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2話 初仕事
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俺は玉野越生(たまのこしお)。
先日までパチンコ店で契約社員だった。
いつかでかいことをしたい。
そんな思いで今まで生きてきた。
そんな俺がホストに?
「おれ...ホストやります。やるからには、世界とります!」
ナンバー1を名乗るKIRITOは満足そうに頷いた。
◆
「えぇ?今日もトイレ掃除と皿洗い?」
玉野は今日も雑用だ。新人のうちは、接客をやらせてもらえるわけがない。言われたことばかりする毎日。
「はぁ、俺も早く接客したいなぁ...」
そんなときチャンスは突然やってくる。
「ホストくん!3番テーブルにヘルプ行ってくれ!」
彼はタクト。タクトは入店間もない
おれにホスト界のマナーを叩き込んでくれた
面倒見のいい先輩だ。
「ホストくんなら大丈夫。自信もって。」
タクトに背中を叩かれ、おれはヘルプという
大きな初仕事を任され、3番テーブルに向かった。
◆
ヘルプー
それは、"担当が席をはずしている間、接客をする"こと。
客の大半は、目当ての担当がいるのだが
人気のある担当だと、同じタイミングで指名されることもしばしばある。
「里美さんゴメンね。ちょっと用事が出来ちゃったや。」
「えー!まだ指名して30分じゃない!」
「すぐ戻るからさ💦もう少ししてから飲みなおそう。」
席を立った彼はこの店ナンバー2のレクトだ。
整った顔、スーツごしでも分かる引き締まった筋肉。背も高く、隙がない。
「ホストくん。少しだけ里美さんをお願い。俺の里美に何かあったら許さないから。」
席をはずすレクト。玉野にレクトの繋ぎが出来るのか?
考える暇はない。
「新人のホストくんです!よろしくお願いします!!」
ー玉野の初仕事はいかに
先日までパチンコ店で契約社員だった。
いつかでかいことをしたい。
そんな思いで今まで生きてきた。
そんな俺がホストに?
「おれ...ホストやります。やるからには、世界とります!」
ナンバー1を名乗るKIRITOは満足そうに頷いた。
◆
「えぇ?今日もトイレ掃除と皿洗い?」
玉野は今日も雑用だ。新人のうちは、接客をやらせてもらえるわけがない。言われたことばかりする毎日。
「はぁ、俺も早く接客したいなぁ...」
そんなときチャンスは突然やってくる。
「ホストくん!3番テーブルにヘルプ行ってくれ!」
彼はタクト。タクトは入店間もない
おれにホスト界のマナーを叩き込んでくれた
面倒見のいい先輩だ。
「ホストくんなら大丈夫。自信もって。」
タクトに背中を叩かれ、おれはヘルプという
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◆
ヘルプー
それは、"担当が席をはずしている間、接客をする"こと。
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「すぐ戻るからさ💦もう少ししてから飲みなおそう。」
席を立った彼はこの店ナンバー2のレクトだ。
整った顔、スーツごしでも分かる引き締まった筋肉。背も高く、隙がない。
「ホストくん。少しだけ里美さんをお願い。俺の里美に何かあったら許さないから。」
席をはずすレクト。玉野にレクトの繋ぎが出来るのか?
考える暇はない。
「新人のホストくんです!よろしくお願いします!!」
ー玉野の初仕事はいかに
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