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第7章 ひとときの日常休暇編
【雇用№102】リュウと服屋での意外な再会
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服屋がここにあるって聞いたんだけど、街の中を歩きそれらしき所に来た。ここかな?というか服屋って文字が書いてあるしここしかないよね。
「こんにちは~」
と声をかけながら、お店の中に入っていく。
「カランッカラン」鈴が鳴る。
「はーい、いらっしゃいませ~」
と明るく元気な声が聞こえてくる。
「あっ、リュウさんだ。ようやく来てくれたんですね。あれこら、いつまで経っても来ないから忘れられたのかと思ってましたよ」
長い赤毛の髪の綺麗な女の子、どこであったかな?向こうは僕のことを知っているみたいだけど、こっちはさーっぱり覚えていない。
「あっその顔は、誰だか分からないって、顔してますますね。これでどうですか?」
と長い髪色を後ろで一括りに束ねる。
「いやっ、ごめんなさい。どうと言われても思い出せないです。どこでお会いしたでしょうか?」
「はー、こんな綺麗で妙齢な子がいるのに覚えてないなんて、失礼しちゃうわ」
「いや、なんともごめんなさい」
「ふふっ、いいんですよ。それに、謝っててもらうより、こちらが本来感謝する必要があるんですから。ほら、2ヶ月くらい前にあった魔族襲撃の時に助けてもらった3人娘のうちの一人のエリナですよ。マインちゃんの武器屋にはよく行ってるって伺ってますよ。」
「あーあの時助けた子か。うん。思い出したよ。あの時は夜に差し入れありがとうね。武器屋には、装備を更新しに行くからちょくちょく行ってるからね。」
「もーっ、服屋にもちょくちょく来て下さいよ。下着や普段着、お洒落な服まで色々揃えてあるんですから。あーっ、もしかしてリュウさんって。あまり服に興味のない人ですか?」
「ええ、保温効果や通気性があって、機能的であれば、他にはデザインなんかは、あまり気にしないですね。」
「やっぱり。もう、それだと女の子にモテないですよ。リュウさんは、今この街では、知らない人はいない有名人なんですから。」
「えーっ、そうなの?なんで、そこまで有名に?そんな大それたことはしてないよね。そりゃ、女の子にモテれば、嬉しいことは嬉しいけど、がっついてモテたいというのもないからね。」
「いえいえ、結構大それたことしてますって。ガンツさんと、一緒に魔族の襲撃を、撃退しているのは色々な人が見てますし。助けられた人も大勢いますよ。私もその中の一人ですし。
若くして、いきなりドラゴンズファームを立ち上げ、あの敏腕でなんでもこなすで有名だったウェルザさんやその付き人であるセバリンを引き抜き、この街で唯一のポーション作成だった、ガンツさんの元でポーション作りを学び、2ヶ月足らずで、本家を追い抜かす勢いで商売を広げてる若手の実業家だって。」
「えーっ、これまでしたこと全部知ってるの?エリナさんって僕のファン?」
「リュウさん、あなたは、今この界隈では、結婚したい男性の2位に君臨する超超有名人ですよ。私もあの時に頑張ってアプローチしてればと思ってます。勿論今も好きさえあればと思ってますよ。」
と言って、エリナさんが可愛いらしくウインクしてくる。
「そんなランキングあるんだ。面白そうだね。1位は誰なの?」
「不動の1位は、リュウさんもご存知のガンツさんですよ。あの人のきめ細やかな女性に対する心配りと有事の際に、率先して前に行って戦う姿は、好感度が高いですよ。それにそれになんといっても、奥様への一筋の愛がなんといっても女性に高評価なんですよ。
遊び歩いているという噂もなく、女性にも優しいというのは、完璧ですよね。私としては、もう少しイケメンであればというのもありますが。。。」
「あの人の奥さんへの愛は、非常に学べるものがあるよね。僕もさっきそこに行って色々と相談した結果、ここを案内されたから。」
「なるほど、そうでしたか。それでリュウさん、世間話はこのくらいにしておいて、どのような御用件でしょうか?服を買いに来たのは分かってますよ。どんな目的のお洋服かということです。あまりデザインに興味がおありでない、リュウさんがご紹介てくるということは、のっぴきならない事情があるのでしょう?」
「ええ、実は、一緒に暮らしている女の子とデートすることになりまして。。。」
これまでの経緯をエリナさんに話していく。
あら、出遅れちゃったわね。ちょっと残念、でもまだ挽回は効いている感じだと、出来そうね。果たして、リュウさんに本命はいるのかしら?
でも、ちょっとここは、お仕事モードに入って、真面目に営業したないましょう。一旦私の心は封印ね。
「そうでしたか、では、こちらとこちらのお洋服なんていかがでしょうか?」
と服を勧められ、試着をし、エリナさんの僕の洋服の品評会が始まった。長かった、とてつもなく長かった。僕だけなら、30分くらいで終わるのに、えらく時間がかかってしまった。予算も大分オーバーした。
でも、いい買い物が出来たので、これで良かったんだ。帰り際に、
「今度は.私とデートしましょうね」
と、ウインク付きで、投げキッスまで来たけど、冗談だと思ったので、流しておきました。現代でそれほど、モテてない僕が、異世界でモテる理由はないでしょう?
「こんにちは~」
と声をかけながら、お店の中に入っていく。
「カランッカラン」鈴が鳴る。
「はーい、いらっしゃいませ~」
と明るく元気な声が聞こえてくる。
「あっ、リュウさんだ。ようやく来てくれたんですね。あれこら、いつまで経っても来ないから忘れられたのかと思ってましたよ」
長い赤毛の髪の綺麗な女の子、どこであったかな?向こうは僕のことを知っているみたいだけど、こっちはさーっぱり覚えていない。
「あっその顔は、誰だか分からないって、顔してますますね。これでどうですか?」
と長い髪色を後ろで一括りに束ねる。
「いやっ、ごめんなさい。どうと言われても思い出せないです。どこでお会いしたでしょうか?」
「はー、こんな綺麗で妙齢な子がいるのに覚えてないなんて、失礼しちゃうわ」
「いや、なんともごめんなさい」
「ふふっ、いいんですよ。それに、謝っててもらうより、こちらが本来感謝する必要があるんですから。ほら、2ヶ月くらい前にあった魔族襲撃の時に助けてもらった3人娘のうちの一人のエリナですよ。マインちゃんの武器屋にはよく行ってるって伺ってますよ。」
「あーあの時助けた子か。うん。思い出したよ。あの時は夜に差し入れありがとうね。武器屋には、装備を更新しに行くからちょくちょく行ってるからね。」
「もーっ、服屋にもちょくちょく来て下さいよ。下着や普段着、お洒落な服まで色々揃えてあるんですから。あーっ、もしかしてリュウさんって。あまり服に興味のない人ですか?」
「ええ、保温効果や通気性があって、機能的であれば、他にはデザインなんかは、あまり気にしないですね。」
「やっぱり。もう、それだと女の子にモテないですよ。リュウさんは、今この街では、知らない人はいない有名人なんですから。」
「えーっ、そうなの?なんで、そこまで有名に?そんな大それたことはしてないよね。そりゃ、女の子にモテれば、嬉しいことは嬉しいけど、がっついてモテたいというのもないからね。」
「いえいえ、結構大それたことしてますって。ガンツさんと、一緒に魔族の襲撃を、撃退しているのは色々な人が見てますし。助けられた人も大勢いますよ。私もその中の一人ですし。
若くして、いきなりドラゴンズファームを立ち上げ、あの敏腕でなんでもこなすで有名だったウェルザさんやその付き人であるセバリンを引き抜き、この街で唯一のポーション作成だった、ガンツさんの元でポーション作りを学び、2ヶ月足らずで、本家を追い抜かす勢いで商売を広げてる若手の実業家だって。」
「えーっ、これまでしたこと全部知ってるの?エリナさんって僕のファン?」
「リュウさん、あなたは、今この界隈では、結婚したい男性の2位に君臨する超超有名人ですよ。私もあの時に頑張ってアプローチしてればと思ってます。勿論今も好きさえあればと思ってますよ。」
と言って、エリナさんが可愛いらしくウインクしてくる。
「そんなランキングあるんだ。面白そうだね。1位は誰なの?」
「不動の1位は、リュウさんもご存知のガンツさんですよ。あの人のきめ細やかな女性に対する心配りと有事の際に、率先して前に行って戦う姿は、好感度が高いですよ。それにそれになんといっても、奥様への一筋の愛がなんといっても女性に高評価なんですよ。
遊び歩いているという噂もなく、女性にも優しいというのは、完璧ですよね。私としては、もう少しイケメンであればというのもありますが。。。」
「あの人の奥さんへの愛は、非常に学べるものがあるよね。僕もさっきそこに行って色々と相談した結果、ここを案内されたから。」
「なるほど、そうでしたか。それでリュウさん、世間話はこのくらいにしておいて、どのような御用件でしょうか?服を買いに来たのは分かってますよ。どんな目的のお洋服かということです。あまりデザインに興味がおありでない、リュウさんがご紹介てくるということは、のっぴきならない事情があるのでしょう?」
「ええ、実は、一緒に暮らしている女の子とデートすることになりまして。。。」
これまでの経緯をエリナさんに話していく。
あら、出遅れちゃったわね。ちょっと残念、でもまだ挽回は効いている感じだと、出来そうね。果たして、リュウさんに本命はいるのかしら?
でも、ちょっとここは、お仕事モードに入って、真面目に営業したないましょう。一旦私の心は封印ね。
「そうでしたか、では、こちらとこちらのお洋服なんていかがでしょうか?」
と服を勧められ、試着をし、エリナさんの僕の洋服の品評会が始まった。長かった、とてつもなく長かった。僕だけなら、30分くらいで終わるのに、えらく時間がかかってしまった。予算も大分オーバーした。
でも、いい買い物が出来たので、これで良かったんだ。帰り際に、
「今度は.私とデートしましょうね」
と、ウインク付きで、投げキッスまで来たけど、冗談だと思ったので、流しておきました。現代でそれほど、モテてない僕が、異世界でモテる理由はないでしょう?
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