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第7章 アカネとフルーテスとのお茶会編
【男の娘089】砂糖の栽培4
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翌日、マッシュ兄さんとキャロットちゃんと私の3人で火石拾いに行くことになった。近くの山まで行って、そこで採掘してくるんだって。
往復で時間もかかるし、運ぶのにも人数が必要だから、今年は私がいるから、少人数で取ってこれるんだって。
マッシュ兄さんがリヤカーを引き、私とキャロットちゃんが早起きして作ったお弁当をリヤカーに乗せる。
「アカネとキャロットはリヤカーに乗っていくかい?帰りは、火石を積むかもしれないから、歩きになると思うよ。」
「キャロットちゃん乗っていいよ。私は少し運動がてら歩いて行きたいから。」
「では、お言葉に甘えて。」
キャロットちゃんがマッシュ兄さんの手を取り、リヤカーの中に入っていく。お弁当が崩れてない様に守ってもらわないとね。
それからドナドナするかの様にのんびりと、鉱山まで歩いていく。しばらくは雨も降っていないので、道はぬかるむこともなく、しっかりと踏み固められている。
道中は、動物に遭遇することもなく進んでいく。舗装もされていない長閑なら道を、砂利も敷いていない田圃道をリヤカーに引かれて、のっそりのっそり歩んでいく。
道中の話題は、ティムの行く末と、お昼のお弁当(主にマッシュ兄さん).キャロットちゃんとアボート君の文通の内容など。テレビもない、ドラマもない、週刊雑誌もない、ラジオもない私達のもっぱらの話題はお互いのことになる。
かなり歩いてようやく鉱山に着いた。
「さて、これから壁を掘っていくから、二人は落ちて赤い色がなるべく多いものを拾ってくれ。」
とマッシュ兄さんは、布袋を渡して来た。さらに私に向けて、パチリと片目を瞑りウインクしてくる。
渡された袋は、私は2枚ある。意味する所は、キャロットちゃんに気づかれない様に魔法を使ってなるべく火石を持っていくということね。
不覚にもマッシュ兄さんのウインクにどキリとしたのは内緒だよ。
「ガンガンがガンガン」
暗い坑道の中、ランプで周囲を明るくし、マッシュ兄さんが袖を捲り、額に手拭いを巻き、ガテン系兄ちゃんの風貌をよそに、汗を垂らしながら、壁を掘って、火石を出すべく掘り進めていく。
私とキャロットちゃんは、溢れ落ちた、石をリヤカーに入れ、炭鉱の入り口まで運んでいく。
これが意外と重労働なんだよね。持ち手が岩の重さでかなりくるし、引っ張るのにも力がいる。それに、掘っている所が入り口からそれなりに遠い。ちょっと油断すると、炭鉱の中は道が狭いのですぐに壁にぶつかってしまう。
リヤカーの脇は人が一人通れるくらいの幅なんだよ。リヤカーも旋回出来ないものだから、来る時は押してきて、帰る時は引っ張って帰る様にしてるんだ。
私とキャロットちゃんは、リヤカーに二人で手分けして詰んで、ある程度の量になったら、運んでリヤカーの中身を外に空けている。
これがもーう、物凄くしんどいの。2~.3往復しただけで、足と腕がパンパンにそこから、外で手分けして火石を探し、取り分けて袋に入れてを繰り返す。
あっ、これって、鉱山に魔力を流したら、発火するんだろうか?いや、そんなことにはならないよね。多分少し暖かくなる程度だ。山に対して、人一人が流す魔力では全体まで生きわたらないしね。それにしても火石って赤いけど、石炭みたいなものだよね。
火をつけるか、魔力を流すかの違いはあるけど両方とも温かくなるし、もしかしたら、火石も大昔の植物や動物の死骸だったりしないよね。
そんなことを考えながら、火石を採掘する作業をしていた。袋が一杯になると、こっそり魔法を使って小さくして、収納していた…とはいえね。同じペースでやっているから少なすぎると、キャロットちゃんが不思議に思うから、私は見えない位置で猛スピードで作業する羽目に。
もうマッシュ兄さんたら、袋渡すのは簡単だけど、もう少し分量も考えて欲しいかな。ということで、袋が一杯になる頃には私はへばってしまっていた。
お昼も食べ、集まったので帰ることに。
「いやー、アカネもキャロットもお疲れ様~…これで、後2回も来れば冬は越せるよ。」
「あっ、マッシュ兄さん。この火石、私も砂糖の栽培で使いたいんだけど、その分てあるかな?」
「その分は考慮していないな。あくまで家の中で使う分だけだからな。その分はどのくらい必要なんだ?」
「ちょっと量までは分からないよー。使ったこともないから、どのくらいの効果と時間使えるのか分からないし。」
「それもそうだな。なら、もう追加で2~3回運ぶことにするか。それだけ有れば足りるだろ?まー余ったら来年の冬に使えばいいからな。おっと、そうなると例年と同じくらいの回数になるか。」
「ありがとうマッシュ兄さん。」
「なに可愛い妹分のためだからな。」
早速帰ったら、使わせてもらおう。手伝ってくれるマッシュ兄さん、ティム、キャロットちゃん、お父様やお母様の為にも、頑張らないとね。
とはいえ、バタンと帰ってベッドに着いたら疲れて夕食まで寝てしまった。お母様との夕食の準備もあったんだけどなー。普段使わない筋肉を使ったから、疲労が凄かったみたいです。キャロットちゃんも同じく、お昼寝してたもん。マッシュ兄さんだけは、帰った後も元気だったみたいだけどね。
往復で時間もかかるし、運ぶのにも人数が必要だから、今年は私がいるから、少人数で取ってこれるんだって。
マッシュ兄さんがリヤカーを引き、私とキャロットちゃんが早起きして作ったお弁当をリヤカーに乗せる。
「アカネとキャロットはリヤカーに乗っていくかい?帰りは、火石を積むかもしれないから、歩きになると思うよ。」
「キャロットちゃん乗っていいよ。私は少し運動がてら歩いて行きたいから。」
「では、お言葉に甘えて。」
キャロットちゃんがマッシュ兄さんの手を取り、リヤカーの中に入っていく。お弁当が崩れてない様に守ってもらわないとね。
それからドナドナするかの様にのんびりと、鉱山まで歩いていく。しばらくは雨も降っていないので、道はぬかるむこともなく、しっかりと踏み固められている。
道中は、動物に遭遇することもなく進んでいく。舗装もされていない長閑なら道を、砂利も敷いていない田圃道をリヤカーに引かれて、のっそりのっそり歩んでいく。
道中の話題は、ティムの行く末と、お昼のお弁当(主にマッシュ兄さん).キャロットちゃんとアボート君の文通の内容など。テレビもない、ドラマもない、週刊雑誌もない、ラジオもない私達のもっぱらの話題はお互いのことになる。
かなり歩いてようやく鉱山に着いた。
「さて、これから壁を掘っていくから、二人は落ちて赤い色がなるべく多いものを拾ってくれ。」
とマッシュ兄さんは、布袋を渡して来た。さらに私に向けて、パチリと片目を瞑りウインクしてくる。
渡された袋は、私は2枚ある。意味する所は、キャロットちゃんに気づかれない様に魔法を使ってなるべく火石を持っていくということね。
不覚にもマッシュ兄さんのウインクにどキリとしたのは内緒だよ。
「ガンガンがガンガン」
暗い坑道の中、ランプで周囲を明るくし、マッシュ兄さんが袖を捲り、額に手拭いを巻き、ガテン系兄ちゃんの風貌をよそに、汗を垂らしながら、壁を掘って、火石を出すべく掘り進めていく。
私とキャロットちゃんは、溢れ落ちた、石をリヤカーに入れ、炭鉱の入り口まで運んでいく。
これが意外と重労働なんだよね。持ち手が岩の重さでかなりくるし、引っ張るのにも力がいる。それに、掘っている所が入り口からそれなりに遠い。ちょっと油断すると、炭鉱の中は道が狭いのですぐに壁にぶつかってしまう。
リヤカーの脇は人が一人通れるくらいの幅なんだよ。リヤカーも旋回出来ないものだから、来る時は押してきて、帰る時は引っ張って帰る様にしてるんだ。
私とキャロットちゃんは、リヤカーに二人で手分けして詰んで、ある程度の量になったら、運んでリヤカーの中身を外に空けている。
これがもーう、物凄くしんどいの。2~.3往復しただけで、足と腕がパンパンにそこから、外で手分けして火石を探し、取り分けて袋に入れてを繰り返す。
あっ、これって、鉱山に魔力を流したら、発火するんだろうか?いや、そんなことにはならないよね。多分少し暖かくなる程度だ。山に対して、人一人が流す魔力では全体まで生きわたらないしね。それにしても火石って赤いけど、石炭みたいなものだよね。
火をつけるか、魔力を流すかの違いはあるけど両方とも温かくなるし、もしかしたら、火石も大昔の植物や動物の死骸だったりしないよね。
そんなことを考えながら、火石を採掘する作業をしていた。袋が一杯になると、こっそり魔法を使って小さくして、収納していた…とはいえね。同じペースでやっているから少なすぎると、キャロットちゃんが不思議に思うから、私は見えない位置で猛スピードで作業する羽目に。
もうマッシュ兄さんたら、袋渡すのは簡単だけど、もう少し分量も考えて欲しいかな。ということで、袋が一杯になる頃には私はへばってしまっていた。
お昼も食べ、集まったので帰ることに。
「いやー、アカネもキャロットもお疲れ様~…これで、後2回も来れば冬は越せるよ。」
「あっ、マッシュ兄さん。この火石、私も砂糖の栽培で使いたいんだけど、その分てあるかな?」
「その分は考慮していないな。あくまで家の中で使う分だけだからな。その分はどのくらい必要なんだ?」
「ちょっと量までは分からないよー。使ったこともないから、どのくらいの効果と時間使えるのか分からないし。」
「それもそうだな。なら、もう追加で2~3回運ぶことにするか。それだけ有れば足りるだろ?まー余ったら来年の冬に使えばいいからな。おっと、そうなると例年と同じくらいの回数になるか。」
「ありがとうマッシュ兄さん。」
「なに可愛い妹分のためだからな。」
早速帰ったら、使わせてもらおう。手伝ってくれるマッシュ兄さん、ティム、キャロットちゃん、お父様やお母様の為にも、頑張らないとね。
とはいえ、バタンと帰ってベッドに着いたら疲れて夕食まで寝てしまった。お母様との夕食の準備もあったんだけどなー。普段使わない筋肉を使ったから、疲労が凄かったみたいです。キャロットちゃんも同じく、お昼寝してたもん。マッシュ兄さんだけは、帰った後も元気だったみたいだけどね。
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