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過去編
淡い記憶
しおりを挟む明日投稿するなんてほざいておいて投稿しなくてすみませんでしたε≡ ヽ__〇ノ… _| ̄|○
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『わたしはね、マリーっていうの!』
『マリー!かわいいおなまえね!わたしはね、ミリアーナっていうの、よろしくね!!』
『ミリアーナってなまえもかわいいわ!』
『ふふ、ありがとうマリー!』
『......ねぇ、あそぼ?』
『うん、あそぼ!』
✱ ✱ ✱
『きょうからわたしたちはしんゆうよ!』
『しんゆう?ってともだちよりもすごいの?』
『あたりまえよ!しんゆうっていうのはともだちよりもすごいってパパがいってたの!!』
『わぁ!じゃあわたしたちはしんゆうだわ!!』
『そうよ?しんゆうよしんゆう!!わたしたちはしんゆうよ!!』
『うん、わたしたちはしんゆう!!』
✱ ✱ ✱
『このひまわりばたけは、きょうからわたしたちのまちあわせのばしょよ』
『うん、そうだね!わたしたちはここでであったんだもんね!!』
『そう、だからあいたくなったらここにくるの!そうすればわたしたちはあえるの!』
✱ ✱ ✱
『ミリアーナ?きょうはあのおかのおうちにいくわよ!ついてきなさい!!』
『うん!!』
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┈┈┈┈┈
┈┈┈
『ここはねミリアーナ、おかしでできてるおうちなの』
『ええ!?このおうちはおかしなの!?』
『そうよ、だからこう、こうやってたべるのよ?
......ぱくっ』
『......それ、おいしい?』
『.........う、うん』
『マリー、それぜったいおかしじゃないよ?』
『......っ、おかしよ!わたしにはおかしにみえたのよ!!つぎ、つぎにいきましょうミリアーナ!』
『ふふっ、はーい...じゃぁいこうかマリー!!』
『ちょっ、しんじてないわね!?それとひっぱっていくのはわたしなんだからせんとうをあるくなー!!』
『ぷふっ、マリーのふくれっつらだー』
『なにいってるの!?わたしはいつもどびきりのスマイルよ!!』
✱ ✱ ✱
『きょうはおやくそくをしましょう?ミリアーナ』
『やくそくって、なに?マリー』
『こほんっ、明日このひまわりばたけでいつものじかんに会いましょう?とっておきのものを見せてあげるわ!』
『本当!?マリー』
『えぇ、ほんとうよ、だからぜったいにこのばしょにくるのよ?』
『わかったわ!ぜったいにこのひまわり畑に来るね!』
✱ ✱ ✱
『今日はおやくそくの日なの、だから外に出てもいいでしょう?』
『いけません、外は雨なんですよ?晴れの日のように外は自由に出歩けないんです』
『でも見せたいものがあるって言ってたからすぐに終わるわ、もしあそびにいこうとしたらしっかりおことわりするわ、それでもだめなの?』
『ダメです、もし今日出かけたりなんかして風邪でも引いたてしまったらどうするんですか?旦那様も奥様もきっと心配してしまいます、それに、今日は奥様の体調があまり良くないんです、風邪でも引いて奥様を心配させては尚更体調を崩すかもしれません、それでもミリアーナ様はまだ行くと言のですか?』
『でも、やくそくが.........わかった、がまんする、でも雨がやんだら行くね?......それもだめ?』
『まぁ、いいでしょう......行くときはロイを連れていくんですよ?いいですね?』
『うん、わかった、ありがとうコロン!』
『はい、ミリアーナ様はお利口ですね_________』
『誰か来てください!!奥様が、奥様が倒れました!!!』
✱ ✱ ✱
『はぁ、はぁ、おそく、なっちゃったけど、マリー、まだ待っててくれてるかな、待ってくれたらいいな...』
『ミリアーナ様、お待ちください!!走っては転びますよ!』
『いいの!マリーはずっと待ってるんだから、私がはしらないでどうするの!!』
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『...マリー?いないの?いたら出てきて、おねがい......ねぇマリー本当にいないの?それと、おそつくなっちゃって、ごめんね.........マリー、マリー?.........マリー、もしかして帰っちゃった?......ごめん、ごめんねマリー、やくそくやぶって、ごめんね....』
✱ ✱ ✱
走馬灯のように切り替わる映像が、眠っていた意識を起こさせた。
なに、これ......
さっきから頭の中に流れる映像はなに?
これは私の記憶なの?それとも夢......?
それに、マリーって...
あぁ...どうしよう、私、私あの人になんて酷いことを...!!
行かなきゃっ、マリーに会いに行かなきゃ...!!
ごめん、違うのマリー、私はあの日行けなかったのはあなたを嫌いになったからじゃない!
嫌いになんてなる筈がない...!
だって、私達は親友、なんでしょ?
だからお願い、私を信じて_______マリー!!!
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短くてすみません。
ただ、また忙しくなってきましたので1600~2000文字なるかと思います。
ご了承ください。
お読みいただきありがとうございました!
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