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第3章 ベジタル家と家族
【男の娘018】ベジタル家の朝食と準備
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「コンっ、コンっ」
「ガーネット、さぁ起きて朝だよ~~~~」
昨日はそういえば、夜通し3人で話してたんだっけ。
「ふぁぁ~~あ、まだ眠たいです。」
って、窓から外を見てみると、まだ夜明け前じゃないですか。
「おやふみなさ~~~い」
誰かが部屋の中に入ってきて、私の布団を引っぺがす。
「う~~~寒い、お布団返してください。まだ夜ですよ~~~」
「ガーネットいつまで寝てるんだい。今日から料理の勉強するんでしょ。さぁ起きた起きた。」
うん、この声はお母様?いやっ、お母様も遅くまでお話してませんでしたか?なんでそんなに目がぱっちりあいて元気なんですか?
「お母様。おはようございます。」
「うん、おはよう。これから準備するから、着替えて顔洗っていらっしゃい。汚れるとあれだから、私のお古でごめんだけど、それ着て来なさい。」
「はい、わかひまひた。」
っと服をよく見ると、ちょっと擦り切れている。長袖とスカートである。色もあまり可愛くないこげ茶色だ。ふむ、よくわかりませんがここではこれを標準的に着るようですね。
私は昨日教えてもらった井戸に行って顔を洗う。ふ~~冷たくて気持ちいい。
ちょっとだけ太陽が昇って日が差してきたよ。
そして、私は調理場へと向かって行った。
「おはようございます。お母様。」
「ガーネット。よく来てくれたわね。さっ、朝食の準備を始めるわよ。朝はパンと、サラダとスープを作るからその材料を切って頂戴。」
「はい、わかりました。包丁はどこにあるんでしょう?」
「これ使っていいわよ。」
う~~ん、野菜は地球にあるものと同じみたいだね。わかりやすくていいよ。変に名前とか、味が違うとややこしいから。
キャベツとレタスをちぎって、サラダの下地を作り、トマトを8等分して、盛り付けをしていく。
「お母様、スープには何を使うのでしょうか?」
「そのじゃがいもと、キノコを使うから、茹でやすいように切って頂戴。」
ジャガイモって、剥くのが大変なんですよね。芽を取って、皮を剥いて、しかもまた洗って、ポンポンと5個、6個、10個と剥いていく。いや朝からどれだけ準備するんですか。
ふむ、包丁を握って、持たない手を猫の手にしてパッパとジャガイモを切っていく。
ちなみにお母様を見てみると、パンを小麦粉から練って作っていた!!それもそうか、この周りにパン屋さんなんてないもんね。自分で作って、自分で食べるのが本来か。でも、そうすると毎日の食卓って結構手間かかるんだけど、現代の食事事情とは全然違うよ。
・・・・・・あっ、やっちゃった。。。。。。
寝ぼけてたからかもしれないけど、料理出来ない設定忘れて、そのまま、包丁で切って準備しちゃったよ。。。どうしよう。どう誤魔化そうか。それにしても、地球で学んだ技術もこっちでそのまま使えるんだね。身体は違うのに。
ひとまずは素知らぬフリをして、このままやってしまおう。
ここまでやってしまったんだ、今更下手な出来ないふりしてももう遅いや。ジャガイモを短冊切にして、鍋の中に入れていってしまう。後はキノコかう~~んこれはナメコだね。
しかも、お祖父ちゃんがたまに友人と山に山菜採りにいったときに持って帰ってくるお化けナメコだ。これはいい味がでますね。食べやすいように手のひら大のナメコを16等分していく、足は、別にきって鍋に放り込む。
「お母様、下ごしらえは出来ましたよ。後はなにをすればよいですか?パン作りを手伝った方がよいでしょうか?」
「ガーネット手伝ってくれてありがとう。でもどうして、これがパン作りだってわかったんだい?」
お母様が笑顔でこっちに質問して来る。うっ、またやってしまったのだろうか。
「うちの料理人が、調理場で作っていた時に見たことがあるんですよ。」
頼むからこれで誤魔化されてちょうだい。私は内心冷や汗だくだくである。いや、ばれても説明のしようがないから、どうしようもないんだけど。それに説明したとしてもきっと信じてもらえないだろうし。。
「ガーネット、さぁ起きて朝だよ~~~~」
昨日はそういえば、夜通し3人で話してたんだっけ。
「ふぁぁ~~あ、まだ眠たいです。」
って、窓から外を見てみると、まだ夜明け前じゃないですか。
「おやふみなさ~~~い」
誰かが部屋の中に入ってきて、私の布団を引っぺがす。
「う~~~寒い、お布団返してください。まだ夜ですよ~~~」
「ガーネットいつまで寝てるんだい。今日から料理の勉強するんでしょ。さぁ起きた起きた。」
うん、この声はお母様?いやっ、お母様も遅くまでお話してませんでしたか?なんでそんなに目がぱっちりあいて元気なんですか?
「お母様。おはようございます。」
「うん、おはよう。これから準備するから、着替えて顔洗っていらっしゃい。汚れるとあれだから、私のお古でごめんだけど、それ着て来なさい。」
「はい、わかひまひた。」
っと服をよく見ると、ちょっと擦り切れている。長袖とスカートである。色もあまり可愛くないこげ茶色だ。ふむ、よくわかりませんがここではこれを標準的に着るようですね。
私は昨日教えてもらった井戸に行って顔を洗う。ふ~~冷たくて気持ちいい。
ちょっとだけ太陽が昇って日が差してきたよ。
そして、私は調理場へと向かって行った。
「おはようございます。お母様。」
「ガーネット。よく来てくれたわね。さっ、朝食の準備を始めるわよ。朝はパンと、サラダとスープを作るからその材料を切って頂戴。」
「はい、わかりました。包丁はどこにあるんでしょう?」
「これ使っていいわよ。」
う~~ん、野菜は地球にあるものと同じみたいだね。わかりやすくていいよ。変に名前とか、味が違うとややこしいから。
キャベツとレタスをちぎって、サラダの下地を作り、トマトを8等分して、盛り付けをしていく。
「お母様、スープには何を使うのでしょうか?」
「そのじゃがいもと、キノコを使うから、茹でやすいように切って頂戴。」
ジャガイモって、剥くのが大変なんですよね。芽を取って、皮を剥いて、しかもまた洗って、ポンポンと5個、6個、10個と剥いていく。いや朝からどれだけ準備するんですか。
ふむ、包丁を握って、持たない手を猫の手にしてパッパとジャガイモを切っていく。
ちなみにお母様を見てみると、パンを小麦粉から練って作っていた!!それもそうか、この周りにパン屋さんなんてないもんね。自分で作って、自分で食べるのが本来か。でも、そうすると毎日の食卓って結構手間かかるんだけど、現代の食事事情とは全然違うよ。
・・・・・・あっ、やっちゃった。。。。。。
寝ぼけてたからかもしれないけど、料理出来ない設定忘れて、そのまま、包丁で切って準備しちゃったよ。。。どうしよう。どう誤魔化そうか。それにしても、地球で学んだ技術もこっちでそのまま使えるんだね。身体は違うのに。
ひとまずは素知らぬフリをして、このままやってしまおう。
ここまでやってしまったんだ、今更下手な出来ないふりしてももう遅いや。ジャガイモを短冊切にして、鍋の中に入れていってしまう。後はキノコかう~~んこれはナメコだね。
しかも、お祖父ちゃんがたまに友人と山に山菜採りにいったときに持って帰ってくるお化けナメコだ。これはいい味がでますね。食べやすいように手のひら大のナメコを16等分していく、足は、別にきって鍋に放り込む。
「お母様、下ごしらえは出来ましたよ。後はなにをすればよいですか?パン作りを手伝った方がよいでしょうか?」
「ガーネット手伝ってくれてありがとう。でもどうして、これがパン作りだってわかったんだい?」
お母様が笑顔でこっちに質問して来る。うっ、またやってしまったのだろうか。
「うちの料理人が、調理場で作っていた時に見たことがあるんですよ。」
頼むからこれで誤魔化されてちょうだい。私は内心冷や汗だくだくである。いや、ばれても説明のしようがないから、どうしようもないんだけど。それに説明したとしてもきっと信じてもらえないだろうし。。
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