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第7章 アカネとフルーテスとのお茶会編
【男の娘099】帰った矢先の?誘拐?3
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「リリムちゃん、来てくれてありがとうね。とっても心強いよ。」
「ふふん。リリムちゃんはとっても凄い事なのです。もっと褒めていいですよ。アカネちゃんは、私がきちんと助けるのし、太鼓判に乗ったつもりで、安心さんなのです。」
「いやいや、リリムちゃん。太鼓判は乗るものじゃないからね。乗るなら大船の方だよ。正しくは大船に乗ったつもりね。泥舟と言わないだけ凄くましなんだけどね。」
「そうでしたか。では、アカネちゃんは大船に乗ったつもりでいて下さいです。ではでは早速アカネちゃん救出大作戦を開始しますです。動けないのは不自由なのです。早速噛みちぎるるのです。」
カチンカチンと歯を鳴らしながらリリムちゃんが手首の縛っている縄に近づいていく。
「ちょっちょっと。リリムちゃんストーーップ。待って待って。さっきも話したけど、私以外にも捕まっているキャロットちゃんていう娘もいるから、その子を助けてからでないと私は逃げられないのよ。私の拘束が外れると相手が警戒しちゃうでしょ?それはちょっとやなのよね。今みたいに少し、警戒が緩い方がこちらとしては助かるからね。」
「中々まどろっこしいです。なら、ぱちっと悪者全部倒しますです。それで全部解決ですです。」
「リリムちゃんリリムちゃんそれもストーーップっね。」
「なぜです?アカネちゃん。悪い人全部倒したら安全です。」
ピンクドラゴンが空を飛びながら、前足でジャブをしている。喧嘩っ早いのだろうか。
「うんうん、リリムちゃんとってもいい考えだと思うのよ。でもね、ここにいる人達だけが悪い人じゃないの。まだ、ここ意外にもいると思うから、その人達も一網打尽にしときたいのよ。リリムちゃんが倒すと言っても一回につき一人でしょう?それに守るべき対象の私とキャロットちゃんが
別々の場所にいるから目が難しいと思うのよ。」
「ふみゅー、確かに私だと悪者の取りこぼしが出ますですりそれに、キャロットちゃんでしたか、守りきれませんです。じゃーどうしたら、いいんです?」
「それは……。今小人さん達にお願いして、キャロットちゃんを救出しに行ってもらっているとこ。キャロットちゃんの安全さえ確保してしまえば、私はティムが転移ゲート開いてくれたら、それで逃げられるから。それに……。」
チラッと私の周りをパタパタと飛んでいるピンク色のミニドラゴンを見た。
「私には最強のボディガードが付いているからね。マッシュ兄さんも絶対に助けに来てくれるっていうから大丈夫かな。」
「最強のボディガードって、リリムちゃんのことです?」
私はそれにコクンと頷く。
「ふふん、任せるです。リリムちゃんがアカネちゃんをバッチリ守ってあげるです。」
自信満々にリリムちゃんがそう言うと、私の頭の上にぽつん着陸してきた。
「うん、すんごい頼りにしてるよ。リリムちゃん。これから悪い人達が帰って来るかもしれないから、隠れていてもらえるかな?」
「ふむ、隠れるですか?見えない様にしておくです。」
それから、私とリリムちゃんと残った小人達は、静かに楽しくお喋りしながら、キャロットちゃん救出計画と、悪い人一網打尽だよ計画を話しあっていた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とたとたとキャロットちゃん救出に向かっていた小人さん達の一人が帰ってきた。
「あっ青の小人さんお帰り。どうだった?」
小人さんは敬礼した後に、身振り手振りのジェスチャーを一生懸命体全体を使って私に報告してくれた。
小人さんの話?ジェスチャーの内容によると、キャロットちゃんは常に二人の人員が警護についていて、接触出来ない様だ。
ご飯は一人で食べていると聞くし、時折涙も流しているる。小人さん達の力では、周囲に人がいない状況では、やりようもあるが、周りに常に人がいては救出は出来ない様なんだよ。
とりあえずはキャロットちゃんが酷い仕打ちを受けてないので一安心だね。私だけ身動き取れない状態に納得いかないものもあるけと……。
青い小人さんなら伝来君には、感謝を伝え引き続き、キャロットちゃんの救出を出来る様にら頑張ってと伝えて戻ってもらったんだよ。
このままキャロットちゃんを捕らえられたままでは、膠着状態である。マッシュ兄さんやティムが来ても変わらない。
さっき話していた策を使おう。
私は、リリムちゃんにお願いしてマッシュ兄さんに茹でた豆と稲藁を用意してもらう旨を落ちている紙に書いてもらった。
定時連絡がもうすぐ来る。
目の前に転移ゲートが小さく開いた。
「もしもしアカネ。こちらマッシュ。無事か?」
「ええ、こちらは変化はないわ。キャロットちゃんの救出も厳しいから、これを用意してほしいの。リリムちゃんお願い。」
「はいです。」
郵便ポストに入れるかの様にメモをゲートに投函する。
「アカネ。なんでこんなものを?」
「それは準備したら分かるから、豆は藁に入れてこっちに送ってね。」
「アカネがそう言うなら、分かった。ティム殿、後で家に帰って、母さんに大急ぎでこれを準備する様に伝え下さい。」
「分かったのだ。」
「んっ、てことはマッシュ兄さん達は、今はベジタル家にいる訳じゃないの?」
「ふふん。リリムちゃんはとっても凄い事なのです。もっと褒めていいですよ。アカネちゃんは、私がきちんと助けるのし、太鼓判に乗ったつもりで、安心さんなのです。」
「いやいや、リリムちゃん。太鼓判は乗るものじゃないからね。乗るなら大船の方だよ。正しくは大船に乗ったつもりね。泥舟と言わないだけ凄くましなんだけどね。」
「そうでしたか。では、アカネちゃんは大船に乗ったつもりでいて下さいです。ではでは早速アカネちゃん救出大作戦を開始しますです。動けないのは不自由なのです。早速噛みちぎるるのです。」
カチンカチンと歯を鳴らしながらリリムちゃんが手首の縛っている縄に近づいていく。
「ちょっちょっと。リリムちゃんストーーップ。待って待って。さっきも話したけど、私以外にも捕まっているキャロットちゃんていう娘もいるから、その子を助けてからでないと私は逃げられないのよ。私の拘束が外れると相手が警戒しちゃうでしょ?それはちょっとやなのよね。今みたいに少し、警戒が緩い方がこちらとしては助かるからね。」
「中々まどろっこしいです。なら、ぱちっと悪者全部倒しますです。それで全部解決ですです。」
「リリムちゃんリリムちゃんそれもストーーップっね。」
「なぜです?アカネちゃん。悪い人全部倒したら安全です。」
ピンクドラゴンが空を飛びながら、前足でジャブをしている。喧嘩っ早いのだろうか。
「うんうん、リリムちゃんとってもいい考えだと思うのよ。でもね、ここにいる人達だけが悪い人じゃないの。まだ、ここ意外にもいると思うから、その人達も一網打尽にしときたいのよ。リリムちゃんが倒すと言っても一回につき一人でしょう?それに守るべき対象の私とキャロットちゃんが
別々の場所にいるから目が難しいと思うのよ。」
「ふみゅー、確かに私だと悪者の取りこぼしが出ますですりそれに、キャロットちゃんでしたか、守りきれませんです。じゃーどうしたら、いいんです?」
「それは……。今小人さん達にお願いして、キャロットちゃんを救出しに行ってもらっているとこ。キャロットちゃんの安全さえ確保してしまえば、私はティムが転移ゲート開いてくれたら、それで逃げられるから。それに……。」
チラッと私の周りをパタパタと飛んでいるピンク色のミニドラゴンを見た。
「私には最強のボディガードが付いているからね。マッシュ兄さんも絶対に助けに来てくれるっていうから大丈夫かな。」
「最強のボディガードって、リリムちゃんのことです?」
私はそれにコクンと頷く。
「ふふん、任せるです。リリムちゃんがアカネちゃんをバッチリ守ってあげるです。」
自信満々にリリムちゃんがそう言うと、私の頭の上にぽつん着陸してきた。
「うん、すんごい頼りにしてるよ。リリムちゃん。これから悪い人達が帰って来るかもしれないから、隠れていてもらえるかな?」
「ふむ、隠れるですか?見えない様にしておくです。」
それから、私とリリムちゃんと残った小人達は、静かに楽しくお喋りしながら、キャロットちゃん救出計画と、悪い人一網打尽だよ計画を話しあっていた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とたとたとキャロットちゃん救出に向かっていた小人さん達の一人が帰ってきた。
「あっ青の小人さんお帰り。どうだった?」
小人さんは敬礼した後に、身振り手振りのジェスチャーを一生懸命体全体を使って私に報告してくれた。
小人さんの話?ジェスチャーの内容によると、キャロットちゃんは常に二人の人員が警護についていて、接触出来ない様だ。
ご飯は一人で食べていると聞くし、時折涙も流しているる。小人さん達の力では、周囲に人がいない状況では、やりようもあるが、周りに常に人がいては救出は出来ない様なんだよ。
とりあえずはキャロットちゃんが酷い仕打ちを受けてないので一安心だね。私だけ身動き取れない状態に納得いかないものもあるけと……。
青い小人さんなら伝来君には、感謝を伝え引き続き、キャロットちゃんの救出を出来る様にら頑張ってと伝えて戻ってもらったんだよ。
このままキャロットちゃんを捕らえられたままでは、膠着状態である。マッシュ兄さんやティムが来ても変わらない。
さっき話していた策を使おう。
私は、リリムちゃんにお願いしてマッシュ兄さんに茹でた豆と稲藁を用意してもらう旨を落ちている紙に書いてもらった。
定時連絡がもうすぐ来る。
目の前に転移ゲートが小さく開いた。
「もしもしアカネ。こちらマッシュ。無事か?」
「ええ、こちらは変化はないわ。キャロットちゃんの救出も厳しいから、これを用意してほしいの。リリムちゃんお願い。」
「はいです。」
郵便ポストに入れるかの様にメモをゲートに投函する。
「アカネ。なんでこんなものを?」
「それは準備したら分かるから、豆は藁に入れてこっちに送ってね。」
「アカネがそう言うなら、分かった。ティム殿、後で家に帰って、母さんに大急ぎでこれを準備する様に伝え下さい。」
「分かったのだ。」
「んっ、てことはマッシュ兄さん達は、今はベジタル家にいる訳じゃないの?」
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