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若目

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テネル 軟体の28歳

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後日、オレは別なお楽しみを思いついて、今度のお相手の部屋に向かった。
このお楽しみはきっと、彼としか楽しめないはずだ。

次に決めたお相手はテネルという子だ。艶めく黒髪に黒目がちの吊り目、細い鼻梁、ツンとした唇が猫を思わせる美青年である。

元は見せ物小屋なんかの軽業師だったらしい。
そのせいか、体がバレリーナみたいにとても柔らかい。
これならいろんな体位を試せそうだし、これからやるプレイも難なくこなせそうだ。


「やあ、テネル」
「おや、いらっしゃいまし領主さま」
オレが部屋に入るやいなや、テネルは嬉しそうにオレを出迎えてくれた。
気が早いのか、それともこれからのお楽しみを期待しているのか、テネルはオレをベッドに誘導してきた。

「テネル、きみは子どもの頃軽業師だったんだってね」
2人してベッドに乗り上げると、オレはさっそく切り出した。
「ええ。そのおかげでどんな体位もお手のものですし、きっとお産にも障ることなどありません」
テネルは嬉しげに言うと、立ち上がって片脚を上げ、いわゆる「I字バランス」の体勢を取った。

そのとき、テネルが着ているホームドレスの裾がまくれ上がってチラッと白い太ももが見えた。
オレがわずかに首を動かせば、レース生地の透けた白い下着まで見えた。
お股とお尻におパンツが食い込む様がなんともエッチで、ムスコがピクリと反応してしまう。

「いいねえ。キミとならどんなことでもできそうだ」
「ええ、わたくしにできることなら、何でも任せてくださいませ!」
テネルは持ち上げていた脚を下げて、オレの隣に座った。
「そうか。それなら、試してみたいことがあるんだけど、いいかな?」
「はい!何なりとお申し付けください!」
テネルがにっこりと笑う。
彼は体と同様、性格も柔和であるらしい。




「……領主さまったら、好き者ですねえ」
ベッドにうつ伏せに寝転がるテネルが、心なしか楽しそうな声で話しかける。
「縛られてるのに、ずいぶん余裕だね」
赤いロープで後ろ手に縛られているテネルを見下げながら、オレは唇の両端を緩むのを感じた。

これがオレのやってみたかったプレイなのだ。
テネルはいま、相手を後ろ手に縛って両腕を背中に固定する「罪人縛り」の状態で縛られている。

本音を言えば、白い肌に赤いロープが複雑に絡まり合う様が見たかったのだけど、今回はシャツの上から縛っている。
ロープとの摩擦で肌を傷つける危険があるからだ。
さすがに傷つける気はないので、このあたりは妥協できる。

腕はしっかり縛っているが、下半身は素っ裸したので、かわいいお尻は剥き出しのまま。
緊縛した上でこのお尻をバックで犯すことを想像すると、またしてもムスコが反応してしまう。

さあ、これからお楽しみだ。
と思った矢先に、テネルが「あっ…♡」と声を漏らした。
どうやら発情が始まったらしい。





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