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「や、っ……、おねが、い……、それっ、やめてぇぇッ」
「お仕置なんだから、止められないよ?」
「やっ、ん、……ぁッ、あぁッ」
太腿を撫でつつ、敏感になった花芽を何度か舐めてくると、その舌は割れ目から腟内へ侵入しようとする。
「っや! それは、ほんとにやだぁっ、そんなとこ、きたない、っから……ッ」
流石に腟内に舌を入れられるなんて恥ずかし過ぎてどうにかなりそうで、涙目になりながら必死に止めてとお願いするけど、
「前にも言ったけど、亜子さんの身体に汚い部分なんて無いよ。全部、綺麗だよ――」
「――ッッ!!」
汚い部分なんて無いと口にした竜之介くんは、腟内へゆっくり舌を入れて舌先を動かしながら、探るように刺激してきた。
舌の温かさと柔らかさや舌先が蠢く感覚、そして、この行為の羞恥心が私の身体や脳を刺激して、一気に絶頂へと昇り詰めていき、
「あ、あッ、ぁぁ――ッ」
大きく身体を仰け反らせ、目の前がチカチカしたと思ったら、頭の中が真っ白になった。
「舌だけでイッちゃったんだ? そんなに気持ち良かった?」
舌でイかされるなんて初めての経験で戸惑いしか無いし、自分の身体なのに別モノのように感じてしまう。
全身から力を無くした私は動く事が出来ず、小さく息を整えながらボーッと天井を仰いでいると、竜之介くんが濡れた口元を拭いながら嬉しそうに私を見下ろす姿が視界に入ってきた。
「可愛かったよ、イく時の表情」
「……っそんなの、可愛くなんて、ないよ……」
そんな表情が可愛いとか有り得ないし、まじまじと見られるのは本当に恥ずかしくて、私は唇を少しだけ尖らせると、ぷいっと顔を背けた。
「……もしかして、怒った?」
流石にやり過ぎたと思ったらしい竜之介くんは遠慮がちに訊ねてくるけど、それにも答えない。
怒ってる訳じゃないけど、意地悪も度が過ぎるとちょっと面白くないから。
「ごめんね、亜子さん。もうこんな意地悪しないから、許して?」
「……本当に?」
「うん。嫌がる事はしないから、怒らないで?」
少しだけ冷たい態度をとった事が余程堪えたのか、しゅんと悲しげな表情を浮かべた竜之介くんが許しを乞う。
そんな彼を前にした私はちょっと意地悪しちゃったかなと反省して、
「……恥ずかしいことは、あんまりされたくないの。それだけは、分かってね? 怒ってる訳じゃないから、そんなに悲しそうな顔、しないで?」
彼の首に腕を回しめ身体を引き寄せるように導き、驚く彼の唇に、私の方から唇を重ねていく。
「亜子、さん……?」
「こういうのは、嫌?」
「嫌な訳ないよ、嬉しいよ。ごめんね、意地悪して。好き過ぎてつい、行き過ぎちゃった」
「もう、いいよ。それにね、たまになら、意地悪な事も、されたい……かも」
毎回毎回恥ずかしい行為は嫌だけど、たまにならと期待してしまう自分が居て、二人しか居ない室内なのに彼の耳元で本音を呟くと、
「それじゃ、たまにはちょっと強引で意地悪な事も、するからね」
ホッとしたように顔を綻ばせながら、お返しとばかりに耳元で言葉を返してくれた。
顔を見合わせて互いに笑顔を交わすと、どちらからとも無く、もう一度唇を重ね合わせていく。
意地悪された仕返しに、たまには私が主導権を握ってみたくて慣れないながらも竜之介くんを求めていくと、
「……っん、ぁ、はぁ……ッ」
再度スイッチの入った彼によってあっという間に主導権を奪われ、キスをされながら耳朶や首筋を指で刺激されていた。
「りゅ……のすけ、くん……っ」
「亜子さん、そろそろ、いい?」
「うん……、竜之介くんが……欲しい……っ」
互いの体温が上昇して息も上がっていき、そろそろ彼の全てを身体の奥で感じたいと思った時、竜之介くんも同じタイミングで私を求めてくれる。
その事が嬉しくて私は恥ずかしさを感じつつも、彼の全てを欲しいと強請った。
「それじゃあ、これ、着けてくれる?」
「……うん、いいよ」
竜之介くんからお願いされて避妊具を受け取った私は向かい合って座ったまま、彼の滾るモノにそれを装着し、そして、
「亜子さん、座ったまま、しよ? 後ろ向いてここに来て?」
「え、で、でも……私、自分からなんて……」
「大丈夫、ほら、おいで?」
「…………うん」
竜之介くんに言われるがまま座っている彼の上に後ろ向きで跨ると、恥を忍んで反り立つ彼のモノを自ら腟内へと誘っていく。
「――ッんん、……あぁっ」
「……ん、」
挿れた瞬間、ゾクゾクと全身に電流が走るような感覚に見舞われた後で身体の力が抜けて竜之介くんへもたれかかってしまった。
どうやら私は挿れただけでイってしまったみたいだ。
「ご、めん……」
「良いって。それだけ気持ちよかったって事でしょ? 嬉しいよ」
もたれかかったままで『ごめん』と謝ると、竜之介くんは後ろから囁き、耳朶にキスをしてくれた。
「お仕置なんだから、止められないよ?」
「やっ、ん、……ぁッ、あぁッ」
太腿を撫でつつ、敏感になった花芽を何度か舐めてくると、その舌は割れ目から腟内へ侵入しようとする。
「っや! それは、ほんとにやだぁっ、そんなとこ、きたない、っから……ッ」
流石に腟内に舌を入れられるなんて恥ずかし過ぎてどうにかなりそうで、涙目になりながら必死に止めてとお願いするけど、
「前にも言ったけど、亜子さんの身体に汚い部分なんて無いよ。全部、綺麗だよ――」
「――ッッ!!」
汚い部分なんて無いと口にした竜之介くんは、腟内へゆっくり舌を入れて舌先を動かしながら、探るように刺激してきた。
舌の温かさと柔らかさや舌先が蠢く感覚、そして、この行為の羞恥心が私の身体や脳を刺激して、一気に絶頂へと昇り詰めていき、
「あ、あッ、ぁぁ――ッ」
大きく身体を仰け反らせ、目の前がチカチカしたと思ったら、頭の中が真っ白になった。
「舌だけでイッちゃったんだ? そんなに気持ち良かった?」
舌でイかされるなんて初めての経験で戸惑いしか無いし、自分の身体なのに別モノのように感じてしまう。
全身から力を無くした私は動く事が出来ず、小さく息を整えながらボーッと天井を仰いでいると、竜之介くんが濡れた口元を拭いながら嬉しそうに私を見下ろす姿が視界に入ってきた。
「可愛かったよ、イく時の表情」
「……っそんなの、可愛くなんて、ないよ……」
そんな表情が可愛いとか有り得ないし、まじまじと見られるのは本当に恥ずかしくて、私は唇を少しだけ尖らせると、ぷいっと顔を背けた。
「……もしかして、怒った?」
流石にやり過ぎたと思ったらしい竜之介くんは遠慮がちに訊ねてくるけど、それにも答えない。
怒ってる訳じゃないけど、意地悪も度が過ぎるとちょっと面白くないから。
「ごめんね、亜子さん。もうこんな意地悪しないから、許して?」
「……本当に?」
「うん。嫌がる事はしないから、怒らないで?」
少しだけ冷たい態度をとった事が余程堪えたのか、しゅんと悲しげな表情を浮かべた竜之介くんが許しを乞う。
そんな彼を前にした私はちょっと意地悪しちゃったかなと反省して、
「……恥ずかしいことは、あんまりされたくないの。それだけは、分かってね? 怒ってる訳じゃないから、そんなに悲しそうな顔、しないで?」
彼の首に腕を回しめ身体を引き寄せるように導き、驚く彼の唇に、私の方から唇を重ねていく。
「亜子、さん……?」
「こういうのは、嫌?」
「嫌な訳ないよ、嬉しいよ。ごめんね、意地悪して。好き過ぎてつい、行き過ぎちゃった」
「もう、いいよ。それにね、たまになら、意地悪な事も、されたい……かも」
毎回毎回恥ずかしい行為は嫌だけど、たまにならと期待してしまう自分が居て、二人しか居ない室内なのに彼の耳元で本音を呟くと、
「それじゃ、たまにはちょっと強引で意地悪な事も、するからね」
ホッとしたように顔を綻ばせながら、お返しとばかりに耳元で言葉を返してくれた。
顔を見合わせて互いに笑顔を交わすと、どちらからとも無く、もう一度唇を重ね合わせていく。
意地悪された仕返しに、たまには私が主導権を握ってみたくて慣れないながらも竜之介くんを求めていくと、
「……っん、ぁ、はぁ……ッ」
再度スイッチの入った彼によってあっという間に主導権を奪われ、キスをされながら耳朶や首筋を指で刺激されていた。
「りゅ……のすけ、くん……っ」
「亜子さん、そろそろ、いい?」
「うん……、竜之介くんが……欲しい……っ」
互いの体温が上昇して息も上がっていき、そろそろ彼の全てを身体の奥で感じたいと思った時、竜之介くんも同じタイミングで私を求めてくれる。
その事が嬉しくて私は恥ずかしさを感じつつも、彼の全てを欲しいと強請った。
「それじゃあ、これ、着けてくれる?」
「……うん、いいよ」
竜之介くんからお願いされて避妊具を受け取った私は向かい合って座ったまま、彼の滾るモノにそれを装着し、そして、
「亜子さん、座ったまま、しよ? 後ろ向いてここに来て?」
「え、で、でも……私、自分からなんて……」
「大丈夫、ほら、おいで?」
「…………うん」
竜之介くんに言われるがまま座っている彼の上に後ろ向きで跨ると、恥を忍んで反り立つ彼のモノを自ら腟内へと誘っていく。
「――ッんん、……あぁっ」
「……ん、」
挿れた瞬間、ゾクゾクと全身に電流が走るような感覚に見舞われた後で身体の力が抜けて竜之介くんへもたれかかってしまった。
どうやら私は挿れただけでイってしまったみたいだ。
「ご、めん……」
「良いって。それだけ気持ちよかったって事でしょ? 嬉しいよ」
もたれかかったままで『ごめん』と謝ると、竜之介くんは後ろから囁き、耳朶にキスをしてくれた。
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