、みんな静かに降りてくれる。
隣のかっきーは発車してからずっと眠っているから、みんなの心遣いがありがたい。
ほぼ満席だった車内の半分くらいが空席になった頃、助手席に乗っていたマネージャーさんから声をかけられる。
マネ「さくちゃん、次かっきーだから。寝てるようならそろそろ起こしてあげてくれる?」
さくら「あ、はい……かっきー、もう着くよ?」
遥香「…………う~ん……」
何度か呼び掛けたけど、なかなか起きそうにない。
そんな様子に気付いた近くのメンバーが、かっきーの寝顔を微笑ましく見守る。
真佑「かっきー、夢でも見てるのかな…?」
柚菜「そうかもね……ふふ、子供みたいな寝顔してる…」
私もこの寝顔をずっと見ていたいけど、あいにくバスは止まってくれない。
かっきーの左肩を優しく揺らすと、ようやく目を開けた。
さくら「かっきー、バス、そろそろ着くから…」
遥香「ん~…??あ~、えへへ、さくちゃ~ん……」
ちゅっ…
(☆?!♪△◇?!!!!)
寝ぼけて顔を近付けてきたかっきーの唇が、私の唇の端、ちょうど頬との境目あたりに触れた。
見ていたメンバーが驚いて息を呑む。
さくら「か、かっきー…?!!ここ、ほら、まだバスだから…!」
咄嗟にかっきーの体を離して強めに体を揺らすと、ようやく意識が戻ったらしい。
かっきー「あ、、もう着くんだね~。ふぁ~~…いつの間にか寝ちゃってたよ、あはは…」
寝ぼけていて、たったいま自分がしたことを覚えてないらしい。
みんなの視線を集めているのも気付かないまま、かっきーはバスを降りて行った。
(び…びっくりした………まさかみんなの前でキスしてくるなんて…)
まだ心臓がドキドキしてる。
胸に手を当てて鼓動を落ち着けていると、かっきーの行動を見ていたメンバーの視線を感じた。
真佑「さくちゃん…さっきのってもしかして…♥️」
まゆたんが嬉しそうに見つめてくる。
さくら「いや、えっと、、かっきー、寝ぼけてたから、ね?……それに、ほっぺだったから……口じゃなくて…」
ほっぺにキスくらい、メンバー同士ならそれほど珍しいことじゃない。
このご時世でさすがにそういうスキンシップはみんな控えてるけど、それこそまゆたんなんて一時期はキス魔で有名だったし。
「なぁーんだ、かっきーとさくちゃんのキスが見れたと思ったのに~」と何故か残念がるまゆたん。
柚菜「それよりさくちゃん、さっき…『まだバスだから』って言ってなかった…?」
まゆたんのイジりをかわしたと思ったのも束の間、柚菜からの追撃。
さくら「……え…?」
柚菜「もし、バスじゃなかったら……どうだったの…?」
さくら「えっと…そんなこと、言ったかな…?」
なにかごまかそうと思ったけど、ドキドキして頭が回らない。
真佑「もー、ゆんちゃん、そんなにキスに興味あるのー?じゃあほら、私としよ?ん~~、、」
まゆたんが唇を突き出すような大げさなキス顔をして柚菜に迫る。
柚菜「わー!違う違う!そういうのじゃないから!」
そこから、なぜか周りのみんなが「私も私も」と柚菜にキスを迫る流れになった。
バスが少し賑やかになって柚菜からの質問がうやむやになったところで、タイミングよく私がバスを降りる番になった。
残ったメンバーとマネージャーさんに挨拶をして、自宅近くに降りる。
(あ、あぶなかった……柚菜、かっきーのことになると鋭いんだもん……昔から仲良いもんなぁ…)
今度から気を付けないと、と考えながら自宅のマンションに着くとスマホが震えた。
遥香LINE「さくちゃん、おつかれさま!もう家着いた?」
さくらLINE「うん、ちょうどいま着いたところだよ」
かっきーはさっき家に着いて、いまちょうどくつろぎ始めたところらしい。
遥香LINE「さくちゃん、もしかしてなんだけど……私さっき帰りのバスで寝てた時、さくちゃんに何かしちゃった…?」
(かっきー、完全に寝ぼけてたと思ってたのに…)
これは……どう答えればいいんだろう…?
正直に言ったら申し訳なく思わせちゃうかもだし。
でも、他のメンバーから結局聞くかもしれないし。
だったら…
私は、起こったことをありのままに文章で伝えた。
最後の文を送って既読になった直後、かっきーから電話が来た。
遥香「さくちゃん、ごめん!!私、完全に寝ぼけてたみたいで…
夢の中でさくちゃんにキスしたような気がしてたんだけど、だんだん夢だったのか現実だったのか分かんなくなってきて…あー、やっぱり現実だったのかぁ…」
さくら「ううん、かっきー、いいの。だって、どんな状況でもかっきーにキスされたら私は嬉しいよ?」
みんなに変な目で見られなかったかと心配するかっきーを落ち着かせる。
今日もかっきーが私の部屋に来る流れになりかけたけど、さすがにお互い疲れがたまっているだろうからそのまま休むことにした。
さくら「少しだけどお休みももらえたし、かっきーと何かしたいなぁ…私たち、とうとうなんにも計画しないままお休みになっちゃったね笑」
遥香「うん、やっぱりツアーでいっぱいいっぱいだったし!しょーがない!しょーがないよ!」
そのまま電話を続けてあれもしたいこれもしたいと話は出たけど、結局なんにも決められなかった。
でも、それでいい。
なんにも焦ることはない。
この夏も、来年の夏も、ずっとずっと先の夏も。秋も、冬も、春も。
私はきっとかっきーのいちばん側で、あの笑顔を見ているから。
それだけで十分。
それだけで、夢みたいに幸せだから。
~かっきー2回目のセンター編 完~
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