4 / 138
第1章 ダンジョンマート金沢店 オープン準備編
【003】モンスターのデフォルメと種類?
しおりを挟む
さて、ダンジョンでの冒険での核となるモンスターの配置である。
モンスターの行動はソウルコレクトシステムにより管理されており。各々独自の行動をとる。とは言っても種族的な攻撃パターン等はほぼ同じである。
「そうですね。初心者向けで女子が入りやすく、また、度々来てもらうようにするには。。。」
と椅子に腕を組んで座りながら考えていると、
「ミリィはかわいいフォルムのモンスターがいいにゃ~~」と口を挟んできました。
「えっ、可愛いフォルムのモンスターそんなの冒険じゃないような気もするけど。大体そんなモンスターってありますか?」
「はい、ウィーン様ございますよ。モンスターにはリアルタイプと可愛くデフォルメされたタイプの2種類があります。あるとは言いますが。個人の持つ登録カードである。ソウルカードで設定したものが見えることになります。
ここに見えるとはいいましても、設定をされなかったり、ご存じないお客様もいらっしゃいますのであまり使われている機能ではありませんね。
オプション機能として、こちら側のソウルコレクトシステム本来の設定で標準をデフォルメ(可愛い)に変更することで常時デフォルメタイプのモンスターにすることができます。」
「絶対それにするにゃ~。絶対おなのこにうけるにゃ~。、にゃんスタ映えもするので、イイナもらいまくりにゃ~~」
確かに女の子は可愛いものや綺麗なものがあると、写真をニャンスタにアップして、投稿することが多い。
「なるほど、女の子がニャンスタにアップすることで集客力アップも出来そうですねエリックさん、オプション機能を追加でお願いします。」
「ではオプション機能を追加致します。月々のオプション費用は、これくらいかかりますが宜しかったでしょうか?」
「ええ、これくらいなら、広告代と思えばやすいと思います。デフォルメタイプにするとして、モンスターはどれくらいにするかな。」
ソウルコレクトシステムのモンスターの強さは、エリアごとに数値の範囲が決まっていて、ある程度はこちらで設定できる。
例えば、サソリのモンスターを配置した場合、1フロアで、出現ポイントが20、倒された時の復活するまでのリポップ時間が2h。強さのLVが10~30と言った場合だ。
強さの設定は、モンスター毎の範囲内であればこっちで設定できる。サソリのモンスターを10~13と低レベル向けに設定することも可能だ。
「う~ん、迷うな。オプション無しで配置しようとすると、5種類が限界だし。あまり希少なモンスターにすると、リポップ時間が長く、配置数も少ないからな。
かといって、普遍的なモンスターばかりにすると、楽しく冒険して、何かを探す楽しみや友達に自慢できる話も少なくなるし。」
・
・
・
長いことモニターを見て、数10種類のモンスターの中から配置するモンスターを考えている。エリックさんは、こちらに関しては説明することもなく、用があるまでは、隣の丸テーブルに座って、紅茶を優雅に飲みながらパソコンで資料整理をしている。
うん、出来る大人のしぐさです。僕もあんな風になりたいです。ミリィはというと、長い時間モニターを見ているせいで、飽きてきたのか、ソファーで丸くなって寝ています。
その前は、エリックさんに紅茶を用意しようとし、テーブルの上にこぼしたり、所どころでポカをしてました。おっちょこちょいは結構あるようです。幸い大参事にはいたってなく、微笑ましいもので終わってます。
「よしっ、出来た」
長らく考え込んでいたせいか、椅子に座りながら両手を上にあげ、大きな声を出してしまった。寝ていたミリィがびっくりして、飛び上がり目をさます。
「ごっ、ご主人なんのモンスターに決めたにゃ。」
「ふふふっ、悩みに悩んだ末決めた僕のモンスターをよくぞ聞いてくれた。みりぃよ褒めてつかわす」
「ははっ、ご主人。このミリィありがたき幸せにゃ~~」
語尾がにゃ~~で、セリフがしまりきらないよ。と思わず笑ってしまった。
「それで、ウィーン様どのようなモンスターを配置されたのですか?」
「僕が配置したのは、オーソドックに尾に毒のあるサソリ。牙に毒のある蛇の代表格のコブラゆるふわ系で移動の役に立つラクダですね。ここら辺は、配置数がおおく、リポップ時間も短いので、倒すモンスターとして最適だと思います。
希少性の高いモンスターとしては、幻獣系でライオンの身体と人間の顔をもたスフィンクスです。こちらは、強さをある程度、経験をこなして、倒せないように設定し、ボスモンスターとして、転送ポイントの前に設置します。
ま~設置したはよいけど、一旦倒されたら、転送ポイントに進み放題になりますが。経営がうまくいったら、オプション機能で、リポップ時間を短くすることにします。
最後にフロア全体にランダム配置で、「砂漠の天使」と言われる世界最小のスナネコを配置します。砂漠のフロアで、身体が小さいため、発見することが難しくなるため、ボーナスモンスターとなります。ボスであるスフィンクスよりも、討伐数は少なくなるでしょう。」
「ウィーン様。初めてながら、よく考えられたモンスターの選択です。この種類であれ、初めての方はサソリや蛇で、冒険の心得と戦い方の基礎を学び、ラクダはよもやモンスターでありながら、身近な動物としての要素が強く、倒さずに実際に調教し、乗る冒険者の方もいるでしょう。
エジプト等に行けない方が雰囲気を味わいにくるということも考えられると思います。そして、ボスモンスターを配置することで、ダンジョンの冒険が一筋縄ではいかず、工夫し、技術を高め、仲間と協力した戦うことを覚えます。
そして、難敵を倒したときの達成感を味わうことができるので、より冒険が楽しくなること間違いなしです。
しばらくは、人数が増えるまでこのモンスター数でいけます。参加者数が多くなってきましたら、ご相談下さい。追加機能により、種類を増やすか、出現数を増やすことで対応しましょう。」
「よしっ、エリックさんから一発でお褒めの言葉頂けました。よかった、ダメだしされることに慣れてないので、ほんと嬉しいですわ。」
「ご主人。すごいにゃ~。ラクダはいいにゃ~。ミリィもラクダにのって冒険したいにゃ~」
とミリィもしっぽを横にフリフリしながら、褒めてくれる。
初めての仕事の準備上手くいきそうで良かったです。さ~環境設定も終わり、モンスター配置も終わった。
あとは何がのこってるんだったかな?
モンスターの行動はソウルコレクトシステムにより管理されており。各々独自の行動をとる。とは言っても種族的な攻撃パターン等はほぼ同じである。
「そうですね。初心者向けで女子が入りやすく、また、度々来てもらうようにするには。。。」
と椅子に腕を組んで座りながら考えていると、
「ミリィはかわいいフォルムのモンスターがいいにゃ~~」と口を挟んできました。
「えっ、可愛いフォルムのモンスターそんなの冒険じゃないような気もするけど。大体そんなモンスターってありますか?」
「はい、ウィーン様ございますよ。モンスターにはリアルタイプと可愛くデフォルメされたタイプの2種類があります。あるとは言いますが。個人の持つ登録カードである。ソウルカードで設定したものが見えることになります。
ここに見えるとはいいましても、設定をされなかったり、ご存じないお客様もいらっしゃいますのであまり使われている機能ではありませんね。
オプション機能として、こちら側のソウルコレクトシステム本来の設定で標準をデフォルメ(可愛い)に変更することで常時デフォルメタイプのモンスターにすることができます。」
「絶対それにするにゃ~。絶対おなのこにうけるにゃ~。、にゃんスタ映えもするので、イイナもらいまくりにゃ~~」
確かに女の子は可愛いものや綺麗なものがあると、写真をニャンスタにアップして、投稿することが多い。
「なるほど、女の子がニャンスタにアップすることで集客力アップも出来そうですねエリックさん、オプション機能を追加でお願いします。」
「ではオプション機能を追加致します。月々のオプション費用は、これくらいかかりますが宜しかったでしょうか?」
「ええ、これくらいなら、広告代と思えばやすいと思います。デフォルメタイプにするとして、モンスターはどれくらいにするかな。」
ソウルコレクトシステムのモンスターの強さは、エリアごとに数値の範囲が決まっていて、ある程度はこちらで設定できる。
例えば、サソリのモンスターを配置した場合、1フロアで、出現ポイントが20、倒された時の復活するまでのリポップ時間が2h。強さのLVが10~30と言った場合だ。
強さの設定は、モンスター毎の範囲内であればこっちで設定できる。サソリのモンスターを10~13と低レベル向けに設定することも可能だ。
「う~ん、迷うな。オプション無しで配置しようとすると、5種類が限界だし。あまり希少なモンスターにすると、リポップ時間が長く、配置数も少ないからな。
かといって、普遍的なモンスターばかりにすると、楽しく冒険して、何かを探す楽しみや友達に自慢できる話も少なくなるし。」
・
・
・
長いことモニターを見て、数10種類のモンスターの中から配置するモンスターを考えている。エリックさんは、こちらに関しては説明することもなく、用があるまでは、隣の丸テーブルに座って、紅茶を優雅に飲みながらパソコンで資料整理をしている。
うん、出来る大人のしぐさです。僕もあんな風になりたいです。ミリィはというと、長い時間モニターを見ているせいで、飽きてきたのか、ソファーで丸くなって寝ています。
その前は、エリックさんに紅茶を用意しようとし、テーブルの上にこぼしたり、所どころでポカをしてました。おっちょこちょいは結構あるようです。幸い大参事にはいたってなく、微笑ましいもので終わってます。
「よしっ、出来た」
長らく考え込んでいたせいか、椅子に座りながら両手を上にあげ、大きな声を出してしまった。寝ていたミリィがびっくりして、飛び上がり目をさます。
「ごっ、ご主人なんのモンスターに決めたにゃ。」
「ふふふっ、悩みに悩んだ末決めた僕のモンスターをよくぞ聞いてくれた。みりぃよ褒めてつかわす」
「ははっ、ご主人。このミリィありがたき幸せにゃ~~」
語尾がにゃ~~で、セリフがしまりきらないよ。と思わず笑ってしまった。
「それで、ウィーン様どのようなモンスターを配置されたのですか?」
「僕が配置したのは、オーソドックに尾に毒のあるサソリ。牙に毒のある蛇の代表格のコブラゆるふわ系で移動の役に立つラクダですね。ここら辺は、配置数がおおく、リポップ時間も短いので、倒すモンスターとして最適だと思います。
希少性の高いモンスターとしては、幻獣系でライオンの身体と人間の顔をもたスフィンクスです。こちらは、強さをある程度、経験をこなして、倒せないように設定し、ボスモンスターとして、転送ポイントの前に設置します。
ま~設置したはよいけど、一旦倒されたら、転送ポイントに進み放題になりますが。経営がうまくいったら、オプション機能で、リポップ時間を短くすることにします。
最後にフロア全体にランダム配置で、「砂漠の天使」と言われる世界最小のスナネコを配置します。砂漠のフロアで、身体が小さいため、発見することが難しくなるため、ボーナスモンスターとなります。ボスであるスフィンクスよりも、討伐数は少なくなるでしょう。」
「ウィーン様。初めてながら、よく考えられたモンスターの選択です。この種類であれ、初めての方はサソリや蛇で、冒険の心得と戦い方の基礎を学び、ラクダはよもやモンスターでありながら、身近な動物としての要素が強く、倒さずに実際に調教し、乗る冒険者の方もいるでしょう。
エジプト等に行けない方が雰囲気を味わいにくるということも考えられると思います。そして、ボスモンスターを配置することで、ダンジョンの冒険が一筋縄ではいかず、工夫し、技術を高め、仲間と協力した戦うことを覚えます。
そして、難敵を倒したときの達成感を味わうことができるので、より冒険が楽しくなること間違いなしです。
しばらくは、人数が増えるまでこのモンスター数でいけます。参加者数が多くなってきましたら、ご相談下さい。追加機能により、種類を増やすか、出現数を増やすことで対応しましょう。」
「よしっ、エリックさんから一発でお褒めの言葉頂けました。よかった、ダメだしされることに慣れてないので、ほんと嬉しいですわ。」
「ご主人。すごいにゃ~。ラクダはいいにゃ~。ミリィもラクダにのって冒険したいにゃ~」
とミリィもしっぽを横にフリフリしながら、褒めてくれる。
初めての仕事の準備上手くいきそうで良かったです。さ~環境設定も終わり、モンスター配置も終わった。
あとは何がのこってるんだったかな?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
43
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる