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第7章 ダンジョン2階の雪山の詳細設計
【059】雪山と雪女と・・・その5
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僕はこれまでの設計の経緯を簡単にミリィに説明した。
「ふんみゃ~。スキーにゃー。ミリィも滑りたいにゃ~」
「ミリィちゃん。私もミリィちゃんと一緒にスキー滑りたいよ~~」
と言って雪那さんと、ミリィは、二人でハイタッチして、抱き合ってジャンプしてた。
ここに女子二人の感極まった。。。。
「二人とも~それで、次はのこりの希少種と通常種一体と他のインテリアの配置をどうするか考えていたとこだよ。」
「ミリィは、ソリに乗って、移動してみたいにゃ~。雪の中を歩くのは、女の子にはきついにゃ~移動手段が欲しいにゃ~~~。」
「ふむ、そういう見方もあるのか?雪那さんはどうですか?」
「私はですね。平地での雪ならなんなく歩けますよ。斜面に雪があるのはちょっと上りにくいのであれば、嬉しいですね。ま~それが私がさっき言ってたリフトに繋がるんですよ。」
「それじゃ~ラクダの時と一緒で、雪山も移動手段としてのモンスターも配置してみようか。
今選んでいる通常種や山羊と牛だね。パワーはあるけど、動きが遅いのと、パワーはないけど、素早いのと。どちらもそり向きではないね。」
「ええ、雪国では、犬ぞりが多いですね。あとは代表的なところでいくとトナカイですね。」
「あ~そうですね。サンタさんは赤鼻のトナカイに乗ってきますね。もっともあれは雪の上ではなく、空中になりますね。知名度的にも、レア度敵にもあまりあえない【トナカイ】にしましょうか。
これは通常種で、、、、、、あった。大丈夫ですね。残りは希少種です。」
「ウィーンさん私の眷属に近いこたちでも大丈夫でしょうか?」
「といいますと、雪ん子とか氷の精霊といったものでしょうか?」
「そうですね。これまでのモンスターは比較的物理攻撃が多いようです。でも、ここら辺で遠距離からの攻撃があると、また変化があっていいと思うんですよ。」
「なるほど、確かにそうですね。初心者は1階の砂漠で近距離の戦闘ばかりしているから、もしかしたら、遠距離からの敵からの攻撃は冒険的にも、戦略的にも新鮮になって幅が増えそうですね。」
と僕はモンスターのリストを片っ端から目を通していく、こういう幻想的なものに関してはどうやって探していいかいまだにわかんないんだよね。
・
・
・
としばらくしていると、
「あった、雪那さんこれなんてどうですか?」
僕は表示されている画面で「スネグーラチカ(雪娘)」を見せた。
外見のフォルムは妖精で全体的に白みがかっている。この子がマップを飛んでいても、周りの雪が保護色となって、探し出すのは困難を極めるだろう。
「あっ、可愛いいです。この子この子がいいです。」
雪那さんもサクラちゃんと同じく可愛いものに目がないようだ。いや、可愛いのはいいんだけど、訊きたいのはその点じゃなくて、遠距離攻撃出来るかどうかじゃないのか?
「えぇ、羽根もついていますから。人間からは近接攻撃でとらえるのは難しいですよ。雪娘ですから私と一緒で冷気をあやつれるはずです。この子に。この子にしましょう。ウィーンさん。」
雪那さんあなたの意気込みはわかりましたけど、顔を近づけないでくださいよ。そのつもりがなくても、綺麗な人に近づかれると緊張しちゃうんですから。
「ちょっちょっと近いですよ。雪那さん。どぅどぅどぅ、落ち着いて」
と雪那さんの両肩に手を置いて距離を開ける。
「遠距離攻撃ができるんなら、この子に決定ですね。オプションだけど。この子ならありでしょう。
ただ、今回も色々と『ユミル』、『スネグーラチカ』とオプションを2個も追加したのでこれ以上は出来ないですね。
冒険者の人数が増えて予算が増えてからの対応になります。それと、雪娘は砂漠と同様ランダム配置にしますね。雪那さんの洞窟と、スキー場は対象外で設定しておきます。」
「えぇ、そんな。雪娘は私の洞窟オンリーで大丈夫ですのよ」
「いやいや、雪那さん可愛いのはわかりますが、一応モンスターで冒険者に倒されるのが目的ですからね。洞窟のみにしたら、冒険者が押し寄せてくるじゃないですか。
「そうですか」
肩をがっくり落とす雪那さん、いやどれだけ可愛いもの好きなんですか。
「雪娘を雪那さんが守るのは自由にして構いませんが、仕事中はダメですよ。」
「わかりましたわ。それで我慢しますわ。それと、スキーの時の移動にはトナカイがいますものスキーしてても移動は完璧ですわ。」
「いや、トナカイは準備しましたけど、ソリもそれにつける紐もSHOPで購入しないと使えませんよ。」
「そうなんですの?でも、大丈夫ですわ。私一人ですから、トナカイさんを捕まえて、そのまま乗ってまいりますわ。ふふっ。お休みの楽しみが増えてきました。」
「残っているのは、他のインテリアの設定と、レベル調整ぐらいかな。それが終わったら一旦テストプレイしてみようかな。
今回はスタッフのみんながいるから、僕一人テストプレイしても業務に影響は出ないね。」
「そんなウィーンさん酷いです。私も一緒にテストプレイしたいですわ。私もお仕事お休みします!!!」
「いや、雪那さん落ち着いて下さい。テストプレイは今度お店のお休みの日に天魔さんも入れて、ちゃんとやりますよ。その前に確認しておくことは僕がやった方がいいんですよ。
出来れば、どなたか一人がテストプレイし、僕がここで報告を受けた内容を修正した方がやりやすくはあるんですが。」
「ふんみゃ~。スキーにゃー。ミリィも滑りたいにゃ~」
「ミリィちゃん。私もミリィちゃんと一緒にスキー滑りたいよ~~」
と言って雪那さんと、ミリィは、二人でハイタッチして、抱き合ってジャンプしてた。
ここに女子二人の感極まった。。。。
「二人とも~それで、次はのこりの希少種と通常種一体と他のインテリアの配置をどうするか考えていたとこだよ。」
「ミリィは、ソリに乗って、移動してみたいにゃ~。雪の中を歩くのは、女の子にはきついにゃ~移動手段が欲しいにゃ~~~。」
「ふむ、そういう見方もあるのか?雪那さんはどうですか?」
「私はですね。平地での雪ならなんなく歩けますよ。斜面に雪があるのはちょっと上りにくいのであれば、嬉しいですね。ま~それが私がさっき言ってたリフトに繋がるんですよ。」
「それじゃ~ラクダの時と一緒で、雪山も移動手段としてのモンスターも配置してみようか。
今選んでいる通常種や山羊と牛だね。パワーはあるけど、動きが遅いのと、パワーはないけど、素早いのと。どちらもそり向きではないね。」
「ええ、雪国では、犬ぞりが多いですね。あとは代表的なところでいくとトナカイですね。」
「あ~そうですね。サンタさんは赤鼻のトナカイに乗ってきますね。もっともあれは雪の上ではなく、空中になりますね。知名度的にも、レア度敵にもあまりあえない【トナカイ】にしましょうか。
これは通常種で、、、、、、あった。大丈夫ですね。残りは希少種です。」
「ウィーンさん私の眷属に近いこたちでも大丈夫でしょうか?」
「といいますと、雪ん子とか氷の精霊といったものでしょうか?」
「そうですね。これまでのモンスターは比較的物理攻撃が多いようです。でも、ここら辺で遠距離からの攻撃があると、また変化があっていいと思うんですよ。」
「なるほど、確かにそうですね。初心者は1階の砂漠で近距離の戦闘ばかりしているから、もしかしたら、遠距離からの敵からの攻撃は冒険的にも、戦略的にも新鮮になって幅が増えそうですね。」
と僕はモンスターのリストを片っ端から目を通していく、こういう幻想的なものに関してはどうやって探していいかいまだにわかんないんだよね。
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としばらくしていると、
「あった、雪那さんこれなんてどうですか?」
僕は表示されている画面で「スネグーラチカ(雪娘)」を見せた。
外見のフォルムは妖精で全体的に白みがかっている。この子がマップを飛んでいても、周りの雪が保護色となって、探し出すのは困難を極めるだろう。
「あっ、可愛いいです。この子この子がいいです。」
雪那さんもサクラちゃんと同じく可愛いものに目がないようだ。いや、可愛いのはいいんだけど、訊きたいのはその点じゃなくて、遠距離攻撃出来るかどうかじゃないのか?
「えぇ、羽根もついていますから。人間からは近接攻撃でとらえるのは難しいですよ。雪娘ですから私と一緒で冷気をあやつれるはずです。この子に。この子にしましょう。ウィーンさん。」
雪那さんあなたの意気込みはわかりましたけど、顔を近づけないでくださいよ。そのつもりがなくても、綺麗な人に近づかれると緊張しちゃうんですから。
「ちょっちょっと近いですよ。雪那さん。どぅどぅどぅ、落ち着いて」
と雪那さんの両肩に手を置いて距離を開ける。
「遠距離攻撃ができるんなら、この子に決定ですね。オプションだけど。この子ならありでしょう。
ただ、今回も色々と『ユミル』、『スネグーラチカ』とオプションを2個も追加したのでこれ以上は出来ないですね。
冒険者の人数が増えて予算が増えてからの対応になります。それと、雪娘は砂漠と同様ランダム配置にしますね。雪那さんの洞窟と、スキー場は対象外で設定しておきます。」
「えぇ、そんな。雪娘は私の洞窟オンリーで大丈夫ですのよ」
「いやいや、雪那さん可愛いのはわかりますが、一応モンスターで冒険者に倒されるのが目的ですからね。洞窟のみにしたら、冒険者が押し寄せてくるじゃないですか。
「そうですか」
肩をがっくり落とす雪那さん、いやどれだけ可愛いもの好きなんですか。
「雪娘を雪那さんが守るのは自由にして構いませんが、仕事中はダメですよ。」
「わかりましたわ。それで我慢しますわ。それと、スキーの時の移動にはトナカイがいますものスキーしてても移動は完璧ですわ。」
「いや、トナカイは準備しましたけど、ソリもそれにつける紐もSHOPで購入しないと使えませんよ。」
「そうなんですの?でも、大丈夫ですわ。私一人ですから、トナカイさんを捕まえて、そのまま乗ってまいりますわ。ふふっ。お休みの楽しみが増えてきました。」
「残っているのは、他のインテリアの設定と、レベル調整ぐらいかな。それが終わったら一旦テストプレイしてみようかな。
今回はスタッフのみんながいるから、僕一人テストプレイしても業務に影響は出ないね。」
「そんなウィーンさん酷いです。私も一緒にテストプレイしたいですわ。私もお仕事お休みします!!!」
「いや、雪那さん落ち着いて下さい。テストプレイは今度お店のお休みの日に天魔さんも入れて、ちゃんとやりますよ。その前に確認しておくことは僕がやった方がいいんですよ。
出来れば、どなたか一人がテストプレイし、僕がここで報告を受けた内容を修正した方がやりやすくはあるんですが。」
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