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11 世界は彼方に
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国の現状を知らなければ、産業など始められるはずもなし。
宗一はギルバートが統治しているこの国を自身の目で見たいと考えていた。
城の外へ出るには、入ってきた扉から出るのが当然だと思っていたが、宗一はなぜかテラスへと連れられて行った。
ギルバートは両手を広げ、ぶつぶつと念仏を唱える。緑色に光る紋様、魔法陣がギルバートの背後に現れた。更に大小さまざまな魔法陣で埋め尽くしながら、何かを形作る。
「よし、完成」
仕上がったそれは、鳥の翼を模した魔法陣の集合体だった。ギルバートの背中に光の翼が生えているかのように見える。
「ほう、風魔法に、こっちは重力に関するものか?」
アインハルトはギルバートの背後に回り込んでまじまじと観察しながら言った。
「ああ、そこは推進力を得る部分だから、風を重ねてる。内側に揚力を――……」
魔法に関する専門的な会話に賑わった。
宗一にはさっぱりわからないが、若者が何かに熱中している姿を見ているのが好きだ、と思った。どこか懐かしくもあり、応援したくなる。老いさらばえた自分にはもう成すことはできないから、夢や希望を若者に託してしまう。
傍観者となった宗一に、ギルバートは白い歯を覗かせて豪快な笑顔を見せながら言った。
「ソウイチ、行こう」
差し出された手に、宗一は胸の高鳴りを感じた。傍観者から当事者へと引き戻される。
何が始まるのか、何を見るのか、宗一は期待に胸が膨らませてギルバートの手を握った。
ギルバートは宗一の背中と膝裏に腕を回し抱きかかえる。
これは、お姫様抱っこと言うものだったかな? と宗一は思う。綺麗なドレスをめかし込んだ孫にせがまれ、抱きかかえようとして腰を痛めたことがあった。
若返ったこの身体が20代の頃とすれば、体重は60キログラム以上あったはず。いくら体格の良いギルバートといえど、危険だ。
「腰をやっちまうよ」
慌てふためく宗一に対し、ギルバートはにやけながら囁く。
「軽いよ、ソウイチは。それよりオレの首に腕を回して。しっかり掴まってないと、落ちるぞ」
恐ろしいことをさらりと言う。
宗一は言われた通りにしがみついた。ギルバートの肩に顔を埋め、巻き付けた腕に力を込める。
するとギルバートはくすくすと笑いを零した。
またからかわれたのだと気づいた瞬間、ギルバートは「落とすわけないだろう」と言って、魔法陣で形成された翼をはためかせて飛び立つ。
全身に風を受け、大きな渦を描くように回転しながら上昇する。
初めて体験する浮遊感に宗一は恐怖し、小さく悲鳴を上げた。
「ひい!」
「大丈夫、怖くないよ。オレを信じろ」
恐る恐る顔を上げ、ギルバートを見る。風に揺れる金色の髪の合間から、青い瞳が優しく見つめていた。
「ほら、見て、ソウイチ」ギルバートは視線を遠くへ送った。「オレたちの国だ」
宗一はギルバートの視線を追って、その景色を見た。
眼下に広大な大地。地平線が湾曲して見える。少し傾いた太陽はその輝きを強め、大地を照らし暖めていた。
あまりにも広い。世界の大きさを知るに足る光景だ。
息が詰まる。身震いするのは寒さのせいだけではない。心を揺さぶられるこの世界の美しさに震えている。
「あの川はナイル川より長いかもしれない。あの山もエベレストを超えていると思う。測量技術がなくて、正確なことはわからない」
城山の麓の大河が遠くそびえる大山の方角から流れていたが、あまりにも遠く霞んで先は見えない。
宗一は感嘆の溜息を零した。
「絶景かな絶景かな、価万両、万万両……」
「なに?」
つい口にしてしまった呟きだった。南禅寺の桜は無いにしても、石川五右衛門の名台詞を言いたくもなる。いいや、この絶景ならば、万万両でもちいせぇちいせぇと言いそうなものだ。
宗一はギルバートの問いかけには応えず、ただ彼の肩に頭をもたげる。いつまでも眺めていたいが、さすがに身体が冷えてきた。吐く息が白く、凍結した水分がちらちらと光る。
「寒いだろう。少し高度を下げよう」
ギルバートはそう言って翼を仰いでゆっくりと降下した。
太陽の暖かさがじんわりと身に染みる。
城山の周りを旋回し、城のテラスからこちらを見上げるアインハルトの姿が辛うじて見えた。
「ソウイチ、この世界は不思議なんだ」とギルバートは静かに語る。「あの光は太陽だし、向こうに見える白い天体は月だ。夜には北極星を見つけたから、オレたちは北半球にいる。この世界はさ、地形や生態系は違うけど地球なんだよ。オレたちが生きていた地球とは別の」
宗一はギルバートの言葉に戸惑う。言われなければ気づきもしなかった。疑問にも思わなかっただろう。
「僕らのいた地球はどこにあるんだい?」
「わからない。でも、オレは時空が違うだけで、存在していると思っているよ」ギルバートは大河に沿って泳ぐように飛ぶ。「ここはオレたちの地球に似ているが、この世界独自の進化も見られる。中庭の花は覚えているか?」
「確か、みーすと言っていたかな」
「そう、それ。恐らく、あの花はこの世界の花だ。だけど、ランチに出したポテトはジャガイモだ。オレたちの世界にあったジャガイモと同一のものだと思う。あ、いや、たぶん原種だ。成分を調べられないから、正確ではないけど。たまたま見つけたんだ。でも、この世界の人々はジャガイモを食べていない」
じゃがいもの原種とは驚きだ。長寿の宗一でもお目にかかったことはない。自身が幼い頃は、今と違って小さいものが多かった。品種改良を経て大きくなったわけだが、比較的、栽培しやすく栄養価も高い。
優秀な作物なのに生産していないとはもったいない、と宗一は嘆き、ため息交じりに問う。
「この世界の人たちの主食はなんだい?」
「小麦だ」
「米は?」
「ない」
小麦があるならば、と期待した宗一だったが、ギルバートの即答に少々落胆した。宗一にとって米は元気の源だ。白米に生卵。それとも梅干し、おかか、海苔。いや寧ろ、白米を塩結びにして食べられるだけで幸せだ。
稲がないのなら、諦めるしかない。しかし、うどんを食べることができるかもしれない。小麦に望みを託そう。
些か表情の浮かない様子の宗一を察してか、ギルバートは言った。
「見つけていないだけだ。あるとすれば、アジアに似た気候の土地だろう。きっとあるさ。今度、探してくるよ。米が食べたいんだろう?」
「とんでもない、とんでもない! いやいや、お構いなく」
宗一はギルバートの申し出を断った。地球と同じというこの世界がどれだけの大きさかは、先の説明で理解した。この広い世界から稲を探し出すだなんて、藁の中から針を探すようなものだ。宗一ひとりのわがままで、そんな手間を取らせるわけにはいかない。
だが、ギルバートは不満を露わに溜息を吐いた。
前方の大きな山が近くなると、川沿いを逸れて旋回する。
「あの山の向こうは荒野だ。うまくすれば、石油が見つかるかもしれない。だが、この世界に石油はまだ必要ないと思っている。でもさ、米は必要だよ。ソウイチが幸せになる為には必要だ」
ギルバートの横顔は遠くを見ていた。落ち着きのある低い声で宗一に語りかける。
「ソウイチ、もっと要望を言ってくれ。何をしたいのか、何を聞きたいのか、オレにどうしてほしいのか。ソウイチの感情はわかっても、考えていることまではわからないよ」ギルバートは宗一に視線を落とす。「わがままだなんて思わなくていい。言葉にしてくれ、ソウイチ。聞きたいんだ。ソウイチの考えを、気持ちを、声を、オレは聞きたい」
ギルバートの青い瞳はどこか切なさを感じさせた。
宗一は胸を締め付けられるような感覚に戸惑った。孫ほどの年齢の青年に諭され、年甲斐もなく、心の高ぶりを感じている。
「それなら、いずれお願いするよ。君にはやるべきことが山ほどあるようだから」
「オーケー、さっさと平和な世界にしよう」
ギルバートは目を細め、白い歯を覗かせて笑顔を見せた。
宗一も感謝を込めて、微笑み返す。
ギルバートは宗一を気遣ってくれている。
思えばこの世界に来て、驚きの連続だ。今もそうだ。こうしてギルバートに抱きかかえられながら空を飛ぶなんて、夢にも思わなかった。不思議なことが多く、疑問を抱いても、そのひとつひとつを解消することもままならないほどに、驚きは一気に押し寄せた。
97年間生きたが、初めて体験することばかりだ。
これまでに起きたことを振り返ると、宗一はほんの少しの疲労を感じた。
差し込む陽光がギルバートの青い瞳を輝かせる。青いビー玉を太陽に翳した時のような美しさだ。懐かしさに心安らぐ。
宗一はそっと目を閉ざして思った。
――ああ、疲れたなあ……。
宗一はギルバートが統治しているこの国を自身の目で見たいと考えていた。
城の外へ出るには、入ってきた扉から出るのが当然だと思っていたが、宗一はなぜかテラスへと連れられて行った。
ギルバートは両手を広げ、ぶつぶつと念仏を唱える。緑色に光る紋様、魔法陣がギルバートの背後に現れた。更に大小さまざまな魔法陣で埋め尽くしながら、何かを形作る。
「よし、完成」
仕上がったそれは、鳥の翼を模した魔法陣の集合体だった。ギルバートの背中に光の翼が生えているかのように見える。
「ほう、風魔法に、こっちは重力に関するものか?」
アインハルトはギルバートの背後に回り込んでまじまじと観察しながら言った。
「ああ、そこは推進力を得る部分だから、風を重ねてる。内側に揚力を――……」
魔法に関する専門的な会話に賑わった。
宗一にはさっぱりわからないが、若者が何かに熱中している姿を見ているのが好きだ、と思った。どこか懐かしくもあり、応援したくなる。老いさらばえた自分にはもう成すことはできないから、夢や希望を若者に託してしまう。
傍観者となった宗一に、ギルバートは白い歯を覗かせて豪快な笑顔を見せながら言った。
「ソウイチ、行こう」
差し出された手に、宗一は胸の高鳴りを感じた。傍観者から当事者へと引き戻される。
何が始まるのか、何を見るのか、宗一は期待に胸が膨らませてギルバートの手を握った。
ギルバートは宗一の背中と膝裏に腕を回し抱きかかえる。
これは、お姫様抱っこと言うものだったかな? と宗一は思う。綺麗なドレスをめかし込んだ孫にせがまれ、抱きかかえようとして腰を痛めたことがあった。
若返ったこの身体が20代の頃とすれば、体重は60キログラム以上あったはず。いくら体格の良いギルバートといえど、危険だ。
「腰をやっちまうよ」
慌てふためく宗一に対し、ギルバートはにやけながら囁く。
「軽いよ、ソウイチは。それよりオレの首に腕を回して。しっかり掴まってないと、落ちるぞ」
恐ろしいことをさらりと言う。
宗一は言われた通りにしがみついた。ギルバートの肩に顔を埋め、巻き付けた腕に力を込める。
するとギルバートはくすくすと笑いを零した。
またからかわれたのだと気づいた瞬間、ギルバートは「落とすわけないだろう」と言って、魔法陣で形成された翼をはためかせて飛び立つ。
全身に風を受け、大きな渦を描くように回転しながら上昇する。
初めて体験する浮遊感に宗一は恐怖し、小さく悲鳴を上げた。
「ひい!」
「大丈夫、怖くないよ。オレを信じろ」
恐る恐る顔を上げ、ギルバートを見る。風に揺れる金色の髪の合間から、青い瞳が優しく見つめていた。
「ほら、見て、ソウイチ」ギルバートは視線を遠くへ送った。「オレたちの国だ」
宗一はギルバートの視線を追って、その景色を見た。
眼下に広大な大地。地平線が湾曲して見える。少し傾いた太陽はその輝きを強め、大地を照らし暖めていた。
あまりにも広い。世界の大きさを知るに足る光景だ。
息が詰まる。身震いするのは寒さのせいだけではない。心を揺さぶられるこの世界の美しさに震えている。
「あの川はナイル川より長いかもしれない。あの山もエベレストを超えていると思う。測量技術がなくて、正確なことはわからない」
城山の麓の大河が遠くそびえる大山の方角から流れていたが、あまりにも遠く霞んで先は見えない。
宗一は感嘆の溜息を零した。
「絶景かな絶景かな、価万両、万万両……」
「なに?」
つい口にしてしまった呟きだった。南禅寺の桜は無いにしても、石川五右衛門の名台詞を言いたくもなる。いいや、この絶景ならば、万万両でもちいせぇちいせぇと言いそうなものだ。
宗一はギルバートの問いかけには応えず、ただ彼の肩に頭をもたげる。いつまでも眺めていたいが、さすがに身体が冷えてきた。吐く息が白く、凍結した水分がちらちらと光る。
「寒いだろう。少し高度を下げよう」
ギルバートはそう言って翼を仰いでゆっくりと降下した。
太陽の暖かさがじんわりと身に染みる。
城山の周りを旋回し、城のテラスからこちらを見上げるアインハルトの姿が辛うじて見えた。
「ソウイチ、この世界は不思議なんだ」とギルバートは静かに語る。「あの光は太陽だし、向こうに見える白い天体は月だ。夜には北極星を見つけたから、オレたちは北半球にいる。この世界はさ、地形や生態系は違うけど地球なんだよ。オレたちが生きていた地球とは別の」
宗一はギルバートの言葉に戸惑う。言われなければ気づきもしなかった。疑問にも思わなかっただろう。
「僕らのいた地球はどこにあるんだい?」
「わからない。でも、オレは時空が違うだけで、存在していると思っているよ」ギルバートは大河に沿って泳ぐように飛ぶ。「ここはオレたちの地球に似ているが、この世界独自の進化も見られる。中庭の花は覚えているか?」
「確か、みーすと言っていたかな」
「そう、それ。恐らく、あの花はこの世界の花だ。だけど、ランチに出したポテトはジャガイモだ。オレたちの世界にあったジャガイモと同一のものだと思う。あ、いや、たぶん原種だ。成分を調べられないから、正確ではないけど。たまたま見つけたんだ。でも、この世界の人々はジャガイモを食べていない」
じゃがいもの原種とは驚きだ。長寿の宗一でもお目にかかったことはない。自身が幼い頃は、今と違って小さいものが多かった。品種改良を経て大きくなったわけだが、比較的、栽培しやすく栄養価も高い。
優秀な作物なのに生産していないとはもったいない、と宗一は嘆き、ため息交じりに問う。
「この世界の人たちの主食はなんだい?」
「小麦だ」
「米は?」
「ない」
小麦があるならば、と期待した宗一だったが、ギルバートの即答に少々落胆した。宗一にとって米は元気の源だ。白米に生卵。それとも梅干し、おかか、海苔。いや寧ろ、白米を塩結びにして食べられるだけで幸せだ。
稲がないのなら、諦めるしかない。しかし、うどんを食べることができるかもしれない。小麦に望みを託そう。
些か表情の浮かない様子の宗一を察してか、ギルバートは言った。
「見つけていないだけだ。あるとすれば、アジアに似た気候の土地だろう。きっとあるさ。今度、探してくるよ。米が食べたいんだろう?」
「とんでもない、とんでもない! いやいや、お構いなく」
宗一はギルバートの申し出を断った。地球と同じというこの世界がどれだけの大きさかは、先の説明で理解した。この広い世界から稲を探し出すだなんて、藁の中から針を探すようなものだ。宗一ひとりのわがままで、そんな手間を取らせるわけにはいかない。
だが、ギルバートは不満を露わに溜息を吐いた。
前方の大きな山が近くなると、川沿いを逸れて旋回する。
「あの山の向こうは荒野だ。うまくすれば、石油が見つかるかもしれない。だが、この世界に石油はまだ必要ないと思っている。でもさ、米は必要だよ。ソウイチが幸せになる為には必要だ」
ギルバートの横顔は遠くを見ていた。落ち着きのある低い声で宗一に語りかける。
「ソウイチ、もっと要望を言ってくれ。何をしたいのか、何を聞きたいのか、オレにどうしてほしいのか。ソウイチの感情はわかっても、考えていることまではわからないよ」ギルバートは宗一に視線を落とす。「わがままだなんて思わなくていい。言葉にしてくれ、ソウイチ。聞きたいんだ。ソウイチの考えを、気持ちを、声を、オレは聞きたい」
ギルバートの青い瞳はどこか切なさを感じさせた。
宗一は胸を締め付けられるような感覚に戸惑った。孫ほどの年齢の青年に諭され、年甲斐もなく、心の高ぶりを感じている。
「それなら、いずれお願いするよ。君にはやるべきことが山ほどあるようだから」
「オーケー、さっさと平和な世界にしよう」
ギルバートは目を細め、白い歯を覗かせて笑顔を見せた。
宗一も感謝を込めて、微笑み返す。
ギルバートは宗一を気遣ってくれている。
思えばこの世界に来て、驚きの連続だ。今もそうだ。こうしてギルバートに抱きかかえられながら空を飛ぶなんて、夢にも思わなかった。不思議なことが多く、疑問を抱いても、そのひとつひとつを解消することもままならないほどに、驚きは一気に押し寄せた。
97年間生きたが、初めて体験することばかりだ。
これまでに起きたことを振り返ると、宗一はほんの少しの疲労を感じた。
差し込む陽光がギルバートの青い瞳を輝かせる。青いビー玉を太陽に翳した時のような美しさだ。懐かしさに心安らぐ。
宗一はそっと目を閉ざして思った。
――ああ、疲れたなあ……。
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