22 / 188
第2章 魔族襲撃編
【雇用№021】雇われ勇者 転送ゲートのコードは?いずこ?
しおりを挟む
ようやく今日という長い一日が終わりに近づいてきた。
長いというよりは、実際はものすごいスピードで流れていき、色々なことが判明した一日であった。
「は~~やっと家に帰れたよ。お腹空いたわ。今回の片づけはなぜか打ち上げなかったし。宿にも泊まってないから、夜食もないわ。もう、今日は疲れたし、携帯食でも食べて終わらせよう。」
王から頂いた携帯食を取り出しほおばる。
「うわ、まずい、ぼそぼそするし、味もそっけもない。これが保存食だと食べる気も、旅に出る気もうせるよ。は~~~、こういう時はあれだよな。 ラノベ的、なろう的、異世界転生ものだと、食が悪いと自分で色々作っちゃおうって形になるんだよね。 誰かそんな転生者か転移者この世界にもいないもんですかね?
僕にはとてもじゃないけど、美味しいマヨネーズや揚げ物の作り方もわからんしな。 こんなことなら、もっと自炊しとけばよかったよ。男の一人暮らしなんて、外食か、カップラーメンか冷凍食品をレンチンして終わりの簡単調理だよ。
こうなると、料理の上手な奥さんがいてくれると嬉しいよな。この世界も香辛料とかはそれほど普及してないみたいだし、宿の食事もまずくはないけどしょうもなかったし、、、、は~~~、日本食が懐かしい。」
激動の一日を終えたリュウは軽いホームシックにかかっていた。
「なんかもう、魔王倒す前にやる気がめっきり減ってきたよ。なんでこんな所で、給料も払わない、女神や王のために仕事してるんだろう?帰りたいわ~~~。
あ~~~そういえば忘れてた。マジックプログラミングの『記録』しっぱなしだったわ。 『終了』押す前に念のために、転送ゲートの歪の状況を見ておかないと」
やる気がなくなりながらも健気に自分のやることを見つけてやってしまう性分のようです。
家を出て、夜の空を見上げると、透き通るような綺麗な夜空がありました。
地球とは違い大気汚染もなく、空を見上げれば綺麗な星がくっきりと見えます。
天然のプラネタリウムに思わず感動してしまいます。
「あ~綺麗だな。でも、出来れば、彼女の愛ちゃんと二人でみたかったな。元気にしているかな?」
感傷にふけた後、王の城の上空をみて、歪がないことを確認します。
「よし、ゲートは閉じている。これにてマジックプログラミングの記録は『終了』っと。さて、肝心のコードはどうなっているかな?」
興味本位にユーザーインターフェースを開き、今日記録した一日分のコードを見ます。
・
・
・
そのコードの長さを見て、リュウは唖然としました。やばい一日分のコードが多すぎる。なんでこんなに沢山あるんだよ。スクロールするバーがエク●ルの最終行がおかしくなった時みたいに、線みたいになっているじゃないか。
がっくりだよ。がっくり。
せっかく転送ゲートの魔法を使えるようになるかもしれなかったのに。色んな所にルー●したり、瞬間移動出来たりしたかもしないのに。
ほんとがっかりだよ。俺のはかない期待と希望を返せ」
とあまりに膨大な量のコードを前にして、魔族との闘いの疲労もあっって一人で盛大に愚痴をこぼしていました。
「は~時間を見て、少しずつ解析していくしかないか。とりあえずこれは、名前『転送ゲートの解析用(仮)』名前を変えて保存しておこう。でも、これどうなんだ?もし、これをユーザーインターフェースで起動したら。。。。」
なんかよくないことが起こりそうな予感がして、背筋がぞくっとしました。
「やめやめ、今日は疲れたもう寝よう。明日はエルザさんと、モニカちゃんにチルも来るだろうし、早く寝て、早く起きないと。もし、寝てて、こんな上司や仲間ヤダとか言われたら、落ち込んじゃうし。」
とぼやきながら家に入り、就寝するのであった。
長いというよりは、実際はものすごいスピードで流れていき、色々なことが判明した一日であった。
「は~~やっと家に帰れたよ。お腹空いたわ。今回の片づけはなぜか打ち上げなかったし。宿にも泊まってないから、夜食もないわ。もう、今日は疲れたし、携帯食でも食べて終わらせよう。」
王から頂いた携帯食を取り出しほおばる。
「うわ、まずい、ぼそぼそするし、味もそっけもない。これが保存食だと食べる気も、旅に出る気もうせるよ。は~~~、こういう時はあれだよな。 ラノベ的、なろう的、異世界転生ものだと、食が悪いと自分で色々作っちゃおうって形になるんだよね。 誰かそんな転生者か転移者この世界にもいないもんですかね?
僕にはとてもじゃないけど、美味しいマヨネーズや揚げ物の作り方もわからんしな。 こんなことなら、もっと自炊しとけばよかったよ。男の一人暮らしなんて、外食か、カップラーメンか冷凍食品をレンチンして終わりの簡単調理だよ。
こうなると、料理の上手な奥さんがいてくれると嬉しいよな。この世界も香辛料とかはそれほど普及してないみたいだし、宿の食事もまずくはないけどしょうもなかったし、、、、は~~~、日本食が懐かしい。」
激動の一日を終えたリュウは軽いホームシックにかかっていた。
「なんかもう、魔王倒す前にやる気がめっきり減ってきたよ。なんでこんな所で、給料も払わない、女神や王のために仕事してるんだろう?帰りたいわ~~~。
あ~~~そういえば忘れてた。マジックプログラミングの『記録』しっぱなしだったわ。 『終了』押す前に念のために、転送ゲートの歪の状況を見ておかないと」
やる気がなくなりながらも健気に自分のやることを見つけてやってしまう性分のようです。
家を出て、夜の空を見上げると、透き通るような綺麗な夜空がありました。
地球とは違い大気汚染もなく、空を見上げれば綺麗な星がくっきりと見えます。
天然のプラネタリウムに思わず感動してしまいます。
「あ~綺麗だな。でも、出来れば、彼女の愛ちゃんと二人でみたかったな。元気にしているかな?」
感傷にふけた後、王の城の上空をみて、歪がないことを確認します。
「よし、ゲートは閉じている。これにてマジックプログラミングの記録は『終了』っと。さて、肝心のコードはどうなっているかな?」
興味本位にユーザーインターフェースを開き、今日記録した一日分のコードを見ます。
・
・
・
そのコードの長さを見て、リュウは唖然としました。やばい一日分のコードが多すぎる。なんでこんなに沢山あるんだよ。スクロールするバーがエク●ルの最終行がおかしくなった時みたいに、線みたいになっているじゃないか。
がっくりだよ。がっくり。
せっかく転送ゲートの魔法を使えるようになるかもしれなかったのに。色んな所にルー●したり、瞬間移動出来たりしたかもしないのに。
ほんとがっかりだよ。俺のはかない期待と希望を返せ」
とあまりに膨大な量のコードを前にして、魔族との闘いの疲労もあっって一人で盛大に愚痴をこぼしていました。
「は~時間を見て、少しずつ解析していくしかないか。とりあえずこれは、名前『転送ゲートの解析用(仮)』名前を変えて保存しておこう。でも、これどうなんだ?もし、これをユーザーインターフェースで起動したら。。。。」
なんかよくないことが起こりそうな予感がして、背筋がぞくっとしました。
「やめやめ、今日は疲れたもう寝よう。明日はエルザさんと、モニカちゃんにチルも来るだろうし、早く寝て、早く起きないと。もし、寝てて、こんな上司や仲間ヤダとか言われたら、落ち込んじゃうし。」
とぼやきながら家に入り、就寝するのであった。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?


夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる