22 / 138
第3章 ダンジョンマート金沢店 オープン編2日目
【021】ダンジョンマート金沢店オープン:2日目その2
しおりを挟む
ダンジョンマート金沢店の2日目がオープンした。
「「「いらっしゃいませ。ダンジョンマート金沢店へようこそ」」」」
昨日色々と対策した結果、昨日よりはスムーズに接客が行えている感じがする。
僕は受付の状況を見ながら、定期的にソウルデバイスの個数と、冒険者カードの残数をチェックしながら、困っている人がいないか、周囲を軽く確認しながら、始めは玉藻姉さんの保険契約の業務についてまわった。
保険契約の内容は、別室にて行われている。一度に5~10人くらいの方に、モニターを使って紹介していた。声ははっきりとわかりやすく、明るく笑顔で参加者の方にしっかりと目線を合わせて話していた。
僕は、まだ、多くの人の前に立つことが慣れていないので、見ないように後ろの掲示板を見ている感じだ。
でも、参加者の顔を見ていないと、理解しているのかしていないのか?というのが表情から読み取れなくなってくる。
玉藻姉さんは、しっかりと一人一人の表情を見ながら、保険契約のテキストを見ないで、スラスラと指し棒を使って説明していく。僕だと、テキスト読むときは、がっつり本を読むので、参加者の方に向いていなかったので、聞こえなかった人もいたようだ。
テキストが口の前にあることで、人との視線を遮り、口の動きも見えず、話す音も若干遮られ聞きづらくなってしまうようだった。
やっぱり今日は他の応援スタッフの方について、よかったと思う。比較する対象がないと、自分のレベルがわからず、これで出来ているから良いと思ってしまうとこだった。
玉藻姉さんを見ながら説明することで、自分が出来ていない部分が色々と見えてきて結構へこんだりもした。でも、それ以上に学ぶことが沢山あって、向上心がでてきたようだ。
玉藻姉さんは、保険についての質問に関しても、さっと回答して答えている。僕だとテキストを読み返して、何ページのここにこういう風に書いてありますよ。と自信なく答えていただろう。
後で玉藻姉さんに聞いたら、『オーナーになった時に、色々な知り合いにお願いして、保険契約の説明を行って、指的や質問してもらったわ』って言ってました。
玉藻姉さんは努力の人だと思いましたよ。僕は、会社のスカイぺで聞いた内容でわかったつもりでいただけで、本当の意味で保険契約の内容を理解していないことがわかったんだ。
今度スタッフを採用したら、一緒にシミュレーションして、鍛えないと、玉藻姉さんみたいに出来そうにないぞ。でも、スタッフの勤務時間ってどうなるんだろう?
9:00~22:30だと 13:30勤務になって、日本の一般的な勤務だと8時間でそれ以上は残業という扱いになってたかな。お昼休憩の1時間を入れても。ちょっと足りないし、これに仕事の勉強やシミュレーションを入れるともっと少なくなってしまうな。
う~~~んっと、仕事中だった。これは後で考えよう。
保険契約の説明を何度かフォローした後に次はヨシさんのフォローに行きました。ヨシさんは、ダンジョンの受付から、ダンジョンの入口の転送ポイントまでの説明を色々なとこでしています。トイレや、ロッカー、休憩所、自動販売機など色々なところで足をとめて説明です。
見ているとやる気のある人は、ヨシさんの近くに行って、頷きながら真剣に聞いているんだけど、やる気がないのか興味がないのかわからないけど、離れている人は別のとこに視線をやっていて、ヨシさんの説明を聞いてないようでした。
歩きながらで、場所を移動しながらともなると、ついてくる人数や場所によって説明のやり方を変えるようです。うまく、ヨシさんは全員が説明する場所が見られるように位置どり、参加者が全部入ったのを確認した上で説明したたのです。
僕なんか。場所言って、そのまま説明して、次次、はいやった。ってなってそうですね。ルームで説明するのとは、違い、参加者がついて来れているかどうかも確認しながらやっていることに関心です。
これは練習は難しそうですが、心構え一つでなんとか出来そうな感じがします。
説明の途中で参加者が、ヨシさんの説明を聞かずに僕の作った初心者用ダンジョンマップを眺めてましたね。読んでみてくれて、しかも熱心に見てくれているので心の中は嬉しかったです。
ヨシさんの説明をないがしろにしてたので、結果微妙な気分になりましたけど。頑張って作ったものが参加者の方にも興味をもってもらえてよかったですわ。
移動しながらのポイントは、参加者全員がちゃんといるか確認。説明する場所をちゃんと全員見ることが出来るか。全員に聞こえる声の大きさ、方向に向いて話しているか気を配ることがとても多いですね。
ま~ヨシさんなんで営業スマイルとかはあんまりしてませんけど、真摯な対応が冒険者の皆さんに説明を聞いてくれる雰囲気を作ってるのかなって思います。
「「「いらっしゃいませ。ダンジョンマート金沢店へようこそ」」」」
昨日色々と対策した結果、昨日よりはスムーズに接客が行えている感じがする。
僕は受付の状況を見ながら、定期的にソウルデバイスの個数と、冒険者カードの残数をチェックしながら、困っている人がいないか、周囲を軽く確認しながら、始めは玉藻姉さんの保険契約の業務についてまわった。
保険契約の内容は、別室にて行われている。一度に5~10人くらいの方に、モニターを使って紹介していた。声ははっきりとわかりやすく、明るく笑顔で参加者の方にしっかりと目線を合わせて話していた。
僕は、まだ、多くの人の前に立つことが慣れていないので、見ないように後ろの掲示板を見ている感じだ。
でも、参加者の顔を見ていないと、理解しているのかしていないのか?というのが表情から読み取れなくなってくる。
玉藻姉さんは、しっかりと一人一人の表情を見ながら、保険契約のテキストを見ないで、スラスラと指し棒を使って説明していく。僕だと、テキスト読むときは、がっつり本を読むので、参加者の方に向いていなかったので、聞こえなかった人もいたようだ。
テキストが口の前にあることで、人との視線を遮り、口の動きも見えず、話す音も若干遮られ聞きづらくなってしまうようだった。
やっぱり今日は他の応援スタッフの方について、よかったと思う。比較する対象がないと、自分のレベルがわからず、これで出来ているから良いと思ってしまうとこだった。
玉藻姉さんを見ながら説明することで、自分が出来ていない部分が色々と見えてきて結構へこんだりもした。でも、それ以上に学ぶことが沢山あって、向上心がでてきたようだ。
玉藻姉さんは、保険についての質問に関しても、さっと回答して答えている。僕だとテキストを読み返して、何ページのここにこういう風に書いてありますよ。と自信なく答えていただろう。
後で玉藻姉さんに聞いたら、『オーナーになった時に、色々な知り合いにお願いして、保険契約の説明を行って、指的や質問してもらったわ』って言ってました。
玉藻姉さんは努力の人だと思いましたよ。僕は、会社のスカイぺで聞いた内容でわかったつもりでいただけで、本当の意味で保険契約の内容を理解していないことがわかったんだ。
今度スタッフを採用したら、一緒にシミュレーションして、鍛えないと、玉藻姉さんみたいに出来そうにないぞ。でも、スタッフの勤務時間ってどうなるんだろう?
9:00~22:30だと 13:30勤務になって、日本の一般的な勤務だと8時間でそれ以上は残業という扱いになってたかな。お昼休憩の1時間を入れても。ちょっと足りないし、これに仕事の勉強やシミュレーションを入れるともっと少なくなってしまうな。
う~~~んっと、仕事中だった。これは後で考えよう。
保険契約の説明を何度かフォローした後に次はヨシさんのフォローに行きました。ヨシさんは、ダンジョンの受付から、ダンジョンの入口の転送ポイントまでの説明を色々なとこでしています。トイレや、ロッカー、休憩所、自動販売機など色々なところで足をとめて説明です。
見ているとやる気のある人は、ヨシさんの近くに行って、頷きながら真剣に聞いているんだけど、やる気がないのか興味がないのかわからないけど、離れている人は別のとこに視線をやっていて、ヨシさんの説明を聞いてないようでした。
歩きながらで、場所を移動しながらともなると、ついてくる人数や場所によって説明のやり方を変えるようです。うまく、ヨシさんは全員が説明する場所が見られるように位置どり、参加者が全部入ったのを確認した上で説明したたのです。
僕なんか。場所言って、そのまま説明して、次次、はいやった。ってなってそうですね。ルームで説明するのとは、違い、参加者がついて来れているかどうかも確認しながらやっていることに関心です。
これは練習は難しそうですが、心構え一つでなんとか出来そうな感じがします。
説明の途中で参加者が、ヨシさんの説明を聞かずに僕の作った初心者用ダンジョンマップを眺めてましたね。読んでみてくれて、しかも熱心に見てくれているので心の中は嬉しかったです。
ヨシさんの説明をないがしろにしてたので、結果微妙な気分になりましたけど。頑張って作ったものが参加者の方にも興味をもってもらえてよかったですわ。
移動しながらのポイントは、参加者全員がちゃんといるか確認。説明する場所をちゃんと全員見ることが出来るか。全員に聞こえる声の大きさ、方向に向いて話しているか気を配ることがとても多いですね。
ま~ヨシさんなんで営業スマイルとかはあんまりしてませんけど、真摯な対応が冒険者の皆さんに説明を聞いてくれる雰囲気を作ってるのかなって思います。
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる