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ライダ様との出会いから現在まで

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「ついにたどり着きましたね。ここからは更に隠密な行動を心がけましょう」

アルゴが自らを盾とするように先導してくれている。

予め、私と妹は黒いローブを羽織っているため、すぐに身バレすることはないだろう。

アルゴらは道中で髪をばっさりと切り変装をしている。

何もそこまでしなくてもとは思ったもののライダ様に見つかってしまっては意味もないため、仕方のない行動だった。


もしラルダがいるのだとしたら、この辺のはず。

詮索を続けるが、一向に彼の姿は見えない。

もしかすると、ライダ様が屋敷に連れ帰ったのだろうか。

そうだとすると、とんでもない仕打ちを受けてそうだ。

心配は増すばかりで拉致もあかない。

これは、引き返さない方が良かったかもしれない。

「お姉様ちょっとよろしいですか? おそらく……ラルダさんのものと思われる品が見付かりました……」

チェルシーは真剣な眼差しと震える声音だ。
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