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第7章 文化祭編
第257話「注目の桜の演劇」
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12時55分
第2体育館
水谷: いや~ワクワクするね!
望月: うん。そうだね笑
鴨田: ここ、本当に体育館?
元気: そう思うレベルで、舞台セットがすごい…
蓮花: お姉ちゃん、大丈夫かな……いや、お姉ちゃんなんだから大丈夫でしょ!
中3組の5人は、粉物ランドで昼食を食べた後、桜と柿谷の演劇を見に、第2体育館に来て、真ん中辺りの席に座っていた。
ちなみに、他の席には…
美月: 改めて考えても、珠美の黒猫コスプレ、最高だったね。
守里: うん。可愛かった。
美月: …よし、すぐに黒猫のコスプレグッズを買おう。
守里: え?
美月: あと、優太も中々似合ってた。
守里: あ、うん。笑、あのドラキュラ姿で見回りしたら、誰も違反しなくなるんじゃない?
美月: 笑、確かに。
自分達の仕事が終わった後、珠美と新里が働いているコスプレカフェで昼食をとった守里と美月も、舞台側から見て、左手前の方に座っていた。
さらに…
結真: なんか、私も緊張してきた…
小百合: 大丈夫か?結真!
奈々未: なんでよ笑
結真: ほら、私は家で桜の練習に付き合ってたりもしたから、余計にさ。
奈々未: なるほどね。でも、桜の方が緊張してるんだから、シャキッとしなよ。
結真: そ、そうだよね……ふぅ…頑張れ!桜!
小百合: お、じゃあ、私も…頑張って~桜ちゃん!
奈々未: 笑
御三家も、右手前の方に座っていた。
そんな中、体育館内の照明が消え、演劇が始まった。
「聖者の像の手は、巡礼の手が触れる為にある。掌の触れ合いは、巡礼たちの口付け。」
蓮花: (お姉ちゃん、上手!)
望月: (舞台照明の効果もあってか、あのカフェで見た時よりも綺麗…)
「聖者にも巡礼にも、唇があるのでは?」
美月: (いや、かっきーイケメン過ぎ笑)
結真: (声も低くしてるみたいだし、役作り頑張ったんだろうな~柿谷ちゃん。)
「ええ巡礼様、お祈りを唱える唇なら。」
「それなら愛しい聖者、手がすることを唇にも。唇が祈ります、どうか親交が絶望に変わりませんよう。」
奈々未: (確か、この後に1回目のキスシーンがあったよね。ロミジュリって。)
小百合: (さすが結真の妹ちゃん。可愛ええな~)
「聖者の像は動きません。例え祈りの心は汲んでも。」
「では…動かないで。祈りの成就を見るまでは。」
ジュリエット役の桜と、ロミオ役の柿谷の顔が近づいていく。
水谷: っ!!(え、え?!キスシーン!!)
鴨田: ///っ!!
元気: (ちゃんとそこまでやるんだ。)
そして、2人の唇が重なった……
桜: ///…(練習以上に近いかも…)
柿谷: (笑、気合い入り過ぎちゃった。)
ように、観客側からは見えた。
守里: おぉ…
思ってた以上に、やってるフリ感が感じられない…
まさか、本当に……いや、さすがにね笑
蓮花: //うわぁ…
水谷: ///(見れないよ~……手の隙間からコソッと…)
望月: ジー
奈々未: ふ~ん笑
結真: 笑(桜、顔赤くなってない?)
小百合: (ロミオ役の子、女の子みたいやけど、攻めるな~)
「はぁ、ロミオ。ロミオ、どうして貴方はロミオなの?お父様をお父様と思わず名前を捨てて。それが無理なら私を愛すると誓って!」
「もっと聞いていようか、今の言葉に応えようか。」
美月: (あ、そろそろあのシーン来るじゃん笑)
守里: …
美月: チラッ笑
守里: ?
「憎い敵は貴方の名前だけ。ロミオ、名前を捨てて!貴方の身体のどこでもないその名の代わりに、私の全てを受け取ってー!」
「受け取ろう!その言葉通りに!恋人とだけ呼んでくれれば、それが僕の新たな洗礼。今からはもうロミオでは無い。」
美月: ニヤニヤ
守里: …笑
あぁ、美月が見てたのは、そういうことか。
いや~かっきーは、演技が上手だな、僕の100倍。
結真: 笑(ヤバい、守里の棒演技を思い出す)
奈々未: ?
◇◇◇
演劇終了後
小百合: いや~面白かったな~
結真: だね。桜も柿谷ちゃんも、他の子達も頑張ってた!
小百合: 特にロミオちゃんのキスの演技は上手やったわ笑
結真: うん。特に最後のシーンとか、本当にやってたのかと思ったよ笑
奈々未: う~ん、最後のは、本当にやってたと思う笑
結真: え?
小百合: やっぱり?笑
奈々未: 照明で分かりにくかったけど、2人ともめちゃくちゃ顔赤くなってたし、驚いた表情してたし。
結真: よく、そんなところまで見えてたね。
奈々未: 笑、でしょ。
小百合: ななみんが、そう言うんなら、そうなんやろうな笑
奈々未: ってか、途中のさ、あの有名なシーンのところで、結真は笑ってたよね?
結真: 有名なシーン?
奈々未: ほら、ジュリエットの言葉をロミオが盗み聞きしてたところ。
結真: あぁ、あそこか笑。顔に出てた?
奈々未: うん。
小百合: え~気づかんかった!
奈々未: なんで笑ってたの?
結真: 笑、それはね~
と、御三家が体育館を出て、第3グラウンドの方に向かっている時、守里と美月は…
守里: …はっ…クシュン!!
美月: 笑、風邪でも引いた?
守里: いや、誰かが噂してるみたい。
美月: 噂?守里の噂だったら、いつも誰かがしてるって笑
守里: 笑、誰が?
美月: う~ん、主に私!笑
守里: そっか笑……あ、でも今回は美月じゃないみたい。
美月: それはどうかな~笑
守里: ううん、確実に。だって、今、すごい悪寒がしてるんだもん。ブルブル
美月: 大丈夫?笑
守里: なんか、誰が噂してるか分かっちゃったかも。
美月: ちなみに誰?
守里: それは、あのあく…
「その先を言ったら、どうなるでしょう笑」
守里: っ!!おっと、危ない危ない…
結真姉さんが来るって言ってたから、おそらくあの人も来てるんだろうな。
いつもより遠隔の声が強い…
美月: 笑、その守里の反応で、私も誰か分かった気がするよ。
守里: …よし、早めに別のところに行こう。
美月: うん!じゃあ、次はこのカップル限定パフェを食べに行こう!!
守里: OK。とにかく早く、この場から離れねば…
美月: 笑、やった!もう走っちゃお!2時までにたくさん楽しまないとだし!!
守里: 笑、了解。
そうして、シフトが入っている午後の後半までに、守里との2人きりの時間をめいいっぱい楽しもうと走る美月に、守里は周りを警戒しつつ、ついて行くのだった。
およそ、1時間後…
教室校舎1階
蓮花: 次、どこ行く?
第2体育館を出て、東野に言われたアクション道場で遊んだ後、蓮花達は教室校舎に戻って来ていた。
元気: 第3グラウンドの記録チャレンジも面白そうだけど……もう、あんまり、動きたくないもんね笑。
望月: 笑、どっちでも良いけど?
蓮花: いや、彩芽はあんまり運動得意じゃないし、キツいでしょ。
望月: え~そんなことないよ笑
蓮花: 心配なのは、彩芽だけかな笑。蓮花と玲衣は運動できるし、元気も足速かったよね?
元気: まぁまぁ。
蓮花: 良介は?
鴨田: ぼ、僕もまぁまぁ。(本当は、あんまり運動得意じゃないけど。)
望月: 良介、本当?
鴨田: ギクッ!…ほ、本当!
望月: へぇ~笑
蓮花: じゃあ、彩芽も運動できるみたいだし笑、第3グラウンドに行こう。
元気: うん……って、玲衣さんはどこに行ったの?さっきから姿が見えないけど。
望月: 玲衣なら、お花摘みに行ったよ。
元気: あ、そうだったんだ。
鴨田: なら、玲衣さんが来るのを待ってからだね。
望月: うん。
蓮花: こんなに人が多い中に1人だから、迷わないと良いけど…
元気: さすがに大丈夫じゃない?トイレはそこにあるし。
すぐそこに見えているトイレの方を見る。
蓮花: じゃあ、大丈夫だ。
鴨田: だね。
望月: あ…
みんなが安心した表情を浮かべた中、望月だけ驚いたような表情を浮かべる。
元気: どうしたの?彩芽さん。
望月: 今さっき玲衣、そっちじゃない方向に行った…
蓮花: え、マジ?
望月: うん……あそこならまだしも、別のちょっと離れたところに行っちゃったら、マズいかも…
鴨田: でも、玲衣さんって方向音痴ってわけでも…
望月: …若干。
鴨田: Oh…
元気: まぁ、迷ったら連絡してくるだろうし、ここで待っとこう。
鴨田: うんうん。
望月: 大丈夫かな~~
蓮花: …いや、一応、他の近くのトイレに行ってみよう!
そう言って、蓮花が振り返って1人で歩き出した瞬間…
ドンッ!
蓮花: いたっ!あ、ごめんなさい!!
??1: …チッ、何ぶつかってんだよ。
to be continued
第2体育館
水谷: いや~ワクワクするね!
望月: うん。そうだね笑
鴨田: ここ、本当に体育館?
元気: そう思うレベルで、舞台セットがすごい…
蓮花: お姉ちゃん、大丈夫かな……いや、お姉ちゃんなんだから大丈夫でしょ!
中3組の5人は、粉物ランドで昼食を食べた後、桜と柿谷の演劇を見に、第2体育館に来て、真ん中辺りの席に座っていた。
ちなみに、他の席には…
美月: 改めて考えても、珠美の黒猫コスプレ、最高だったね。
守里: うん。可愛かった。
美月: …よし、すぐに黒猫のコスプレグッズを買おう。
守里: え?
美月: あと、優太も中々似合ってた。
守里: あ、うん。笑、あのドラキュラ姿で見回りしたら、誰も違反しなくなるんじゃない?
美月: 笑、確かに。
自分達の仕事が終わった後、珠美と新里が働いているコスプレカフェで昼食をとった守里と美月も、舞台側から見て、左手前の方に座っていた。
さらに…
結真: なんか、私も緊張してきた…
小百合: 大丈夫か?結真!
奈々未: なんでよ笑
結真: ほら、私は家で桜の練習に付き合ってたりもしたから、余計にさ。
奈々未: なるほどね。でも、桜の方が緊張してるんだから、シャキッとしなよ。
結真: そ、そうだよね……ふぅ…頑張れ!桜!
小百合: お、じゃあ、私も…頑張って~桜ちゃん!
奈々未: 笑
御三家も、右手前の方に座っていた。
そんな中、体育館内の照明が消え、演劇が始まった。
「聖者の像の手は、巡礼の手が触れる為にある。掌の触れ合いは、巡礼たちの口付け。」
蓮花: (お姉ちゃん、上手!)
望月: (舞台照明の効果もあってか、あのカフェで見た時よりも綺麗…)
「聖者にも巡礼にも、唇があるのでは?」
美月: (いや、かっきーイケメン過ぎ笑)
結真: (声も低くしてるみたいだし、役作り頑張ったんだろうな~柿谷ちゃん。)
「ええ巡礼様、お祈りを唱える唇なら。」
「それなら愛しい聖者、手がすることを唇にも。唇が祈ります、どうか親交が絶望に変わりませんよう。」
奈々未: (確か、この後に1回目のキスシーンがあったよね。ロミジュリって。)
小百合: (さすが結真の妹ちゃん。可愛ええな~)
「聖者の像は動きません。例え祈りの心は汲んでも。」
「では…動かないで。祈りの成就を見るまでは。」
ジュリエット役の桜と、ロミオ役の柿谷の顔が近づいていく。
水谷: っ!!(え、え?!キスシーン!!)
鴨田: ///っ!!
元気: (ちゃんとそこまでやるんだ。)
そして、2人の唇が重なった……
桜: ///…(練習以上に近いかも…)
柿谷: (笑、気合い入り過ぎちゃった。)
ように、観客側からは見えた。
守里: おぉ…
思ってた以上に、やってるフリ感が感じられない…
まさか、本当に……いや、さすがにね笑
蓮花: //うわぁ…
水谷: ///(見れないよ~……手の隙間からコソッと…)
望月: ジー
奈々未: ふ~ん笑
結真: 笑(桜、顔赤くなってない?)
小百合: (ロミオ役の子、女の子みたいやけど、攻めるな~)
「はぁ、ロミオ。ロミオ、どうして貴方はロミオなの?お父様をお父様と思わず名前を捨てて。それが無理なら私を愛すると誓って!」
「もっと聞いていようか、今の言葉に応えようか。」
美月: (あ、そろそろあのシーン来るじゃん笑)
守里: …
美月: チラッ笑
守里: ?
「憎い敵は貴方の名前だけ。ロミオ、名前を捨てて!貴方の身体のどこでもないその名の代わりに、私の全てを受け取ってー!」
「受け取ろう!その言葉通りに!恋人とだけ呼んでくれれば、それが僕の新たな洗礼。今からはもうロミオでは無い。」
美月: ニヤニヤ
守里: …笑
あぁ、美月が見てたのは、そういうことか。
いや~かっきーは、演技が上手だな、僕の100倍。
結真: 笑(ヤバい、守里の棒演技を思い出す)
奈々未: ?
◇◇◇
演劇終了後
小百合: いや~面白かったな~
結真: だね。桜も柿谷ちゃんも、他の子達も頑張ってた!
小百合: 特にロミオちゃんのキスの演技は上手やったわ笑
結真: うん。特に最後のシーンとか、本当にやってたのかと思ったよ笑
奈々未: う~ん、最後のは、本当にやってたと思う笑
結真: え?
小百合: やっぱり?笑
奈々未: 照明で分かりにくかったけど、2人ともめちゃくちゃ顔赤くなってたし、驚いた表情してたし。
結真: よく、そんなところまで見えてたね。
奈々未: 笑、でしょ。
小百合: ななみんが、そう言うんなら、そうなんやろうな笑
奈々未: ってか、途中のさ、あの有名なシーンのところで、結真は笑ってたよね?
結真: 有名なシーン?
奈々未: ほら、ジュリエットの言葉をロミオが盗み聞きしてたところ。
結真: あぁ、あそこか笑。顔に出てた?
奈々未: うん。
小百合: え~気づかんかった!
奈々未: なんで笑ってたの?
結真: 笑、それはね~
と、御三家が体育館を出て、第3グラウンドの方に向かっている時、守里と美月は…
守里: …はっ…クシュン!!
美月: 笑、風邪でも引いた?
守里: いや、誰かが噂してるみたい。
美月: 噂?守里の噂だったら、いつも誰かがしてるって笑
守里: 笑、誰が?
美月: う~ん、主に私!笑
守里: そっか笑……あ、でも今回は美月じゃないみたい。
美月: それはどうかな~笑
守里: ううん、確実に。だって、今、すごい悪寒がしてるんだもん。ブルブル
美月: 大丈夫?笑
守里: なんか、誰が噂してるか分かっちゃったかも。
美月: ちなみに誰?
守里: それは、あのあく…
「その先を言ったら、どうなるでしょう笑」
守里: っ!!おっと、危ない危ない…
結真姉さんが来るって言ってたから、おそらくあの人も来てるんだろうな。
いつもより遠隔の声が強い…
美月: 笑、その守里の反応で、私も誰か分かった気がするよ。
守里: …よし、早めに別のところに行こう。
美月: うん!じゃあ、次はこのカップル限定パフェを食べに行こう!!
守里: OK。とにかく早く、この場から離れねば…
美月: 笑、やった!もう走っちゃお!2時までにたくさん楽しまないとだし!!
守里: 笑、了解。
そうして、シフトが入っている午後の後半までに、守里との2人きりの時間をめいいっぱい楽しもうと走る美月に、守里は周りを警戒しつつ、ついて行くのだった。
およそ、1時間後…
教室校舎1階
蓮花: 次、どこ行く?
第2体育館を出て、東野に言われたアクション道場で遊んだ後、蓮花達は教室校舎に戻って来ていた。
元気: 第3グラウンドの記録チャレンジも面白そうだけど……もう、あんまり、動きたくないもんね笑。
望月: 笑、どっちでも良いけど?
蓮花: いや、彩芽はあんまり運動得意じゃないし、キツいでしょ。
望月: え~そんなことないよ笑
蓮花: 心配なのは、彩芽だけかな笑。蓮花と玲衣は運動できるし、元気も足速かったよね?
元気: まぁまぁ。
蓮花: 良介は?
鴨田: ぼ、僕もまぁまぁ。(本当は、あんまり運動得意じゃないけど。)
望月: 良介、本当?
鴨田: ギクッ!…ほ、本当!
望月: へぇ~笑
蓮花: じゃあ、彩芽も運動できるみたいだし笑、第3グラウンドに行こう。
元気: うん……って、玲衣さんはどこに行ったの?さっきから姿が見えないけど。
望月: 玲衣なら、お花摘みに行ったよ。
元気: あ、そうだったんだ。
鴨田: なら、玲衣さんが来るのを待ってからだね。
望月: うん。
蓮花: こんなに人が多い中に1人だから、迷わないと良いけど…
元気: さすがに大丈夫じゃない?トイレはそこにあるし。
すぐそこに見えているトイレの方を見る。
蓮花: じゃあ、大丈夫だ。
鴨田: だね。
望月: あ…
みんなが安心した表情を浮かべた中、望月だけ驚いたような表情を浮かべる。
元気: どうしたの?彩芽さん。
望月: 今さっき玲衣、そっちじゃない方向に行った…
蓮花: え、マジ?
望月: うん……あそこならまだしも、別のちょっと離れたところに行っちゃったら、マズいかも…
鴨田: でも、玲衣さんって方向音痴ってわけでも…
望月: …若干。
鴨田: Oh…
元気: まぁ、迷ったら連絡してくるだろうし、ここで待っとこう。
鴨田: うんうん。
望月: 大丈夫かな~~
蓮花: …いや、一応、他の近くのトイレに行ってみよう!
そう言って、蓮花が振り返って1人で歩き出した瞬間…
ドンッ!
蓮花: いたっ!あ、ごめんなさい!!
??1: …チッ、何ぶつかってんだよ。
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