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第11章 ダンジョンフロア2階 オープン準備編
【098】雪山でのテストプレイ with スキー&スノボー8
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その後は、ミリィは、一人で僕が建てた、ロープを伝って、猫耳娘故なのか、バランス感覚が僕よりも高く、すいすいと渡ってあっという間に山頂まで登り、一人でソリをビューンと滑っていった。
小咲ちゃんも、それを真似て、ロープの上を走っていく。そして、山頂でストックと、スキー板を装備して、本格的にスキーをし始めた。
小咲ちゃんは、スキーをやりたいと言うだけあって上手かった。比較対象が僕なので、どんな人でもうまくなってしまうんだけどね。
天魔さんや雪那さんもその頃になると各々対象となるモンスターを捕まえたようだ。
天魔さんは、トナカイを2頭捉えたようで、犬ゾリならぬ、サンタさんのようなトナカイにソリを引かせ、後ろに乗って引っ張ってもらっていた。なにやら、捕まえたばかりで、仲良く慣れていないのか、トナカイが目的地とは異なるあらぬ方向に向かって走っている。
これはもう、バグというより仕様となるだろう。天魔さん頑張ってトナカイ達と仲良くなって下さいね。
雪那さんは、1匹とか2匹とかそんなレベルの数ではなかった。スネグーラチカ(雪娘)を30匹ほど従えて、工事現場の監督並みに、安全帽を被り、ふもとから山頂までに氷の階段を鋭意建設中である。
雪女と雪娘、同じ、雪の物の怪同士相性がいいためか、天魔さんみたいに、検討違いのことをするものはいなかった。
全員が訓練された兵隊のように規則正しく、効率的に階段を作っていくのは圧巻の一言に尽きる。雪那さんてこんな一面があったんですね。凄く他の人を使うのがうまく、管理者向けの人であることが分かった。
もっとも眷属オンリーの指揮管理能力かもしれないけど。雪や氷で氷像やインテリアを作ってイベントをする時はとても頼りになりそうである。
「それにしてもみんな凄いな~。休憩もせずにずっとやってますよ。」
「ウィーンさん、何一人で呟いているんですか?」
安全帽を、被った指揮命令者の雪那さんがスタスタ?ズボズボと雪の中を歩いてこっちに来た。
「いやね。みんな元気があって、凄いなと思ってましたよ。雪那さんもあれだけスネグーラチカ捕まえてんだから、ずっとモンスターと戦闘していたのではないですか?」
「いえ、そんなことはしていませんわ。雪娘ですから、雪ん子と同じように相手をしてあげましたら、色々とお連れに声をかけてもらえて、あれだけ集まりましたから」
「えっ、特殊なアイテムとかを使わなくても、モンスターって従えることが出来たんですか?」
「私はそこまで詳しく分からないですが、少なくとも私は出来ましたよ。」
そっ、そうなんですね。これは果たしてバグなのだろうか?後で、天魔さんに確認してみよう。
「分かりました、こちらで確認してみますね。それにしても、雪那さんは。こちらにいても問題ないんですか?」
「ええっ、大丈夫ですわ。スネグーラチカちゃん達は、私がいなくても作業を、進めてくれますわ。」
そっらそんなに、勝手に作業してくれるものなんでしょうか?階段だと。大きさ形状に山頂までのルート。細かい指示が都度ないと、出来そうにないのですが。。。
「雪那さん、僕が仮にスネグーラチカを捕まえたとして、雪那さんみたいに階段を作ることって可能でしょうか?」
「ウィーンさんなら、意思疎通出来れば大丈夫ですわ」
いや、それってかなりハードル高いのでは?眷属である狼や蝙蝠(コウモリ)たちと意思疎通が出来なくて、仕事が出来ないと勘当されたのですから。意外と雪那さんて、感覚派の人だったんですかね。
案外、ビューっと、やって、ボールが来たら、ビシッと打てば大丈夫だよ、的なアドバイスでも出来る人なのかも。僕はそういうのは、分からないタイプなので、一つ一つ作業を指示してもらわないと出来そうにないのだが。あれっ、そうなるとその指示が分かるスネグーラチカも感覚派ということになるのかな?
「ははははっ、ありがとうございます。今度私も試しにやってみますね。」
どうだろう?僕と意思疎通のできるモンスターなら、出来るのだろうか?トナカイが?それともスナネコ辺りで試してみようか。
「あっ、そろそろ頂上まで階段が出来たみたいですね。では、私は、スキーを楽しんだ来ますね。」
僅かばかりの時間でふもとから、頂上まで氷の階段を作ってしまうとは、なんとも凄いものですね。
雪菜さんは、スキップしながら、氷の階段を登り始め、滑ることもなく頂上まで上がってしまった。そして、こっちを、向いて大きく手を振ってくる。
僕も負けじと大きく手を振りかえした。雪那さんは、スキー用の装備に変え、斜面をゆっくりと右に左に滑走していった。
残りは天魔さんだけど、どこまでトナカイで走っていったのだろうか?
「ストップストップ、ストーップ」
と噂をすれば影が、天魔さんがソリに乗って僕のところまでやってきた。なんとも苦戦中のようである。山頂からではなく、背後から来たので、かなり、平野部を走ってきたようだ。
小咲ちゃんも、それを真似て、ロープの上を走っていく。そして、山頂でストックと、スキー板を装備して、本格的にスキーをし始めた。
小咲ちゃんは、スキーをやりたいと言うだけあって上手かった。比較対象が僕なので、どんな人でもうまくなってしまうんだけどね。
天魔さんや雪那さんもその頃になると各々対象となるモンスターを捕まえたようだ。
天魔さんは、トナカイを2頭捉えたようで、犬ゾリならぬ、サンタさんのようなトナカイにソリを引かせ、後ろに乗って引っ張ってもらっていた。なにやら、捕まえたばかりで、仲良く慣れていないのか、トナカイが目的地とは異なるあらぬ方向に向かって走っている。
これはもう、バグというより仕様となるだろう。天魔さん頑張ってトナカイ達と仲良くなって下さいね。
雪那さんは、1匹とか2匹とかそんなレベルの数ではなかった。スネグーラチカ(雪娘)を30匹ほど従えて、工事現場の監督並みに、安全帽を被り、ふもとから山頂までに氷の階段を鋭意建設中である。
雪女と雪娘、同じ、雪の物の怪同士相性がいいためか、天魔さんみたいに、検討違いのことをするものはいなかった。
全員が訓練された兵隊のように規則正しく、効率的に階段を作っていくのは圧巻の一言に尽きる。雪那さんてこんな一面があったんですね。凄く他の人を使うのがうまく、管理者向けの人であることが分かった。
もっとも眷属オンリーの指揮管理能力かもしれないけど。雪や氷で氷像やインテリアを作ってイベントをする時はとても頼りになりそうである。
「それにしてもみんな凄いな~。休憩もせずにずっとやってますよ。」
「ウィーンさん、何一人で呟いているんですか?」
安全帽を、被った指揮命令者の雪那さんがスタスタ?ズボズボと雪の中を歩いてこっちに来た。
「いやね。みんな元気があって、凄いなと思ってましたよ。雪那さんもあれだけスネグーラチカ捕まえてんだから、ずっとモンスターと戦闘していたのではないですか?」
「いえ、そんなことはしていませんわ。雪娘ですから、雪ん子と同じように相手をしてあげましたら、色々とお連れに声をかけてもらえて、あれだけ集まりましたから」
「えっ、特殊なアイテムとかを使わなくても、モンスターって従えることが出来たんですか?」
「私はそこまで詳しく分からないですが、少なくとも私は出来ましたよ。」
そっ、そうなんですね。これは果たしてバグなのだろうか?後で、天魔さんに確認してみよう。
「分かりました、こちらで確認してみますね。それにしても、雪那さんは。こちらにいても問題ないんですか?」
「ええっ、大丈夫ですわ。スネグーラチカちゃん達は、私がいなくても作業を、進めてくれますわ。」
そっらそんなに、勝手に作業してくれるものなんでしょうか?階段だと。大きさ形状に山頂までのルート。細かい指示が都度ないと、出来そうにないのですが。。。
「雪那さん、僕が仮にスネグーラチカを捕まえたとして、雪那さんみたいに階段を作ることって可能でしょうか?」
「ウィーンさんなら、意思疎通出来れば大丈夫ですわ」
いや、それってかなりハードル高いのでは?眷属である狼や蝙蝠(コウモリ)たちと意思疎通が出来なくて、仕事が出来ないと勘当されたのですから。意外と雪那さんて、感覚派の人だったんですかね。
案外、ビューっと、やって、ボールが来たら、ビシッと打てば大丈夫だよ、的なアドバイスでも出来る人なのかも。僕はそういうのは、分からないタイプなので、一つ一つ作業を指示してもらわないと出来そうにないのだが。あれっ、そうなるとその指示が分かるスネグーラチカも感覚派ということになるのかな?
「ははははっ、ありがとうございます。今度私も試しにやってみますね。」
どうだろう?僕と意思疎通のできるモンスターなら、出来るのだろうか?トナカイが?それともスナネコ辺りで試してみようか。
「あっ、そろそろ頂上まで階段が出来たみたいですね。では、私は、スキーを楽しんだ来ますね。」
僅かばかりの時間でふもとから、頂上まで氷の階段を作ってしまうとは、なんとも凄いものですね。
雪菜さんは、スキップしながら、氷の階段を登り始め、滑ることもなく頂上まで上がってしまった。そして、こっちを、向いて大きく手を振ってくる。
僕も負けじと大きく手を振りかえした。雪那さんは、スキー用の装備に変え、斜面をゆっくりと右に左に滑走していった。
残りは天魔さんだけど、どこまでトナカイで走っていったのだろうか?
「ストップストップ、ストーップ」
と噂をすれば影が、天魔さんがソリに乗って僕のところまでやってきた。なんとも苦戦中のようである。山頂からではなく、背後から来たので、かなり、平野部を走ってきたようだ。
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