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"夢の海"でデート
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※さくちゃんとかっきーが付き合い始めてからのショートストーリーです。
※付き合い始めるまでの物語は『さくらと遥香』46時間TV編をお読み下さい。
私とかっきーは今日、舞浜にある某テーマパークへ遊びに来ていた。
もう片方のテーマパークは"夢の国"と呼ばれているから、こっちは"夢の海"になるのかな。
きっかけは、私がお仕事でこのテーマパークに関わらせてもらったこと。
現地で撮影をした日、記念にということでパークの責任者の方からペアチケットをいただいていたのだ。
かっきーと付き合い始めてから、2人でここまで遠出をするのは初めて。
私たちの関係はメンバーにも世間にも隠しているので、普段は2人で出かけるのも難しい。
でもこういう場所なら、街中を歩くよりもかえって一般の人にはバレにくいものだ。
ここでなら、キャラクターの耳付き帽子や、派手な柄のサングラスをかけて顔を隠していても不自然ではないから。
おかげで私たちはいくらか開放的になって、デートを楽しんでいた。
それでも、やっぱり元々インドア派の私たち。
このご時世で人混みもかなり落ち着いているとはいえ、これだけの熱気が集まる場所で歩き回るのはさすがに疲れてきた。
ちょうど日陰になっていて人目にも付きにくいベンチをかっきーが見つけてくれたので、サングラスを外して肩を寄せ合って2人で休んでいたところ…
・・・・・・・・・・・・
さくら「ほんとに、かっきーと一緒に来れて良かった。せっかくいただいたチケットだったし」
遥香「私も、さくちゃんが誘ってくれて嬉しいよ。来たがるメンバーは他にもいたと思うけど」
さくら「うん、他の子にチケットを譲ろうかとも思ったんだけどね。でも、私ね、こういうところで、普通のカップルがするようなデートをしてみたかったんだ…かっきーと」
遥香「ふふふ、さくちゃん、ありがと♥️」
そう言って微笑むと、かっきーは私の手に指を絡めてきた。
女の子同士で手をつなぐのは目立つから、という理由でいつもは控えているけど。
ここでなら大丈夫そうだと意志疎通した私たちは、おもいっきり手をつないだ。
(ほんとはもーーーーっとくっ付きたいけど、ガマンガマン…)
一人でそんな葛藤と戦っていると、バッグの中でスマホが震えた。
無視するつもりだったけど、振動のリズムからするとどうやら電話らしい。
(もうっ…!せっかくかっきーと良い雰囲気なのに…!)
かっきーに一言入れてから、手をつないでいないほうの手でスマホを取り出すと…
画面には、4期生の同期の名前が表示されていた。
(え…?電話なんてめずらしいな…なんだろ?)
通話ボタンを押すと、予想していた通りのゆったりとした声が聴こえてきた。
??「あ、やっぱりさくちゃんだ~。こっちこっち。左のほう、見てみてー」
さくら「えっ…?左、って……ん…?…あやちゃん?!」
私に電話をかけてきたのは、同期で最年少のあやめちゃんだった。
そのあやめちゃんが、通路の20メートルほど先から手を振りながら近付いてくるのが見えた。
あやめ「えっ、かっきー?!」
あやちゃんがいた場所からは私の体でかっきーが死角になっていたので、誰と来ているのかすぐには分からなかったみたい。
私とかっきーが2人でこんなところに来ているのが意外だったのだろう。
いつも落ち着いているあやちゃんにしては驚いていた。
そして、あやちゃんに見つかってびっくりした私は、かっきーとつないでいた手を反射的にほどいてしまった…
・・・・・・・・・・
さくら「あやちゃんも来てたんだ…すごい偶然だね」
あやめ「うん、私はレイちゃんと来てるんだー。それより、さくちゃんとかっきーが2人で来てるってちょっと意外だった。お休みの日も仲良しなんだね」
(仲良しっていうか、付き合ってるんだけどね…)
かっきーも同じことを考えていたようで、困ったような顔のかっきーと目が合う。
でも、プライベートで会っていたとしても不自然ではないはずだ。バレる心配はないだろう。
あやちゃんとかっきーの3人で話していると、お手洗いに行っていたというレイもすぐに合流した。
レイは私たちの存在に気付くと、あやちゃん以上の大きな声で驚いていた。
年下のあやちゃんから「レイちゃん!声おっきいってば!」と何度か注意されているのが微笑ましい。
2人のやり取りを眺めていると、レイから一つ提案があった。
レイ「ねえねえ、せっかくだからここからは4人で見て回らない?」
提案は素直に嬉しかった。
わたしにとってレイもあやちゃんも、大好きな仲間だから。
でも…
さくら「えっ…と、そうだね…それもいい、かも…ね?かっきー?」
遥香「うん…いいんじゃないかな…?」
2人とも、なんとなく歯切れの悪い答え方になっちゃったかな…?
と心配していたら、あやちゃんがすかさずレイちゃんに声をかける。
あやめ「でもレイちゃん、2人には2人のペースがあるかもしれないよ?」
レイ「えー?いーじゃーん。同期4人でさぁー…」
その後も何度かレイちゃんが食い下がったけど、最後はあやちゃんがなだめてくれた。
・・・・・・・・・・・
あやめ「じゃあ、2人とも楽しんでね」
さくら「うん。あやちゃんも、レイと2人で楽しんきてね」
レイはまだちょっとだけ不満そうだったけど、今度はかっきーがなだめている。
そんな2人に気を取られていると、あやちゃんがそっと私の方に近付いてきた。
耳元で一言ささやかれる。
あやめ「×××××…?」
さくら「えっ…?」
その一言に驚いてあやちゃんの顔を見てみたけど、天使みたいないつもの笑顔でニコッと微笑むだけだった。
私たちはそこで元通りの2組に分かれた。
・・・・・・・・・
遥香「あの2人、ほんと仲良いよね」
さくら「うん、そうだね」
そこで、あやちゃんの一言を思い出した。
さくら「そういえば、さっきあやちゃんがね…多分レイちゃんに聞かれないようにこっそり伝えてくれたと思うんだけど…」
遥香「ん?何か言われた?」
さくら「……『手をつなぐくらい大丈夫だと思うよ?』って」
そう。
私は、あやちゃんに見つかった瞬間、かっきーと繋いでいた手を反射的にほどいてしまったのだ。
あやちゃんにはバレていないと思ってたけど、しっかり見つかっていたらしい。
遥香「それって……もしかして、あやめんって、私たちのこと…」
さくら「うん…何か気付いてるのかもね…」
そういえば、4期生で初めて選抜に選ばれたのは私とかっきー、それにあやちゃんを加えた3人だった。
初めての選抜で余裕がなかった私とかっきーだったのに、最年少のあの子だけは妙に落ち着いていたのを覚えてる。
もしかしたら、私たち2人のことをいちばん近くで見てきたのは彼女なのかもしれない。
だとしたら、私たちの変化に真っ先に気付いてもおかしくはなかった。
(だから、今日も私たちの存在に気付いたのかな…あやちゃん、すごいな…)
遥香「じゃあ、さ…あやめんもそう言ってくれてることだし…ここからは…」
かっきーは立ち上がって、私に手を差し伸べる。
さくら「うん、そうだね♥️」
かっきーの手をぎゅっと握ると、私たちは"夢の海"の探検を再開した。
~おしまい~
※付き合い始めるまでの物語は『さくらと遥香』46時間TV編をお読み下さい。
私とかっきーは今日、舞浜にある某テーマパークへ遊びに来ていた。
もう片方のテーマパークは"夢の国"と呼ばれているから、こっちは"夢の海"になるのかな。
きっかけは、私がお仕事でこのテーマパークに関わらせてもらったこと。
現地で撮影をした日、記念にということでパークの責任者の方からペアチケットをいただいていたのだ。
かっきーと付き合い始めてから、2人でここまで遠出をするのは初めて。
私たちの関係はメンバーにも世間にも隠しているので、普段は2人で出かけるのも難しい。
でもこういう場所なら、街中を歩くよりもかえって一般の人にはバレにくいものだ。
ここでなら、キャラクターの耳付き帽子や、派手な柄のサングラスをかけて顔を隠していても不自然ではないから。
おかげで私たちはいくらか開放的になって、デートを楽しんでいた。
それでも、やっぱり元々インドア派の私たち。
このご時世で人混みもかなり落ち着いているとはいえ、これだけの熱気が集まる場所で歩き回るのはさすがに疲れてきた。
ちょうど日陰になっていて人目にも付きにくいベンチをかっきーが見つけてくれたので、サングラスを外して肩を寄せ合って2人で休んでいたところ…
・・・・・・・・・・・・
さくら「ほんとに、かっきーと一緒に来れて良かった。せっかくいただいたチケットだったし」
遥香「私も、さくちゃんが誘ってくれて嬉しいよ。来たがるメンバーは他にもいたと思うけど」
さくら「うん、他の子にチケットを譲ろうかとも思ったんだけどね。でも、私ね、こういうところで、普通のカップルがするようなデートをしてみたかったんだ…かっきーと」
遥香「ふふふ、さくちゃん、ありがと♥️」
そう言って微笑むと、かっきーは私の手に指を絡めてきた。
女の子同士で手をつなぐのは目立つから、という理由でいつもは控えているけど。
ここでなら大丈夫そうだと意志疎通した私たちは、おもいっきり手をつないだ。
(ほんとはもーーーーっとくっ付きたいけど、ガマンガマン…)
一人でそんな葛藤と戦っていると、バッグの中でスマホが震えた。
無視するつもりだったけど、振動のリズムからするとどうやら電話らしい。
(もうっ…!せっかくかっきーと良い雰囲気なのに…!)
かっきーに一言入れてから、手をつないでいないほうの手でスマホを取り出すと…
画面には、4期生の同期の名前が表示されていた。
(え…?電話なんてめずらしいな…なんだろ?)
通話ボタンを押すと、予想していた通りのゆったりとした声が聴こえてきた。
??「あ、やっぱりさくちゃんだ~。こっちこっち。左のほう、見てみてー」
さくら「えっ…?左、って……ん…?…あやちゃん?!」
私に電話をかけてきたのは、同期で最年少のあやめちゃんだった。
そのあやめちゃんが、通路の20メートルほど先から手を振りながら近付いてくるのが見えた。
あやめ「えっ、かっきー?!」
あやちゃんがいた場所からは私の体でかっきーが死角になっていたので、誰と来ているのかすぐには分からなかったみたい。
私とかっきーが2人でこんなところに来ているのが意外だったのだろう。
いつも落ち着いているあやちゃんにしては驚いていた。
そして、あやちゃんに見つかってびっくりした私は、かっきーとつないでいた手を反射的にほどいてしまった…
・・・・・・・・・・
さくら「あやちゃんも来てたんだ…すごい偶然だね」
あやめ「うん、私はレイちゃんと来てるんだー。それより、さくちゃんとかっきーが2人で来てるってちょっと意外だった。お休みの日も仲良しなんだね」
(仲良しっていうか、付き合ってるんだけどね…)
かっきーも同じことを考えていたようで、困ったような顔のかっきーと目が合う。
でも、プライベートで会っていたとしても不自然ではないはずだ。バレる心配はないだろう。
あやちゃんとかっきーの3人で話していると、お手洗いに行っていたというレイもすぐに合流した。
レイは私たちの存在に気付くと、あやちゃん以上の大きな声で驚いていた。
年下のあやちゃんから「レイちゃん!声おっきいってば!」と何度か注意されているのが微笑ましい。
2人のやり取りを眺めていると、レイから一つ提案があった。
レイ「ねえねえ、せっかくだからここからは4人で見て回らない?」
提案は素直に嬉しかった。
わたしにとってレイもあやちゃんも、大好きな仲間だから。
でも…
さくら「えっ…と、そうだね…それもいい、かも…ね?かっきー?」
遥香「うん…いいんじゃないかな…?」
2人とも、なんとなく歯切れの悪い答え方になっちゃったかな…?
と心配していたら、あやちゃんがすかさずレイちゃんに声をかける。
あやめ「でもレイちゃん、2人には2人のペースがあるかもしれないよ?」
レイ「えー?いーじゃーん。同期4人でさぁー…」
その後も何度かレイちゃんが食い下がったけど、最後はあやちゃんがなだめてくれた。
・・・・・・・・・・・
あやめ「じゃあ、2人とも楽しんでね」
さくら「うん。あやちゃんも、レイと2人で楽しんきてね」
レイはまだちょっとだけ不満そうだったけど、今度はかっきーがなだめている。
そんな2人に気を取られていると、あやちゃんがそっと私の方に近付いてきた。
耳元で一言ささやかれる。
あやめ「×××××…?」
さくら「えっ…?」
その一言に驚いてあやちゃんの顔を見てみたけど、天使みたいないつもの笑顔でニコッと微笑むだけだった。
私たちはそこで元通りの2組に分かれた。
・・・・・・・・・
遥香「あの2人、ほんと仲良いよね」
さくら「うん、そうだね」
そこで、あやちゃんの一言を思い出した。
さくら「そういえば、さっきあやちゃんがね…多分レイちゃんに聞かれないようにこっそり伝えてくれたと思うんだけど…」
遥香「ん?何か言われた?」
さくら「……『手をつなぐくらい大丈夫だと思うよ?』って」
そう。
私は、あやちゃんに見つかった瞬間、かっきーと繋いでいた手を反射的にほどいてしまったのだ。
あやちゃんにはバレていないと思ってたけど、しっかり見つかっていたらしい。
遥香「それって……もしかして、あやめんって、私たちのこと…」
さくら「うん…何か気付いてるのかもね…」
そういえば、4期生で初めて選抜に選ばれたのは私とかっきー、それにあやちゃんを加えた3人だった。
初めての選抜で余裕がなかった私とかっきーだったのに、最年少のあの子だけは妙に落ち着いていたのを覚えてる。
もしかしたら、私たち2人のことをいちばん近くで見てきたのは彼女なのかもしれない。
だとしたら、私たちの変化に真っ先に気付いてもおかしくはなかった。
(だから、今日も私たちの存在に気付いたのかな…あやちゃん、すごいな…)
遥香「じゃあ、さ…あやめんもそう言ってくれてることだし…ここからは…」
かっきーは立ち上がって、私に手を差し伸べる。
さくら「うん、そうだね♥️」
かっきーの手をぎゅっと握ると、私たちは"夢の海"の探検を再開した。
~おしまい~
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