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第12章 人間と物の怪の懇親会
【101】人間と物の怪の懇親会1
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「もぉぅー大丈夫ですか?ウィーンさん」
雪那さんが、身体から冷気を噴き出し冷たい風を当ててくれる。小咲ちゃんは、扇子で風を仰いでくれている。天魔さんは、冷たい水をドリンクサーバーから持ってきてくれた。
「いやはや面目ないです。まさか、経ったの小一時間で夏バテしてしまうとは。日本の夏は改めて暑いんですね。それに蒸しっとしてますね。」
「ウィーンさんは、欧州出身でしたね。日本海側は、夏は割と蒸し暑いですね。太平洋側は、カラッとした爽やかな暑さですよ。」
「そうですわ。ウィーンさん。日本海側に位置している石川では、年中雨が降りやすいですもの。そのおかげか水には不自由しませんが、湿度が高い傾向にありますわ。その分、冬は雪が降りやすく、積もりやすいので、私にはとてもいい環境ですの。」
「雪那さんは、雪女ですからね。雪のある地方の方が住みやすいんですね。」
「3人ともありがとうございます。おかげで大分良くなりました。さっ、天宮君と時渡さんがいる待ち合わせ場所へ行きましょうか。」
僕たちは、地下通路を、使って駅前の巨大なショッピングセンターのファルテに向かった。ほんと金沢の駅前は便利ですね。近場だけの移動なら、傘を持たなくても、地下通路を使って行けるのですから。
雪が降っても積もってもそれは変わらないので、助かりますね。うちに来るお客さんたちも、駅からダンジョンマートまで手ぶらで来れますから。立地としてもサイコーです。
こうやって、5分ほど歩くだけで、お土産も買うことは出来るし、服や靴、アクセサリー、小物まで一通り揃ってしまうのだから。駅に集まるお客様が増えるのも無理ないことですね。
人がいる所に、お店が立ち、サービスか出来る。そして、その色々なサービスが集約される場所に人がまた集まり、また、新たなサービスができる。
好循環のスパイラルが形成されてますね。新しく、新規のサービスなら、人が多い所でやってみるって言うのが鉄則ですね。
人の少ない所でニッチなサービスをしても、それを望んでいる人がさらに少ないので、商売として成り立たないですから。でも、今は、ネットの時代、SNSの時代です。
ニッチなサービスもネットを通じて、商売が出来れば、世界の数%の人数を相手に商売をすることが可能ですから、チャンスはいくらでもある。
環境に合った需要に合った商売が出来ていれば、、その商売は、長続きしますね。もっとも、私もビジネスの本を読んだだけで商売を立ち上げたことはないし、今も既存のコンテンツを、お借りして、ダンジョン探索という商売を、しているのですから。
今日は、フードフロアで懇親会てある場所は、焼き肉屋さんですね。中華、和食、洋食様様なお店が並んでいた目移りするのですが、今回のメインは時渡さん達ですので、希望を聞いた結果焼き肉になりました。
お寿司もかなり上位には入ってましたけど、回る寿司ならともかく値札のついていない寿司屋をご要望されたので流石に却下しました。
気になる参加費の方は、他がどのようになっているかは知りませんが、うちは天魔さんに大阪での内容を聞いたことを考慮して。
アルバイト 1000円
社員 3000円
オーナー 5000円
残りは会社の経費で落とすことにしました。
負担額は、うちは稼ぎ度合いによって変えてます。社員だけの集まりなら、一律コース料理の料金、ちょっと会社の負担でもよかったのですが、今回はバイト君達もいますから、一律というのは可愛いそうですので、ある程度は、オーナーである僕が負担するという形を取らせてもらってます。
今回は、飲み放題食べ放題のコースですね。食べ盛りの若者2名と飲みが大好きな大人が沢山いますので、金を気にせずに飲み食いするにはこれが一番です。
「あっいたいたウィーンさん、こんばんは。さっ、としくんあっちに行くわよ」
「ちょっとナナちゃん手は繋がなくても大丈夫だよ。もう、大人だし、それに迷子になることもないんだがら。」
「バカねートシ君、私が繋ぎたいから、繋いでいるのよ。、さっ、行くわよ」
「時渡さん、天宮君こんばんは。早かったね。」
「ええっ、ちょっと本屋で見たいものがあったので、トシ君と一緒にぶらついていたんです。」
「ここに書店もあったのですか?知らなかった。」
「ええ、そうですよ。ウィーンさんは、本が好きなんですか?」
「ええ、そうで」
雪那さんと、小咲ちゃんが僕の袖を引っ張る。上は長袖のシャツに下は綿パンを履いてきている。
「ウィーンさん、そういう込み入った話は中に入って注文してからにしましょうね。」
「時渡さん達も中に入ってからはお話しましょうね。」
「はいっ」
合流した6人はお店の中に入り、テーブル席に、案内されていく。お座敷ではなく、脚を伸ばして座るイスがあるタイプのテーブル、洋式ともいう。
飲み放題食べ放題ということもあり、店内を歩いて食材や飲み物を集めるビュッフェ方式?セルフ方式を採用しているタイプだ。
各自ドリンクをひとまず取りに行って食材は、乾杯が終わった後にすることになった。、
雪那さんが、身体から冷気を噴き出し冷たい風を当ててくれる。小咲ちゃんは、扇子で風を仰いでくれている。天魔さんは、冷たい水をドリンクサーバーから持ってきてくれた。
「いやはや面目ないです。まさか、経ったの小一時間で夏バテしてしまうとは。日本の夏は改めて暑いんですね。それに蒸しっとしてますね。」
「ウィーンさんは、欧州出身でしたね。日本海側は、夏は割と蒸し暑いですね。太平洋側は、カラッとした爽やかな暑さですよ。」
「そうですわ。ウィーンさん。日本海側に位置している石川では、年中雨が降りやすいですもの。そのおかげか水には不自由しませんが、湿度が高い傾向にありますわ。その分、冬は雪が降りやすく、積もりやすいので、私にはとてもいい環境ですの。」
「雪那さんは、雪女ですからね。雪のある地方の方が住みやすいんですね。」
「3人ともありがとうございます。おかげで大分良くなりました。さっ、天宮君と時渡さんがいる待ち合わせ場所へ行きましょうか。」
僕たちは、地下通路を、使って駅前の巨大なショッピングセンターのファルテに向かった。ほんと金沢の駅前は便利ですね。近場だけの移動なら、傘を持たなくても、地下通路を使って行けるのですから。
雪が降っても積もってもそれは変わらないので、助かりますね。うちに来るお客さんたちも、駅からダンジョンマートまで手ぶらで来れますから。立地としてもサイコーです。
こうやって、5分ほど歩くだけで、お土産も買うことは出来るし、服や靴、アクセサリー、小物まで一通り揃ってしまうのだから。駅に集まるお客様が増えるのも無理ないことですね。
人がいる所に、お店が立ち、サービスか出来る。そして、その色々なサービスが集約される場所に人がまた集まり、また、新たなサービスができる。
好循環のスパイラルが形成されてますね。新しく、新規のサービスなら、人が多い所でやってみるって言うのが鉄則ですね。
人の少ない所でニッチなサービスをしても、それを望んでいる人がさらに少ないので、商売として成り立たないですから。でも、今は、ネットの時代、SNSの時代です。
ニッチなサービスもネットを通じて、商売が出来れば、世界の数%の人数を相手に商売をすることが可能ですから、チャンスはいくらでもある。
環境に合った需要に合った商売が出来ていれば、、その商売は、長続きしますね。もっとも、私もビジネスの本を読んだだけで商売を立ち上げたことはないし、今も既存のコンテンツを、お借りして、ダンジョン探索という商売を、しているのですから。
今日は、フードフロアで懇親会てある場所は、焼き肉屋さんですね。中華、和食、洋食様様なお店が並んでいた目移りするのですが、今回のメインは時渡さん達ですので、希望を聞いた結果焼き肉になりました。
お寿司もかなり上位には入ってましたけど、回る寿司ならともかく値札のついていない寿司屋をご要望されたので流石に却下しました。
気になる参加費の方は、他がどのようになっているかは知りませんが、うちは天魔さんに大阪での内容を聞いたことを考慮して。
アルバイト 1000円
社員 3000円
オーナー 5000円
残りは会社の経費で落とすことにしました。
負担額は、うちは稼ぎ度合いによって変えてます。社員だけの集まりなら、一律コース料理の料金、ちょっと会社の負担でもよかったのですが、今回はバイト君達もいますから、一律というのは可愛いそうですので、ある程度は、オーナーである僕が負担するという形を取らせてもらってます。
今回は、飲み放題食べ放題のコースですね。食べ盛りの若者2名と飲みが大好きな大人が沢山いますので、金を気にせずに飲み食いするにはこれが一番です。
「あっいたいたウィーンさん、こんばんは。さっ、としくんあっちに行くわよ」
「ちょっとナナちゃん手は繋がなくても大丈夫だよ。もう、大人だし、それに迷子になることもないんだがら。」
「バカねートシ君、私が繋ぎたいから、繋いでいるのよ。、さっ、行くわよ」
「時渡さん、天宮君こんばんは。早かったね。」
「ええっ、ちょっと本屋で見たいものがあったので、トシ君と一緒にぶらついていたんです。」
「ここに書店もあったのですか?知らなかった。」
「ええ、そうですよ。ウィーンさんは、本が好きなんですか?」
「ええ、そうで」
雪那さんと、小咲ちゃんが僕の袖を引っ張る。上は長袖のシャツに下は綿パンを履いてきている。
「ウィーンさん、そういう込み入った話は中に入って注文してからにしましょうね。」
「時渡さん達も中に入ってからはお話しましょうね。」
「はいっ」
合流した6人はお店の中に入り、テーブル席に、案内されていく。お座敷ではなく、脚を伸ばして座るイスがあるタイプのテーブル、洋式ともいう。
飲み放題食べ放題ということもあり、店内を歩いて食材や飲み物を集めるビュッフェ方式?セルフ方式を採用しているタイプだ。
各自ドリンクをひとまず取りに行って食材は、乾杯が終わった後にすることになった。、
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