頼れる年下御曹司からの溺愛~シングルマザーの私は独占欲の強い一途な彼に息子ごと愛されてます~

夏目萌(月嶋ゆのん)

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 私のその言葉は彼をより一層欲情させたようで、指の動きを更に強めてくる。

「あッ、やっ、あっ、だめぇッ!」

 激しい指の動きに耐え切れず、思わず大きな声を上げてしまうけれど、それを恥ずかしいとか思っている余裕すら無くて、私の嬌声に負けじと大きくなる厭らしい水音と奥から何かが掻き出されるような何とも言えない感覚に襲われながらも、あまり声を上げると凜に聞こえてしまうかもしれないと思い出した私は必死に声を抑えようとした。

 でも――

「亜子さん、このままだと辛いだろうから、とりあえず一度イかせるね」

 耳殻を舌で舐めた後、程よい低音の色っぽさのある声でそんな台詞を囁かれ、指の動きが激しさを増した、その瞬間、

「――あぁ、んッッ!」

 声にならない声を上げた私は大きく腰を浮かせると、一気に身体の力が抜けていくのと共に熱く火照り、ひくついた秘部から愛液が流れ出ていくのを感じていた。

「……はぁ、……はぁ……ッ」
「ちょっと、強くし過ぎたかな?  けど、気持ち良かったでしょ?  イク時の亜子さん、めちゃくちゃ可愛い」

 全身の力が抜けて放心状態の私の髪を優しく撫でてくれた竜之介くん。

「あんな表情かお、絶対、他の男には見せたくない。これから先は俺だけに見せてね」

 そう言いながらチュッと額にキスを落とすと、彼はベッド横にあるチェストの一番上の引き出しから何かを取り出したので、動けない私は息を整えながらそちらへ視線を移してみる。

 竜之介くんは穿いていたズボンや下着を下げると、避妊具を袋から開けて自身の滾るモノに装着していく。

「亜子さん、そんなにまじまじと見つめられると、少し照れるんだけど……」
「……あ、ご、ごめん……」

 彼のモノは想像よりも大きくて、それだけで私の秘部からは再び愛液が流れていた。

「ここは充分過ぎる程濡れてるし、これならもう大丈夫だよね」
「あ、ダメ、まだ今は……!  イッたばっかりだから……ッ」

 準備を終えた竜之介くんは再び私の脚を開くと、濡れている部分に指を当てて状態を確認して来た。

 イッばかりなのに彼の大きく滾るそれを挿れられたら、今度こそどうにかなってしまいそうで何だか少し怖くなるけど、

「ごめんね、亜子さん。あまり無理はさせたくないけど、俺がもう、我慢出来ない――」
「――ッんぁぁ!」

 そう思った時にはもう既に遅くて、受け入れ準備の整っていた私の腟内なかへ、彼のモノがグッと押し挿れられていく。

 ビクビクと痙攣する身体に、一瞬で飛びそうになる意識を何とかこらえながらも、彼の熱く滾るモノが奥深くを突いてくるので、その度に絶頂を迎えそうになる。

 けれど、イキかけると急に竜之介くんは腰の動きを緩めてしまい、イクにイケなくて切なくなる。

(あと、少しなのに……っ)

 だけどイカせて欲しいなんて自分の口からは言えなくて、言葉を紡ぐ代わりに彼を見つめると、

「その表情かお、本当にヤバい。亜子さん、もう我慢出来なさそうだし、そろそろ一緒に気持ちよくなろうか――」

 いつになく余裕の無さそうな表情を浮かべた竜之介くんは膝立ちになると、私の腰を持ち上げて太腿を引き寄せて一気に奥深くまで貫いてきた。

「――っあぁんッ!!」

 最奥を突かれ、全てを征服されているような感覚だけど、それが竜之介くんというだけで幸せな気持ちになる。

 無意識のうちに彼のモノを締め付けていたようで、「……ん、……」と竜之介くんの口から吐息混じりの声が聞こえてきて、彼も私で感じてくれているのだと知ると嬉しくてたまらない。

「――ッあ、は、んッ……あぁッ!」
「ん、亜子さん……そんなに締め付けたら、もう……っ」
「――ッ!!」

 何度も何度も腰を打ち付けられて深いところを突かれ、互いに絶頂へと昇り詰めた瞬間、全身の力が抜けたのと同時に私は意識を失っていた。
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