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再会
しおりを挟む「おひさしぶりですございます、ノア様」
「…あぁ」
私はあの日、執務室を飛び出してから色々と準備を始めた。
というのも、前世の知識をひたすらノートに纏めて、必要なものを揃えていた。
その必要な物とは、ノア様の難病を治せるかもしれないものである。
と言っても、私が用意したものを素直に受け取ることはないと思うし、公爵子息にそんなこと出来はしない。危なすぎる。
ということで、私は自室に籠り、必要な物をメイド達に揃えてもらいながら実験していたのだ。
今日の目的は勿論ノア様と一緒にいることだが、同時に、ノア様から具体的な症状を聞き出すことが目的である。
そして、さり気なくこうした方が良いですよ?とか、こうした方が楽になると思います。とアドバイスすることも大切だ。
取り敢えず今日は、出来るだけノア様を刺激しないように、お友達として仲良く喋っていようと思う。
「座っていいよ」
「はい」
ノア様の許可が降りたので、スっと用意された席に腰かける。
ここは以前来た庭園で、質素のなもののとても気品の感じられる綺麗な庭園だった。
よくある薔薇の庭園などではなく、綺麗な青いマリーゴールドのような花が咲いていた。
「ここのていえんはほんとうにきれいですね」
「そうか?質素な庭園だろ、お世辞はいい」
「いいえ、とてもきれいなていえんです、わたくしはすきです」
「…そうか」
私はもう1回庭園を見渡し一通り鑑賞すると、ノア様に視線を移し、本題に入った。
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長い間更新を止めてしまい申し訳ありませんでした。
これからは無理のないようにちょこちょこっと投稿していこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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