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若目

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メガネっ子ディアン 30歳

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したがって、ティミドゥスには強制発情淫術も使っていない。
気持ちよくなってはお仕置きにならないからね。

嫌がる様子がかわいくて興奮するからとか、ティミドゥスは臆病だから抵抗してこないため淫術は必要ないとか、決してそんな理由ではない。
断じて違う。
念のため強く主張しておく。

「い、いや…やめてえ」
ティミドゥスはとうとう泣き出した。

オレを振り解こうとモゾモゾ激しく身じろぎするものだから、ティミドゥスのお尻との摩擦で、ムスコが反応してしまった。

「こら、動いちゃダメだよ。こんなになっちゃうからねー♡」
オレはちょっとだけ腰を浮かせて、反応したムスコをティミドゥスのお尻にグリグリ押し当てた。

「あ、や、やめてください……お許しを…」
「じゃあ、2度とカップやお皿を割ったりしないこと。いいね?」
「はい…誓います」
「次やったら、今度はこんなじゃ済まないかもよ~?」
オレはなるだけ低い声を出して、ティミドゥスの耳元で囁いた。

「ひっ…は…はい、約束します……もう、2度とこのような粗相はいたしません……」
ティミドゥスの目に、じんわり涙が浮かんでくる。

セルウィトルが精液びゅっびゅされたという話が、ベータの使用人の間で一気に広まったらしい。
自分たちはオメガではないから無関係と思っていただけに、この事実は彼らには衝撃だったようだ。

領主に目をつけられれば、強制的に精液びゅっびゅされ、粗相をすればえっちなお仕置きが待っている。
これを知った使用人たちは現在、かなり戦々恐々としているらしく、以前よりかしこまった態度でオレに接するようになった。

中には、オレを見るなり子鹿みたいに震え上がる子もいた。
そんな目で見つめないでよ、興奮しちゃうじゃないか♡
ますます精液びゅっびゅしたくなっちゃう♡

「じゃあ、割れたカップを片づけておいてね。オレは別に用事があるから」
オレはティミドゥスを解放すると、名簿に視線を戻した。
次のお相手とのお楽しみを考えているうちに下半身が滾って熱くなる。
オレはそれをなんとか抑えつつ、名簿のページをめくった。

お、この子いいな。
発情期がもうすぐみたいだし、いままで抱いたことのないタイプだ。
よーし、次はこの子にしよ♡
オレは泣きながらカップを片付けているティミドゥスに背を向けて、自室を出ていった。




オレの次のお相手は、ディアンというオメガちゃんだった。


ディアンは現在30歳。
髪をいつでもきっちりしっかり七三分けにした、黒縁のメガネをかけたオメガちゃんで、その外見を裏切らない真面目な堅物タイプ。
たぶん、双子ちゃんとは真逆のタイプだし、相性もあまり良いとは言えないだろう。

ディアンはエリート一家のご子息様の中で唯一生まれたオメガということもあってか学もあり、その気風に沿ったように、身だしなみはいつも整えられている。


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