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【閑話】年末のダンジョン
【閑話】お正月その2
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そりゃ、僕が入っているわけないですよね。そっか、そう言えば、あの後ヨシさんが、グループモインでは、必要な連絡だけして、他の雑談は別のグループを作ってするようにって言ってたっけ。
「で、妾がウィーンさんに連絡をするように任されてたのねーん」
いやいや結局、妲己姉さんの連絡ミスが原因なんですか。
「はぁー」
もう溜息しか出てこない。突発のイレギュラーは仕事だけで十分なのに、まさかプライベートでも起こるとは。僕の平穏な日常は何処へ。
「ウィーンさん、溜息ついてたら、幸せが逃げちゃいますよ。せっかく妲己さんも来てくれたんですから、一緒に楽しみましょう」
事前に人が来ることが分かっていれば、準備する派の僕としたら、来るなら来るて色々とおもてなしの準備が出来たのに。
「そうだね。ヨシ気を取り直して、目一杯遊ぼうか。」
「おー」
結局、お昼前に、サクラちゃん、玉藻姉さん、ヨシさんの三人が追加で合流することになった。
サクラちゃんが、エリックさんに連絡、玉藻姉さんがヨシさんと大輔さんに連絡という手筈だったようだ。で、僕が愉快犯であり、確信犯の妲己姉さんだった。
エリックさんは、年末にある本部での会議で欧州に行っててそのまま、アイスランドの故郷に帰郷するから不参加なんだって。大輔さんは、地元の商工会で年末年始は、忘年会から新年は、神社の当番が今年はあるそうなので、不参加なようだ。
サクラちゃんは東京方面なので新幹線でビューンと一本で、ヨシさんと玉藻姉さんは、車で長野に寄って来たようだ。大阪→京都→長野→石川のルートだったみたい。
車は、レンタカーで、最寄りの指定パーキングに返却すれば良いのだそうだ。ヨシさんが慣れない運転でぐったりしている。なんだも、6時間ほど運転してたらしい。
免許も、都会だと車を運転する必要もないから、ペーパードライバーの人が多く。ヨシさんもその一人のようだ。ちなみに物の怪で運転出来るのは、ヨシさんの他は大輔さんだけらしい。
交通の便が整っていて、出張も電車でこと足りる。なにせ、交通の便のよい、人の集まる場所にダンジョンマートの各支店がありますので。僕も天魔さんもエリックさんも、その気になれば空を飛んで移動出来るわけで、あまり車を持つ重要性を感じられなかったので免許をとってないんだね。
僕の場合は、日本で仮に運転するとなると国際免許が必要になってくるので土台運転する気がないんだけど。
玉藻姉さんは、ヨシさんが運転している間に、ナビで行き先を設定したり、ヨシさんが眠らないように話し相手に塗ったなってあげたんだって。
もっとも最後の方は、眠ってたみたい。
「みんな久しぶり~、これ長野お土産ですよ。戸隠蕎麦。よしさんと一緒に天魔さんの故郷に寄って、生蕎麦もらってきました。やっぱり日本人なら年越しは蕎麦よね。」
「そうなんですね。うちは、ブラッドワイン片手に七面鳥と豚のローストでした。国が変われば、食も風習も変わるもんなんですね。」
「そやで、ウィーン。戸隠の生蕎麦なんぞ滅多に食えんからよう感謝して味わって食えや。わいらは毎年天魔がおるから、大阪に送ってもらっとるからな。」
「後は年末は年始に備えてお餅の準備もしないとね。」
サクラちゃんが嬉しそうにそう言った。
「えっお餅って家庭で作れるモノなんですか?」
僕がそう言うとみんな一斉にウンウンと頷く。そうかみんなアジア圏の物の怪だから知っているのか?
「そうだよ~。どこの家庭でも昔は自分のお家で作ってだんだよ~。ねっ玉藻ちゃん。」
「そうねっ。サクラちゃん。実家にはまだまだ、杵や臼が置いてあるわよ。それに簡易の竈門もあるからね。火があれば作れちゃうわ。」
「そうそう、餅米を蒸籠で蒸して、蒸した餅米を臼に入れてね。合いの手を入れながら、杵でぺったんぺったん餅をつくんだよね~。」
「てことで、こっちで餅米買って準備するぞ。ウィーン。」
「いや、でもですねヨシさん。うちには、杵も臼も竈門もないので、餅米を、買ったとしてもお餅をつくことは出来ませんよ。」
「アホか、お前はここをどこやおもとるんや」
「えっダンジョンマート金沢店です。」
「ならダンジョンでやったらええやろ。ダンジョンなら火を起こそうが、水を零そうが何したって問題ないやろ。それに既に去年やっとるからな。杵も臼も竈門も燃料の薪も登録済みや。むしろ、オーナーは、一人セットこうとるからな。心配せんでも大丈夫なんや。餅米だけ近くのスーパーで買うたらええわ。石川はコシヒカリとかホホホの穂が、有名やさかい餅米も美味いのか売っとるやろ。」
「なるほど。お約束のソウルショップに全て揃っている訳ですか。はだははっはっはっ。」
「そうだよね。ヨシちゃん。門松やコタツ、囲炉裏にバーベキューセットも作ったんだよね。アウトレジャーグッズなら大概揃っちゃうよね。」
「そやな。サクラちゃん。後は、採れたての新鮮な肉や魚が有れば完璧なんやが。」
「で、妾がウィーンさんに連絡をするように任されてたのねーん」
いやいや結局、妲己姉さんの連絡ミスが原因なんですか。
「はぁー」
もう溜息しか出てこない。突発のイレギュラーは仕事だけで十分なのに、まさかプライベートでも起こるとは。僕の平穏な日常は何処へ。
「ウィーンさん、溜息ついてたら、幸せが逃げちゃいますよ。せっかく妲己さんも来てくれたんですから、一緒に楽しみましょう」
事前に人が来ることが分かっていれば、準備する派の僕としたら、来るなら来るて色々とおもてなしの準備が出来たのに。
「そうだね。ヨシ気を取り直して、目一杯遊ぼうか。」
「おー」
結局、お昼前に、サクラちゃん、玉藻姉さん、ヨシさんの三人が追加で合流することになった。
サクラちゃんが、エリックさんに連絡、玉藻姉さんがヨシさんと大輔さんに連絡という手筈だったようだ。で、僕が愉快犯であり、確信犯の妲己姉さんだった。
エリックさんは、年末にある本部での会議で欧州に行っててそのまま、アイスランドの故郷に帰郷するから不参加なんだって。大輔さんは、地元の商工会で年末年始は、忘年会から新年は、神社の当番が今年はあるそうなので、不参加なようだ。
サクラちゃんは東京方面なので新幹線でビューンと一本で、ヨシさんと玉藻姉さんは、車で長野に寄って来たようだ。大阪→京都→長野→石川のルートだったみたい。
車は、レンタカーで、最寄りの指定パーキングに返却すれば良いのだそうだ。ヨシさんが慣れない運転でぐったりしている。なんだも、6時間ほど運転してたらしい。
免許も、都会だと車を運転する必要もないから、ペーパードライバーの人が多く。ヨシさんもその一人のようだ。ちなみに物の怪で運転出来るのは、ヨシさんの他は大輔さんだけらしい。
交通の便が整っていて、出張も電車でこと足りる。なにせ、交通の便のよい、人の集まる場所にダンジョンマートの各支店がありますので。僕も天魔さんもエリックさんも、その気になれば空を飛んで移動出来るわけで、あまり車を持つ重要性を感じられなかったので免許をとってないんだね。
僕の場合は、日本で仮に運転するとなると国際免許が必要になってくるので土台運転する気がないんだけど。
玉藻姉さんは、ヨシさんが運転している間に、ナビで行き先を設定したり、ヨシさんが眠らないように話し相手に塗ったなってあげたんだって。
もっとも最後の方は、眠ってたみたい。
「みんな久しぶり~、これ長野お土産ですよ。戸隠蕎麦。よしさんと一緒に天魔さんの故郷に寄って、生蕎麦もらってきました。やっぱり日本人なら年越しは蕎麦よね。」
「そうなんですね。うちは、ブラッドワイン片手に七面鳥と豚のローストでした。国が変われば、食も風習も変わるもんなんですね。」
「そやで、ウィーン。戸隠の生蕎麦なんぞ滅多に食えんからよう感謝して味わって食えや。わいらは毎年天魔がおるから、大阪に送ってもらっとるからな。」
「後は年末は年始に備えてお餅の準備もしないとね。」
サクラちゃんが嬉しそうにそう言った。
「えっお餅って家庭で作れるモノなんですか?」
僕がそう言うとみんな一斉にウンウンと頷く。そうかみんなアジア圏の物の怪だから知っているのか?
「そうだよ~。どこの家庭でも昔は自分のお家で作ってだんだよ~。ねっ玉藻ちゃん。」
「そうねっ。サクラちゃん。実家にはまだまだ、杵や臼が置いてあるわよ。それに簡易の竈門もあるからね。火があれば作れちゃうわ。」
「そうそう、餅米を蒸籠で蒸して、蒸した餅米を臼に入れてね。合いの手を入れながら、杵でぺったんぺったん餅をつくんだよね~。」
「てことで、こっちで餅米買って準備するぞ。ウィーン。」
「いや、でもですねヨシさん。うちには、杵も臼も竈門もないので、餅米を、買ったとしてもお餅をつくことは出来ませんよ。」
「アホか、お前はここをどこやおもとるんや」
「えっダンジョンマート金沢店です。」
「ならダンジョンでやったらええやろ。ダンジョンなら火を起こそうが、水を零そうが何したって問題ないやろ。それに既に去年やっとるからな。杵も臼も竈門も燃料の薪も登録済みや。むしろ、オーナーは、一人セットこうとるからな。心配せんでも大丈夫なんや。餅米だけ近くのスーパーで買うたらええわ。石川はコシヒカリとかホホホの穂が、有名やさかい餅米も美味いのか売っとるやろ。」
「なるほど。お約束のソウルショップに全て揃っている訳ですか。はだははっはっはっ。」
「そうだよね。ヨシちゃん。門松やコタツ、囲炉裏にバーベキューセットも作ったんだよね。アウトレジャーグッズなら大概揃っちゃうよね。」
「そやな。サクラちゃん。後は、採れたての新鮮な肉や魚が有れば完璧なんやが。」
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