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第一章『他称詐欺術師の決意』
第十六話『引き裂けぬ絆』
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「なっ……‼」
そのショッキングな光景に、俺は思わず声を上げかけてしまう。頭から浴びるように影の中へと消えていくリリスの姿が、影に溺れて消えていった魔物の姿とどうしても重なるのだ。まさか裏切りなど、そんなことはないと分かっていたが――
「……うん、やっぱり体になじむわね。……使わせてもらうわよ、ツバキ」
何ともなさそうな――むしろそこに慣れ親しんでいるかのようなリリスの声を聴いて、俺はようやく心の底から安堵出来た。その行動の意図が何にしたって、目の前の窮状を打ち破るための手段だと分かれば俺はそれを信じるだけだ。……俺の出番は、仲間の力を信じ抜いた先にしかない。
「ああ、存分に使いつくしてくれ。……ボクの力は、君と君の大切なものを守るためにあるんだからね」
影の中を見やって、ツバキは優しい笑みを浮かべる。まるで娘を見つめるようなその眼に、魔物の姿などみじんも映っていないようだった。さっきまでの警戒とは真逆に、全くの無防備な姿がさらされている。
しかし、その隙を見逃すほど魔物の心は優しくない。リリスに視線を奪われ、魔術のリソースも全て消費している現状を逃すまいと、魔物は剣を構えて――
「……私の親友に、そんな汚いものを向けないでくれるかしら」
剣呑な声とともに生み出された影の剣が、それを一刀両断する。切り飛ばされた刀身がくるくると宙を舞い、重い音を立てて地面に転がった。
その剣の持ち主をたどれば、そこには剣呑な表情で魔物を睨みつけるリリスの姿がある。今しがたまで影に呑まれていたはずの少女は、まるでそれを着こなしたかのような黒い衣を纏っていた。影の鎧、とでも言えばいいのだろうか。
「……何、が……?」
一部始終を見つめていたはずなのに、現状の理解が追いつかない。リリスが影に呑まれて、ツバキが無防備な瞬間をさらして、それで。
「……さて、ここからは私が相手よ。……せいぜい、一秒でも長く生存できるように善処なさい」
俺の理解など待たずに、状況はさらに変化していく。体中に影を纏ったリリスは、背後に無数の影の刃を従えて魔物へとまっすぐ突進していった。
俺でさえ状況がつかめていないのだから、魔物側にその現状を追いかけることなどできようはずもない。もはや剣としての形すらも失ったそれを掲げ、ゆっくりと迎撃態勢に入るが――
「……遅いわよ、欠伸させないで」
リリスが腕を二振り、それと同時に魔物の体に二筋の傷が刻まれる。それがリリスに付き従う影の刃によるものだと理解できたのは、魔物の体勢がぐらりと揺れてからの事だった。
ツバキのものであるはずの影魔術を、リリスはなぜか行使している。アレはツバキだけのものだと、自分でも明言していたはずなのにだ。……となると、やはりあの影の鎧に秘密があるのだろう。
そこまでは推測できても、それが引き起こしている現象については全く理解が追いつかない。どうしてツバキから借り受けたはずの力を、リリスはあんなにも自然に扱えているんだ。……今のリリスは、理論とかそういうのをぶっちぎったステージに立っているんじゃなかろうか。
「あら、意外と脆いのね。もしかして、その形態でロクなダメージを貰うのは初めて?」
普段の静かな声色のまま、リリスは魔物を煽り散らかして見せる。あまりに傲慢が過ぎるなら止めなければならないパフォーマンスではあったが、その言葉を浴びせながらも一切の手心を加えることなく攻撃を加え続けているのだから大したものだ。
影の刃に、あるいは拳に乱打され、魔物は呻き声を上げることすら許されない。一つの傷に痛みを覚える前に、次の痛みがやって来るからだ。痛みに次ぐ痛みが魔物の口を塞ぎ、幾人もの冒険者を屠って来たであろうその四肢を返り血で染め上げていく。……圧倒的と、そう表現する以外の言葉が見つからなかった。
「私、こう見えて怒っているの。ツバキを追い込んだ商会に、私を見放した商会に、今までずっとずっと私たちを縛り付けて来た商会に。……だけど、その仇はアナタが食べてしまったの。……この意味が、分かる?」
影を操って魔物を圧倒しながら、リリスは返ってくるはずもない問いかけを投げかける。きっと、答えなんてリリスも求めていないのだろう。それは質問の形をした、リリスの意志表明なのだ。
「アナタの胃の中で私の仇たちは消化されて、アナタと一体化した。つまり、アナタは今や私の仇自身なの。……ただ獲物を喰らっただけのアナタからしたら、理不尽にもほどがある話だと思うけど」
分かると分からないのギリギリを駆け抜けるような理論を展開しながら、リリスの攻撃はどんどんと加速していく。そのあまりの物量に、今までギリギリのところで耐えていた膝が地面と衝突する。
ここまでの攻撃を喰らって四肢の全てが繋がっているのが奇跡的ともいえるのだろうが、ここまでくればそんなのは誤差でしかない。捕食者だったはずの魔物はこの一瞬でその立場を追われ、理性的な怒りを叩き付ける少女に跪いたのだ。
「世界で一番憎かった人間を喰らった何者かが、この世界に生存することすら気に入らないわ。……それに、アナタはツバキをも喰らおうとした。どっちかと言えば、こっちの方が何百倍も罪深いわね」
立ち上がる気力すらを奪ってなお、リリスの攻撃は止まらない。四本の影の刃が魔物の体を勢いよく貫き、そのまま壁に縫い留められる形になる。どうあがいても抜け出せないような拘束状態を作り上げて、ようやくリリスは攻撃の手を止めた。……しかし、それは間違っても情からくるものなどではない。
「……だから、これは私の八つ当たり。世界で一番やり返したかった人間たちを食べてしまったアナタに送られる、最大出力の敵討ちよ。……まあ、私たちの介入する余地もなくあれを葬ってくれたことには少し感謝しないといけないのかもしれないけど」
思い出したかのようにそう付け加えたのち、リリスはゆっくりと影の大剣を空中から引き抜く。それは最初の一度だけ振るった、魔物の剣を一刀両断したものだ。その切っ先をゆっくりと魔物へと差し向け、リリスは獰猛に笑うと――
「まあ、そんなことは関係ないわね。……それじゃあ、さようなら」
一切の躊躇なく踏み込んで、影の一振りが今度は魔物に向かって直撃する。その一撃は胴体を一刀のもとに両断していたが、不思議と血は噴き出てこない。……まさか、リリスの生み出した影が全てのみ込んでしまったのだろうか。その血に流れているかもしれない仇の要素を、一切合切否定するために。
まるで操り人形の糸が切れるかのように、影の拘束から解放された魔物の亡骸はどさりと地面に落ちる。その終わりは、幾人もの命を喰らっていたとは思えないくらいにあっけないものだった。
「……ふう。久々にやると疲れるわね、これ」
その様を見届けて、リリスの体から影が引いていく。その後には綺麗な服に身を包んだリリスが残り、その膝は力なく震えていた。
「……おい、大丈夫か⁉」
その様子を見て、半ば放心していた俺は自分の役割を思い出す。もう二人は十分すぎるくらいに戦ってくれたんだ、ここからは俺が戦わないと。
また関節に無理を言わせて馬車から抜け出し、俺は一目散にリリスの元へと駆けていく。どたどたとうるさい足音に気が付いたのか、リリスはゆっくりとこちらに視線を向けた。
「……なあ、体の調子は……」
「ええ、別に問題はないわ。……ただ、久々にやったから疲れたのよ」
さっきまでの力強さはどこへやら、リリスはそう言いながら地面へとへたり込む。慌ててその手を取ろうとしたが、その役割は横からかっとんで来た黒い少女によって奪われた。
「……やっぱり君はすごいな、リリス。ボクでも操り切れない影の暴力的な側面を、ここまで従えてくれるなんて」
「……ツバキだって、外から制御してくれてたくせに。そうやって自分のことを棚に上げるの、悪い癖よ?」
ツバキの手を取りながら、リリスはゆっくりとだが立ち上がる。その肩に恐る恐る触れると、特に損傷していない魔術神経の様子を垣間見ることができた。あまり無理はさせられないが、普通に魔術を使う分には何も問題ないだろう。少なくとも、数々の激戦を越えて来た魔術師のそれとは思えない。
あれほどの量と速度を両立しながら、ここまで魔術神経を無事に使えてるなんてのがそもそも冗談みたいな話なのだ。あれを一介の魔術師がやろうものなら、全身の魔術神経が一瞬で細切れになったっておかしくはないだろう。少なくとも、リリスの才能が飛び抜けているからこそできたことなのは間違いなかった。
しかし、そうなるとますますリリスの身に何が起きてたかが気になるな……おおかたロクな休養時間が取れなかったとかなのだろうが、それにしたって何日酷使し続ければ壊れてしまうのか全く予想がつかない。……いや、そんなことを試そうものならツバキに殺されるからしないけども。
「これでとりあえず一番の山場は越えた……ってことで、良いんだよな?」
「ああ。一時はどうなる事かと思ってたけど、ボクとリリスの絆に敵う奴なんていやしないってことだね。こんな迷宮の底ですら、ボクたちのつながりを断ち切ることはできなかったんだから」
「そういう事よ。……もう、離れたりしないわ」
俺の状況確認に、ツバキはリリスの肩を抱き寄せながら堂々と宣言する。それに応えるようにしてツバキの腰に手を回すリリスの表情は、今までに見たことがないくらいに満足げだった。
そのショッキングな光景に、俺は思わず声を上げかけてしまう。頭から浴びるように影の中へと消えていくリリスの姿が、影に溺れて消えていった魔物の姿とどうしても重なるのだ。まさか裏切りなど、そんなことはないと分かっていたが――
「……うん、やっぱり体になじむわね。……使わせてもらうわよ、ツバキ」
何ともなさそうな――むしろそこに慣れ親しんでいるかのようなリリスの声を聴いて、俺はようやく心の底から安堵出来た。その行動の意図が何にしたって、目の前の窮状を打ち破るための手段だと分かれば俺はそれを信じるだけだ。……俺の出番は、仲間の力を信じ抜いた先にしかない。
「ああ、存分に使いつくしてくれ。……ボクの力は、君と君の大切なものを守るためにあるんだからね」
影の中を見やって、ツバキは優しい笑みを浮かべる。まるで娘を見つめるようなその眼に、魔物の姿などみじんも映っていないようだった。さっきまでの警戒とは真逆に、全くの無防備な姿がさらされている。
しかし、その隙を見逃すほど魔物の心は優しくない。リリスに視線を奪われ、魔術のリソースも全て消費している現状を逃すまいと、魔物は剣を構えて――
「……私の親友に、そんな汚いものを向けないでくれるかしら」
剣呑な声とともに生み出された影の剣が、それを一刀両断する。切り飛ばされた刀身がくるくると宙を舞い、重い音を立てて地面に転がった。
その剣の持ち主をたどれば、そこには剣呑な表情で魔物を睨みつけるリリスの姿がある。今しがたまで影に呑まれていたはずの少女は、まるでそれを着こなしたかのような黒い衣を纏っていた。影の鎧、とでも言えばいいのだろうか。
「……何、が……?」
一部始終を見つめていたはずなのに、現状の理解が追いつかない。リリスが影に呑まれて、ツバキが無防備な瞬間をさらして、それで。
「……さて、ここからは私が相手よ。……せいぜい、一秒でも長く生存できるように善処なさい」
俺の理解など待たずに、状況はさらに変化していく。体中に影を纏ったリリスは、背後に無数の影の刃を従えて魔物へとまっすぐ突進していった。
俺でさえ状況がつかめていないのだから、魔物側にその現状を追いかけることなどできようはずもない。もはや剣としての形すらも失ったそれを掲げ、ゆっくりと迎撃態勢に入るが――
「……遅いわよ、欠伸させないで」
リリスが腕を二振り、それと同時に魔物の体に二筋の傷が刻まれる。それがリリスに付き従う影の刃によるものだと理解できたのは、魔物の体勢がぐらりと揺れてからの事だった。
ツバキのものであるはずの影魔術を、リリスはなぜか行使している。アレはツバキだけのものだと、自分でも明言していたはずなのにだ。……となると、やはりあの影の鎧に秘密があるのだろう。
そこまでは推測できても、それが引き起こしている現象については全く理解が追いつかない。どうしてツバキから借り受けたはずの力を、リリスはあんなにも自然に扱えているんだ。……今のリリスは、理論とかそういうのをぶっちぎったステージに立っているんじゃなかろうか。
「あら、意外と脆いのね。もしかして、その形態でロクなダメージを貰うのは初めて?」
普段の静かな声色のまま、リリスは魔物を煽り散らかして見せる。あまりに傲慢が過ぎるなら止めなければならないパフォーマンスではあったが、その言葉を浴びせながらも一切の手心を加えることなく攻撃を加え続けているのだから大したものだ。
影の刃に、あるいは拳に乱打され、魔物は呻き声を上げることすら許されない。一つの傷に痛みを覚える前に、次の痛みがやって来るからだ。痛みに次ぐ痛みが魔物の口を塞ぎ、幾人もの冒険者を屠って来たであろうその四肢を返り血で染め上げていく。……圧倒的と、そう表現する以外の言葉が見つからなかった。
「私、こう見えて怒っているの。ツバキを追い込んだ商会に、私を見放した商会に、今までずっとずっと私たちを縛り付けて来た商会に。……だけど、その仇はアナタが食べてしまったの。……この意味が、分かる?」
影を操って魔物を圧倒しながら、リリスは返ってくるはずもない問いかけを投げかける。きっと、答えなんてリリスも求めていないのだろう。それは質問の形をした、リリスの意志表明なのだ。
「アナタの胃の中で私の仇たちは消化されて、アナタと一体化した。つまり、アナタは今や私の仇自身なの。……ただ獲物を喰らっただけのアナタからしたら、理不尽にもほどがある話だと思うけど」
分かると分からないのギリギリを駆け抜けるような理論を展開しながら、リリスの攻撃はどんどんと加速していく。そのあまりの物量に、今までギリギリのところで耐えていた膝が地面と衝突する。
ここまでの攻撃を喰らって四肢の全てが繋がっているのが奇跡的ともいえるのだろうが、ここまでくればそんなのは誤差でしかない。捕食者だったはずの魔物はこの一瞬でその立場を追われ、理性的な怒りを叩き付ける少女に跪いたのだ。
「世界で一番憎かった人間を喰らった何者かが、この世界に生存することすら気に入らないわ。……それに、アナタはツバキをも喰らおうとした。どっちかと言えば、こっちの方が何百倍も罪深いわね」
立ち上がる気力すらを奪ってなお、リリスの攻撃は止まらない。四本の影の刃が魔物の体を勢いよく貫き、そのまま壁に縫い留められる形になる。どうあがいても抜け出せないような拘束状態を作り上げて、ようやくリリスは攻撃の手を止めた。……しかし、それは間違っても情からくるものなどではない。
「……だから、これは私の八つ当たり。世界で一番やり返したかった人間たちを食べてしまったアナタに送られる、最大出力の敵討ちよ。……まあ、私たちの介入する余地もなくあれを葬ってくれたことには少し感謝しないといけないのかもしれないけど」
思い出したかのようにそう付け加えたのち、リリスはゆっくりと影の大剣を空中から引き抜く。それは最初の一度だけ振るった、魔物の剣を一刀両断したものだ。その切っ先をゆっくりと魔物へと差し向け、リリスは獰猛に笑うと――
「まあ、そんなことは関係ないわね。……それじゃあ、さようなら」
一切の躊躇なく踏み込んで、影の一振りが今度は魔物に向かって直撃する。その一撃は胴体を一刀のもとに両断していたが、不思議と血は噴き出てこない。……まさか、リリスの生み出した影が全てのみ込んでしまったのだろうか。その血に流れているかもしれない仇の要素を、一切合切否定するために。
まるで操り人形の糸が切れるかのように、影の拘束から解放された魔物の亡骸はどさりと地面に落ちる。その終わりは、幾人もの命を喰らっていたとは思えないくらいにあっけないものだった。
「……ふう。久々にやると疲れるわね、これ」
その様を見届けて、リリスの体から影が引いていく。その後には綺麗な服に身を包んだリリスが残り、その膝は力なく震えていた。
「……おい、大丈夫か⁉」
その様子を見て、半ば放心していた俺は自分の役割を思い出す。もう二人は十分すぎるくらいに戦ってくれたんだ、ここからは俺が戦わないと。
また関節に無理を言わせて馬車から抜け出し、俺は一目散にリリスの元へと駆けていく。どたどたとうるさい足音に気が付いたのか、リリスはゆっくりとこちらに視線を向けた。
「……なあ、体の調子は……」
「ええ、別に問題はないわ。……ただ、久々にやったから疲れたのよ」
さっきまでの力強さはどこへやら、リリスはそう言いながら地面へとへたり込む。慌ててその手を取ろうとしたが、その役割は横からかっとんで来た黒い少女によって奪われた。
「……やっぱり君はすごいな、リリス。ボクでも操り切れない影の暴力的な側面を、ここまで従えてくれるなんて」
「……ツバキだって、外から制御してくれてたくせに。そうやって自分のことを棚に上げるの、悪い癖よ?」
ツバキの手を取りながら、リリスはゆっくりとだが立ち上がる。その肩に恐る恐る触れると、特に損傷していない魔術神経の様子を垣間見ることができた。あまり無理はさせられないが、普通に魔術を使う分には何も問題ないだろう。少なくとも、数々の激戦を越えて来た魔術師のそれとは思えない。
あれほどの量と速度を両立しながら、ここまで魔術神経を無事に使えてるなんてのがそもそも冗談みたいな話なのだ。あれを一介の魔術師がやろうものなら、全身の魔術神経が一瞬で細切れになったっておかしくはないだろう。少なくとも、リリスの才能が飛び抜けているからこそできたことなのは間違いなかった。
しかし、そうなるとますますリリスの身に何が起きてたかが気になるな……おおかたロクな休養時間が取れなかったとかなのだろうが、それにしたって何日酷使し続ければ壊れてしまうのか全く予想がつかない。……いや、そんなことを試そうものならツバキに殺されるからしないけども。
「これでとりあえず一番の山場は越えた……ってことで、良いんだよな?」
「ああ。一時はどうなる事かと思ってたけど、ボクとリリスの絆に敵う奴なんていやしないってことだね。こんな迷宮の底ですら、ボクたちのつながりを断ち切ることはできなかったんだから」
「そういう事よ。……もう、離れたりしないわ」
俺の状況確認に、ツバキはリリスの肩を抱き寄せながら堂々と宣言する。それに応えるようにしてツバキの腰に手を回すリリスの表情は、今までに見たことがないくらいに満足げだった。
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