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ニャンがにゃ~~んと叫んだ その2

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ニャンは尿道が詰まっているから手術しないだめなんだって。

尿道にカテーテルを通して、詰まっている物質を取らないとダメって先生がいってたんだ。

それで、痛いから痛み止めの麻酔するって、筋肉注射するって言ってたよ。

注射って私が腕に刺すときも痛いよ。

私献血とか嫌いだし、健康診断も採血あるからお休みしたいくらいだもん。

注射の針を見るのが凄い嫌なんだ。

それがニャンに刺さると思うと、私は耳を塞いで、目も思いっきり閉じた。

だって、ニャンが痛い「ニャ~~~」って叫ぶと思ったんだ。

でも、ニャンは叫ばなかったよ。あんなにここに来るまでは「ニャ~~ニャ~~~」鳴いてたのに鳴かなかったんだよ。


ニャン強いね。ニャンは強いオスだよ。

手術室には私たちはいられないから、頑張ってねニャン。

終わったら前と一緒でオシッコちゃんと出来るようになるよ。


だから、頑張ってね。私は絶対成功するように祈ってるよ。ニャン。


手術は1時間くらいかかった。長かった、簡単な手術だし大丈夫だよって言ってくれてたけど。

私は手術が怖かった。もしかしたら、、、ってどうしても考えちゃうから。


「●●さん、診察室にお入り下さい」
看護婦さん?でいいのかな?女性の方が呼びに来てくれた。

そこにはケージになってスヤスヤ眠っているニャンがいた。

診察室の第の上には銀色のお皿が載っており、そこには400mlくらいの血の混じった液体があった。

先生が説明してくれた。

これはニャンの手術をしたときに出てきた。オシッコと詰まっている結晶だって。

中を見ると、目に見えるくらいの結晶(砂粒)みたいなのが沢山入っていた。

こんなに入っていいたら人間でも痛いよ。きっと。

なんか横文字の難しいカタカナを喋っていたけど、私にはわからなかった。

分かったのは、食事の影響が強いってことだ。

うん、もう私はニャンの好きなカツオ節もお刺身も上げないよ。

ニャンに生きてて欲しいから、ニャンが喜ぶって分かっててももう上げない私は決めたんだ。

お父さんにも厳しく言って、ニャンに上げないようにさせる。

だって、私もうニャンに苦しい目に合わせたくない。ニャンに手術なんかしてほしくないんだもん。


赤いのはやっぱり血で、内臓が炎症して、出欠していたみたい。

もし、来るのが遅かったら、手術後、病院で入院してたかもしれないんだって。

ニャンはお兄ちゃんが早くいくぞって、言ってくれたから、症状が軽くて済んだんだ。

私が一日見るって考えは間違えてたんだ。お兄ちゃんがいてくれなかったら、もしかしたら、もしかしたら、ニャンは。。。。。。。。

お兄ちゃんが私が泣きそうになったのを見て、ポンポンと大丈夫だよと肩を叩いてくれた。


うん、今回は出来なかったけど、次は私もちゃんと自分でお医者さん行くようにするよ。

診察が終わって、会計に移った。


ここでは、お兄ちゃんと私が泣きをみる番だった。

お会計 23,230円になります。


もうびっくりした。2時間の診察と手術で諭吉さんが2枚以上飛んで行った。

もう泣きそうだった。私のお小遣いじゃまったく足りない。

人間の場合は、保険があるから3割の負担で済むけど、ニャンは保険に入っていないから全額負担なんだって。

知らなかった。人間と動物って保険の適用が違うんだ。

ニャンといると私の知らない知識が沢山入ってくる。

お兄ちゃんを見ると、黙ってお兄ちゃんが諭吉さんを3枚出してくれた。


ありがとうお兄ちゃん、私もお金を稼げるように何かしないとね。


余談になるんだけど、

後日、お母さんが職場の人にうちのニャンが病気に罹ったことを話したらしい。

どうやらニャンの兄弟も同じ症状になっていたみたいだ。

その子は、症状にかかった後に病院にいくまでが遅かったみたいで、入院したらしい。

お会計は64000円くらいだったようだよ。

諭吉さん6人分だよ。

ニャンの命がお金じゃないのはわかっている。わかっているんだよ。

でもね、私たちが日々の生活をしていくにはお金が必要なんだ。

ニャンの命も勿論心配でならないようにはするんだけど。


高いお金を払わなくていいように絶対にニャンの食生活には注意しなくちゃね。ニャン






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