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プロローグ
令嬢、助けられる
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こんにちは!
お気に入り登録ありがとうございます!!
こんなに貰えて凄く感動してます!!
長話も良くないので本編をどうぞ!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ここは、森...?」
どういう事?私は攫われたんじゃなかったの?
しかも、手と足に縛られた縄がなくなっているわ。
という事は、彼らの目的は私を森に捨ててくることだったの?でも一体何故?
それに奴とは結局誰なの?
あの人は、私に目をつけたと言っていたし、もしかしたら面識があるかもしれないわね。
それにしても、まさか婚約破棄されたその日にこんな災難にあうなんてね。
流石に笑えてくるわ。
はぁ、どうせ国外追放にされる身だったのよ、少し早まったと思って折り合いをつけていきましょう。
ところでここは何処かしら?
今まで気絶していたから何処を通ってきたのか分からないわ、それじゃなくても一応私は公爵令嬢、殆ど外になんて出たことがないし...
ましてや、森なんて...
困ったわね...道が分からないわ...
でも丁度朝霜が晴れてきたみたいだし、出来るだけ木々が浅い方向に進んで行ってみましょうか。
「...はぁ、はぁ、はぁあ」
やばい、やばいわ、森を歩くのってこんなにも疲れるものだったのね!
一応ダンスで鍛えた体力はあるけど、そんなの関係なしにこの森は私の体力を奪って行くし...はぁ、はぁ......死ぬ...
それに...
「...痛い」
そう、さっき私はこの高いヒールのせいで転んでしまったのだ。だから今は裸足での徒歩なのだがこれがまた痛いのだ。
特に枝の節目を踏んだ時なんてどれだけ痛かったか!
もう!なんで森が開けないのよ!そろそろ開けてもいいでしょう!このままじゃ本当に死んじゃうわ!!
きゃっ
「...いったあぁ...」
これ絶対膝擦りむいてるわ、折角傷一つつけないように最新の注意を払って過ごしてきたのに、このままじゃ傷物になってしまう...
あ...でも、私はもう令嬢じゃないのか...
「...お姉さん、大丈夫?」
「え?」
声?こんな所に?
まさか外に出たの!?
私は地面に付けていた頬を一気に離し、頭を思いっきり持ち上げると周りを見まわした。
目の前には...幼女?
見た目は...茶髪にダークブラウンの大きい瞳の女の子、うん、可愛いわ、でも...服がボロボロね、もしかしてこの子は孤児なのかしら?
「あの...!」
「...え、はい!」
「大丈夫ですか?よかったらこの先にある教会で傷の手当をしましょうか?」
「手当してくれますの!?それに教会!私は外に出られたのね!」
「はい...ですから、こんな森の側にいないで一緒に行きましょう?」
優しい!
そして可愛い!!
何この子すっごい可愛いわ!
特に寝癖かしら?その髪の毛がぴょんぴょん跳ねてる姿なんて、なんて可愛らしいのかしら!
「はい、ありがとうございます、お願いしますわ」
私達は少しの雑談をしながら教会まで歩いていた。
「そう言えば、自己紹介がまだだったわね」
「自己紹介ですか?」
「ええ、私はミリアーナ、あなたの名前をお聞きしてもいいかしら?」
「はい、私はシーラと言います。」
「シーラ...とっても素敵な名前ね!!」
「はい、マリア様が付けてくださったんです。私の宝物です!!」
やっぱり可愛いわ!お姉さんさっきから鼻血出そうよ。
そう言えば、教会と言っていたけどそれはどこにあるのかしら?序にここが何処なのかも知りたいわね。
「あ、見えました!あそこです!」
シーラちゃんが指さす先には、教会が見えた。
ここが...
目の先に佇む協会は、小さい木造建築でひっそりと佇んでいた。周りには程よく花が咲き乱れそこだけが隔離されて居るような...そんな雰囲気をしていた。
「...落ち着く場所ですね」
「はい、私はここが大好きです。ささ、中に入りましょう!」
「え、ちょっ、シーラちゃん!?」
シーラは最初の初々しさはどこえへやら、私の腰を強引に押して教会の中に引きずり込んだ。
意外と強引なのかしら?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お読み頂きありがとうございました。
次の投稿は朝7時になります。
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長話も良くないので本編をどうぞ!
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「ここは、森...?」
どういう事?私は攫われたんじゃなかったの?
しかも、手と足に縛られた縄がなくなっているわ。
という事は、彼らの目的は私を森に捨ててくることだったの?でも一体何故?
それに奴とは結局誰なの?
あの人は、私に目をつけたと言っていたし、もしかしたら面識があるかもしれないわね。
それにしても、まさか婚約破棄されたその日にこんな災難にあうなんてね。
流石に笑えてくるわ。
はぁ、どうせ国外追放にされる身だったのよ、少し早まったと思って折り合いをつけていきましょう。
ところでここは何処かしら?
今まで気絶していたから何処を通ってきたのか分からないわ、それじゃなくても一応私は公爵令嬢、殆ど外になんて出たことがないし...
ましてや、森なんて...
困ったわね...道が分からないわ...
でも丁度朝霜が晴れてきたみたいだし、出来るだけ木々が浅い方向に進んで行ってみましょうか。
「...はぁ、はぁ、はぁあ」
やばい、やばいわ、森を歩くのってこんなにも疲れるものだったのね!
一応ダンスで鍛えた体力はあるけど、そんなの関係なしにこの森は私の体力を奪って行くし...はぁ、はぁ......死ぬ...
それに...
「...痛い」
そう、さっき私はこの高いヒールのせいで転んでしまったのだ。だから今は裸足での徒歩なのだがこれがまた痛いのだ。
特に枝の節目を踏んだ時なんてどれだけ痛かったか!
もう!なんで森が開けないのよ!そろそろ開けてもいいでしょう!このままじゃ本当に死んじゃうわ!!
きゃっ
「...いったあぁ...」
これ絶対膝擦りむいてるわ、折角傷一つつけないように最新の注意を払って過ごしてきたのに、このままじゃ傷物になってしまう...
あ...でも、私はもう令嬢じゃないのか...
「...お姉さん、大丈夫?」
「え?」
声?こんな所に?
まさか外に出たの!?
私は地面に付けていた頬を一気に離し、頭を思いっきり持ち上げると周りを見まわした。
目の前には...幼女?
見た目は...茶髪にダークブラウンの大きい瞳の女の子、うん、可愛いわ、でも...服がボロボロね、もしかしてこの子は孤児なのかしら?
「あの...!」
「...え、はい!」
「大丈夫ですか?よかったらこの先にある教会で傷の手当をしましょうか?」
「手当してくれますの!?それに教会!私は外に出られたのね!」
「はい...ですから、こんな森の側にいないで一緒に行きましょう?」
優しい!
そして可愛い!!
何この子すっごい可愛いわ!
特に寝癖かしら?その髪の毛がぴょんぴょん跳ねてる姿なんて、なんて可愛らしいのかしら!
「はい、ありがとうございます、お願いしますわ」
私達は少しの雑談をしながら教会まで歩いていた。
「そう言えば、自己紹介がまだだったわね」
「自己紹介ですか?」
「ええ、私はミリアーナ、あなたの名前をお聞きしてもいいかしら?」
「はい、私はシーラと言います。」
「シーラ...とっても素敵な名前ね!!」
「はい、マリア様が付けてくださったんです。私の宝物です!!」
やっぱり可愛いわ!お姉さんさっきから鼻血出そうよ。
そう言えば、教会と言っていたけどそれはどこにあるのかしら?序にここが何処なのかも知りたいわね。
「あ、見えました!あそこです!」
シーラちゃんが指さす先には、教会が見えた。
ここが...
目の先に佇む協会は、小さい木造建築でひっそりと佇んでいた。周りには程よく花が咲き乱れそこだけが隔離されて居るような...そんな雰囲気をしていた。
「...落ち着く場所ですね」
「はい、私はここが大好きです。ささ、中に入りましょう!」
「え、ちょっ、シーラちゃん!?」
シーラは最初の初々しさはどこえへやら、私の腰を強引に押して教会の中に引きずり込んだ。
意外と強引なのかしら?
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