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Episode1
13
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「百瀬……くん……、好き……大好き……」
好きで好きで、堪らなく大好きで、もっと愛して欲しくて彼の名前を呼んで好きの気持ちを伝えると、
「俺も、亜夢が大好きだよ。一緒に気持ち良くなろっか」
言いながら私の背に手を当て身体を優しく倒し、その上に跨った百瀬くんは私の耳元へ顔を寄せる。
そして、
「――亜夢、どうして欲しいか、言って?」
「……ッん、ふ……ぁっ、」
囁くように問い掛けてきた彼に、耳朶を甘噛みされた。
「ねぇ、どうして欲しい?」
再度そう問われ、して欲しい事を口にするのは恥ずかしいけど、もう一度キスが欲しくなった私は素直にそうお願いしてみる。
「……キス、して欲しい……」
「――いいよ」
私の言葉に頷いた百瀬くんは頬や額に優しく口付けてくれるけど、それじゃ物足りない。
「……っ、」
「どうかした?」
「そこじゃなくて、他のところにも、して?」
「他? 例えば――こことか?」
「ん……っ」
唇にして欲しいのに、百瀬くんは鼻先に口付けてくる。
「ちが……う、の…………ここ、に……して?」
これはきちんと唇にしてとお願いしないとしてくれないと理解した私は指で唇を差してお願いすると、
「亜夢はキスが大好きなんだね? 可愛いなぁ」
「――っん、……はぁ……ッんん」
ようやく唇を重ねてくれてキスが出来た。
唇を重ね合わせるキスを堪能すると、彼の唇が離れていく。
それを少しだけ淋しく思っていると、首筋や鎖骨へチュッとリップ音を立てながら徐々に下へと移動していき、胸元へ差し掛かると、片方を舌で、もう片方を指先で、固く尖った胸の頂きを弄り始めた。
「ッあ! や、ぁんッ、はぁ、っんん……!」
いきなり訪れた快楽に驚いた私は大きな嬌声を上げ、身体をくねらせて逃れようとするけど、
「そんなに大きな声を上げるくらい、気持ちいいんだよね? いいよ、もっともっと可愛い声を聞かせて? 俺に身を委ねて、亜夢の全てを、俺に見せて?」
「んっ、ふ、ぁ……ッん……」
胸の頂きを堪能したらしい彼の舌は、胸の膨らみからお腹へと這い進み、手はお尻や太腿の方へ当てられてますます逃げられなくなっていた。
「ッん、……ッあ、あ……っ」
下着に手を掛けられたと思えば、そのまま脚を持ち上げられてするりと脱がされてしまう。
あられもない姿にされて恥ずかしいのに、脚は固定されて下ろす事も出来ず、
「やっ、百瀬くん……この格好、やだ……っ」
せめて脚を下ろしてもらうようにお願いしようとすると、
「ひゃあッん!」
ニヤリと笑みを浮かべた百瀬くんは私の太腿に舌を這わせてくる。
「やっ、やぁッ」
舌が這う感覚に身体がゾクゾクと反応して腰は浮き、この何とも言えない感覚と恥ずかしさから逃れたいのに百瀬くんはそれに構わず、太腿から内側へと舌を這わせていく。
そして、
「ッやぁ! はぁ、んッ、……」
見られ、刺激を与えられたせいで私の秘部から溢れ出ていた愛液を舐め取るように、秘裂に百瀬くんの舌が這った瞬間、大きく身体が痙攣すると共に一際大きな嬌声を上げていた。
「……はぁ、ッ……はぁ……ッ」
「亜夢、今軽くイッたでしょ? まだ挿れてもないのに……本当、可愛いなぁ」
「っん、……」
私の脚を下ろして顔を上げた百瀬くんは、言いながら再び私の上に跨り直すと、髪を撫でながら額や頬にキスを落とし始めた。
こんな、見られて舌で触れられただけで達してしまうなんて、私の身体は本当にどうかしている。
百瀬くんに見られるだけで、可愛いと言われてキスを落とされるだけで、イッたばかりの身体がまた彼を求めて疼き出す。
「俺ももう、亜夢の腟内に入りたい……いい?」
「…………っ」
彼を全身が求めている中、そんな台詞を投げ掛けられた私にそれを拒否する事なんて出来なくて、コクリと頷くと嬉しそうに微笑んだ百瀬くんはズボンのポケットから避妊具を取り出し、手際良くそれを自身のモノに付けていく。
その姿を見ているだけで、私の濡れそぼった秘部は、まるで早く彼を受け入れたいと言わんばかりにひくついていた。
そして、
「亜夢――好きだよ」
「……百瀬くん……私も、好き……ッ」
唇を重ね合わせ、好きと言い合って互いを求めながら、私の腟内は彼の滾る大きな欲棒を受け入れていった。
好きで好きで、堪らなく大好きで、もっと愛して欲しくて彼の名前を呼んで好きの気持ちを伝えると、
「俺も、亜夢が大好きだよ。一緒に気持ち良くなろっか」
言いながら私の背に手を当て身体を優しく倒し、その上に跨った百瀬くんは私の耳元へ顔を寄せる。
そして、
「――亜夢、どうして欲しいか、言って?」
「……ッん、ふ……ぁっ、」
囁くように問い掛けてきた彼に、耳朶を甘噛みされた。
「ねぇ、どうして欲しい?」
再度そう問われ、して欲しい事を口にするのは恥ずかしいけど、もう一度キスが欲しくなった私は素直にそうお願いしてみる。
「……キス、して欲しい……」
「――いいよ」
私の言葉に頷いた百瀬くんは頬や額に優しく口付けてくれるけど、それじゃ物足りない。
「……っ、」
「どうかした?」
「そこじゃなくて、他のところにも、して?」
「他? 例えば――こことか?」
「ん……っ」
唇にして欲しいのに、百瀬くんは鼻先に口付けてくる。
「ちが……う、の…………ここ、に……して?」
これはきちんと唇にしてとお願いしないとしてくれないと理解した私は指で唇を差してお願いすると、
「亜夢はキスが大好きなんだね? 可愛いなぁ」
「――っん、……はぁ……ッんん」
ようやく唇を重ねてくれてキスが出来た。
唇を重ね合わせるキスを堪能すると、彼の唇が離れていく。
それを少しだけ淋しく思っていると、首筋や鎖骨へチュッとリップ音を立てながら徐々に下へと移動していき、胸元へ差し掛かると、片方を舌で、もう片方を指先で、固く尖った胸の頂きを弄り始めた。
「ッあ! や、ぁんッ、はぁ、っんん……!」
いきなり訪れた快楽に驚いた私は大きな嬌声を上げ、身体をくねらせて逃れようとするけど、
「そんなに大きな声を上げるくらい、気持ちいいんだよね? いいよ、もっともっと可愛い声を聞かせて? 俺に身を委ねて、亜夢の全てを、俺に見せて?」
「んっ、ふ、ぁ……ッん……」
胸の頂きを堪能したらしい彼の舌は、胸の膨らみからお腹へと這い進み、手はお尻や太腿の方へ当てられてますます逃げられなくなっていた。
「ッん、……ッあ、あ……っ」
下着に手を掛けられたと思えば、そのまま脚を持ち上げられてするりと脱がされてしまう。
あられもない姿にされて恥ずかしいのに、脚は固定されて下ろす事も出来ず、
「やっ、百瀬くん……この格好、やだ……っ」
せめて脚を下ろしてもらうようにお願いしようとすると、
「ひゃあッん!」
ニヤリと笑みを浮かべた百瀬くんは私の太腿に舌を這わせてくる。
「やっ、やぁッ」
舌が這う感覚に身体がゾクゾクと反応して腰は浮き、この何とも言えない感覚と恥ずかしさから逃れたいのに百瀬くんはそれに構わず、太腿から内側へと舌を這わせていく。
そして、
「ッやぁ! はぁ、んッ、……」
見られ、刺激を与えられたせいで私の秘部から溢れ出ていた愛液を舐め取るように、秘裂に百瀬くんの舌が這った瞬間、大きく身体が痙攣すると共に一際大きな嬌声を上げていた。
「……はぁ、ッ……はぁ……ッ」
「亜夢、今軽くイッたでしょ? まだ挿れてもないのに……本当、可愛いなぁ」
「っん、……」
私の脚を下ろして顔を上げた百瀬くんは、言いながら再び私の上に跨り直すと、髪を撫でながら額や頬にキスを落とし始めた。
こんな、見られて舌で触れられただけで達してしまうなんて、私の身体は本当にどうかしている。
百瀬くんに見られるだけで、可愛いと言われてキスを落とされるだけで、イッたばかりの身体がまた彼を求めて疼き出す。
「俺ももう、亜夢の腟内に入りたい……いい?」
「…………っ」
彼を全身が求めている中、そんな台詞を投げ掛けられた私にそれを拒否する事なんて出来なくて、コクリと頷くと嬉しそうに微笑んだ百瀬くんはズボンのポケットから避妊具を取り出し、手際良くそれを自身のモノに付けていく。
その姿を見ているだけで、私の濡れそぼった秘部は、まるで早く彼を受け入れたいと言わんばかりにひくついていた。
そして、
「亜夢――好きだよ」
「……百瀬くん……私も、好き……ッ」
唇を重ね合わせ、好きと言い合って互いを求めながら、私の腟内は彼の滾る大きな欲棒を受け入れていった。
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