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chapter 2 -road to quest- 01
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「そういえば、町を出るときに番兵のおっさんにクエストのヒントをもらえるんだったよな。」
町の商店が集まった大通り、俺たちはクエストをこなすため、町の外に向かっていた。
「あぁ、そういえばそんなこと言ってたっけ。でもその前に持ち物を整理したいんだよ。」
初戦闘時に数体のモンスターを狩り、モンスターからドロップしたアイテムをいくつか持っている。
普通ならこういうアイテムは、武器素材やクエストで納品する対象のアイテムになっているはずだ。
しかし、今の俺たちには必要のないものだ。
「確かにな。これギルドで買い取ってもらって、その金で何か買っていってもいいな。」
町の外に出る前に、用意していくに越したことはない。
幸いなことに、回復アイテムは潤沢だ。
何か戦闘で使えそうなアイテムや装備を手に入れておきたいところだ。
「ギルドに引き返して素材を買い取ってもらおう。」
「このあたりの商店じゃダメなのか?」
悠に尋ねる。
「モンスターのドロップ素材はこの辺の商店より、ギルドの方が高く買い取ってくれる。露店は珍しいアイテムを購入するのには良いけど、普段使いのモノを買うならギルドの商店からの方がお得だな。」
一長一短あるんだな。
それほど遠くないから良いけど…。
そこかしこにある露店を見回しながら歩いていると、足元に衝撃を感じた。
「あいたっ。」
金髪の少女が後ろに倒れこんだ。
金髪の長い髪に透き通る緑の目、ぶつかった拍子に長い髪に隠れた尖った耳が見えた。
「あ…。」
とその耳をすぐ髪で隠してしまった。
可愛らしく、小さな女の子だ。
どうやらぶつかったらしい。
戦士のごつい装備、体格のおかげか全く動じなかった。
この娘も華奢な印象だが、大丈夫だろうか。
「スマン、大丈夫か?」
手を差し伸べる。
「ええ、大丈夫…。あれ?あなた…。」
少女は手を取って立ち上がり、俺の方をじっと見つめる。
どうしたんだろう。
「いいえ。ぶつかってごめんなさい。」
少女は礼儀正しく挨拶し、周りを見回した後、駆け足で反対方向に走っていった。
悠が横に立って、遠ざかる少女を眺めていた。
「今のキャラクター可愛かったな。金髪ロリ系エルフか…。レベル高いな。」
それは今の娘のキャラデザのレベルがってことか?
「あのキャラメイクは時間かかったろうな。この魔法使いも結構かかったんだけどな。」
悠のキャラ『ゆうゆう』はキャラメイクにやたらこだわっていることが伺える。
地味過ぎない紺色の髪、装備も他のキャラとは違う。高レベルを思わせる魔女風の衣装を着用する徹底ぶりである。
「そりゃ、こだわったら時間はかかるよな。」
「まぁ、時間だけじゃないけどな。」
こいつ、キャラメイクに課金しやがったな。
こういうプレイヤーがいるから、運営が儲かるんだな。
ま、そのおかげで無料に遊べているのかもしれないが…。
「なんだよ、その目は。そういう『ノビー』だって課金キャラじゃないのか。その顔とかさ。」
顔?どういうことだ?
「『ノビー』の顔は昇の顔風に作ってるじゃん。そんな顔パーツは無料の枠になかっただろ。」
「いや、このキャラは作るときにカメラか何かで顔認証を取り込んでた気がする。だから輪郭とか似てるんじゃない?多少修正して美化してるけどな。」
「え、そんな機能あったっけ?いいなー、昇君はイケメンで。」
「よく言うよ、イケメンリア充の悠君が。俺は単純にわかりやすかったから選んだだけさ。」
悠というやつは、学校内でも評判のイケメン君だ。
「悠の方は女性キャラを選んだから、カメラ機能を選べなかったんじゃないか?」
「そっか。でもあんまりその機能使ってるプレイヤー居ないんじゃない?結構プリセットのキャラが多いよ。」
そんなもんだろうか。
もしかして俺ってナルシスト?
「今のロリエルフも顔見てたしな。」
顔を?
顔を見てあんな不思議そうにしてたのか?
ちょっとショックだな。
「それにしても、あのエルフ耳とか細かいよなぁ。あれはきっと課金アイテムなんだろうなぁ。」
そんな話をしているうちに戻ってきた。
ギルドの商店で、俺たちの持つ素材を買い取ってもらう。
値段の相場はわからないが、少しなら買い物もできるだろう。
「冒険者の皆さんが持ち込まれた素材やアイテムは、皆さんがクエストなどで使うアイテムや装備に還元されています。」
ギルドの商人が言っていた。
だからこそ、この値段なんだろうな。
モンスターの素材を活かす術を持っていても不思議はない。
例の指輪の事も解決させておくため、鑑定士のところへも行った。
しかし
「これは見たことがないなぁ。だが、これだけの意匠が施されてあるところを見ると、かなりの一品である事は間違いないだろう。」
という事だった。
「よければ買い取ろうか?」
レア度の高いアイテムである事は間違いないようだ。
しかし鑑定士曰く、呪いのアイテムというものもあるらしく、着用するとマイナス効果を付与される可能性があるらしい。
未鑑定のアイテムにはそういう怖さもあるから、鑑定士も訪ねてくれたのだろう。
だが手放すのはまだ惜しいような気がした。
アイテムや装備を整え、クエストに向かう。
関所が見え始めた。
さぁ、初クエストへ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前 :ノビー(昇)
Lv :3
職業 :戦士
装備 :鉄の帽子
ガントレット
鉄の鎧
鉄の剣
鉄の盾
スキル :薙ぎ払い
アイテム:???の指輪(未鑑定)
スタートポーション×30
短刀
ブーメラン
所持金 :120G
――――――――――――――――――――――――――――
名前 :ゆうゆう(悠)
Lv :6
職業 :魔法使い
装備 :とんがり帽(魔女)
布のローブ
木の杖
火の書01
氷の書01
癒しの書01
スキル :ファイア
チリング
ヒール
アイテム:スタートポーション×27
マジックポーション×7
所持金 :110G
――――――――――――――――――――――――――――
町の商店が集まった大通り、俺たちはクエストをこなすため、町の外に向かっていた。
「あぁ、そういえばそんなこと言ってたっけ。でもその前に持ち物を整理したいんだよ。」
初戦闘時に数体のモンスターを狩り、モンスターからドロップしたアイテムをいくつか持っている。
普通ならこういうアイテムは、武器素材やクエストで納品する対象のアイテムになっているはずだ。
しかし、今の俺たちには必要のないものだ。
「確かにな。これギルドで買い取ってもらって、その金で何か買っていってもいいな。」
町の外に出る前に、用意していくに越したことはない。
幸いなことに、回復アイテムは潤沢だ。
何か戦闘で使えそうなアイテムや装備を手に入れておきたいところだ。
「ギルドに引き返して素材を買い取ってもらおう。」
「このあたりの商店じゃダメなのか?」
悠に尋ねる。
「モンスターのドロップ素材はこの辺の商店より、ギルドの方が高く買い取ってくれる。露店は珍しいアイテムを購入するのには良いけど、普段使いのモノを買うならギルドの商店からの方がお得だな。」
一長一短あるんだな。
それほど遠くないから良いけど…。
そこかしこにある露店を見回しながら歩いていると、足元に衝撃を感じた。
「あいたっ。」
金髪の少女が後ろに倒れこんだ。
金髪の長い髪に透き通る緑の目、ぶつかった拍子に長い髪に隠れた尖った耳が見えた。
「あ…。」
とその耳をすぐ髪で隠してしまった。
可愛らしく、小さな女の子だ。
どうやらぶつかったらしい。
戦士のごつい装備、体格のおかげか全く動じなかった。
この娘も華奢な印象だが、大丈夫だろうか。
「スマン、大丈夫か?」
手を差し伸べる。
「ええ、大丈夫…。あれ?あなた…。」
少女は手を取って立ち上がり、俺の方をじっと見つめる。
どうしたんだろう。
「いいえ。ぶつかってごめんなさい。」
少女は礼儀正しく挨拶し、周りを見回した後、駆け足で反対方向に走っていった。
悠が横に立って、遠ざかる少女を眺めていた。
「今のキャラクター可愛かったな。金髪ロリ系エルフか…。レベル高いな。」
それは今の娘のキャラデザのレベルがってことか?
「あのキャラメイクは時間かかったろうな。この魔法使いも結構かかったんだけどな。」
悠のキャラ『ゆうゆう』はキャラメイクにやたらこだわっていることが伺える。
地味過ぎない紺色の髪、装備も他のキャラとは違う。高レベルを思わせる魔女風の衣装を着用する徹底ぶりである。
「そりゃ、こだわったら時間はかかるよな。」
「まぁ、時間だけじゃないけどな。」
こいつ、キャラメイクに課金しやがったな。
こういうプレイヤーがいるから、運営が儲かるんだな。
ま、そのおかげで無料に遊べているのかもしれないが…。
「なんだよ、その目は。そういう『ノビー』だって課金キャラじゃないのか。その顔とかさ。」
顔?どういうことだ?
「『ノビー』の顔は昇の顔風に作ってるじゃん。そんな顔パーツは無料の枠になかっただろ。」
「いや、このキャラは作るときにカメラか何かで顔認証を取り込んでた気がする。だから輪郭とか似てるんじゃない?多少修正して美化してるけどな。」
「え、そんな機能あったっけ?いいなー、昇君はイケメンで。」
「よく言うよ、イケメンリア充の悠君が。俺は単純にわかりやすかったから選んだだけさ。」
悠というやつは、学校内でも評判のイケメン君だ。
「悠の方は女性キャラを選んだから、カメラ機能を選べなかったんじゃないか?」
「そっか。でもあんまりその機能使ってるプレイヤー居ないんじゃない?結構プリセットのキャラが多いよ。」
そんなもんだろうか。
もしかして俺ってナルシスト?
「今のロリエルフも顔見てたしな。」
顔を?
顔を見てあんな不思議そうにしてたのか?
ちょっとショックだな。
「それにしても、あのエルフ耳とか細かいよなぁ。あれはきっと課金アイテムなんだろうなぁ。」
そんな話をしているうちに戻ってきた。
ギルドの商店で、俺たちの持つ素材を買い取ってもらう。
値段の相場はわからないが、少しなら買い物もできるだろう。
「冒険者の皆さんが持ち込まれた素材やアイテムは、皆さんがクエストなどで使うアイテムや装備に還元されています。」
ギルドの商人が言っていた。
だからこそ、この値段なんだろうな。
モンスターの素材を活かす術を持っていても不思議はない。
例の指輪の事も解決させておくため、鑑定士のところへも行った。
しかし
「これは見たことがないなぁ。だが、これだけの意匠が施されてあるところを見ると、かなりの一品である事は間違いないだろう。」
という事だった。
「よければ買い取ろうか?」
レア度の高いアイテムである事は間違いないようだ。
しかし鑑定士曰く、呪いのアイテムというものもあるらしく、着用するとマイナス効果を付与される可能性があるらしい。
未鑑定のアイテムにはそういう怖さもあるから、鑑定士も訪ねてくれたのだろう。
だが手放すのはまだ惜しいような気がした。
アイテムや装備を整え、クエストに向かう。
関所が見え始めた。
さぁ、初クエストへ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前 :ノビー(昇)
Lv :3
職業 :戦士
装備 :鉄の帽子
ガントレット
鉄の鎧
鉄の剣
鉄の盾
スキル :薙ぎ払い
アイテム:???の指輪(未鑑定)
スタートポーション×30
短刀
ブーメラン
所持金 :120G
――――――――――――――――――――――――――――
名前 :ゆうゆう(悠)
Lv :6
職業 :魔法使い
装備 :とんがり帽(魔女)
布のローブ
木の杖
火の書01
氷の書01
癒しの書01
スキル :ファイア
チリング
ヒール
アイテム:スタートポーション×27
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