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第5章 夏休み編
第161話「やっと出てきたファンタジー要素」
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翌日
ギフトモール地下駐車場
守里: 久しぶりだな、ここに来るのも。
家に残る結真達には、友達と遊んでくると嘘をつき、景信が指定した集合場所にやって来た守里。
守里: 白仮面の時は、こっちを通らなかったから、4月にみんなと買い物に来た時以来か。
と、言いながら、前と同じように46番の所へ向かう。
守里: う~ん…できれば、いつもの車が良いんだけど…多分、黒のリムジンなんだろうな………やっぱり。
目的の場所には、予想通り、異様な雰囲気を放つ黒いリムジンが停まっていた。
守里: はぁ…
ため息をつきながらも、リムジンに近づく。
ガチャ
森田: お待ちしてました。
守里: あ、サングラスつけてるんですね。
森田: はい。さ、どうぞ。
守里: どうも。
後部座席の扉から、守里はリムジンに乗り込む。
バタン
守里: 矢口さんは、見張りですか?
森田: そうです。もう帰ってくるんで、アイツが来たら出発します。
守里: 了解です。
いや~慣れたもんだな笑
前はずっとビクビクしてたのに。
このリムジンも乗ったら乗ったで、座り心地の良さでリラックスできてるし。
ちなみに、矢口が運転する、このリムジンは、そこまで大きいサイズではない。
車に詳しくない人であれば、リムジンだとは分からないぐらいだが、守里は以前に似たような車を見たことがあったので、気づくことができた。
ガチャ
矢口: お待たせしたっす。
守里: こんにちは、矢口さん。
矢口: 調子はどうっすか?坊ちゃん。昨日はお友達と一緒に、海に遊びに行ってたっすから、疲れてないっすか?
守里: 笑、大丈夫ですよ。
矢口: なら良かったっす。
森田: 眠くなったら、寝て良いですからね。
守里: また、時間かかります?
森田: 1時間ぐらいです。
守里: 分かりました。じゃあ、少し寝かせてもらいます笑
森田: はい笑
矢口: なら、運転にも気をつけないとっすね笑
守里: そんな気にしなくても良いですよ笑
森田: 笑、では出発します。
守里: お願いします。
こうして、守里は前回と同じように、車で景信の元に向かい始めた。
ただ、前回と違うのは、守里が車の中でぐっすりと眠っていたことだ。
◇◇◇
「坊ちゃん。」
守里: ん…うん…
森田: 坊ちゃん、着きましたよ。
守里: …あ、森田さん…着きましたか。
森田: はい。
矢口: 眠れたっすか?
守里: お陰様で笑
森田: もう行けます?
守里: 大丈夫です。
森田: なら、行きましょうか。
守里: はい笑
そうして、寝起きの守里は、車から出て、森田達のあとについて行く。
森田: どうぞ。
守里: はい。
エレベーターに乗り、さらに下へ。
チーン
森田: 見えてきましたね笑、あのいかにもな扉が。
守里: やっぱりそう思います?笑
森田: まるでラスボス前の扉ですよ。
守里: 笑
矢口: 色々と準備していかないとっすね。
守里: 準備…ですか?
森田: …私達は、これから坊ちゃんが団長に聞こうとしていることも、それに対して、団長が何を答えるかも、ある程度分かってますから。
守里: なるほど…その話を聞くことに、準備が必要だと?
森田: 少なくとも我々から言えることは、団長が話すことに嘘偽りはない、ということです。
守里: …
森田: ですので、どうか、その話を受け止めてください。
矢口: 必要なのは、どんな話が来ても、受け止められるような準備ってことっす。
守里: …分かりました笑、頑張ります。
森田: では、どうぞ。お入りください。
守里: はい。
森田と矢口に見守られながら、守里は目の前の重厚な扉を押し開いた。
ギギギギギ
そして、部屋の中に入る。
守里: 来たよ、父さん。
景信: おう、待ってたぞ。守里。
部屋の中には、前と同じように、高級そうな椅子に座る父、設楽景信だけがいた。
守里: 見た感じ、元気そうで良かった。
景信: 笑、お前もな。ま、まずは、ここに座れ。
守里: わかった。
景信が座っている椅子の、机を挟んで向かい側にある椅子に、守里は座る。
景信: 改めて、最近どうだ?
守里: 笑、楽しいよ。結真姉さんや美月、桜、蓮花とも仲良くできてるし。
景信: 喧嘩とかしてない?
守里: う~ん、あんまり見ないかな。
景信: ほう。学校は?みんなと仲良くできてるか?
守里: もちろん。いつメンとは、昨日も一緒に海に行ってきた。
景信: へぇ~誰かナンパされただろ笑
守里: あぁ、日向子と飛香がね。
景信: あの2人は可愛いからな。そりゃあ、この時期の海に行ったらそうなるよ笑……で、ちゃんと助けたんだろうな?
守里: うん。
景信: 力を使ってか?
守里: 力……そういう言い方をしたってことは、父さんは、知ってるんだよね?僕のその…
景信: 知ってるぞ。お前の能力について。
守里: 能力?
景信: 今日、お前はそれを聞きにやってきたんだろ?
守里: …そうだよ。
景信: 俺もな、この前の白仮面の一件の報告を森田から聞いた時から、話さないととは思ってたんだ。
守里: あ、やっぱり報告とかは貰ってるんだ。
景信: そりゃそうだろ、護衛なんだから。お前の日々の暮らしについても、余裕があったら聞いてるぞ笑
守里: ふ~ん笑
景信: じゃ、その能力について話すか。
守里: よろしく。
景信: まず…な。このことを理解してもらいたいんだが…
守里: なに?
景信: この世界には、異能力と呼ばれる特殊能力を持っている人が複数人存在するんだ。
守里: は?
景信: この異能力ってのが、いつから存在していたのかは、正確には分からないんだが、少なくとも300年以上前から、存在してる。
守里: いやいや、ちょっと待って。
景信: 笑、信じられないだろ。まるで漫画のような話だもんな。
守里: う、うん。
景信: でも、実際に存在するんだよ。だってお前が持ってる力も、俺が持ってる力も、その異能力の1つなんだから。
守里: え…
いや、父さんがそのわけわからない話を始めた時から、もしかしてとは思ってたけど…
異能力?
ん?
父さんも持ってる?
守里: 父さんも持ってるの?いや、まず僕が持ってるのも変なんだけど…
景信: 変ってことはない。俺の息子なんだし。
守里: ちょっと意味が分からない。
景信: ちなみに、俺の能力とお前が持ってる能力は同じやつな。
守里: 同じやつ?…ってことは、この能力は遺伝するってこと?
景信: お、正解。ちょっとずつ理解してきたか?
守里: ただでさえ、前に聞いた防衛団の話も、個人的には全く現実味がなかったんだから、今更、付け足されたところでだよ。なんか、だんだんと冷静になってきたし。
景信: 笑、良い事だ。じゃあ説明を続ける。
守里: うん。
景信: お前が今言ったように、異能力は遺伝する。正確に言えば、長子に遺伝するんだ。
守里: 昔から異能力が、どんどん受け継がれてきたってことね。
景信: そういうこと。
守里: なら、子供がいなかった場合は?
景信: その異能力は、持ち主が死んだ時点で無くなる。
守里: なるほど…じゃあ、異能力の起源は分からないけど、現代まで残ってる異能力って少ない?
景信: いや~さすが、俺の息子だな。お前の言う通り少ない。元の異能力がいくつあったかは、分からないがな。
守里: 今、確認できてるのは?
景信: 俺が確認できてるのは、3つだ。
守里: 3つ…
景信: 30年ぐらい前までは、もう1つあったんだが、当主が子供がいないまま死んで、無くなった。
守里: そっか…
景信: よし、異能力の概要はある程度分かったと思うから、本題である俺とお前が持つ異能力について話すぞ。
そして、守里は自分が持つ異能力についての話を聞かされるのだった。
to be continued
ギフトモール地下駐車場
守里: 久しぶりだな、ここに来るのも。
家に残る結真達には、友達と遊んでくると嘘をつき、景信が指定した集合場所にやって来た守里。
守里: 白仮面の時は、こっちを通らなかったから、4月にみんなと買い物に来た時以来か。
と、言いながら、前と同じように46番の所へ向かう。
守里: う~ん…できれば、いつもの車が良いんだけど…多分、黒のリムジンなんだろうな………やっぱり。
目的の場所には、予想通り、異様な雰囲気を放つ黒いリムジンが停まっていた。
守里: はぁ…
ため息をつきながらも、リムジンに近づく。
ガチャ
森田: お待ちしてました。
守里: あ、サングラスつけてるんですね。
森田: はい。さ、どうぞ。
守里: どうも。
後部座席の扉から、守里はリムジンに乗り込む。
バタン
守里: 矢口さんは、見張りですか?
森田: そうです。もう帰ってくるんで、アイツが来たら出発します。
守里: 了解です。
いや~慣れたもんだな笑
前はずっとビクビクしてたのに。
このリムジンも乗ったら乗ったで、座り心地の良さでリラックスできてるし。
ちなみに、矢口が運転する、このリムジンは、そこまで大きいサイズではない。
車に詳しくない人であれば、リムジンだとは分からないぐらいだが、守里は以前に似たような車を見たことがあったので、気づくことができた。
ガチャ
矢口: お待たせしたっす。
守里: こんにちは、矢口さん。
矢口: 調子はどうっすか?坊ちゃん。昨日はお友達と一緒に、海に遊びに行ってたっすから、疲れてないっすか?
守里: 笑、大丈夫ですよ。
矢口: なら良かったっす。
森田: 眠くなったら、寝て良いですからね。
守里: また、時間かかります?
森田: 1時間ぐらいです。
守里: 分かりました。じゃあ、少し寝かせてもらいます笑
森田: はい笑
矢口: なら、運転にも気をつけないとっすね笑
守里: そんな気にしなくても良いですよ笑
森田: 笑、では出発します。
守里: お願いします。
こうして、守里は前回と同じように、車で景信の元に向かい始めた。
ただ、前回と違うのは、守里が車の中でぐっすりと眠っていたことだ。
◇◇◇
「坊ちゃん。」
守里: ん…うん…
森田: 坊ちゃん、着きましたよ。
守里: …あ、森田さん…着きましたか。
森田: はい。
矢口: 眠れたっすか?
守里: お陰様で笑
森田: もう行けます?
守里: 大丈夫です。
森田: なら、行きましょうか。
守里: はい笑
そうして、寝起きの守里は、車から出て、森田達のあとについて行く。
森田: どうぞ。
守里: はい。
エレベーターに乗り、さらに下へ。
チーン
森田: 見えてきましたね笑、あのいかにもな扉が。
守里: やっぱりそう思います?笑
森田: まるでラスボス前の扉ですよ。
守里: 笑
矢口: 色々と準備していかないとっすね。
守里: 準備…ですか?
森田: …私達は、これから坊ちゃんが団長に聞こうとしていることも、それに対して、団長が何を答えるかも、ある程度分かってますから。
守里: なるほど…その話を聞くことに、準備が必要だと?
森田: 少なくとも我々から言えることは、団長が話すことに嘘偽りはない、ということです。
守里: …
森田: ですので、どうか、その話を受け止めてください。
矢口: 必要なのは、どんな話が来ても、受け止められるような準備ってことっす。
守里: …分かりました笑、頑張ります。
森田: では、どうぞ。お入りください。
守里: はい。
森田と矢口に見守られながら、守里は目の前の重厚な扉を押し開いた。
ギギギギギ
そして、部屋の中に入る。
守里: 来たよ、父さん。
景信: おう、待ってたぞ。守里。
部屋の中には、前と同じように、高級そうな椅子に座る父、設楽景信だけがいた。
守里: 見た感じ、元気そうで良かった。
景信: 笑、お前もな。ま、まずは、ここに座れ。
守里: わかった。
景信が座っている椅子の、机を挟んで向かい側にある椅子に、守里は座る。
景信: 改めて、最近どうだ?
守里: 笑、楽しいよ。結真姉さんや美月、桜、蓮花とも仲良くできてるし。
景信: 喧嘩とかしてない?
守里: う~ん、あんまり見ないかな。
景信: ほう。学校は?みんなと仲良くできてるか?
守里: もちろん。いつメンとは、昨日も一緒に海に行ってきた。
景信: へぇ~誰かナンパされただろ笑
守里: あぁ、日向子と飛香がね。
景信: あの2人は可愛いからな。そりゃあ、この時期の海に行ったらそうなるよ笑……で、ちゃんと助けたんだろうな?
守里: うん。
景信: 力を使ってか?
守里: 力……そういう言い方をしたってことは、父さんは、知ってるんだよね?僕のその…
景信: 知ってるぞ。お前の能力について。
守里: 能力?
景信: 今日、お前はそれを聞きにやってきたんだろ?
守里: …そうだよ。
景信: 俺もな、この前の白仮面の一件の報告を森田から聞いた時から、話さないととは思ってたんだ。
守里: あ、やっぱり報告とかは貰ってるんだ。
景信: そりゃそうだろ、護衛なんだから。お前の日々の暮らしについても、余裕があったら聞いてるぞ笑
守里: ふ~ん笑
景信: じゃ、その能力について話すか。
守里: よろしく。
景信: まず…な。このことを理解してもらいたいんだが…
守里: なに?
景信: この世界には、異能力と呼ばれる特殊能力を持っている人が複数人存在するんだ。
守里: は?
景信: この異能力ってのが、いつから存在していたのかは、正確には分からないんだが、少なくとも300年以上前から、存在してる。
守里: いやいや、ちょっと待って。
景信: 笑、信じられないだろ。まるで漫画のような話だもんな。
守里: う、うん。
景信: でも、実際に存在するんだよ。だってお前が持ってる力も、俺が持ってる力も、その異能力の1つなんだから。
守里: え…
いや、父さんがそのわけわからない話を始めた時から、もしかしてとは思ってたけど…
異能力?
ん?
父さんも持ってる?
守里: 父さんも持ってるの?いや、まず僕が持ってるのも変なんだけど…
景信: 変ってことはない。俺の息子なんだし。
守里: ちょっと意味が分からない。
景信: ちなみに、俺の能力とお前が持ってる能力は同じやつな。
守里: 同じやつ?…ってことは、この能力は遺伝するってこと?
景信: お、正解。ちょっとずつ理解してきたか?
守里: ただでさえ、前に聞いた防衛団の話も、個人的には全く現実味がなかったんだから、今更、付け足されたところでだよ。なんか、だんだんと冷静になってきたし。
景信: 笑、良い事だ。じゃあ説明を続ける。
守里: うん。
景信: お前が今言ったように、異能力は遺伝する。正確に言えば、長子に遺伝するんだ。
守里: 昔から異能力が、どんどん受け継がれてきたってことね。
景信: そういうこと。
守里: なら、子供がいなかった場合は?
景信: その異能力は、持ち主が死んだ時点で無くなる。
守里: なるほど…じゃあ、異能力の起源は分からないけど、現代まで残ってる異能力って少ない?
景信: いや~さすが、俺の息子だな。お前の言う通り少ない。元の異能力がいくつあったかは、分からないがな。
守里: 今、確認できてるのは?
景信: 俺が確認できてるのは、3つだ。
守里: 3つ…
景信: 30年ぐらい前までは、もう1つあったんだが、当主が子供がいないまま死んで、無くなった。
守里: そっか…
景信: よし、異能力の概要はある程度分かったと思うから、本題である俺とお前が持つ異能力について話すぞ。
そして、守里は自分が持つ異能力についての話を聞かされるのだった。
to be continued
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