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第11章 ダンジョンフロア2階 オープン準備編
【100】雪山でのテストプレイ with スキー&スノボー10
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その後は、みんな好きなように遊んでもらったテストプレイにも沢山協力してもらったので、そのぐらいの役得はご用意しておかないと。
だけど、その好きなようにがまさか、実際にテストプレイになっているとは夢ほどにも思っていませんでした。
私以外のみんなが山頂に集まった時は、各々が個人で登った時には何もなかったのに、突如、山頂が崩落して、大きな穴の中にみんなが落ちていったのでびっくりしました。あの時はすぐに飛んで行きましたけど、みんな元気に笑っていたので、問題はなかったです。
どうもオブジェクトが表層しかない、厚みの薄いもので、出来てたようで一定以上の重量がかかり維持出来なくなったため破損したらしい。
その後もハプニングは色々と続いて、ミリィが雪山におっきな雪だるま?雪にゃんこ?雪招き猫を作ろうと、麓から雪を転がして、山頂に持って行こうしたところ、山の山頂まで後一息という所で、ミリィの押す力より雪玉の地面に転がる力の方が勝り、地面に向けて転がっていったんです。
もちろん、作っていたミリィは、雪玉と合体して、一緒に転がってました。元気そうな笑い声が聞こえてきたのが甚だ不思議でなりませんでしたけど。
転がっている最中にジャンプ台のようなものがあり、そこに雪玉が転がったものだから、ジャンプ台からミリィを巻き込んだ雪玉が射出され、大空へと飛びたち、やがて温泉へ落ちて行ったんです。
「にゃははははっ、すごいにゃー、楽しいにゃー」
「.ぼっちゃーん」
温泉に雪達磨が落ちたことで、温泉の温度が一気に冷えて、表面が凍結し、あわや、ミリィは、氷点下となった温泉の中に閉じ込められてしまったんです。
普通にプレイしても、そんなことは起きる筈もないし、試しに僕も雪を沢山温泉に入れてたけど、凍結して、表面が凍るなんて現象は起こらなかったんです。
結局その温泉が凍結するバグの原因は分からず、また、再現方法も分からずなかったことにしました。記録は付けたので、また、同じ現象が発生すれば、相違点から、発生の原因、バグの特定を出すことが出来るでしょう。
あっ、因みにミリィは、温泉に落ちてすぐに助けましたよ。その頃、僕は温泉に浸かってのんびりと過ごしてましたので。もっとも、氷の厚みが思ったよりも分厚く、助けるまでに時間を少々要しました。
ミリィはその間、水中から、氷面をトントンと叩いてましたが。水中から、氷面を割るのは、さらに難しいみたいですね。脅威的なミリィの肺活量のおかげで無事に救出が出来ました。
その後も、ミリィがハプニングを起こしたり、他のみんなも少しずつイレギュラーな行動をしてバグを見つけて行ってました。
もう、テストプレイをまじめにするよりもみんなぬ快く好き放題に遊んでもらった方が、バグ出し出来るのでは?と思ったほどです。
まー僕が好き放題遊んだとしても、既存の範囲内のことしかしないので、ここまでバグ出したはどちらにしろ出来ないからね。皆さんがご協力してくれたおかげで大分バグが見つかったし、修正も出来たし万々歳の結果となりました。
「さぁ、皆さんそろそろお時間ですよ~」
「パンパン」
と手を叩いてみんなを呼び集める。今日はこれから懇親会があるので、16時までと決めてテストプレイをしていた。
「ウィーンさん、あと最後に一滑りだけお願い出来ませんか?」
「天魔さん、約束は約束ですよ。キリが、なくなるので、今日は終了です。社会人組が高校生より、集合時間に遅れてはメンツがありませんよ。」
「その通りですね。また、別の機会に滑ることにしましょう。」
「僕はもう、温泉で汗は流しましたので、皆さんも汗をかいたでしょうから、軽く流してから受付ロビーに集合して下さいね。」
「「はーい」」
「ミリィは、ごめんだけど、お留守番宜しく~。その代わり、帰りにお土産買ってくるから、期待していいよ。」
「ホントかにゃ~。期待して待ってるにゃー。ミリィはもう少しここでスケートを滑って行くにゃ~」
そうそう、結局温泉が凍結した原因は分からなかったんだけど、凍結して、丁度良かったので、雪ん子の力を借りて、複数の温泉を繋げて、即興で、巨大ななスケートリンク場を、作成したんだ。
もっとも今日のリセットで、全て元に戻ってしまうんだけど。ミリィと小咲ちゃんは、スキーをやめてスケートを楽しんでいた。スケートなら、僕も多少は滑れるので、軽く参加した。
金沢にもスケート場はあった筈だから、ダンジョンでわざわざ併設する必要はないから、臨時で問題ないですね。
帰還のボタンを押して、受付ロビーに先に戻った。
「うわー、暑いな。」
先程まで雪山だったので、2~3度だったのに、現実に戻れば、真夏の夕方なので、30度を超えている。しかも、本日は、ダンジョンマートはお休みのため空調設備は一切動かしていない。
「まずかったな。集合場所の設定を、間違えたよ。制御室にしておけば、エアコンをかけて待つことも出来たのに。さっぱり汗を流したのに、汗がダラダラと流れてくる。」
それから1時間程して、天魔さんが上がってきて、その後に、雪那さん、小咲ちゃんがやってきた。
その頃には、暑さで僕は参ってしまっていた。少しの時間だと思ってたから、我慢すればいいと思ってたけど甘かったな。
だけど、その好きなようにがまさか、実際にテストプレイになっているとは夢ほどにも思っていませんでした。
私以外のみんなが山頂に集まった時は、各々が個人で登った時には何もなかったのに、突如、山頂が崩落して、大きな穴の中にみんなが落ちていったのでびっくりしました。あの時はすぐに飛んで行きましたけど、みんな元気に笑っていたので、問題はなかったです。
どうもオブジェクトが表層しかない、厚みの薄いもので、出来てたようで一定以上の重量がかかり維持出来なくなったため破損したらしい。
その後もハプニングは色々と続いて、ミリィが雪山におっきな雪だるま?雪にゃんこ?雪招き猫を作ろうと、麓から雪を転がして、山頂に持って行こうしたところ、山の山頂まで後一息という所で、ミリィの押す力より雪玉の地面に転がる力の方が勝り、地面に向けて転がっていったんです。
もちろん、作っていたミリィは、雪玉と合体して、一緒に転がってました。元気そうな笑い声が聞こえてきたのが甚だ不思議でなりませんでしたけど。
転がっている最中にジャンプ台のようなものがあり、そこに雪玉が転がったものだから、ジャンプ台からミリィを巻き込んだ雪玉が射出され、大空へと飛びたち、やがて温泉へ落ちて行ったんです。
「にゃははははっ、すごいにゃー、楽しいにゃー」
「.ぼっちゃーん」
温泉に雪達磨が落ちたことで、温泉の温度が一気に冷えて、表面が凍結し、あわや、ミリィは、氷点下となった温泉の中に閉じ込められてしまったんです。
普通にプレイしても、そんなことは起きる筈もないし、試しに僕も雪を沢山温泉に入れてたけど、凍結して、表面が凍るなんて現象は起こらなかったんです。
結局その温泉が凍結するバグの原因は分からず、また、再現方法も分からずなかったことにしました。記録は付けたので、また、同じ現象が発生すれば、相違点から、発生の原因、バグの特定を出すことが出来るでしょう。
あっ、因みにミリィは、温泉に落ちてすぐに助けましたよ。その頃、僕は温泉に浸かってのんびりと過ごしてましたので。もっとも、氷の厚みが思ったよりも分厚く、助けるまでに時間を少々要しました。
ミリィはその間、水中から、氷面をトントンと叩いてましたが。水中から、氷面を割るのは、さらに難しいみたいですね。脅威的なミリィの肺活量のおかげで無事に救出が出来ました。
その後も、ミリィがハプニングを起こしたり、他のみんなも少しずつイレギュラーな行動をしてバグを見つけて行ってました。
もう、テストプレイをまじめにするよりもみんなぬ快く好き放題に遊んでもらった方が、バグ出し出来るのでは?と思ったほどです。
まー僕が好き放題遊んだとしても、既存の範囲内のことしかしないので、ここまでバグ出したはどちらにしろ出来ないからね。皆さんがご協力してくれたおかげで大分バグが見つかったし、修正も出来たし万々歳の結果となりました。
「さぁ、皆さんそろそろお時間ですよ~」
「パンパン」
と手を叩いてみんなを呼び集める。今日はこれから懇親会があるので、16時までと決めてテストプレイをしていた。
「ウィーンさん、あと最後に一滑りだけお願い出来ませんか?」
「天魔さん、約束は約束ですよ。キリが、なくなるので、今日は終了です。社会人組が高校生より、集合時間に遅れてはメンツがありませんよ。」
「その通りですね。また、別の機会に滑ることにしましょう。」
「僕はもう、温泉で汗は流しましたので、皆さんも汗をかいたでしょうから、軽く流してから受付ロビーに集合して下さいね。」
「「はーい」」
「ミリィは、ごめんだけど、お留守番宜しく~。その代わり、帰りにお土産買ってくるから、期待していいよ。」
「ホントかにゃ~。期待して待ってるにゃー。ミリィはもう少しここでスケートを滑って行くにゃ~」
そうそう、結局温泉が凍結した原因は分からなかったんだけど、凍結して、丁度良かったので、雪ん子の力を借りて、複数の温泉を繋げて、即興で、巨大ななスケートリンク場を、作成したんだ。
もっとも今日のリセットで、全て元に戻ってしまうんだけど。ミリィと小咲ちゃんは、スキーをやめてスケートを楽しんでいた。スケートなら、僕も多少は滑れるので、軽く参加した。
金沢にもスケート場はあった筈だから、ダンジョンでわざわざ併設する必要はないから、臨時で問題ないですね。
帰還のボタンを押して、受付ロビーに先に戻った。
「うわー、暑いな。」
先程まで雪山だったので、2~3度だったのに、現実に戻れば、真夏の夕方なので、30度を超えている。しかも、本日は、ダンジョンマートはお休みのため空調設備は一切動かしていない。
「まずかったな。集合場所の設定を、間違えたよ。制御室にしておけば、エアコンをかけて待つことも出来たのに。さっぱり汗を流したのに、汗がダラダラと流れてくる。」
それから1時間程して、天魔さんが上がってきて、その後に、雪那さん、小咲ちゃんがやってきた。
その頃には、暑さで僕は参ってしまっていた。少しの時間だと思ってたから、我慢すればいいと思ってたけど甘かったな。
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