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使用人フロースの回想

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「ああッ♡もうダメえ♡」
「ううう…オレも。もう出すからね、フロース」
オレは辛抱たまらず、熱い精液を吐き出した。
大人しくなったムスコを引き抜こうと腰を引くと、フロースのナカは名残惜しそうにまたキュウっ♡とムスコを締めてきた。
オレのムスコは何かと落ち着きがなくワガママだが、フロースのナカも大概である。

この締めつけによる刺激で、ムスコがまた元気を取り戻しはじめた。
そんなわけでこの後は、ゲムマのナカに射精し、それが終わればまたフロースのナカに射精を3回くらい繰り返した。
繰り返すうち、ゲムマはすっかり性の虜になり、自分から求めるようになってきて最高だった。
ベータの使用人の子とするのは、オメガちゃんたちに比べればあんまり気持ちがいいとは言えない。
しかし、快感のためだけに子種をムダ撃ちする楽しみは、オメガちゃんとするのとは比べものにならないワクワク感がある。

オメガちゃんとするのは完全に種付け目的なのだけど、ベータの使用人の子とするのは、ただ「気持ちいいから」に過ぎない。
孕ませるためでなく、気持ちいいからというだけで射精する。
これほどの贅沢があるだろうか。
おまけに、今回の場合は兄弟丼プラス処女強奪というお楽しみ欲張りセットである。
贅沢に贅沢を重ねたお楽しみの後、睡魔に襲われて、オレはそのまま眠りについた。






領主に散々犯されたフロースは、深夜に目が覚めた。
広いベッドの上、隣では領主が気持ちよさそうに寝ていて、そのまた隣に弟の姿が見えた。

フロースはこの屋敷に勤めてかれこれ1年半経つ。
初めのうちは慣れない仕事に四苦八苦したものだが、数ヶ月もするとすっかり落ち着いてきて、仕事もしっかりこなせるようになっていた。
しかし。半年を過ぎたあたりから、異変が起きた。
掃除をしても洗濯をしても庭仕事をしても、なぜだかいつでも下半身が熱くなり、むずむずするのだ。
最初のうちは気のせいかと思われたが、どうやら屋敷の使用人がみんなその謎の症状に悩まされているらしく、よくみると腰をもじもじ動かしている者や、壁を拭くフリをして前を壁に擦りつけて自分を慰めている者もいた。

フロースも似たようなもので、むずむずがなかなか治らなくて辛抱たまらなくて、トイレや自室に駆け込んで自分で処理したこともある。
しかし、それでもなお鎮まる気配はない。
この違和感の原因を知るのに、時間はかからなかった。

原因は、この屋敷の主人であった。
この地域一帯の領主たる彼はすこぶる漁色家で、献上されてきたオメガに片っ端から手を出していた。
それだけならまだしも、ベータの使用人たちにまで手を出す始末。
おまけに、「強制発情淫術」なるものを開発して、ベータの使用人たちをコレで抵抗できないようにしてから事に及ぶのだという。
フロースが感じた違和感の正体はコレであった。

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