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第4章 ダンジョンマート金沢店 初めての休暇と観光編
【037】初めての休暇と金沢観光2
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金沢の水引体験を扱っているミクル工房にタクシーでついた。工房とは、いいながらも昔ながらの町家を使っているようだった。
「へ~~~、中々趣(おもむき)のあるところで、水引作るんですね。金沢なのでてっきり、どこかのビルのテナントでするのかと思ってましたよ。」
「ここなら、中はほとんどが畳の和室でしょう。お二人が着物を着て、水引作っているところは大変絵になりますね。せっかくだから後で作成している時の写真もとりましょうか。」
「うん、ウィーンさんお願いね。でも二人じゃないですよ。三人です。ウィーンさんも一緒に作りましょうね。では、お邪魔しま~~す。」
「いらっしゃいませ。水引体験の専門店ミクル工房へようこそ。ご予約のお客様でしょうか?」
「はい、14時に3名で予約しているサクラです。」
「はい、かしこまりました。では体験会場へご案内いたしますので、こちらにおいで下さい。」
受付の女性も町屋に雰囲気を合わせているのか、シンプルな薄いオレンジ色の和服を着ている。髪も長くてきれいな黒髪を後ろで結ってあって非常に美しく感じられる。うなじが見えてうっとりしてしまいそうだ。
ここには、別途綺麗な女性が二人いるので、そんな愚かな真似は出来ないが。普段から着ているのか、歩く仕草に違和感がなく、スムーズな足取りとなっている。
「こちらが体験会場となります。お好きな位置にお座り下さい。テーブルの上に置いてあるイラストの中から、本日お作りになりたいアクセサリーを2点お選びください。
それに使用する水引をこちらの箱にある中から2種類選んで下さい。」
「へ~色々自分で選んでアクセサリーが作れるんだね。」
「そうだよ。ここにも書いてあるけど、ネックレスにピアス、カフスにキーホルダー、ヘアーゴム、ヘアピン、ブローチなんかもあるから、寄りどりみどりだよ。これだけ種類が多いと迷っちゃうよ。
出来れば普段遣いで、職場にもつけて行きたいし、どれにしようかな。。。。か、み、さ、ま、の、い、う、と、う、り、1,2、の3 決めました。これとこれにします。」
「サクラちゃんはヘアピンとピアスにしたのか。妲己姉さんはどうされるんですか?」
「わらわはもう決まっておるわん。ネックレスとブローチにするわん。これを付ければ、魅力度アップ間違いなしよん」
って、あなたは首回りと胸元に、ネックレスとブローチつけて何の魅力をこれ以上アップするっていうんですか~~~~
「ふ~~ぅ、僕はどうしようかな。男だから、こういうの付けても似合わないしな」
「お客様。男性の方でも水引のアクセサリーをつけておしゃれを楽しむ方もいらっしゃいますよ。ネクタイピンの代わりにされている方も過去にはいらっしゃいましたし。
こちらに写真を載せていたところ、女性のお客様からも大変ご評判がよく、彼氏へのお土産に作っていかれる彼女様も何名かいらっしゃいました。」
「もし、ご自身でされるのが難しいようであれば、携帯電話のストラップや、車のキーにちょっとつけたり、ご家族の女性の方にプレゼントされる男性の方もいらっしゃいます。」
「あ~~なるほど、その手がありましたか。ならミリィに一つ作って。一つは、鍵に着けられるようにキーホルダーにしておくか。ミリィはピアスにしておくか。そっちの方が動きやすいだろうし。
色は僕のは、白と青にして、ミリィのは、オレンジと黄色のグラデーションにしておこう。きっと似合うだろう」
作るものが決まったら、先生が作り方のテキストを各自に配布し、実際にどうやって作って行くかをみせながら作って行った。
僕は本来、不器用でこういう細かい作業は苦手だったのだが、先生のサポートも多少あり(実際は多少どころではなく、先生が途中から作っていたような気もするが)なんとか完成した。
見栄えも、サンプルでおいてあるアクセサリーと遜色のない出来栄えになっている。
「終わった~~~~」
「ウィ~~~んちゃんお疲れ様。すっごく集中して頑張って作ってたね。ちゃ~~~んと、作業の写真は妲己ちゃんと私で撮ってあるから後でみようね。で、どうかな、作ったヘアピンとピアス、さっそくつけてみたんだけど。」
と言って、可愛らしくその場でくるんと回転してみせる。サクラちゃんが作ったのは、赤と薄いピンクで作った桜を催した桜結びとうものだ。着物と、耳と髪につけた水引のアクセサリーがマッチしており、一段と可愛らしく見えてしまった。
「ええ、サクラの花がとてもよくお似合いですよ」
「えへへへっ、ウィーンちゃんありがと」
「ねぇねぇ、ウィーンさん。わらわはどうじゃ」
と言って、僕の頭を両手で側面を挟みこみ、妲己姉さんの正面にくるように動かれされた。妲己姉さんが作ったのは、赤色と青色のコントラストが入った、薔薇の花だ。
サクラちゃんの桜結びとは少し異なり、立体感がでているようだ。しかし、薔薇とはすばらしいチョイスです。妲己姉さん。
「とても美しい薔薇ですね。綺麗な妲己姉さんにとてもよくお似合いです」
「ふふふっ、そうであろ。そうであろう」
と、こちらも上機嫌になってくれた。
綺麗な薔薇には、棘(とげ)があるっていうし、まさにぴったりのチョイスです。色香にひかれて、ほわ~~~んと頭を空っぽにして、やってくると、ガブッと食べられちゃうわけですね。
しかも見事に、棘が設置してある場所によく見えるようにしてあるし、これが着物だから、そこまでのインパクトは少ないが、フォックスガールやシチャイナドレスの服で、それを付けたら、男どもが危険なことになるだろう。
なにかを体験し、作り上げたものを身に着け、人に褒めてもらう。ここにはそんな素敵な体験があった。僕のやっているダンジョン探検とは違ったタイプの楽しみ方だ。
こういうやり方も商売としてあるんだな。ダンジョンでも出来るかな。初心者向けに各種階層の探検ツアーとか、ダンジョンで水引体験(まんまじゃね~か)、でもやって出来ないことはないな。
現実の物質の持ち込みは出来るし、加工も出来る。ワザワザダンジョンでやる理由としては、どんなのがあげられるだろう。
真夏の水引体験、耐寒水引体験、水中水引体験、いやどれもこれも、単なる製品の耐久試験みたくなってきたぞ。物騒だし、これは無理だな。オアシスとの組み合わせとか。
一陣の心地よい風が吹くとこで行うとか、ロケーションとの組み合わせ次第か。あと、作成した水引を3Dスキャナで、スキャンして、ソウルコレクトシステムに取込ので、装備の一つとして、楽しむというやり方もあるか。
うむむむ、結構やれることが沢山あるな。
「ねぇ、妲己ちゃん。また、ウィーンさん変なこと考えている顔してない?」
「そうねん。また、なにかとんでもない、とても楽しそうなことしてくれる顔してるわん。これは期待できるかもねん」
「もう、妲己ちゃんまで。また、ウィーンちゃん。一人でやって、大変なことになるんだよ。」
「ふふっ、またそうなったら、サクラさんや玉藻さんが手伝ってくれるのであろう」
「ま~そうだね。ウィーンちゃんの考えていることって、突拍子もないことばかりだけど、お客様が沢山集って、楽しんでくれることはいいことだもんね。むしろ、私たちも積極的に取りにいかなきゃ。」
という感じで、もの思いにふけっている間、隣で僕はディスられていたみたいです。
楽しい2時間の水引体験もあっという間。
次は21世紀美術館へレッツごーーーーー
「へ~~~、中々趣(おもむき)のあるところで、水引作るんですね。金沢なのでてっきり、どこかのビルのテナントでするのかと思ってましたよ。」
「ここなら、中はほとんどが畳の和室でしょう。お二人が着物を着て、水引作っているところは大変絵になりますね。せっかくだから後で作成している時の写真もとりましょうか。」
「うん、ウィーンさんお願いね。でも二人じゃないですよ。三人です。ウィーンさんも一緒に作りましょうね。では、お邪魔しま~~す。」
「いらっしゃいませ。水引体験の専門店ミクル工房へようこそ。ご予約のお客様でしょうか?」
「はい、14時に3名で予約しているサクラです。」
「はい、かしこまりました。では体験会場へご案内いたしますので、こちらにおいで下さい。」
受付の女性も町屋に雰囲気を合わせているのか、シンプルな薄いオレンジ色の和服を着ている。髪も長くてきれいな黒髪を後ろで結ってあって非常に美しく感じられる。うなじが見えてうっとりしてしまいそうだ。
ここには、別途綺麗な女性が二人いるので、そんな愚かな真似は出来ないが。普段から着ているのか、歩く仕草に違和感がなく、スムーズな足取りとなっている。
「こちらが体験会場となります。お好きな位置にお座り下さい。テーブルの上に置いてあるイラストの中から、本日お作りになりたいアクセサリーを2点お選びください。
それに使用する水引をこちらの箱にある中から2種類選んで下さい。」
「へ~色々自分で選んでアクセサリーが作れるんだね。」
「そうだよ。ここにも書いてあるけど、ネックレスにピアス、カフスにキーホルダー、ヘアーゴム、ヘアピン、ブローチなんかもあるから、寄りどりみどりだよ。これだけ種類が多いと迷っちゃうよ。
出来れば普段遣いで、職場にもつけて行きたいし、どれにしようかな。。。。か、み、さ、ま、の、い、う、と、う、り、1,2、の3 決めました。これとこれにします。」
「サクラちゃんはヘアピンとピアスにしたのか。妲己姉さんはどうされるんですか?」
「わらわはもう決まっておるわん。ネックレスとブローチにするわん。これを付ければ、魅力度アップ間違いなしよん」
って、あなたは首回りと胸元に、ネックレスとブローチつけて何の魅力をこれ以上アップするっていうんですか~~~~
「ふ~~ぅ、僕はどうしようかな。男だから、こういうの付けても似合わないしな」
「お客様。男性の方でも水引のアクセサリーをつけておしゃれを楽しむ方もいらっしゃいますよ。ネクタイピンの代わりにされている方も過去にはいらっしゃいましたし。
こちらに写真を載せていたところ、女性のお客様からも大変ご評判がよく、彼氏へのお土産に作っていかれる彼女様も何名かいらっしゃいました。」
「もし、ご自身でされるのが難しいようであれば、携帯電話のストラップや、車のキーにちょっとつけたり、ご家族の女性の方にプレゼントされる男性の方もいらっしゃいます。」
「あ~~なるほど、その手がありましたか。ならミリィに一つ作って。一つは、鍵に着けられるようにキーホルダーにしておくか。ミリィはピアスにしておくか。そっちの方が動きやすいだろうし。
色は僕のは、白と青にして、ミリィのは、オレンジと黄色のグラデーションにしておこう。きっと似合うだろう」
作るものが決まったら、先生が作り方のテキストを各自に配布し、実際にどうやって作って行くかをみせながら作って行った。
僕は本来、不器用でこういう細かい作業は苦手だったのだが、先生のサポートも多少あり(実際は多少どころではなく、先生が途中から作っていたような気もするが)なんとか完成した。
見栄えも、サンプルでおいてあるアクセサリーと遜色のない出来栄えになっている。
「終わった~~~~」
「ウィ~~~んちゃんお疲れ様。すっごく集中して頑張って作ってたね。ちゃ~~~んと、作業の写真は妲己ちゃんと私で撮ってあるから後でみようね。で、どうかな、作ったヘアピンとピアス、さっそくつけてみたんだけど。」
と言って、可愛らしくその場でくるんと回転してみせる。サクラちゃんが作ったのは、赤と薄いピンクで作った桜を催した桜結びとうものだ。着物と、耳と髪につけた水引のアクセサリーがマッチしており、一段と可愛らしく見えてしまった。
「ええ、サクラの花がとてもよくお似合いですよ」
「えへへへっ、ウィーンちゃんありがと」
「ねぇねぇ、ウィーンさん。わらわはどうじゃ」
と言って、僕の頭を両手で側面を挟みこみ、妲己姉さんの正面にくるように動かれされた。妲己姉さんが作ったのは、赤色と青色のコントラストが入った、薔薇の花だ。
サクラちゃんの桜結びとは少し異なり、立体感がでているようだ。しかし、薔薇とはすばらしいチョイスです。妲己姉さん。
「とても美しい薔薇ですね。綺麗な妲己姉さんにとてもよくお似合いです」
「ふふふっ、そうであろ。そうであろう」
と、こちらも上機嫌になってくれた。
綺麗な薔薇には、棘(とげ)があるっていうし、まさにぴったりのチョイスです。色香にひかれて、ほわ~~~んと頭を空っぽにして、やってくると、ガブッと食べられちゃうわけですね。
しかも見事に、棘が設置してある場所によく見えるようにしてあるし、これが着物だから、そこまでのインパクトは少ないが、フォックスガールやシチャイナドレスの服で、それを付けたら、男どもが危険なことになるだろう。
なにかを体験し、作り上げたものを身に着け、人に褒めてもらう。ここにはそんな素敵な体験があった。僕のやっているダンジョン探検とは違ったタイプの楽しみ方だ。
こういうやり方も商売としてあるんだな。ダンジョンでも出来るかな。初心者向けに各種階層の探検ツアーとか、ダンジョンで水引体験(まんまじゃね~か)、でもやって出来ないことはないな。
現実の物質の持ち込みは出来るし、加工も出来る。ワザワザダンジョンでやる理由としては、どんなのがあげられるだろう。
真夏の水引体験、耐寒水引体験、水中水引体験、いやどれもこれも、単なる製品の耐久試験みたくなってきたぞ。物騒だし、これは無理だな。オアシスとの組み合わせとか。
一陣の心地よい風が吹くとこで行うとか、ロケーションとの組み合わせ次第か。あと、作成した水引を3Dスキャナで、スキャンして、ソウルコレクトシステムに取込ので、装備の一つとして、楽しむというやり方もあるか。
うむむむ、結構やれることが沢山あるな。
「ねぇ、妲己ちゃん。また、ウィーンさん変なこと考えている顔してない?」
「そうねん。また、なにかとんでもない、とても楽しそうなことしてくれる顔してるわん。これは期待できるかもねん」
「もう、妲己ちゃんまで。また、ウィーンちゃん。一人でやって、大変なことになるんだよ。」
「ふふっ、またそうなったら、サクラさんや玉藻さんが手伝ってくれるのであろう」
「ま~そうだね。ウィーンちゃんの考えていることって、突拍子もないことばかりだけど、お客様が沢山集って、楽しんでくれることはいいことだもんね。むしろ、私たちも積極的に取りにいかなきゃ。」
という感じで、もの思いにふけっている間、隣で僕はディスられていたみたいです。
楽しい2時間の水引体験もあっという間。
次は21世紀美術館へレッツごーーーーー
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