ハートの瞳が止まらない

若目

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越える一線

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「…濡れてるな」
五井は男の子の恥部に付着した精液を指先ですくい取った。
男の子が未経験ということは、おそらくそう簡単に挿入まで至らないだろう。
それだと、指を挿れてじっくり慣らしていく必要があるし、指を挿れるのでさえ潤滑剤が要る。
せっかくだし、というのも変だけれど、男の子の精液を潤滑剤にしようと考えた。

「脚を開げて」
「あ…はい」
五井が指示通りに、男の子がおずおずと脚を開く。
五井と比べると頼りない大きさの男根と陰毛が、はっきりと目に入ってきた。
「今からここに指を挿れるけど、痛かったら言うんだよ」
「う…はい……」
五井が尻の合わいに指を充てがうと、男の子がビクッと身震いした。

「挿れるよ」
「ううっ…」
五井がゆっくり中指を挿入すると、男の子が呻いた。
男の子の体内はかなり狭く、挿入した中指を押し戻さんばかりの圧がかかる。
「いま、中指だけ挿れてるんだけど、どうだい?痛い?」
男の子の様子を伺いながら、体内で中指を小刻みに動かしてみる。
「だ、だいじょうぶ…」
男の子が呟く。
実際、指にかかる圧はさっきよりも抑えめになっているから、無理をしているわけではなく本当に大丈夫なのだろう。
「そうか。じゃあ、次は人差し指も挿れていくからね」
「は、はい。うあっ!」
男の子の返事を聞いて、五井は今度は人差し指を挿れてみた。
しかし、また圧力がかかって、さっきより挿れにくくなった。
おそらく、男の子が緊張のあまり体に力を入れてしまったのだろう。

「力を抜いて。じゃないと挿れにくいから」
「はい…」
五井に言われて、男の子は気まずそうな顔をした。
「息を吐いて」
五井の言う通り、男の子がめいいっぱいハアーッと息を吐く。

「ふあっ!?」
男の子が息を吐ききると同時に、五井は人差し指を奥に進めていく。
すると、さっきよりは幾分かスムーズに挿入できた。
「動かすよ」
「はい…あっ⁈ひっ…んん!ああ⁈え、あ、なに…これえ……」
2本の指で体内を掻き回すと、男の子が体を震わせて、驚いた様子を見せた。
だな」
五井はボソリと呟いた。
初体験の相手をしたことはある。
しかし、だいたいは挿入までに難儀するのが常であったから、感じるポイントがこんな簡単に見つかることがあるのか、と五井は感心していた。

「んっ…んんっ、あうッ♡ああっ、コレ、すごいい♡」
体内で指を動かすと、男の子は身をよじって鳴いた。
「すごいな、もうほぐれてきた」
五井は男の子の体内から指を引き抜いた。
「へ…?」
男の子が呆けた声を出す。
何の前振りもなく、いきなり指を引き抜かれたものだから、戸惑っているのだろう。

「今度はを挿れるからね」
五井は前をくつろげて、自分の男根を晒した。
男の子の痴態を目の当たりにし続けて情欲を煽られた五井の男根は、すっかりいきり勃っていた。
男の子の手前、冷静なフリをしていても、体は正直だ。

「ひっ…」
男の子が、肉食獣を目前にした小動物のように怯んだ様子を見せた。

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