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第7章 ダンジョン2階の雪山の詳細設計

【065】営業4日目と温泉その5

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「ポンッ、ポンッ、ポンッ、あっ、間違えたにゃ、ポンッ、ポンッ、ポンッ、」

ミリィがタイピングソフトで練習をしている。やるコースは一応僕がどれを教えるか指示している。

初めはホームポジションに手をおいて、アルファベットの位置を覚えてもらう必要がある。
しばらくはこれの繰り返しかな。しばらくすると飽きて、だれちゃうから、10分ほどで辞めさせた。
後はこれを毎日少しずつ練習したら、そこそこのスピードで文字を入力できるようになる。

「はい、ミリィおしまいだよ。」

「ふんみゃ~。もう時間かみゃ~、全然得点とれなかったにゃ~~」

このタイピングソフトは面白くて、指示されて文字通り入力できると、表示されたナメコを収穫できて、ポイントを得ることができるんだ。
その得点が回数を重ねるごとに上がってくると、上達してるって感じになってくるよね。

僕も、城にいたころはひたすらタイピングして高得点目指せるように頑張っていたな。
2~3日したら慣れてくるだろうから、雪那さんも練習に加わってもらおうか。

「ミリィなら、明日はもっと得点とれるよ。頑張ってね」

「うん、頑張るにゃ~」

その後はミリィに手伝ってもらって、備品や消耗品のチェックをして、不足数を手配するなどの事務作業をしていた。男子トイレのトイレットペーパーの補充は意外となんとかなった。
だって、備品置き場から、運んで男子トイレの各置き場に補充すればよかったから。女子トイレはそういう訳にいかなかった。

ミリィも入れないし、今度雪那さんか、時渡さんにお願いして、補充してもらおう。こういう意味でも女性がいないと厳しいと感じるな~。

その後は、時渡さんも出勤してきたので、お昼休憩を回して、各自交代しながら進んで行った。もう、僕がなにかを教えること、っていうのがほとんどなくなってきた。えっ、2日目にしてすごくないですか。

天魔さんが教えるのが上手で、それに負けず劣らず時渡さんと天宮君が優秀なおかげですね。雪那さんはゆっくり鍛えます。

ちょっと受付をしている時に思ったのが、なんだか、女性の方が多く来ているように感じたんだよね。終礼時にでも、みんなに状況を確認してみよう。

休憩が一回りして、最後の僕のお昼休憩が終わった。そういえば、現在のダンジョンの進み具合ってどんな感じになっているんだろう?業務的なチェックしかしてないから、実際にみんながどうやって探検しているかをチェックしていなかった。

ソウルコレクトシステムでダンジョン1Fを表示。全体のモンスターと、冒険者の配置を確認する。
赤い●でモンスターが、青い●でユーザーが表示された。

結構まばらに点在しているな。どこをみようか?

「ミリィ、砂漠のフロアで見たいとこはあるかい?」

「オアシスを見てみたいニャ!!」

「了解。オアシスを選択して、詳細表示っと」

詳細な画像が表示された。うん、湖の周りで遊んでいる少女たちがいた。
水着を着て、ビーチバレーをやっているが、どういうことだろう?????疑問である。

だって、こないだ休暇でオアシス行ったときに水着をミリィの分と僕の分を追加でSHOPで購入したのだが、これって結構ポイントが高いのである。

中堅クラスならなんともないが、ビギナーが1日~3日で稼げるポイントではないんだよね。最低でもサソリや毒蛇を1000匹以上討伐する必要があるんだよ。

スフィンクスなら10体ほどで済むかもしれないけど。それにしても、初期の装備ではどうしても倒せないはずなのに。。。不思議だ。。。

なら、現実の水着とバレーボールを持ち込みで行っているということかな?僕も全部の水着の種類を把握しているわけではないし、仮にそうだとしても、自己責任であるから問題もないか。周りには男の冒険者の姿もないし。

「楽しそうだにゃ~。ミリィもやってみたいにゃ~」

「そうだね。今度休みの日にでも行こうか。雪那さんも誘って」

「やったみや~~~~」

「さて次は、サソリと毒蛇のとこでも見てみようかなっと」

多分この集団の所をクリックしてと。
そこに現れたのは、初期装備で身を包んだ。男性の集団だった。いくつかのグループが混ざっているようで、音声は聞こえないが言い争いをしているようだ。
多分「これは俺の獲物だ」「これは俺がラストキルしたんだ」とかそんな感じだろう。

基本的に、ダンジョン内のことは僕らはほぼ無関知である。そこらへんは現場の人たちで対応してもらう感じだ。

その後も何時間かそこでやっていたようだ。あれ?この人達??オープン日にも見たことあるような気がするけど。

「ミリィ、この男の人達って見覚えあるかい?」

「う~~~ん、もうちょっとアップして欲しいにゃ。あっ、わかったにゃ。初日に女の人と一緒に来ていた学生さんにゃ。ミリィにスリーサイズ聞いて、女の人に耳引っ張られてたにゃ~」

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