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Episode1
14
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「はッ、あぁッ、ん、ッんん……」
「……亜夢……ッ」
百瀬くんのモノが私のナカをゆっくり、ゆっくりと探るように動いていく。
気持ちいいところに当たる度、声が我慢出来なくて漏れ出てしまう。
優しくしてくれているのが伝わってくるけど、それが何だか少し物足りない無くて、もう少し強引にして欲しいと思ってしまう。
だけど、そんな事言えなくて、もどかしい気持ちを抱えたまま、百瀬くんにしがみつくように抱きついた。
「……亜夢? もしかして、これじゃあ、足りない?」
「……ッ」
私の行動で言いたい事が伝わったのか、核心を突かれた私は言葉に詰まる。
「……もっと、強くしてもいい?」
「…………うん、して……欲しい」
私が言えないと分かっている百瀬くんがそう聞いてくれたので、恥ずかしさを隠す為にしがみついたまま、して欲しいと答えると、
「それじゃあ、お望み通り――」
「ひゃあっ!?」
自身の身体を起こした百瀬くんに抱き抱えられるように私の身体も起こされ、彼の上に跨る形になっていた。
「――ぁあッッ!!」
その瞬間、繋がったままだった事もあって、百瀬くんのモノが私のナカの更に気持ちいい部分に届いたせいで、またしても一人でイッてしまった。
「……亜夢は本当、感じやすいよね? そこも可愛いところの一つだけどね」
「……ッあ、……やだ、うごかない、で……ッ」
挿入されたままで動かれると、イッたばかりなのにまたすぐにイキそうになる。
快楽に身体を震わせている私の姿を目の当たりにした百瀬くんは、より性欲が掻き立てられたのか、
「……ごめん、亜夢。俺もう、我慢出来そうにない――」
「え? あッ……」
まだ少し痙攣している私の腰を掴んだ彼は「ごめん」と謝りながら、強く自身の腰を打ち付けるように動かしてきた。
その瞬間、言葉にならないくらいの快楽に飲まれ、視界が一瞬光を失いかける。
「あッ、あぁッ、んっ、……」
激しく腰を打ち付けられる度に意識が飛びそうになる中、再びベッドに寝かされる形になった私に余裕を無くした百瀬くんが唇を強引に奪ってくる。
「ッん、……ふ、ぁッ、んん――ッ」
肌と肌がぶつかり合う音に、厭らしい水音。
彼の激しい口付けと腰の律動に息も絶え絶えになりかけた、その時、
「――亜夢ッ」
「ッあ、は……ッぁ、んッ!!」
絶頂に達した百瀬くんと共に私も身体をビクビクと大きく痙攣させながら、二人同時に果てて重なり合うように身体は崩れ落ちていった。
気持ち良すぎて、暫く動けなかった私たちは少しずつ息を整え、ふと顔を見合わせると、少しだけ照れ臭くなって私の方が視線を外してしまう。
そんな私の身体を優しく抱き寄せながら、百瀬くんは耳元で問い掛けてくる。
「……亜夢、身体、痛くなかった?」
「うん、平気だよ」
「ごめんね、強引にして」
「ううん、大丈夫」
「そっか、それなら良かった」
「百瀬くん……好き」
「どうしたの、急に」
「……言いたくなったの……ダメ?」
「駄目な訳ないじゃん。ってか、イッたばっかりなのにそんな可愛い事言われると、困るんだけど……」
「……ッご、ごめん、そんなつもりじゃ、無かったんだけど……」
私が好きと言っただけなのに、百瀬くんの身体は再び反応したようで、彼のモノが少しずつ元気を取り戻していくのが分かって思わず恥ずかしくなった。
「じゃあどんなつもりで言ったの? 亜夢のせいなんだから、責任取ってよね?」
「…………ッ」
百瀬くんと出逢ってからまだまだ日は浅いけど、身体は何度重ね合わせたか知れないくらい、私たちは抱き合っている気がする。
百瀬くんとの出逢は、私を変えてくれた。
可愛いと言われる度、自信が持てるようになった。
こんなに幸せで良いのかなって思うくらい、
百瀬くんと出逢ってから、私の毎日は幸せに満ち溢れていた。
だけど、
私が幸せになるのをよく思わない有紗が当然黙っているはずはなくて、
この日から数日後、
懲りもせず、有紗は再び私の前に姿を現す事になるのだった。
「……亜夢……ッ」
百瀬くんのモノが私のナカをゆっくり、ゆっくりと探るように動いていく。
気持ちいいところに当たる度、声が我慢出来なくて漏れ出てしまう。
優しくしてくれているのが伝わってくるけど、それが何だか少し物足りない無くて、もう少し強引にして欲しいと思ってしまう。
だけど、そんな事言えなくて、もどかしい気持ちを抱えたまま、百瀬くんにしがみつくように抱きついた。
「……亜夢? もしかして、これじゃあ、足りない?」
「……ッ」
私の行動で言いたい事が伝わったのか、核心を突かれた私は言葉に詰まる。
「……もっと、強くしてもいい?」
「…………うん、して……欲しい」
私が言えないと分かっている百瀬くんがそう聞いてくれたので、恥ずかしさを隠す為にしがみついたまま、して欲しいと答えると、
「それじゃあ、お望み通り――」
「ひゃあっ!?」
自身の身体を起こした百瀬くんに抱き抱えられるように私の身体も起こされ、彼の上に跨る形になっていた。
「――ぁあッッ!!」
その瞬間、繋がったままだった事もあって、百瀬くんのモノが私のナカの更に気持ちいい部分に届いたせいで、またしても一人でイッてしまった。
「……亜夢は本当、感じやすいよね? そこも可愛いところの一つだけどね」
「……ッあ、……やだ、うごかない、で……ッ」
挿入されたままで動かれると、イッたばかりなのにまたすぐにイキそうになる。
快楽に身体を震わせている私の姿を目の当たりにした百瀬くんは、より性欲が掻き立てられたのか、
「……ごめん、亜夢。俺もう、我慢出来そうにない――」
「え? あッ……」
まだ少し痙攣している私の腰を掴んだ彼は「ごめん」と謝りながら、強く自身の腰を打ち付けるように動かしてきた。
その瞬間、言葉にならないくらいの快楽に飲まれ、視界が一瞬光を失いかける。
「あッ、あぁッ、んっ、……」
激しく腰を打ち付けられる度に意識が飛びそうになる中、再びベッドに寝かされる形になった私に余裕を無くした百瀬くんが唇を強引に奪ってくる。
「ッん、……ふ、ぁッ、んん――ッ」
肌と肌がぶつかり合う音に、厭らしい水音。
彼の激しい口付けと腰の律動に息も絶え絶えになりかけた、その時、
「――亜夢ッ」
「ッあ、は……ッぁ、んッ!!」
絶頂に達した百瀬くんと共に私も身体をビクビクと大きく痙攣させながら、二人同時に果てて重なり合うように身体は崩れ落ちていった。
気持ち良すぎて、暫く動けなかった私たちは少しずつ息を整え、ふと顔を見合わせると、少しだけ照れ臭くなって私の方が視線を外してしまう。
そんな私の身体を優しく抱き寄せながら、百瀬くんは耳元で問い掛けてくる。
「……亜夢、身体、痛くなかった?」
「うん、平気だよ」
「ごめんね、強引にして」
「ううん、大丈夫」
「そっか、それなら良かった」
「百瀬くん……好き」
「どうしたの、急に」
「……言いたくなったの……ダメ?」
「駄目な訳ないじゃん。ってか、イッたばっかりなのにそんな可愛い事言われると、困るんだけど……」
「……ッご、ごめん、そんなつもりじゃ、無かったんだけど……」
私が好きと言っただけなのに、百瀬くんの身体は再び反応したようで、彼のモノが少しずつ元気を取り戻していくのが分かって思わず恥ずかしくなった。
「じゃあどんなつもりで言ったの? 亜夢のせいなんだから、責任取ってよね?」
「…………ッ」
百瀬くんと出逢ってからまだまだ日は浅いけど、身体は何度重ね合わせたか知れないくらい、私たちは抱き合っている気がする。
百瀬くんとの出逢は、私を変えてくれた。
可愛いと言われる度、自信が持てるようになった。
こんなに幸せで良いのかなって思うくらい、
百瀬くんと出逢ってから、私の毎日は幸せに満ち溢れていた。
だけど、
私が幸せになるのをよく思わない有紗が当然黙っているはずはなくて、
この日から数日後、
懲りもせず、有紗は再び私の前に姿を現す事になるのだった。
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