62 / 138
第7章 ダンジョン2階の雪山の詳細設計
【061】営業4日目と温泉その1
しおりを挟む
「さぁ~~~次はどんな温泉をロケーションで設置しようかな」
『ピイピピピピッツ。ピイピピピピッツ。』
スマホのアラームが鳴りだした。どうやら8時になったようだ。ちぇっ、ノリにノッて、これからが楽しい温泉設計だったのに。時間切れか。
「ふふふっ、ウィーンさん時間になったみたいですね」
「さっ、ご主人。もう雪山の設計は終わりにゃ。他の準備を始めるにゃ」
「はぁ~~仕方ないか。今日はみんな来るから、朝礼が終わったら、また、一人でダンジョン設計に取り組むことにしますか」
「ミリィちゃん」
「はい、わかってるにゃ~。ご主人。ダンジョン設計には女の子の意見も必要にゃ。ご主人だけで作ってはいいもの出来なくなるにゃ。」
「そうですよ。ウィーンさん。独りよがりの設計はいけませんわ。なので、ダンジョン設計する際は女の子一人の同席を必ずお願いしますね。テストプレイ前に必ず、女の子の承認を一名とること」
「そうにゃ~~」
ウィーンさんて、典型的な趣味に走り出したら、周りが見えなくなるダメ男な感じがするのよねと思っている雪那さん。
それを察して、二人でアイコンタクトするミリィ。
二人は、ハイタッチした後、仲良く握手している。強烈な女性タッグが誕生した瞬間であった。
男性の勢力が僕一人しかいないこの状況では非常にまずかった。
「えっ、そんな~。じゃ~僕は思いっきりダンジョン設計で温泉スパリゾート計画が出来ないじゃないか。」
「「それはぜ~~~ったいダメです(にゃ~)」」
僕は肩を落としてへたり込んでししまった。これから長く勤めることになる雪那さん、それにミリィの意見が合わさっては、多数決の原理からして、1対2で僕の負けである。
温泉スパリゾート計画は見送るしかないのか。
「はぁ~~~~」
でっかく、長い溜息が漏れてしまった。
「ミリィさん。ウィーンさん今日一日これでお仕事出来そうですかね?」
「ご主人元気だすにゃ~。今日営業終わったら早速、2階のダンジョンに入って温泉のテストプレイするにゃ~~~」
「そうだ。ミリィ良いこと言った。温泉に入れる。こんな都会の真ん中で空を見ながら。あっ、せっかくだし、しばらくは夜の設定にしておこう。オープンするときは昼にしておけば、難易度は下がるしね。雪那さんは、それでも大丈夫ですか」
「えぇ、大丈夫ですわ。でしたら、今日の夜からさっそくテストプレイですわね。ご一緒させて頂きますわ。」
「ミリィも一緒にするにゃ~~~」
「いや、雪那さん、温泉ですよ。温泉。熱々の温泉のテストプレイですよ」
「大丈夫ですわ。冷気で冷やして、ヒヤヒヤの温泉を一つ作りますからね。」
「ええ~~っ、サウナもないのに水風呂はちょっと。見てるだけで凍えてきそうですし。それはやめておきませんか?」
「えっ、ウィーンさんは私と一緒にお風呂が入りたくないと仰るんですか?」
と勢いをつけて、詰め寄ってくる雪那さん。その剣幕におされてしまって、
「いえ、そういうわけではありますんが・・・ごにょごにょ」
いいどもってしまう。
「なら、大丈夫ですね。私もご一緒します。もちろんミリィちゃんも一緒にね」
「もちろんにゃ~~~」
がくっと肩を落とす。一人でのんびり夜空を見ながら、気楽にワイン飲んで夕食食べれるとおもったんだけどな~。女性と水の組み合わせの時って、最近いい思い出がないんだよね。
オアシスの時もそう。あの時は女性4人で、今回は2人だから女性パワーは落ちている。だから、滅多なことは起きないはずである。楽しいこと好きの妲己姉さんもいないし。不安になる要素はない。ないはずなのに。。。。
「二人が一緒に来るんなら、仕方ない、天魔さんも誘おう。一人だけのけものにするわけにはいかないからね。」
うん、圧倒的に男が足りてないからこんなことになるんだ。天魔さんがいてくれれば心強い。
「「それはダメです(にゃ~)」」
もう息ぴったりで返答してくる二人。仲が良すぎる気がするな~
砂漠の時の「ね~~~」状態だよ。勝てる気はまったくしない。まったくしないけど。
「なんでですか?天魔さんも同じダンジョンマート金沢で働くスタッフでしょ。仲良く温泉入りましょうよ。」
「それはだめだよね~」「にゃ~」
いや二人で通じ合ってないで、僕にもわかるように説明して下さいよ。
「なんでですか?」
しかたなく、もう一度説明を求めた。
「それはね~」
「にゃ~」
うん、ループが始まった。
「秘密です~~~」「にゃ~~」
結局答えになってな~~~~~~~い。。。。。。。はぁっ。もうやだ。疲れた。僕帰る。
そう思って、布団に戻ろうとしたところ、
「ウィーンさん。答えるから寝ようとしないで。ねっ」「にゃ~~~」
「天魔さんはねよく知らないから。温泉まではちょっと一緒に入りたくないの。ウィーンさんは助けてもらったし、信頼できるから一緒に入っても大丈夫なんですわ。」
「ミリィも一緒にゃ~~~。時渡さんなら、女性だし、一緒に入っても大丈夫にゃ~」
「それいいですね。時渡さんも誘いましょう」「にゃ~」
「それはダメです。あの人は、ダンジョンを探っているんですから余計なことはしたくないんです。」
それに、これ以上女性の勢力が増えたら、今でも負けているのに完全に勝ち目がなくなってしまうじゃないか。
その時「ピーーン」とMOINEの着信音が鳴った。
スマホを見てみると、サクラちゃんからの返信であった。
『どんな子が入ったか気になるよ~写真送ってね』とメッセージが来ていた。
うん、ほっこりするわ。このやりとり。疲れが一気に飛んだ気がする。
『ピイピピピピッツ。ピイピピピピッツ。』
スマホのアラームが鳴りだした。どうやら8時になったようだ。ちぇっ、ノリにノッて、これからが楽しい温泉設計だったのに。時間切れか。
「ふふふっ、ウィーンさん時間になったみたいですね」
「さっ、ご主人。もう雪山の設計は終わりにゃ。他の準備を始めるにゃ」
「はぁ~~仕方ないか。今日はみんな来るから、朝礼が終わったら、また、一人でダンジョン設計に取り組むことにしますか」
「ミリィちゃん」
「はい、わかってるにゃ~。ご主人。ダンジョン設計には女の子の意見も必要にゃ。ご主人だけで作ってはいいもの出来なくなるにゃ。」
「そうですよ。ウィーンさん。独りよがりの設計はいけませんわ。なので、ダンジョン設計する際は女の子一人の同席を必ずお願いしますね。テストプレイ前に必ず、女の子の承認を一名とること」
「そうにゃ~~」
ウィーンさんて、典型的な趣味に走り出したら、周りが見えなくなるダメ男な感じがするのよねと思っている雪那さん。
それを察して、二人でアイコンタクトするミリィ。
二人は、ハイタッチした後、仲良く握手している。強烈な女性タッグが誕生した瞬間であった。
男性の勢力が僕一人しかいないこの状況では非常にまずかった。
「えっ、そんな~。じゃ~僕は思いっきりダンジョン設計で温泉スパリゾート計画が出来ないじゃないか。」
「「それはぜ~~~ったいダメです(にゃ~)」」
僕は肩を落としてへたり込んでししまった。これから長く勤めることになる雪那さん、それにミリィの意見が合わさっては、多数決の原理からして、1対2で僕の負けである。
温泉スパリゾート計画は見送るしかないのか。
「はぁ~~~~」
でっかく、長い溜息が漏れてしまった。
「ミリィさん。ウィーンさん今日一日これでお仕事出来そうですかね?」
「ご主人元気だすにゃ~。今日営業終わったら早速、2階のダンジョンに入って温泉のテストプレイするにゃ~~~」
「そうだ。ミリィ良いこと言った。温泉に入れる。こんな都会の真ん中で空を見ながら。あっ、せっかくだし、しばらくは夜の設定にしておこう。オープンするときは昼にしておけば、難易度は下がるしね。雪那さんは、それでも大丈夫ですか」
「えぇ、大丈夫ですわ。でしたら、今日の夜からさっそくテストプレイですわね。ご一緒させて頂きますわ。」
「ミリィも一緒にするにゃ~~~」
「いや、雪那さん、温泉ですよ。温泉。熱々の温泉のテストプレイですよ」
「大丈夫ですわ。冷気で冷やして、ヒヤヒヤの温泉を一つ作りますからね。」
「ええ~~っ、サウナもないのに水風呂はちょっと。見てるだけで凍えてきそうですし。それはやめておきませんか?」
「えっ、ウィーンさんは私と一緒にお風呂が入りたくないと仰るんですか?」
と勢いをつけて、詰め寄ってくる雪那さん。その剣幕におされてしまって、
「いえ、そういうわけではありますんが・・・ごにょごにょ」
いいどもってしまう。
「なら、大丈夫ですね。私もご一緒します。もちろんミリィちゃんも一緒にね」
「もちろんにゃ~~~」
がくっと肩を落とす。一人でのんびり夜空を見ながら、気楽にワイン飲んで夕食食べれるとおもったんだけどな~。女性と水の組み合わせの時って、最近いい思い出がないんだよね。
オアシスの時もそう。あの時は女性4人で、今回は2人だから女性パワーは落ちている。だから、滅多なことは起きないはずである。楽しいこと好きの妲己姉さんもいないし。不安になる要素はない。ないはずなのに。。。。
「二人が一緒に来るんなら、仕方ない、天魔さんも誘おう。一人だけのけものにするわけにはいかないからね。」
うん、圧倒的に男が足りてないからこんなことになるんだ。天魔さんがいてくれれば心強い。
「「それはダメです(にゃ~)」」
もう息ぴったりで返答してくる二人。仲が良すぎる気がするな~
砂漠の時の「ね~~~」状態だよ。勝てる気はまったくしない。まったくしないけど。
「なんでですか?天魔さんも同じダンジョンマート金沢で働くスタッフでしょ。仲良く温泉入りましょうよ。」
「それはだめだよね~」「にゃ~」
いや二人で通じ合ってないで、僕にもわかるように説明して下さいよ。
「なんでですか?」
しかたなく、もう一度説明を求めた。
「それはね~」
「にゃ~」
うん、ループが始まった。
「秘密です~~~」「にゃ~~」
結局答えになってな~~~~~~~い。。。。。。。はぁっ。もうやだ。疲れた。僕帰る。
そう思って、布団に戻ろうとしたところ、
「ウィーンさん。答えるから寝ようとしないで。ねっ」「にゃ~~~」
「天魔さんはねよく知らないから。温泉まではちょっと一緒に入りたくないの。ウィーンさんは助けてもらったし、信頼できるから一緒に入っても大丈夫なんですわ。」
「ミリィも一緒にゃ~~~。時渡さんなら、女性だし、一緒に入っても大丈夫にゃ~」
「それいいですね。時渡さんも誘いましょう」「にゃ~」
「それはダメです。あの人は、ダンジョンを探っているんですから余計なことはしたくないんです。」
それに、これ以上女性の勢力が増えたら、今でも負けているのに完全に勝ち目がなくなってしまうじゃないか。
その時「ピーーン」とMOINEの着信音が鳴った。
スマホを見てみると、サクラちゃんからの返信であった。
『どんな子が入ったか気になるよ~写真送ってね』とメッセージが来ていた。
うん、ほっこりするわ。このやりとり。疲れが一気に飛んだ気がする。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
43
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる