17 / 185
第十六話『僕は予感する』
しおりを挟む
――その連絡からややあって、話はようやく冒頭に戻ってくる。僕たちは今学校の片隅に身を寄せ合って、二人でしか話せない秘密の話をぽつぽつと進めていた。
「でね、そこでこの子が言うんだよ。『どんな苦境に置かれても穢れずにあり続けられるためのよすが、それがわっちにとってのプライドさね』……って」
目を瞑り、当時書いた物語を思い返しながら僕はできる限り抑揚をつけて千尋さんに語りかける。アレを書いたのはしばらく前の話だったけど、あの時思い描いた情景は今でも克明に思い出すことができた。
僕は物語を書くときにそのキャラがどんな声かもしっかりと思い浮かぶタイプで、このキャラには自分の推しの声優さんを当てはめていた。その人は僕の想像の中で大体の作品に出てきて、一番印象的なセリフをさらに飾ってくれる。それを千尋さんと共有できれば一番いいのだけれど、このアニメは僕の脳内でしか放映されていないのが惜しいところだった。
「結局その人の思いが果たされることはなかったけど、プライドが最後まで折れることはなかった。……そういう意味では、ある意味誰にも負けなかった人って言えるのかもね」
「うん、あたしもそう思う。思いがくじけない限り、多分この人は何度だって立ち上がってくれるよ」
目を開けながら僕が今日のエピソードを締めくくると、千尋さんも大きく頷いてその意見に同調してくれる。その眼は輝いていて、楽しんでくれているのだろうなというのが一目でわかった。
あの駅のホームで思いついた僕の作戦、それは『今まで没になったり持ち込むに至らなかった作品たちのエピソードを千尋さんに聞かせる』というものだ。小説とは僕にとっての最終段階で、それに至るまでにはいろんな段階がある。そこで起こったあれこれを話して聞かせるという形ならば小説が読めなくても小説に近いものは楽しめるんじゃないか、というのが僕の推論だった。
そしてそれは見事に的中し、加えて幸いなことに千尋さんは僕のエピソードトークを随分と気に入ってくれたらしい。カフェでの一幕から今に至るまでにもう一回外で会って話をしているんだけど、その時は三時間ぐらいずっと話し続けてたからね。
だけどそこからはいろいろと忙しく、大体一週間ぐらい千尋さんとこうやって話をすることができなかった。その結果として千尋さんの中の衝動がうずいて、一時間目を共にサボるという蛮行に至ったわけだ。
千尋さんの言う通り一時間目は国語の自習だし、別段咎められることはないんだろうけどね……。今心配することがあるとすれば、この強引な展開が常習化しないかというその一点だけだった。
「それにしても、これも会議に通らなかったんだね……。今あたしが聞いてる分だと、これを小説にしただけで人気になりそうなのにさ」
「ううん、そんなに簡単な話じゃないよ。……確かあの時は、『主人公のキャラがかすんでしまう』とかって理由で最後通らなかったんじゃなかったかな」
不思議そうに首をかしげる千尋さんに、僕はあの時の苦い経験を思い返しながら語る。今こうやって千尋さんに話す時は再編集しているけど、僕の作品には何かしらの粗が生まれることがとても多い。それをならしたうえで話しているから千尋さんにはより面白く見えているのかもしれないが、編集の皆さんが下す評価はいつも適切なものだった。
あの時の主人公はライバルの考えに押されて、自分の考えが何度も揺るぎかけていたからね。もしそうじゃなくて明確な理想を持っていたならいいライバル関係が築けたのかもしれないけど、あの時あの物語にいたのがそういうキャラだったんだから仕方がない。それ以外のどんな主人公像を当てはめようとしてもなんだかしっくりこなかったのは、書いてから一年ぐらいたった今でも覚えている。
「僕も一応商業作家ではあるけど、上を見ればまだまだすごい人はたくさんいるよ。僕はずいぶん下の方にいて、もしかしたらアマチュアさんの中にも僕よりうまい人は結構な数いるのかもしれない。……そう思うと、まだまだ頑張らなきゃなってなるんだよ」
作家になるために相応の努力をしたという自負はあるけれども、それはそれとして僕の上にはたくさんの人が居る。作家として生きていく以上はその人たちを見上げながら足掻き続けないといけないわけだし、頑張ることをやめるわけにはいかなかった。
「うーん、そんな感じなんだね……あたしはほかの作品とか分からないし、照屋君の小説が一番なんだけどなあ」
だけど、千尋さんは首をかしげながらそんなことを言ってくれる。千尋さんが小説を読めるようになったらその評価もまた変わってしまうのかもしれないけど、そう言ってくれるのは素直に嬉しかった。
こうやって千尋さんに話していると、僕が今まで書いてきた物語にも意味があったんだって思えてくるんだ。『没になったからって置き去りにしたくない』って我儘でずっと覚えてたキャラクターたちの物語が、巡り巡って千尋さんにいい影響を与えてくれてるんだからね。
「……そういえば、もう少しで二年生の遠足があるよね。 あれの班決めってどうするかとか決めてる?」
大体一本分の物語を聞き終えて満足したのか、千尋さんは世間話モードへと移行する。だがその話題は今の僕にあまりにも刺さるもので、僕は思わず頭を抱えた。
「……その感じ、まだ何もってところ?」
「まあ、そりゃね……。学校で話すのなんて信二と千尋さんしかいないし」
しかもその二人はクラスでも中心にいる人物だから、班決めともなれば引く手あまたなんて話じゃないだろう。その中で僕が声をかけるのがどれほどハードルが高いことかは、もはや考えるだけで明白なのだけれど――
「うん、それならよかった! 遠足の班、三人からじゃないと組んじゃいけないって話だったからねー……」
一人誘える人がいてくれてよかったよ――と。
何かに安心したような口調で、千尋さんは僕の方を見やる。……その様子を見て、僕はすぐに悟った。
「……まさか千尋さん、僕と信二とで班を組もうとしてる……?」
「うん、そうだよ? せっかくの遠足なんだもん、今一番仲良くなりたい人と行きたいからね!」
――千尋さんのその思惑が、僕を大騒ぎの中へと放り込むであろうという事を。
「でね、そこでこの子が言うんだよ。『どんな苦境に置かれても穢れずにあり続けられるためのよすが、それがわっちにとってのプライドさね』……って」
目を瞑り、当時書いた物語を思い返しながら僕はできる限り抑揚をつけて千尋さんに語りかける。アレを書いたのはしばらく前の話だったけど、あの時思い描いた情景は今でも克明に思い出すことができた。
僕は物語を書くときにそのキャラがどんな声かもしっかりと思い浮かぶタイプで、このキャラには自分の推しの声優さんを当てはめていた。その人は僕の想像の中で大体の作品に出てきて、一番印象的なセリフをさらに飾ってくれる。それを千尋さんと共有できれば一番いいのだけれど、このアニメは僕の脳内でしか放映されていないのが惜しいところだった。
「結局その人の思いが果たされることはなかったけど、プライドが最後まで折れることはなかった。……そういう意味では、ある意味誰にも負けなかった人って言えるのかもね」
「うん、あたしもそう思う。思いがくじけない限り、多分この人は何度だって立ち上がってくれるよ」
目を開けながら僕が今日のエピソードを締めくくると、千尋さんも大きく頷いてその意見に同調してくれる。その眼は輝いていて、楽しんでくれているのだろうなというのが一目でわかった。
あの駅のホームで思いついた僕の作戦、それは『今まで没になったり持ち込むに至らなかった作品たちのエピソードを千尋さんに聞かせる』というものだ。小説とは僕にとっての最終段階で、それに至るまでにはいろんな段階がある。そこで起こったあれこれを話して聞かせるという形ならば小説が読めなくても小説に近いものは楽しめるんじゃないか、というのが僕の推論だった。
そしてそれは見事に的中し、加えて幸いなことに千尋さんは僕のエピソードトークを随分と気に入ってくれたらしい。カフェでの一幕から今に至るまでにもう一回外で会って話をしているんだけど、その時は三時間ぐらいずっと話し続けてたからね。
だけどそこからはいろいろと忙しく、大体一週間ぐらい千尋さんとこうやって話をすることができなかった。その結果として千尋さんの中の衝動がうずいて、一時間目を共にサボるという蛮行に至ったわけだ。
千尋さんの言う通り一時間目は国語の自習だし、別段咎められることはないんだろうけどね……。今心配することがあるとすれば、この強引な展開が常習化しないかというその一点だけだった。
「それにしても、これも会議に通らなかったんだね……。今あたしが聞いてる分だと、これを小説にしただけで人気になりそうなのにさ」
「ううん、そんなに簡単な話じゃないよ。……確かあの時は、『主人公のキャラがかすんでしまう』とかって理由で最後通らなかったんじゃなかったかな」
不思議そうに首をかしげる千尋さんに、僕はあの時の苦い経験を思い返しながら語る。今こうやって千尋さんに話す時は再編集しているけど、僕の作品には何かしらの粗が生まれることがとても多い。それをならしたうえで話しているから千尋さんにはより面白く見えているのかもしれないが、編集の皆さんが下す評価はいつも適切なものだった。
あの時の主人公はライバルの考えに押されて、自分の考えが何度も揺るぎかけていたからね。もしそうじゃなくて明確な理想を持っていたならいいライバル関係が築けたのかもしれないけど、あの時あの物語にいたのがそういうキャラだったんだから仕方がない。それ以外のどんな主人公像を当てはめようとしてもなんだかしっくりこなかったのは、書いてから一年ぐらいたった今でも覚えている。
「僕も一応商業作家ではあるけど、上を見ればまだまだすごい人はたくさんいるよ。僕はずいぶん下の方にいて、もしかしたらアマチュアさんの中にも僕よりうまい人は結構な数いるのかもしれない。……そう思うと、まだまだ頑張らなきゃなってなるんだよ」
作家になるために相応の努力をしたという自負はあるけれども、それはそれとして僕の上にはたくさんの人が居る。作家として生きていく以上はその人たちを見上げながら足掻き続けないといけないわけだし、頑張ることをやめるわけにはいかなかった。
「うーん、そんな感じなんだね……あたしはほかの作品とか分からないし、照屋君の小説が一番なんだけどなあ」
だけど、千尋さんは首をかしげながらそんなことを言ってくれる。千尋さんが小説を読めるようになったらその評価もまた変わってしまうのかもしれないけど、そう言ってくれるのは素直に嬉しかった。
こうやって千尋さんに話していると、僕が今まで書いてきた物語にも意味があったんだって思えてくるんだ。『没になったからって置き去りにしたくない』って我儘でずっと覚えてたキャラクターたちの物語が、巡り巡って千尋さんにいい影響を与えてくれてるんだからね。
「……そういえば、もう少しで二年生の遠足があるよね。 あれの班決めってどうするかとか決めてる?」
大体一本分の物語を聞き終えて満足したのか、千尋さんは世間話モードへと移行する。だがその話題は今の僕にあまりにも刺さるもので、僕は思わず頭を抱えた。
「……その感じ、まだ何もってところ?」
「まあ、そりゃね……。学校で話すのなんて信二と千尋さんしかいないし」
しかもその二人はクラスでも中心にいる人物だから、班決めともなれば引く手あまたなんて話じゃないだろう。その中で僕が声をかけるのがどれほどハードルが高いことかは、もはや考えるだけで明白なのだけれど――
「うん、それならよかった! 遠足の班、三人からじゃないと組んじゃいけないって話だったからねー……」
一人誘える人がいてくれてよかったよ――と。
何かに安心したような口調で、千尋さんは僕の方を見やる。……その様子を見て、僕はすぐに悟った。
「……まさか千尋さん、僕と信二とで班を組もうとしてる……?」
「うん、そうだよ? せっかくの遠足なんだもん、今一番仲良くなりたい人と行きたいからね!」
――千尋さんのその思惑が、僕を大騒ぎの中へと放り込むであろうという事を。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?


男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎毎日朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる