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第10章 物の怪の新たな人材と朝活デビュー
【077】営業5日目 営業開始その3 ニャンスタとインフルエンサー
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ミリィには、最近は、パソコンでのタイピングの練習の他に、ダンジョン内の動向のチェックもしてもらっている。休憩には受付には入れないミリィでは対応できないので、僕がいかざるをえないんだよ。
通常は僕が制御室で、事務仕事をやりながらダンジョン内や受付のチェックをするわけだけど、休憩をまわしている間は出来ないしね。それに、僕が見る視点は男性視点でどちらかといえば経営者(見習い)視点になるけど、ミリィなら女性視点で冒険者?女子高生?視点で見ることが可能になるんだ。
物・者って人によって、同じものを見ているようでも、違うものに見えたりするから不思議だよね。例えば、段ボールに子猫が入っていて、『この猫引き飼って下さい。』ってあったら、みなさんならどうする?
僕は、こんな小さな猫を段ボールに入れるなんて可哀想だなと思うし、きっと前の主人は避妊手術を猫にさせていなかったのかと思うんだ。でも、他の人なら、可哀想だし、里親みつけて上げようって、友達に聞いてくれる人もいると思うし、動物愛護センターに連絡する人もいると思う。
子供だったら、餌を上げるかもしれないし、親にだまってこっそり、納屋で飼うかもしれない。同じものをみても感じることも対処方法も違うから本当に不思議だよ。
なので、最近はミリィにチェックを頼んでいるんだ。それをパソコンで気になったとこを、スクリーンショットで写真を作成して、時間と場所と気になってポイントを書いてもらっている。
それを後から僕が見て判断することにしているんだ。まだまだ改良点も多く、テスト段階での回し方だけど、これで少しでもお客さんの徴候、動向を予測出来れば、これからのダンジョン経営でのピンチは事前に回避できると思っているんだ。他の支店がどうやっているかは聞いてないけど、ここら辺は経営者によってやり方が違うんじゃないかなと思っている。
「ミリィ、ダンジョンチェックしていて、気になる点はあったかい?」
「ご主人お帰りにゃ~。にゃ~、女子高生?大生?がオアシス付近で水着で遊んでいる人が増えているにゃ~。その代わり、サソリや蛇でポイントを貯めている男子がもっと増えているにゃ~。」
「あ~~昨日か一昨日あったものがより顕著になっているのか。その点で気付いたことは他にない?」
「うんとにゃ~。写真じゃわかりづらいにゃんだけど、女の子は3~4グループで、オアシスで別れて遊んでいるニャ~。それで、男性の方もみたんにゃけど、そっちは5~6グループぐらいあったにゃ~」
「なるほどね。女子のためにポイントを稼いでいるグループが同数あって、それ以外で、自分らで冒険して狩っているグループがあるってことかな?」
「多分そうにゃ~。あと、おんにゃにょ子たちはオアシス行くときは、さっきのポイント狩をしている男の人達に連れてきてもらっているにゃ~。」
「あ~そりゃ、また随分わかりやすい動向を確認出来たんだね。助かるよ受付の新規登録者数が増えてきているような気がしたから、なんで増えたか気になってたんだ。おそらく今回もそれが原因だな。
そうだ。ミリィ、僕の使ってないスマホを貸すから、それで、ダンジョンマート金沢店のニャンスタのアカウントを作成して、運用してくれないかな。それで、ニャンスタにアップされている投稿から、フォローを少しして、冒険者の動向をチェックしてくれると助かる。
もしかしたら、あの中にインフルエンサーがいて、『イイニャ』が10万件とかあったら今後の対応を早急に検討しなくちゃいけないから。やってほしいな。フォロワーが1万件の人は別途メモって教えて欲しい。僕だと、それを探すのにちょっと向いてないから。」
実際、SNSでの発信とか、読む専でも僕はニャンスタを使いきれていない。というよりも、他の人のあげた投稿にあまり興味がないので、やっている意味がわからなくて、放置してたりするので。
ミリィなら好奇心旺盛だし、色んな投稿に衝撃を受けて、勉強してくれると信じているんだ。それに、ホームページだけの設置ではお客さんを呼ぶには入口としては狭いからね。ホームページがあるのを知ってもらうためには、SNSやチラシ、CMなどでの広報活動が必要なのだから。
SNSで集客して、興味を持って頂いて、ホームページに誘導して新規顧客をゲットするというのがここ最近の営業ルートだと聞いている。ダンジョンマート自体は、知名度があるため、そこまでSNSに力を入れていない、普通にテレビのCMや広告などで、一昔前の戦略で十分通用してしまうんだ。
しかし、ここでダンジョンマート金沢店だけの情報となると、知る人はぐ~~っと少なくなる。ダンジョンの中で何があって、どうするなんて、無名もいいところなんだ。今は、ダンジョンマートという東京や大阪、京都で作り上げたフランチャイズの信用力を持って集客しているのだから。
ここで、金沢支店だけの特徴が取り上げられることになると、また一味違った集客効果を産むことになる。それの注目材料がニャンスタのインフルエンサーである。SNSも時代と共に流行り廃れがある。
顔本(かおほん)は、40代以上の年齢の方が主流となって来ていて、若い層が少ないので、ダンジョンの若い層を取り込もうとする目的と反するし、PIKPOKは僕は正直よくわからないが、若い子に流行っているんだとか。
呟いた(つぶやいた?)は、再投稿機能があるため拡散性が高く今も色々な人がやっているみたいだ。僕はこれも上手く使えてないよ。しかも、最近、アルゴリズムが変わったみたいで、拡散性が少し落ちているんだとか。
どこのSNSも最近は、CM(広告)がちょっと投稿を見たら挟んである感じだ。収益性改善で有料スポンサーの対応が増えている感じがする。
「わかったにゃ~ミリィにニャンスタは任せるにゃ~。ミリィも今日からインフルエンサーにゃー」
いや、ミリィ、きみはインフルエンサーになる必要はないんだよ。今はちょっとお客さんの動員数をコントロールしたり予測したりしたいだけだからね。というか、今ミリィがインフルエンサーになってしまうと、ニャンスタのアカウントではなく、ダンジョンマート金沢店自体が炎上してしまう。
キャパシティが今300~400人くらいなのに1000人も来られたら流石に対応できなくなるんだよ。やる気があるから、水をささないように言わないけどね。
通常は僕が制御室で、事務仕事をやりながらダンジョン内や受付のチェックをするわけだけど、休憩をまわしている間は出来ないしね。それに、僕が見る視点は男性視点でどちらかといえば経営者(見習い)視点になるけど、ミリィなら女性視点で冒険者?女子高生?視点で見ることが可能になるんだ。
物・者って人によって、同じものを見ているようでも、違うものに見えたりするから不思議だよね。例えば、段ボールに子猫が入っていて、『この猫引き飼って下さい。』ってあったら、みなさんならどうする?
僕は、こんな小さな猫を段ボールに入れるなんて可哀想だなと思うし、きっと前の主人は避妊手術を猫にさせていなかったのかと思うんだ。でも、他の人なら、可哀想だし、里親みつけて上げようって、友達に聞いてくれる人もいると思うし、動物愛護センターに連絡する人もいると思う。
子供だったら、餌を上げるかもしれないし、親にだまってこっそり、納屋で飼うかもしれない。同じものをみても感じることも対処方法も違うから本当に不思議だよ。
なので、最近はミリィにチェックを頼んでいるんだ。それをパソコンで気になったとこを、スクリーンショットで写真を作成して、時間と場所と気になってポイントを書いてもらっている。
それを後から僕が見て判断することにしているんだ。まだまだ改良点も多く、テスト段階での回し方だけど、これで少しでもお客さんの徴候、動向を予測出来れば、これからのダンジョン経営でのピンチは事前に回避できると思っているんだ。他の支店がどうやっているかは聞いてないけど、ここら辺は経営者によってやり方が違うんじゃないかなと思っている。
「ミリィ、ダンジョンチェックしていて、気になる点はあったかい?」
「ご主人お帰りにゃ~。にゃ~、女子高生?大生?がオアシス付近で水着で遊んでいる人が増えているにゃ~。その代わり、サソリや蛇でポイントを貯めている男子がもっと増えているにゃ~。」
「あ~~昨日か一昨日あったものがより顕著になっているのか。その点で気付いたことは他にない?」
「うんとにゃ~。写真じゃわかりづらいにゃんだけど、女の子は3~4グループで、オアシスで別れて遊んでいるニャ~。それで、男性の方もみたんにゃけど、そっちは5~6グループぐらいあったにゃ~」
「なるほどね。女子のためにポイントを稼いでいるグループが同数あって、それ以外で、自分らで冒険して狩っているグループがあるってことかな?」
「多分そうにゃ~。あと、おんにゃにょ子たちはオアシス行くときは、さっきのポイント狩をしている男の人達に連れてきてもらっているにゃ~。」
「あ~そりゃ、また随分わかりやすい動向を確認出来たんだね。助かるよ受付の新規登録者数が増えてきているような気がしたから、なんで増えたか気になってたんだ。おそらく今回もそれが原因だな。
そうだ。ミリィ、僕の使ってないスマホを貸すから、それで、ダンジョンマート金沢店のニャンスタのアカウントを作成して、運用してくれないかな。それで、ニャンスタにアップされている投稿から、フォローを少しして、冒険者の動向をチェックしてくれると助かる。
もしかしたら、あの中にインフルエンサーがいて、『イイニャ』が10万件とかあったら今後の対応を早急に検討しなくちゃいけないから。やってほしいな。フォロワーが1万件の人は別途メモって教えて欲しい。僕だと、それを探すのにちょっと向いてないから。」
実際、SNSでの発信とか、読む専でも僕はニャンスタを使いきれていない。というよりも、他の人のあげた投稿にあまり興味がないので、やっている意味がわからなくて、放置してたりするので。
ミリィなら好奇心旺盛だし、色んな投稿に衝撃を受けて、勉強してくれると信じているんだ。それに、ホームページだけの設置ではお客さんを呼ぶには入口としては狭いからね。ホームページがあるのを知ってもらうためには、SNSやチラシ、CMなどでの広報活動が必要なのだから。
SNSで集客して、興味を持って頂いて、ホームページに誘導して新規顧客をゲットするというのがここ最近の営業ルートだと聞いている。ダンジョンマート自体は、知名度があるため、そこまでSNSに力を入れていない、普通にテレビのCMや広告などで、一昔前の戦略で十分通用してしまうんだ。
しかし、ここでダンジョンマート金沢店だけの情報となると、知る人はぐ~~っと少なくなる。ダンジョンの中で何があって、どうするなんて、無名もいいところなんだ。今は、ダンジョンマートという東京や大阪、京都で作り上げたフランチャイズの信用力を持って集客しているのだから。
ここで、金沢支店だけの特徴が取り上げられることになると、また一味違った集客効果を産むことになる。それの注目材料がニャンスタのインフルエンサーである。SNSも時代と共に流行り廃れがある。
顔本(かおほん)は、40代以上の年齢の方が主流となって来ていて、若い層が少ないので、ダンジョンの若い層を取り込もうとする目的と反するし、PIKPOKは僕は正直よくわからないが、若い子に流行っているんだとか。
呟いた(つぶやいた?)は、再投稿機能があるため拡散性が高く今も色々な人がやっているみたいだ。僕はこれも上手く使えてないよ。しかも、最近、アルゴリズムが変わったみたいで、拡散性が少し落ちているんだとか。
どこのSNSも最近は、CM(広告)がちょっと投稿を見たら挟んである感じだ。収益性改善で有料スポンサーの対応が増えている感じがする。
「わかったにゃ~ミリィにニャンスタは任せるにゃ~。ミリィも今日からインフルエンサーにゃー」
いや、ミリィ、きみはインフルエンサーになる必要はないんだよ。今はちょっとお客さんの動員数をコントロールしたり予測したりしたいだけだからね。というか、今ミリィがインフルエンサーになってしまうと、ニャンスタのアカウントではなく、ダンジョンマート金沢店自体が炎上してしまう。
キャパシティが今300~400人くらいなのに1000人も来られたら流石に対応できなくなるんだよ。やる気があるから、水をささないように言わないけどね。
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