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向かい合ってベッドの上に座る形になった私たち。
彼の引き締まった逞しい身体を前にすると何だか恥ずかしくて、ついつい視線を下に向けてしまうけれど、その刹那、彼の腕が伸びて来ると同時に私の身体は再びベッドへと倒され、間髪入れずに竜之介くんは唇で私の胸の先端を甘噛みしてきた。
「――ッ!!」
その刺激に、思わず私の腰は跳ねるように浮いた。
「はぁんっ、……や、ぁッ」
「気持ちいい? もっと乱れて見せてよ」
私の反応に嬉しそうな表情を浮かべた竜之介くんは、両胸を両手で揉んできたり先端を舌で刺激してきたりとひたすら攻め続けてくる。
「りゅうの、すけ……くんっ、もう、やだぁ……ッ」
「本当に嫌なら止めるけど、その表情で嫌だとか言われても、説得力無いよ?」
「――ッんん!」
勿論、今の『やだ』は本当に嫌な訳じゃない。
恥ずかしいのと、同じところを攻め続けられるのが耐えられないだけ。
それが分かっている竜之介くんはフッと口角を上げると、胸を揉みながら唇を塞いできた。
激しいキスを何度も落とされて息をするのもままならず、ようやく唇が離れた瞬間に互いの唇から銀色の糸が伝っているのを見て、これまで以上に恥ずかしさを感じてしまう。
「亜子さん可愛すぎ。それじゃあ、二人でもっと気持ちよくなろう」
「――ッ」
少し息の上がった竜之介くんは私の首筋を舐めるように舌を這わせてくると、彼の手が下へと下がっていき、太腿を撫でるように触ってくる。
「っあ……ん、」
私が脚を閉じようとすると太腿を押さえ付けるように撫で上げ、今度は私の穿いているショートパンツの上から大切な部分に触れてくる。
「凄い、濡れてる」
「言わ、ないで……ッ」
キスや愛撫のせいで、下着どころかショートパンツの上からでも分かるくらいに濡れているとか恥ずかし過ぎて、思わず顔を覆っていた。
そんな私の手を優しく掴んできた竜之介くんは顔を覆っていた手をゆっくり広げると、私の瞳から薄ら滲んで伝っていた一筋の涙を指で掬い、額や頬に軽く口付けてくれる。
「ごめん、亜子さんが可愛過ぎて、もっと恥ずかしがってる姿が見たくなって、つい意地悪し過ぎた。けど、恥ずかしがる必要無いって。寧ろ嬉しいよ、だってこれだけ濡れてるって事は、それだけ俺を感じてくれてるって事だし、それに――」
再び竜之介くんの手は下へと伸びていくと、腰や脇腹辺りを撫でるように指が這い、そのままショートパンツの穿き口に指が入り込んだ刹那、下着も一緒に下げられ脱がされてしまう。
「――ッあ!」
一糸纏わぬ姿になった私は恥ずかしくても隠しようがなく、それどころか竜之介くんの両手で両脚を掴まれて強引に開かされると、その間に彼の身体が入って来て、脚すら閉じられない格好へと持っていかれてしまう。
「っやぁ……」
初めてでは無いのに、まるで初体験の時みたいに恥ずかしく、どうしたらいいのか分からなくなる。
「――もっと亜子さんが乱れる姿を見てみたい。悪いけどもう、止められない」
そんな台詞を耳元で囁かれて舌で耳朶を舐められ、下腹が疼き、蜜口は今以上の快楽を求めようとひくついているのが分かる。
それに気付いたらしい竜之介くんはそこへ指を這わせ、割れ目をなぞるように上下させる。
「やっ、あ、あッ……ん、ッ」
「こんなに溢れて来てる、よっぽど気持ちいいんだ? けど、物足りないって顔、してるよね?」
「そ、んなこと……っあ!」
そして、彼の男らしく骨張った長い指が一本、私の腟内へと差し込まれていく。
厭らしい水音が聞こえて来るのと、竜之介くんの指が私の弱い部分を何度も刺激して来るのとで頭の中が真っ白になっていく。
(何これ……、指だけなのに、おかしくなりそう……)
キスや愛撫、指を挿れられただけでこんなにも身体が疼き、反応するなんて今まで無い経験だった。
それはこれまでの人が下手だったのか、それとも竜之介くんが上手いのか分からないけれど、こんな状態で彼のモノを挿れられたらどうなってしまうのか、その状況を期待している自分もいるけど、未知の刺激を感じる事を怖いとも思っていた。
「……ッあ、ん、……やっ、」
そんな私をよそに、彼は二本目の指を差し込んでくる。
濡れているせいか、すんなり彼の指を受け入れている自身の身体に驚きつつも、段々指だけでは物足りなくなっている自分がいて、気付けば、
「……りゅ、のすけ、くん……、ゆびじゃ、いや……」
自ら彼を求めてしまっていた。
彼の引き締まった逞しい身体を前にすると何だか恥ずかしくて、ついつい視線を下に向けてしまうけれど、その刹那、彼の腕が伸びて来ると同時に私の身体は再びベッドへと倒され、間髪入れずに竜之介くんは唇で私の胸の先端を甘噛みしてきた。
「――ッ!!」
その刺激に、思わず私の腰は跳ねるように浮いた。
「はぁんっ、……や、ぁッ」
「気持ちいい? もっと乱れて見せてよ」
私の反応に嬉しそうな表情を浮かべた竜之介くんは、両胸を両手で揉んできたり先端を舌で刺激してきたりとひたすら攻め続けてくる。
「りゅうの、すけ……くんっ、もう、やだぁ……ッ」
「本当に嫌なら止めるけど、その表情で嫌だとか言われても、説得力無いよ?」
「――ッんん!」
勿論、今の『やだ』は本当に嫌な訳じゃない。
恥ずかしいのと、同じところを攻め続けられるのが耐えられないだけ。
それが分かっている竜之介くんはフッと口角を上げると、胸を揉みながら唇を塞いできた。
激しいキスを何度も落とされて息をするのもままならず、ようやく唇が離れた瞬間に互いの唇から銀色の糸が伝っているのを見て、これまで以上に恥ずかしさを感じてしまう。
「亜子さん可愛すぎ。それじゃあ、二人でもっと気持ちよくなろう」
「――ッ」
少し息の上がった竜之介くんは私の首筋を舐めるように舌を這わせてくると、彼の手が下へと下がっていき、太腿を撫でるように触ってくる。
「っあ……ん、」
私が脚を閉じようとすると太腿を押さえ付けるように撫で上げ、今度は私の穿いているショートパンツの上から大切な部分に触れてくる。
「凄い、濡れてる」
「言わ、ないで……ッ」
キスや愛撫のせいで、下着どころかショートパンツの上からでも分かるくらいに濡れているとか恥ずかし過ぎて、思わず顔を覆っていた。
そんな私の手を優しく掴んできた竜之介くんは顔を覆っていた手をゆっくり広げると、私の瞳から薄ら滲んで伝っていた一筋の涙を指で掬い、額や頬に軽く口付けてくれる。
「ごめん、亜子さんが可愛過ぎて、もっと恥ずかしがってる姿が見たくなって、つい意地悪し過ぎた。けど、恥ずかしがる必要無いって。寧ろ嬉しいよ、だってこれだけ濡れてるって事は、それだけ俺を感じてくれてるって事だし、それに――」
再び竜之介くんの手は下へと伸びていくと、腰や脇腹辺りを撫でるように指が這い、そのままショートパンツの穿き口に指が入り込んだ刹那、下着も一緒に下げられ脱がされてしまう。
「――ッあ!」
一糸纏わぬ姿になった私は恥ずかしくても隠しようがなく、それどころか竜之介くんの両手で両脚を掴まれて強引に開かされると、その間に彼の身体が入って来て、脚すら閉じられない格好へと持っていかれてしまう。
「っやぁ……」
初めてでは無いのに、まるで初体験の時みたいに恥ずかしく、どうしたらいいのか分からなくなる。
「――もっと亜子さんが乱れる姿を見てみたい。悪いけどもう、止められない」
そんな台詞を耳元で囁かれて舌で耳朶を舐められ、下腹が疼き、蜜口は今以上の快楽を求めようとひくついているのが分かる。
それに気付いたらしい竜之介くんはそこへ指を這わせ、割れ目をなぞるように上下させる。
「やっ、あ、あッ……ん、ッ」
「こんなに溢れて来てる、よっぽど気持ちいいんだ? けど、物足りないって顔、してるよね?」
「そ、んなこと……っあ!」
そして、彼の男らしく骨張った長い指が一本、私の腟内へと差し込まれていく。
厭らしい水音が聞こえて来るのと、竜之介くんの指が私の弱い部分を何度も刺激して来るのとで頭の中が真っ白になっていく。
(何これ……、指だけなのに、おかしくなりそう……)
キスや愛撫、指を挿れられただけでこんなにも身体が疼き、反応するなんて今まで無い経験だった。
それはこれまでの人が下手だったのか、それとも竜之介くんが上手いのか分からないけれど、こんな状態で彼のモノを挿れられたらどうなってしまうのか、その状況を期待している自分もいるけど、未知の刺激を感じる事を怖いとも思っていた。
「……ッあ、ん、……やっ、」
そんな私をよそに、彼は二本目の指を差し込んでくる。
濡れているせいか、すんなり彼の指を受け入れている自身の身体に驚きつつも、段々指だけでは物足りなくなっている自分がいて、気付けば、
「……りゅ、のすけ、くん……、ゆびじゃ、いや……」
自ら彼を求めてしまっていた。
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