小さくて不可思議な体験

小さな違和感

20年ほど前の話になります。

工場に新たな機械を導入する目的で 同僚 約20名で2週間 O神温泉に滞在。
宿は温泉街の中央に近い場所の割に 小ぢんまりしており、清潔感の有る旅館でした。
通された部屋は 廊下をひたすら歩き、奥まった所に在る、古ぼけた4階建ての最上階の更に奥まった大部屋2部屋。
通路は 薄暗く 圧迫感の感じられる建物でした。
10名ずつに別れて、早速の酒盛り。
騒いだ中で 誰かが、「この様な部屋に飾って在る絵の裏にお札が在るかもしれないな。」一瞬 静まり帰った後、一人が立ち上がり 絵の裏を確認。青ざめる人。
絵の裏に、確かに お札が貼って有りました。
その後の2週間は、ただ寝るだけで、無事に終了しました。