9 / 11
ニャンと小さな袋
しおりを挟む
●月×日
今日は私これから買い物いくんだよ。
ちょっと近くの本屋さんにライトノベル買いに行って、それから、ニャンのおやつ買ってくるんだ。
さっ、袋にお金払うのももったいないし、私のお買い物袋どこかな。
地面に丸くなっておいてある買い物袋。青い手提げ袋。ちょっと大きな荷物も入る底が広いやつだよ。
うん、何も入ってないはずなのに、袋が大きくなってるよ。
ま~いっか、私は持ち上げる。うっ重たいよ。
「にゃ~~~ん」と袋から猫の鳴き声がする。
ニャンが袋に入っていた。
ニャンまたあなた袋の中に入ってたの?ホント好きだよね。小さくて暗い所。
この間はスーパーのレジ袋にはいってたし。
いや、いいんだよ。見てると可愛いしね。袋の中が猫の毛だらけになるのがちょっと嫌だけど。
でもね、今日はだ~~~め、だって、私これから買い物行くんだよ。
ニャンの好きなおやつ買ってくるんだよ。ニャンそこからどいてね。
持ち上げてどかそうとすると
「にゃ~~ん」気持ちいいからどかさないでよ?かな?
それとも、僕も一緒にお外に連れて行ってよ?かな?
ダメだよ。だって、ニャン一度袋に入れて、近くのゴミ捨て場まで、一般ごみ捨てに行ったら、途中で抜け出して、走ってどっかいっちゃうんだもの。
私、ゴミ袋もっておいかけられないよ。
その後、いくら読んでも帰ってこなかったでしょ。ニャン。
その時は2時間ほどたって、飽きたから家の玄関の前まで来ていたんだよ。
その間ずっと心配してたんだからね。
もうあんな心配するのは嫌なんだよ。わかってねニャン。
私は、ニャンを袋から出し、私の部屋に閉じ込めて、今日もお買い物にいくのだった。
「にゃ~~~ん」
今日は私これから買い物いくんだよ。
ちょっと近くの本屋さんにライトノベル買いに行って、それから、ニャンのおやつ買ってくるんだ。
さっ、袋にお金払うのももったいないし、私のお買い物袋どこかな。
地面に丸くなっておいてある買い物袋。青い手提げ袋。ちょっと大きな荷物も入る底が広いやつだよ。
うん、何も入ってないはずなのに、袋が大きくなってるよ。
ま~いっか、私は持ち上げる。うっ重たいよ。
「にゃ~~~ん」と袋から猫の鳴き声がする。
ニャンが袋に入っていた。
ニャンまたあなた袋の中に入ってたの?ホント好きだよね。小さくて暗い所。
この間はスーパーのレジ袋にはいってたし。
いや、いいんだよ。見てると可愛いしね。袋の中が猫の毛だらけになるのがちょっと嫌だけど。
でもね、今日はだ~~~め、だって、私これから買い物行くんだよ。
ニャンの好きなおやつ買ってくるんだよ。ニャンそこからどいてね。
持ち上げてどかそうとすると
「にゃ~~ん」気持ちいいからどかさないでよ?かな?
それとも、僕も一緒にお外に連れて行ってよ?かな?
ダメだよ。だって、ニャン一度袋に入れて、近くのゴミ捨て場まで、一般ごみ捨てに行ったら、途中で抜け出して、走ってどっかいっちゃうんだもの。
私、ゴミ袋もっておいかけられないよ。
その後、いくら読んでも帰ってこなかったでしょ。ニャン。
その時は2時間ほどたって、飽きたから家の玄関の前まで来ていたんだよ。
その間ずっと心配してたんだからね。
もうあんな心配するのは嫌なんだよ。わかってねニャン。
私は、ニャンを袋から出し、私の部屋に閉じ込めて、今日もお買い物にいくのだった。
「にゃ~~~ん」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。
春木ハル
恋愛
私は夫と共働きで生活している人間なのですが、出張から帰ると夫が不倫の痕跡を残したまま寝ていました。
それに腹が立った私は法律で定められている罰なんかじゃ物足りず、自分自身でも復讐をすることにしました。その結果、思っていた通りの修羅場に…。その時のお話を聞いてください。
にちゃんねる風創作小説をお楽しみください。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる