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王太子と侍女
手錠
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魔法道具・封印錠を護衛兵が公爵家の者全員に施す。
「な、何をするのです!?」
「なぜ、使用人にまでこの様な事を!?」
「大公様の罪を、私達にまで償わせるつもりですか!?」
侍従や侍女が騒ぎ出す。
「コレなんですかぁ~??」
まったく空気を読まないフィサリス。
「無礼な!私は公爵の妻ですわよ!」
「念のためです。」
「殿下!あんまりですわ!私は魔力持ちでも、罪人でもありませんわ!」
「念のためだと護衛が説明したと思うが?王族への謀反は一族郎党までの罪になる。当然の処置だ。それに、やましい処がなければ、大した事では無いと思うが?」
「!!!」
ダチュラが騒ぎ出すのも無理はない。
封印錠は魔力持ちが大勢いた時代に産み出された手錠。
今では魔力持ちが減少しているため魔力を封じる訳ではなく、前時代の名残として“罪人の証”となっている。
それに特殊な技も備わっている。
被告人が嘘を重ねると両手を締め付け、最終的に切り落とされるというものだ。
「これより、王族への抜刀事件に対する王太子殿下の判決を言い渡す!ソーディア公爵家当主ジェイド・ラ・ソーディア殿!王太子殿下の御前に!それと国王陛下より厳粛なる判決を願う、とお言葉を頂いております!よって隠し立てや偽りを述べれば、封印錠が両手を奪う事になりましょう!」
ここに来て漸くフィサリスも危機感を感じ、騒ぎ出した。
「両手を?失う?…嫌!イヤ!いやぁぁぁー!!取って!コレとって!!カーネリアン様!助けて下さい!カーネリアン様ぁぁぁー!!」
騒ぐフィサリスを護衛兵が取り押さえられる形で、判決公判が始まる。
「な、何をするのです!?」
「なぜ、使用人にまでこの様な事を!?」
「大公様の罪を、私達にまで償わせるつもりですか!?」
侍従や侍女が騒ぎ出す。
「コレなんですかぁ~??」
まったく空気を読まないフィサリス。
「無礼な!私は公爵の妻ですわよ!」
「念のためです。」
「殿下!あんまりですわ!私は魔力持ちでも、罪人でもありませんわ!」
「念のためだと護衛が説明したと思うが?王族への謀反は一族郎党までの罪になる。当然の処置だ。それに、やましい処がなければ、大した事では無いと思うが?」
「!!!」
ダチュラが騒ぎ出すのも無理はない。
封印錠は魔力持ちが大勢いた時代に産み出された手錠。
今では魔力持ちが減少しているため魔力を封じる訳ではなく、前時代の名残として“罪人の証”となっている。
それに特殊な技も備わっている。
被告人が嘘を重ねると両手を締め付け、最終的に切り落とされるというものだ。
「これより、王族への抜刀事件に対する王太子殿下の判決を言い渡す!ソーディア公爵家当主ジェイド・ラ・ソーディア殿!王太子殿下の御前に!それと国王陛下より厳粛なる判決を願う、とお言葉を頂いております!よって隠し立てや偽りを述べれば、封印錠が両手を奪う事になりましょう!」
ここに来て漸くフィサリスも危機感を感じ、騒ぎ出した。
「両手を?失う?…嫌!イヤ!いやぁぁぁー!!取って!コレとって!!カーネリアン様!助けて下さい!カーネリアン様ぁぁぁー!!」
騒ぐフィサリスを護衛兵が取り押さえられる形で、判決公判が始まる。
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