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ヤキモチ妬きな彼からの狂おしい程の愛情
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「おい、そのクソ野郎はどこのどいつだ!? 一体莉世に何の恨みがあって!」
「ゆ、雪蛍くん……落ち着いて……」
「け、けどよ!」
「お願い、今は……」
「――分かった、おい、続きを話せ」
今にも掴みかかりそうな雪蛍くんを必死に止めた私。
その事に若干納得いかない様子の彼だったけれど、私のお願いを聞き入れてくれて一旦自身を落ち着かせると、原さんに続きを話すよう要求した。
「……その、誰かというのは、今はまだ伏せさせて欲しい。申し訳ない」
「はあ!? お前、ふざけるのもいい加減に――」
けれど、原さんの言葉に再び怒りを覚えた雪蛍くんはすぐさま相手に掴みかかりそうになってしまうので、私は咄嗟に彼の手をギュッと掴み無言でその行為を止めると、
「……クソっ!」
その意図がわかった雪蛍くんは不服そうな表情を浮かべながらも私の手を握り返してくれた。
「本当にすまない。あの日、南田さんが具合が悪いと言ってラウンジを出た僕たちはエレベーターに乗った。その途中で君の意識が無くなったのを確認した僕は、予め取っていた部屋の階で降りて、君を部屋へ連れ込んだ」
やっぱり、あの日部屋でシャワー浴びていたのは原さんだったのだ。
話を聞いている途中からあの日の記憶が蘇り身体が酷く震え出すと、そんな私の手を更にギュッと握ってくれた雪蛍くんが口を開いた。
「それで、お前は……意識の無い莉世を、無理矢理……犯したって、言うのかよ……」
その言葉を口にする雪蛍くんは辛そうだった。
正直私だって聞きたくないけど、でも、今更逃げても事実は変えられないから、ハッキリさせるしかないと分かっているから、私たちは原さんの言葉を待つ。
「……いや、それは違うんだ。その、南田さんを部屋へ連れ込み、ベッドに寝かせたまでは僕のやった事なんだけど、その後僕は指示された通り部屋を出て、暫く経った後で再び呼ばれて部屋へ入り、その後は浴室でシャワーを浴びる素振りをしていただけ。それに、恐らく南田さんはあくまでも服を脱がされただけで、他は何もされてはいないはずなんだ」
「え…………それ、本当に?」
「おい、それは確かなのか!?」
原さんの言葉に、私と雪蛍くんは互いに顔を見合せてから彼に確かめた。
「恐らく。僕はそう聞いている。彼女もそこまで酷い人間じゃないんだ。君に少しばかり苦痛を与えたかっただけのはずだから」
原さんの話に何か引っ掛かりを感じたらしい雪蛍くんは急に考え込む素振りをする。
「……話を持ち掛けられた時、初めは止めるように言ったんだけど聞き入れて貰えず、君の飲み物に睡眠薬を入れて意識を奪って部屋に連れて行けという指示を受け入れた。僕はどうしても逆らう事が出来なくて、そんな真似をした。本当に済まなかった」
原さんは何度も頭を下げながら謝罪をしてくれる。
雪蛍くんの見立て通り私は彼に薬を盛られていたのだ。
その事はやはり悲しくなったけれど、私は彼と身体の関係を持ってはいなかったという事実を知れて嬉しかった。
それだけがずっと、不安で堪らなかったから。
すると、何かを考え込んでいた雪蛍くんは、「おい、今から桜乃をここに呼べ」と、原さんに向けてそう言い放った。
「雪蛍くん?」
「どうして、結萌を呼ばなければならないんだい?」
雪蛍くんの言葉に、私は勿論、原さんも彼女を呼ぶ理由が見当たらないのか首を傾げている。
「指示した人間を隠し通すつもりだったらしいが、原、お前はさっき口を滑らせたんだ。話の中で『彼女』って言った。桜乃の事なんだろ? アイツなら、莉世の事を嫌ってるのも分かる。そもそも、あの日の話をして来たのもアイツだったしな」
「…………っ」
雪蛍くんの話は図星だったようで、原さんは何も言い返せないのか黙り込んでしまう。
「早く呼べ。呼ばないなら今回の件、俺は社長に話してアンタのとこの事務所に報告させてもらうし、今後アンタのとこの事務所とは一切仕事をしないと頼むつもりだ」
「そ、それは困る! SBTNとの、君との共演NGというのは、事実上業界から干されるのと同じなんだ……」
「それが嫌なら今すぐ桜乃を呼べって言ってんだよ」
「…………分かった、連絡するよ」
雪蛍くんの言葉に観念した原さんは急いで桜乃さんに連絡を取る。
何だか電話口で揉めているようだったのだけど、話し合いの末すぐに来てくれる事になった。
それから約一時間半が経った頃、
「はぁ……何で結萌がこんなとこまで来なきゃならないのよ。本当、使えないマネージャーね」
いつになく不機嫌そうな桜乃さんがホテルへとやって来ると、あからさまな溜め息と共に原さんを睨みつけながら開口一番にそう言った。
「すまない……」
そんな彼女に言い返す訳でもなく、頭を下げて項垂れる原さん。
「それで、私に何の用なの? あ、もしかして雪蛍くん、ようやく結萌と付き合う気になった? それなら結萌、すっごく嬉しい」
そんな原さんを気にする様子もなく、桜乃さんは私たちに向き直るや否や、あっけらかんと笑顔でそう口にして雪蛍くんに近寄った。
「ゆ、雪蛍くん……落ち着いて……」
「け、けどよ!」
「お願い、今は……」
「――分かった、おい、続きを話せ」
今にも掴みかかりそうな雪蛍くんを必死に止めた私。
その事に若干納得いかない様子の彼だったけれど、私のお願いを聞き入れてくれて一旦自身を落ち着かせると、原さんに続きを話すよう要求した。
「……その、誰かというのは、今はまだ伏せさせて欲しい。申し訳ない」
「はあ!? お前、ふざけるのもいい加減に――」
けれど、原さんの言葉に再び怒りを覚えた雪蛍くんはすぐさま相手に掴みかかりそうになってしまうので、私は咄嗟に彼の手をギュッと掴み無言でその行為を止めると、
「……クソっ!」
その意図がわかった雪蛍くんは不服そうな表情を浮かべながらも私の手を握り返してくれた。
「本当にすまない。あの日、南田さんが具合が悪いと言ってラウンジを出た僕たちはエレベーターに乗った。その途中で君の意識が無くなったのを確認した僕は、予め取っていた部屋の階で降りて、君を部屋へ連れ込んだ」
やっぱり、あの日部屋でシャワー浴びていたのは原さんだったのだ。
話を聞いている途中からあの日の記憶が蘇り身体が酷く震え出すと、そんな私の手を更にギュッと握ってくれた雪蛍くんが口を開いた。
「それで、お前は……意識の無い莉世を、無理矢理……犯したって、言うのかよ……」
その言葉を口にする雪蛍くんは辛そうだった。
正直私だって聞きたくないけど、でも、今更逃げても事実は変えられないから、ハッキリさせるしかないと分かっているから、私たちは原さんの言葉を待つ。
「……いや、それは違うんだ。その、南田さんを部屋へ連れ込み、ベッドに寝かせたまでは僕のやった事なんだけど、その後僕は指示された通り部屋を出て、暫く経った後で再び呼ばれて部屋へ入り、その後は浴室でシャワーを浴びる素振りをしていただけ。それに、恐らく南田さんはあくまでも服を脱がされただけで、他は何もされてはいないはずなんだ」
「え…………それ、本当に?」
「おい、それは確かなのか!?」
原さんの言葉に、私と雪蛍くんは互いに顔を見合せてから彼に確かめた。
「恐らく。僕はそう聞いている。彼女もそこまで酷い人間じゃないんだ。君に少しばかり苦痛を与えたかっただけのはずだから」
原さんの話に何か引っ掛かりを感じたらしい雪蛍くんは急に考え込む素振りをする。
「……話を持ち掛けられた時、初めは止めるように言ったんだけど聞き入れて貰えず、君の飲み物に睡眠薬を入れて意識を奪って部屋に連れて行けという指示を受け入れた。僕はどうしても逆らう事が出来なくて、そんな真似をした。本当に済まなかった」
原さんは何度も頭を下げながら謝罪をしてくれる。
雪蛍くんの見立て通り私は彼に薬を盛られていたのだ。
その事はやはり悲しくなったけれど、私は彼と身体の関係を持ってはいなかったという事実を知れて嬉しかった。
それだけがずっと、不安で堪らなかったから。
すると、何かを考え込んでいた雪蛍くんは、「おい、今から桜乃をここに呼べ」と、原さんに向けてそう言い放った。
「雪蛍くん?」
「どうして、結萌を呼ばなければならないんだい?」
雪蛍くんの言葉に、私は勿論、原さんも彼女を呼ぶ理由が見当たらないのか首を傾げている。
「指示した人間を隠し通すつもりだったらしいが、原、お前はさっき口を滑らせたんだ。話の中で『彼女』って言った。桜乃の事なんだろ? アイツなら、莉世の事を嫌ってるのも分かる。そもそも、あの日の話をして来たのもアイツだったしな」
「…………っ」
雪蛍くんの話は図星だったようで、原さんは何も言い返せないのか黙り込んでしまう。
「早く呼べ。呼ばないなら今回の件、俺は社長に話してアンタのとこの事務所に報告させてもらうし、今後アンタのとこの事務所とは一切仕事をしないと頼むつもりだ」
「そ、それは困る! SBTNとの、君との共演NGというのは、事実上業界から干されるのと同じなんだ……」
「それが嫌なら今すぐ桜乃を呼べって言ってんだよ」
「…………分かった、連絡するよ」
雪蛍くんの言葉に観念した原さんは急いで桜乃さんに連絡を取る。
何だか電話口で揉めているようだったのだけど、話し合いの末すぐに来てくれる事になった。
それから約一時間半が経った頃、
「はぁ……何で結萌がこんなとこまで来なきゃならないのよ。本当、使えないマネージャーね」
いつになく不機嫌そうな桜乃さんがホテルへとやって来ると、あからさまな溜め息と共に原さんを睨みつけながら開口一番にそう言った。
「すまない……」
そんな彼女に言い返す訳でもなく、頭を下げて項垂れる原さん。
「それで、私に何の用なの? あ、もしかして雪蛍くん、ようやく結萌と付き合う気になった? それなら結萌、すっごく嬉しい」
そんな原さんを気にする様子もなく、桜乃さんは私たちに向き直るや否や、あっけらかんと笑顔でそう口にして雪蛍くんに近寄った。
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