上 下
133 / 138
第12章 人間と物の怪の懇親会

【118】ダンジョン2階の準備2

しおりを挟む
「みゃーとっても綺麗に出来てるにゃー。」

  チラシとして使うとあって限りなく文字情報を抑えて、視覚でわかりやすく訴える構成で作成されている

「かなり分かりやすくシンプルに作ってありますね。
 この○月○日(火)金沢店 
   待望の雪山ダンジョンオープンってのもいいですね。
 このチラシが何のためのものかが一目でわかります。」

「ミリィちゃんありがと~。ミリィちゃんのポスターもすんごく可愛いよー。ウィーンさんもありがとう。始めはダラダラと文章で書いてたのですが、後で見直した時に分かりにくかったので、限りなく不要な文章をカットして削ってみました。」

「小咲ちゃん。ありがとうにゃ~。ミリィも一杯一杯頑張ったにゃー。」

 ミリィのは僕が前に一回のマップを作ったものを参考にして、ミリィ流にアレンジして作成されている。細かく要所要所でアドバイスが書かれているので、お役立ち情報満載である。

 と言っても、あまり出しすぎると、ダンジョンのメインである冒険を楽しむ要素が少なくなってくるので見極めが必要になってくる。

 がそれを差し引いても、身内贔屓になるかも知らないが本当に良い出来だ。トナカイが仲良く温泉に浸かっている光景や天魔さんがソリで山頂に向かう姿。雪那さんが華麗にスキーで山頂から降りてくる姿。

 うーんほのぼのしてて、見てて微笑ましくなってくるかな。ダンジョンに冒険しに行くというコンセプトの描かれかたでは完全に無くなっている。レジャー感覚で遊びにくる感覚のものなっている。

「僕としても、二人とも良く出来てらと思います。後で他のスタッフにも了解を取って問題なければそれで発信していきますしょう。」

「了解にゃー」
「分かりました。」

 その後、休憩に入った雪那さんや天魔さんに見せて、問題ないOKをもらった。時渡さんと天宮君からは、

「いつの間に準備してたんですか。1Fは夏仕様で、2Fは冬仕様なんですね。」

 と天宮君からは想定外のコメントが。そうか、日本のこの位置は四季が豊かだから、そういう捉え方もあるのか。なら、後は秋と春を追加すればここで日本の四季が全て味わえるダンジョンになるのか。

 2Fが終われば、またすぐにでも次のダンジョンの設計をしていかないと。デバッグもテストも間に合わないですからね。

「正社員の皆さんはもうダンジョン体験されてるんですね。羨ましいです。私達バイトもオープン前のテストに参加出来るんでしようか?」

「時渡さん。残念ですがそれは難しいですね。皆さん休日返上してやってくれてますから。バイトの子にまでそこまで過酷な作業はお願い出来ませんよ。」

「そうですか。」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

処理中です...