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14話 先生とお手伝いさん
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受け取った鍵を部屋の鍵穴に入れようとして迷う。
榊原くんは一体何者で何がしたいのか知りたいと思うほど分からないのだ。
私は最上階クラスの部屋を予約した覚えはないし
先程のゲームの宿泊券は使ってない。
開けなくてもこの部屋の広さが入り口から分かる。
なんとなく鍵を開けるのを躊躇していると入り口のドアが内側に開いて見違えた人が中から現れてた。
「先生、来てくれたんですね」
よかった・・・。
榊原くんは安堵して肩を落として息をしている。
緊張が解けたようだった。
反対に私の緊張しだした。
「どうしたの、その格好?」
彼が今着用しているのはTシャツでもなければウエイター服でもない。
洗礼されたスーツを着ていていつも以上に妙に大人っぽく見える。
「まあ、話をするからには俺の事信用してもらおうと思ってこの格好なんですけど・・・」
まずは部屋に入って下さい。
そう言われ部屋に入ると目に入ったのは都内の夜景が映る窓だった。
広い内装に圧倒される。
「すごい!」
展望台でもないのに角にある部屋だからか窓は少しだけL字になっている。
タワーや展望台なんて普段行かない。
それがこの部屋で楽しめる。
窓辺に近づいて夜景を見る。
「夜景もおすすめなんですけど夕方が一番見応えありますよ」
と彼は前にこの部屋にやけに詳しい。
「ホテルの人に教わったの?」
「いえ、俺の感想です」
彼は意味深に言うとテーブルにあるシャンパンを開けてグラスに注いだ。
「さっきは渡せませんでしたがどうぞ」
「・・・榊原くんってたまに本当に性格悪いよね」
まぁ、さっきは私もやりすぎたが何も音沙汰がなくて今も彼に何を言われるか分からない一抹の不安が拭えない。
(何を聞かされるんだろう)
まだ酔っていないのに今度こそ恐怖で本当に気持ち悪くなって来た。
こんな時に!
橋本さんに仮病を使ってバチが当たったのかもしれない。
私が下を向いていると榊原くんは
「先生、体調が悪いんですか?」
と言われ
「・・・ごめん、少し」
そう言うと彼は
「水飲めます?」
と今度は水を淹れてくれた。
いつもの榊原くんだ。
やっぱりウエイター姿もスーツ姿も素敵だけど
甲斐甲斐しい彼の姿を見れて安心し少し落ち着いた。
「ごめんなさい。榊原くんにフラれちゃうのかなって思ったら怖くて・・・。緊張してしまったの」
そう吐き出すと今度は彼が驚きの声をあげた。
「そんな事俺が言うわけないでしょう」
「でも、バイト辞めてから返信そっけないし。
私、ミツヤさんと別れる前も似たような感じだったから不安で」
そこまで言うと彼は私に目線を合わせ
「ごめんなさい!」
と頭を下げた。
「俺、自分の事先生に知られるの不安で返信ずっと濁してて。
でも、そんなの俺の都合でした」
すみませんでしたとひたすら頭を下げる彼に意を決して質問する。
「榊原くんは何者なの?」
ひと息つくと彼の口から信じられない事実が語られた。
「跡取りなんです。ここのホテルの」
「!」
驚いて何も言えないでいると
「驚きましたよね」
隠していてすみませんでしたとまた彼は謝る。
「榊原くんは何がそんなに怖いの?」
そう言うと彼はもう一つ話があった。
気を悪くしないでくださいねと話されたのは彼の過去の恋愛経験が産んだトラウマだった。
大学で初めて出来た彼女が友達に取られた事だ。
「俺の大学は自分と似たような家柄のやつがまわりにいて前の彼女もまあ、そんな家の子でね。
友達と2人正々堂々アプローチしてその時、彼女は俺を選んでくれたんですけど。
返品されたんです。
思ったのと違うって。
それだけなんですけど
地味にそれがトラウマだったんです。
別れ話した時に彼女に酸っぱく言われました。
クリスマスは普通彼女から言わなくても彼氏からデートを提案するものでしょうって。
俺、将来ここを継ぐって事以外考えてなかったからバイトも無理言って自分の系列以外のホテルで数時間だけさせてもらってたんですね。
まあ、コネがあると逆に採用されにくいけどなんとか短時間入れてもらってたんです。
でもこの業界クリスマスは商戦でしょ」
そこまで言われて彼が失恋した事情が分かった。
「まあ、フラれた原因はダサいんですけど。
元に先生を同じ目に合わせるし」
そういえば一番最初に新人賞に行くと彼に話した際最初彼は行く事を勧めたはずだ。でも私が日時や場所を聞いて動揺していた。
「継ぐのはまだ先です。でも先生のバイトを辞めたのは大学最後の年だから最後は自分の系列でインターン入れました。
でも、もし先生に俺の仕事が原因でフラれたらと思ったら怖かったんです」
そう全て話されてやっと私も彼に言いたい事が分かった。
「私は確かに作家で・・・、書いてる小説もラブストーリーが多いから良くロマンチストだねとか勝手に言われるの」
まあ、その通りなんだけどと前置きで話す。
「はい・・」
彼は素直に私の話を聞く。
「でも作家業も本来休みは自由だし、忙しかったら休みが休みじゃなくなるし。
新人賞や忘年会はどうしても12月末に固まるの。
だから榊原くんの気にしてる部分は私も同じなの」
「まあ・・確かにそうですけど」
「だからクリスマスは毎年2人で決めるのはどうかな?」
彼に提案する。
「いいんですか?」
彼はまだ不安なのか聞き返す。
「あ、でも後から嘘つかれるのは嫌だから、クリスマスは仕事って分かってるけど、できたらはぐらかさないで電話かメールはさせてほしい」
「・・・はい。それくらいだったら」
絶対しますと彼は言う。
「ほんとに~?」
榊原くんを真似してイタズラっぽく返す。
「先生の方が俺より性格悪いじゃないですか」
ハハッとクシャッとした顔で彼は笑う。
私も堪えきれずフフッと笑う。
そのまま、お互い視線が合うとキスをした。
「ンッ・・、フッ」
彼と何度もキスした後、ほんの少しだけ冷たい彼の手が胸を触る。
道具を使った行為ではなく全て彼によって触られてると思うとどこか嬉しさを感じる。
いつのまにか彼の手は私の脚を開かせると先端を指の腹で撫で、もう片方の指の動きで感じるところを探し当てるように刺激した。
「先生、どうですか?」
ビクッと陸に出た魚みたいに自分が跳ねた気がして
訳が分からないままでいる。
しばらく、落ち着くまで彼は頬にキスをしてくれる。
そこで今まで密かに願っていた事を彼に伝えてみた。
「すぐるくん、名前呼んで欲しい」
小声でそう言うと彼は笑って
「のどかさん、入れますよ」
先端が私の入り口に当たったと思ったらすぐに『彼』は入ってきた。
繰り返えされる強い刺激に耐える為必死に彼から逃げようとする。
しかし、彼は私を抱え込み逃してくれない。
彼から逃げれないと諦めた時、ふいに一番感じるところに『彼』がぶつかり
「ーッ!!」
と2人同時に絶頂を迎える。
次に目を開くと眩しい朝日が大きな窓ガラスから差し込み目が覚めた。
よく見たら隣にはまだ彼が珍しく寝ていた。
いつも私より早いのに。
起こすのがかわいそうだが私は彼のスケジュールを把握していない。
一旦起こした方が良いのだろうかと悩んでいると
彼はいつの間にか1人でベッドから起き上がった。
「うわ、俺先生より寝てました?起こしてよかったんですよ」
呼び方が名前から先生に戻ってる。
寝ぼけながらも真面目な彼に忠告する。
「すぐるくん、今日は休みなんだよね?」
「はい。4連勤明けたからつい寝てしまいました。
でも、ここは朝食もおすすめで・・」
「職業病すぎるよ。じゃあ私が起こすからまだ寝ていて。その、また連れてきて」
「分かりました。お言葉に甘えます」
その1時間後再び彼は目を覚ました。
先にシャワーを浴びた私と交換して着替えてチェックアウトを済ませた。
なんだか一瞬だけ甘えてくれた彼に立場が少し逆転したみたいだ。
タクシーを使って駅の近くであえて降りる。
この周りはお洒落な喫茶店や店舗が集まるエリアだ。
モーニングの代わりに早めのブランチを取ろうと私達は入る店を探す。
「先生」
とクセが抜けない彼に
「のどかです」と訂正させる。
「のどかさん、俺いい事思いついたんですけど」
すぐるくんはすっかり回復して上機嫌だ。
「何?」
入れたい店を見つけたのだろうか。
賑やかな街並みについ浮つき先頭を歩いていたが彼の提案に耳を傾ける。
「俺と一緒に住みませんか?
快適に過ごせると思うんですけど」
確かにそれには賛成だ。
「よろしくお願いします」
最初に会った時みたいに私は彼に小さくお辞儀をした。
榊原くんは一体何者で何がしたいのか知りたいと思うほど分からないのだ。
私は最上階クラスの部屋を予約した覚えはないし
先程のゲームの宿泊券は使ってない。
開けなくてもこの部屋の広さが入り口から分かる。
なんとなく鍵を開けるのを躊躇していると入り口のドアが内側に開いて見違えた人が中から現れてた。
「先生、来てくれたんですね」
よかった・・・。
榊原くんは安堵して肩を落として息をしている。
緊張が解けたようだった。
反対に私の緊張しだした。
「どうしたの、その格好?」
彼が今着用しているのはTシャツでもなければウエイター服でもない。
洗礼されたスーツを着ていていつも以上に妙に大人っぽく見える。
「まあ、話をするからには俺の事信用してもらおうと思ってこの格好なんですけど・・・」
まずは部屋に入って下さい。
そう言われ部屋に入ると目に入ったのは都内の夜景が映る窓だった。
広い内装に圧倒される。
「すごい!」
展望台でもないのに角にある部屋だからか窓は少しだけL字になっている。
タワーや展望台なんて普段行かない。
それがこの部屋で楽しめる。
窓辺に近づいて夜景を見る。
「夜景もおすすめなんですけど夕方が一番見応えありますよ」
と彼は前にこの部屋にやけに詳しい。
「ホテルの人に教わったの?」
「いえ、俺の感想です」
彼は意味深に言うとテーブルにあるシャンパンを開けてグラスに注いだ。
「さっきは渡せませんでしたがどうぞ」
「・・・榊原くんってたまに本当に性格悪いよね」
まぁ、さっきは私もやりすぎたが何も音沙汰がなくて今も彼に何を言われるか分からない一抹の不安が拭えない。
(何を聞かされるんだろう)
まだ酔っていないのに今度こそ恐怖で本当に気持ち悪くなって来た。
こんな時に!
橋本さんに仮病を使ってバチが当たったのかもしれない。
私が下を向いていると榊原くんは
「先生、体調が悪いんですか?」
と言われ
「・・・ごめん、少し」
そう言うと彼は
「水飲めます?」
と今度は水を淹れてくれた。
いつもの榊原くんだ。
やっぱりウエイター姿もスーツ姿も素敵だけど
甲斐甲斐しい彼の姿を見れて安心し少し落ち着いた。
「ごめんなさい。榊原くんにフラれちゃうのかなって思ったら怖くて・・・。緊張してしまったの」
そう吐き出すと今度は彼が驚きの声をあげた。
「そんな事俺が言うわけないでしょう」
「でも、バイト辞めてから返信そっけないし。
私、ミツヤさんと別れる前も似たような感じだったから不安で」
そこまで言うと彼は私に目線を合わせ
「ごめんなさい!」
と頭を下げた。
「俺、自分の事先生に知られるの不安で返信ずっと濁してて。
でも、そんなの俺の都合でした」
すみませんでしたとひたすら頭を下げる彼に意を決して質問する。
「榊原くんは何者なの?」
ひと息つくと彼の口から信じられない事実が語られた。
「跡取りなんです。ここのホテルの」
「!」
驚いて何も言えないでいると
「驚きましたよね」
隠していてすみませんでしたとまた彼は謝る。
「榊原くんは何がそんなに怖いの?」
そう言うと彼はもう一つ話があった。
気を悪くしないでくださいねと話されたのは彼の過去の恋愛経験が産んだトラウマだった。
大学で初めて出来た彼女が友達に取られた事だ。
「俺の大学は自分と似たような家柄のやつがまわりにいて前の彼女もまあ、そんな家の子でね。
友達と2人正々堂々アプローチしてその時、彼女は俺を選んでくれたんですけど。
返品されたんです。
思ったのと違うって。
それだけなんですけど
地味にそれがトラウマだったんです。
別れ話した時に彼女に酸っぱく言われました。
クリスマスは普通彼女から言わなくても彼氏からデートを提案するものでしょうって。
俺、将来ここを継ぐって事以外考えてなかったからバイトも無理言って自分の系列以外のホテルで数時間だけさせてもらってたんですね。
まあ、コネがあると逆に採用されにくいけどなんとか短時間入れてもらってたんです。
でもこの業界クリスマスは商戦でしょ」
そこまで言われて彼が失恋した事情が分かった。
「まあ、フラれた原因はダサいんですけど。
元に先生を同じ目に合わせるし」
そういえば一番最初に新人賞に行くと彼に話した際最初彼は行く事を勧めたはずだ。でも私が日時や場所を聞いて動揺していた。
「継ぐのはまだ先です。でも先生のバイトを辞めたのは大学最後の年だから最後は自分の系列でインターン入れました。
でも、もし先生に俺の仕事が原因でフラれたらと思ったら怖かったんです」
そう全て話されてやっと私も彼に言いたい事が分かった。
「私は確かに作家で・・・、書いてる小説もラブストーリーが多いから良くロマンチストだねとか勝手に言われるの」
まあ、その通りなんだけどと前置きで話す。
「はい・・」
彼は素直に私の話を聞く。
「でも作家業も本来休みは自由だし、忙しかったら休みが休みじゃなくなるし。
新人賞や忘年会はどうしても12月末に固まるの。
だから榊原くんの気にしてる部分は私も同じなの」
「まあ・・確かにそうですけど」
「だからクリスマスは毎年2人で決めるのはどうかな?」
彼に提案する。
「いいんですか?」
彼はまだ不安なのか聞き返す。
「あ、でも後から嘘つかれるのは嫌だから、クリスマスは仕事って分かってるけど、できたらはぐらかさないで電話かメールはさせてほしい」
「・・・はい。それくらいだったら」
絶対しますと彼は言う。
「ほんとに~?」
榊原くんを真似してイタズラっぽく返す。
「先生の方が俺より性格悪いじゃないですか」
ハハッとクシャッとした顔で彼は笑う。
私も堪えきれずフフッと笑う。
そのまま、お互い視線が合うとキスをした。
「ンッ・・、フッ」
彼と何度もキスした後、ほんの少しだけ冷たい彼の手が胸を触る。
道具を使った行為ではなく全て彼によって触られてると思うとどこか嬉しさを感じる。
いつのまにか彼の手は私の脚を開かせると先端を指の腹で撫で、もう片方の指の動きで感じるところを探し当てるように刺激した。
「先生、どうですか?」
ビクッと陸に出た魚みたいに自分が跳ねた気がして
訳が分からないままでいる。
しばらく、落ち着くまで彼は頬にキスをしてくれる。
そこで今まで密かに願っていた事を彼に伝えてみた。
「すぐるくん、名前呼んで欲しい」
小声でそう言うと彼は笑って
「のどかさん、入れますよ」
先端が私の入り口に当たったと思ったらすぐに『彼』は入ってきた。
繰り返えされる強い刺激に耐える為必死に彼から逃げようとする。
しかし、彼は私を抱え込み逃してくれない。
彼から逃げれないと諦めた時、ふいに一番感じるところに『彼』がぶつかり
「ーッ!!」
と2人同時に絶頂を迎える。
次に目を開くと眩しい朝日が大きな窓ガラスから差し込み目が覚めた。
よく見たら隣にはまだ彼が珍しく寝ていた。
いつも私より早いのに。
起こすのがかわいそうだが私は彼のスケジュールを把握していない。
一旦起こした方が良いのだろうかと悩んでいると
彼はいつの間にか1人でベッドから起き上がった。
「うわ、俺先生より寝てました?起こしてよかったんですよ」
呼び方が名前から先生に戻ってる。
寝ぼけながらも真面目な彼に忠告する。
「すぐるくん、今日は休みなんだよね?」
「はい。4連勤明けたからつい寝てしまいました。
でも、ここは朝食もおすすめで・・」
「職業病すぎるよ。じゃあ私が起こすからまだ寝ていて。その、また連れてきて」
「分かりました。お言葉に甘えます」
その1時間後再び彼は目を覚ました。
先にシャワーを浴びた私と交換して着替えてチェックアウトを済ませた。
なんだか一瞬だけ甘えてくれた彼に立場が少し逆転したみたいだ。
タクシーを使って駅の近くであえて降りる。
この周りはお洒落な喫茶店や店舗が集まるエリアだ。
モーニングの代わりに早めのブランチを取ろうと私達は入る店を探す。
「先生」
とクセが抜けない彼に
「のどかです」と訂正させる。
「のどかさん、俺いい事思いついたんですけど」
すぐるくんはすっかり回復して上機嫌だ。
「何?」
入れたい店を見つけたのだろうか。
賑やかな街並みについ浮つき先頭を歩いていたが彼の提案に耳を傾ける。
「俺と一緒に住みませんか?
快適に過ごせると思うんですけど」
確かにそれには賛成だ。
「よろしくお願いします」
最初に会った時みたいに私は彼に小さくお辞儀をした。
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