吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~

近衛 愛

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第7章 ダンジョン2階の雪山の詳細設計

【062】営業4日目と温泉その2

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「ミリィちゃん。なんか今ウィーンさん。スマホ見てホッコリしてましたよね」

「にゃ~。きっと応援に来たオーナーの誰かとMOINEしてるにゃ~」

「そうなんだ~MOINEか~私もしたいな~。」

「さっ、二人とも気を取り直して仕事するための準備しましょう。」

「はぁ~~い」「にゃ~~~」

雪那さんは、結局あれだけあった氷菓子を全部食べていった。うん、お腹壊さないといいけど。

僕は、残りの空いた時間でシフト表を作成していく。
てっとり早く作りたかったので、EXDELで作成していく。表計算ソフトなのに凄く使いやすいから便利なんだよね。

さぁ~~~っつと日付を打って、コピーしてオートフィルかけて、関数で日付から曜日に自動的になるように組んで、各スタッフの名前を入力して、基本のフォーマットは終了っと。ここまで約5分。

あとは、月曜日は休みだから斜線を引いて、これをコピーして、他の所に貼付けて。。。。
あっ、『条件付き書式設定』でやれば、来月とかもわざわざしなくて済んだんじゃ。。。。

ま~いっか、今度まとめて、楽にしてしまおう。ひとまずは、今月のシフト表を仮組しないとね。
天宮君と時渡さんがいつ出勤していいかわからないもんね。





っと、二人の勤務希望時間を入力したし、それを見ながら人数調整をして、ちゃんと回るように休みも入れたからこれでOKと。あとは確認ように集計関数のCOUNTで、数を自動的に集計させてと。

う~~~ん。やっぱりちょっと天魔さんと雪那さんの勤務時間が8時間超えるかな。もう少し、人手が欲しいか。それに、天魔さんが一月で帰るから、やっぱり回らなくなるよね。

よし、たたき台としては、こんなものかな。印刷して、朝礼の時に確認してもらおう。
っと大体35分くらいで作成出来たな。普通はこれ作るのにどれくらいかかるんだろうね?

あっ、他のオーナーの人にフォーマットファイルあるか聞いて置けば、わざわざ作る必要なかったかも?今度聞いてみようかな。いや、天魔さんが大阪から来てるから見てもらえれば、そこら辺のやり方もわかるかな。

おっと、時間が迫っている。早く着替えて行かないと。僕は急いで、制服に着替え、受付ホールに降りて行った。

セーフ!!まだ8時50分だった。危なかった余裕みて、作業してたつもりが、ギリギリになってしまった。

「オーナーおはようございます。」
「天魔さんおはようございます。早いですね」

「オーナー程ではありませんよ。」

「そうだ。天魔さんシフト表作成したので、よかったら見てもらえませんか?あと、都合の悪い日があれば教えて下さい。調整しますので」

「わかりました。。。。。。。。。」




「あのオーナーつかぬことを伺いますが、これどうやって作ったんですか?」

「いや普通にEXDELで作ったんですけど、何かおかしかったですか?」

「いやおかしいというか?なんというか?昨日初めて3人、いや私1一人入れて4人か。決まりましたよね。」

「えぇ、そうですね。昨日は助かりました。天魔さんのおかげでスタッフが2名も決まりましたらら。」

「いえ、そういうことを言って欲しいわけでもなくてですね。一体このシフト表いつ作ったんですか?」

「いつって、朝起きて、さっき作りましたよ。」

「朝起きて、さっきって、、、、、オーナーどれくらい時間をかけて作ったんですか?」

「確か35分くらいですね。もしかして、作成するのに時間かかり過ぎてますか。いや~すいません。作った後で、天魔さんにシフト表のフォーマットがあれば、もらっておけばよかったな~と気付いた所なんですよ。大阪ってどんな風にしてるんですか?」





「手書きでやってます。」




「手書き????」

「そうです。手書きです。毎月僕が作成しているんですが、月のフォーマットは、表計算ソフトで枠組みだけ作ってあって、そこから後は全部手書きです。」

「いや、それだと大変じゃないですか?大阪店て金沢店よりも人数多いですよね。」

「大変なんてもんじゃないですよ。10~15人のシフト表組んでいるんですよ。1~2日かけてようやく出来ているんですよ。それも何度も何度も出勤日数と、時間を計算して、問題ないかチェックして、ようやくです。

それでも出したら出したで、ここは都合が悪い、私もっと出勤したい、午前中歯医者があるのでパスさせてほしいって、変更が多いんですよ。そのたびに、変更して、数えなおして、また、チェックしてってその繰り返しなんですよ。」

「はぁ~~大変なんですね。」

「そう大変なんです。それを約30分でやった?たった4人のシフトとはいえ、短い時間で作り過ぎですよ。一体どうやって作ったんですか?」

「いや、ですから、普通にEXDELで、ぴっぴっと。」

あれ~~、天魔さんが頭に手を置いて困った顔しているぞ。なんか僕間違えた返答しているかな?

「すいません天魔さん。僕始めたばかりなので、他の支店のやり方がわかってないので、間違ってたら教えて下さいね。大阪支店以外のシフト表の作り方も知ってたら教えてほしいです。」

あれ?またオカシナ質問したかな?当たり前のことを聞いているだけだと思うんだけど。あっ、当たり前すぎて、そんなこと俺に聞くなってやつかな?自分で調べろと。なるほど。

「すいません。天魔さんこんな簡単なこと自分で調べろってことですね。わかりましたちょっと試行錯誤して、自分でやりやすいように作ってみます。」

あれ?また、おかしなことを言ったかな?次は天魔さん頭抱え込んで座ってしまったよ。僕なにかまた、いらない発言をしてしまった?
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