129 / 340
第5章 夏休み編
第129話「夏休みの朝」
しおりを挟む
夏休みに入ってすぐ…
守里の家
美月: じゃあ、いってきまーす!
結真: いってらっしゃい。
守里: 気をつけてね、美月。
ガチャ
朝から美月は、風紀委員の女子達との遊びに出かけて行った。
結真: 守里は何も予定ないの?
守里: うん。ないよ。
結真: そっか~
守里: 結真姉さんは?
結真: 私も何もない。久しぶりにパーッとゲームしようかなって思ってる。
守里: あ、良いね。
結真: 一緒にやろうよ!
守里: OK。じゃあ、午前中に家事を終わらせよう。
結真: だね。
そうして、守里と結真は協力して、掃除に洗濯を終わらせた。
◇◇◇
正午過ぎ
守里: ってか、桜と蓮花、降りてこないね。
結真: 起きてるのかな?
守里: 笑、部屋の前で掃除機かけてたのに、今も寝てたらびっくり。
結真: 確かに笑
守里: 朝ご飯もそのままだし…どうする?
結真: もうお昼だから、2人は朝ご飯をお昼に食べてもらおっか。
守里: そうだね。なら僕と結真姉さんのお昼ご飯は、僕が作るよ。
結真: え?!楽しみ!
守里: 笑、ちょっと先にゲームでもして、待ってて。
結真: はーい!
結真はウキウキでゲームをやり始めた。
こう見ると、白城姉妹はみんな、どこか幼いんだよな笑
そう思いながら、守里はキッチンでお昼ご飯を作り始める。
結真: フフフーン
トントントン
結真: あ…
ジュー
結真: こ、この!
ガシャン…ガシャン…
結真: はっ!負けた…
守里: よし、できた。結真姉さん!できたよ!
結真: 守里~
結真がキッチンにやってくる。
守里: これ、結真姉さんの分。持って行って。
結真: 炒飯!ありがとう!
守里: いえいえ笑。負けちゃった?
結真: うん。ほんと奇跡的に負けた。
守里: そっか笑
テーブルに着いた2人は、昼食を食べ始める。
結真: やっぱり、守里の料理はおいしい!
守里: 炒飯なんて、簡単だって笑
結真: でも、私のより美味しいんだよな~
守里: 僕は、結真姉さんのも好きだよ。
結真: 笑、ありがと。
ダダダダダ
守里: あ、降りてきてる。
結真: この音は、蓮花だね。
ガチャ
蓮花: おはよう!!
守里: 笑、おはよう、蓮花。
結真: もう12時過ぎてるけど笑
蓮花: だって、夏休みだから、たくさん寝たかったんだもん!!
守里: 分かる笑
結真: とか言いつつ、守里はいつもと同じぐらいに起きてきたじゃん笑
守里: なんか目が覚めちゃって。
蓮花: え?炒飯!
守里: そうだよ。
結真: 守里の炒飯。でも、蓮花の分はないよ笑
蓮花: なんで!
守里: 蓮花には朝ご飯を、お昼ご飯として食べてもらおうかなって。
蓮花: そんな~
結真: あら、私の作った朝ご飯じゃ、不満?笑
蓮花: そういうわけじゃないけど…
結真: 冗談笑。また今度作ってもらいなさい。夏休みは、まだ始まったばかりなんだし。
蓮花: 分かった!
守里: 笑、じゃあ持ってくるから、蓮花は顔洗ってきて。
蓮花: はーい!
と、蓮花が洗面台に向かったところで…
ガチャ
桜: おはよう~
結真: あら、桜。おはよう。
守里: おはよう。寝てた?
桜: いや、朝から本に集中しちゃって、気づいたらこの時間笑
結真: そうだったのね。
掃除機の音でも、集中が途切れないなんて、すごい集中力だ。
桜: ん?お兄ちゃんの炒飯?
結真: そうよ。
守里: よく分かったね笑
桜: だって、お姉ちゃんのとは違うから。
結真: ちなみに、桜の分もないわよ。
桜: え…
守里: 朝ご飯が残っちゃってるから。
桜: そんな…
蓮花とはテンションが違うけど、似たようなリアクション…
さすが姉妹だな笑
守里: 桜の分も、持ってくるから、桜も顔洗っておいで。
桜: うん。
数分後…
蓮花: いただきます!!
桜: いただきます。
結真: やっぱりさ、夏休み中に、家族でお出かけしたくない?
蓮花: 確かに!
桜: 最初の買い物以来、みんなで出かけることは、なかったもんね。
守里: 笑、予定合わせないと。
結真: 守里は、バイトと風紀委員の見回りがあるよね?
守里: うん。バイトはいつも通りで、見回りは3回。
結真: 風紀委員は大変だ笑
守里: 奈々未さんも同じだったんでしょ?
結真: そうね。私達の時からも、風紀委員の夏休み出勤はあったから。
守里: やっぱ、そうなんだ。
桜: 良かった、学習委員で。
守里: でも、テスト期間は学習委員も忙しいでしょ?
桜: 風紀委員に比べたら、全然。
守里: そっか笑
結真: 蓮花は学校関係で用事はない?
蓮花: うん!登校日もない!
守里: 能中はそうなんだ。
桜: ってことは、二中は登校日あったの?
守里: うん。夏休み中盤に1回だけ。
結真: 私達はみんな、能中、能高ルートだから。まぁ、美月はちょっと違ったけど。
桜: そういえば、蓮花って何委員なの?
蓮花: 図書委員!
守里: へぇ~蓮花が図書委員か。
蓮花: なに?お兄ちゃん。
守里: いや、蓮花は本とは無縁だと思ってたからさ。
蓮花: 別にそんなことないもん!
結真: 確かに、ゲームばっかりだもんね。
桜: 彩芽ちゃんと玲衣ちゃんと、一緒にやってるの?
蓮花: 基本そうかな。でも最近は、鴨田君とかも一緒。
守里: お、マジ?笑
結真: なんで守里は、そんなに嬉しそうなの?笑
守里: 笑、別に。
結真: 蓮花はさ、鴨田君とはどんな感じ?
蓮花: どんな感じって、普通に友達だよ。
結真: へぇ~
上手いことやれてるんだな、良介君。
頑張れ!
桜: そう言うお姉ちゃんは、どうなの?大学生活。
結真: そうだな~楽しいよ。
守里: 結真姉さんは、経済学部だっけ?
結真: うん。
桜: 奈々未さんは?
結真: 理学部。ちなみに、さゆりん…元副会長は、工学部。
蓮花: 蓮花達、まだその元副会長の人に会ったことないよね?
結真: だね。まぁ、予定が合えば、この夏休み中に連れてくるよ。向こうも会いたいって言ってるし。
守里: その人の名前は?
結真: あれ?守里は聞いた事なかったっけ?
桜: 羽村沙友理さん…だったよね?
結真: そうそう。
守里: 羽村…
そういえば、奈々未さんが前に、友達の弟がどうのこうのって…
もしかして…
結真: どうしたの?守里。
守里: あのさ、その羽村さんって、弟いない?
結真: いるよ。名前は、大我君だったはず。
やっぱり、大我先輩はその元副会長さんの弟だったんだ。
結真: さゆりんは弟君が大好きでね笑。会う度に話してくるんだよ。
守里: 大我先輩がね~
結真: あれ?知り合い?
守里: 知り合いも何も、大我先輩、その元副会長さんの弟さんは、今の体育委員長。
結真: あ!確かに、そんなこと言ってたかも。
桜: あぁ、あの人が。
守里: この前も、ちょっと一緒に仕事?したし。
蓮花: 何したの?
守里: 学校がお世話になった会社に挨拶しに。
結真: 体育委員長ってことは、体育祭の用具を提供してくれる会社?
守里: そうそう。
結真: あそこか~
守里: でも、多分、結真姉さんが思い浮かべてる会社じゃないかも。
結真: ん?
守里: なんか、今年から変わったみたい。
結真: へぇ~どこの会社なの?
守里: 金山コーポレーション。
結真: え?本当に?
桜: テレビで見た事ある。
蓮花: 蓮花も!
守里: ここ最近で、一気に広まった会社だからね笑
結真: あそこが能高に…すごいじゃん!
守里: 向こうから、お願いしてきたらしいよ。
結真: そうなんだ。
桜: 改めて能高ってすごいって感じる。
守里: じゃあ、二学期の文化祭を楽しみにしてて。もっとすごいって感じると思うから。
桜: 文化祭…
結真: 体育祭以上に、盛り上がるからね笑
蓮花: あ~もう!蓮花も早く、能高に行きたい!
守里: あと1年だよ笑
結真: 受験勉強も頑張らないと。
蓮花: ううう…
桜: 大丈夫だよ、蓮花。さくだって入れたし。
蓮花: そうだよね…桜お姉ちゃんが入れたんなら…よし!蓮花頑張る!!
桜: …(なんか、複雑…)
守里: 笑、頑張れ、蓮花。桜も期末良い感じだったんでしょ?
桜: うん!かっきーのおかげで。
結真: 柿谷ちゃんに感謝しなきゃ。
守里: 桜達に教えつつ、自分はトップ5に入るんだから、本当に要領が良いよ。かっきーは。
桜: 頼りになる。
蓮花: 遥華さんは、お姉ちゃんの相棒って感じがする!
守里: 確かに笑
桜: かっきーが相棒か~エヘヘ
そんな感じで、時間が過ぎ…
結真: よし、ごちそうさまでした。
守里 桜 蓮花: ごちそうさまでした。
結真: みんな、同じタイミングだったね笑
守里: ずっと喋ってたから笑
蓮花: お昼から何するの?
結真: 守里とゲームしよっかな~って話してた!
蓮花: え?!蓮花もやる!
結真: 良いよ!桜は?
桜: う~ん、さくは本の続きを読みたい。
結真: OK。
守里: じゃあ、みんなシンクに皿を置いといて、洗うから。
結真: 洗うのは私が…
守里: 良いから良いから笑。蓮花と先にゲームをやっときな。
結真: 笑、分かった。ありがとう!
蓮花: あれ?お姉ちゃん、負けたんだ。
ゲーム画面を開いた蓮花が、結真に聞く。
結真: え、う、うん、たまたま、偶然。
蓮花: ふ~ん、まぁ良いや!勝負だ!お姉ちゃん!
結真: お!絶対に勝ってやる!!
そうして、桜は自分の部屋に行き、守里は洗い物をして、結真と蓮花はゲームで対戦をし始めた。
数十分後…
守里: よし、僕も参戦する。
蓮花: ナイスタイミング!
結真: …
守里: 笑、戦績は?
蓮花: 3戦3勝0敗笑
守里: 結真姉さん、まだまだこれからだよ。
結真: …そうだよね。まだまだ、負けてない!
蓮花: 笑、今日は全勝する!
守里: それはなんとか防がないと、兄としての威厳が無くなる。
結真: フッフッフ…次が本命キャラなんだ!
蓮花: じゃあ、一旦、終点でガチ勝負やりますか。
守里: そうだね。
結真: アイテムはなし!
守里: キャラなんにしよう。
蓮花: 蓮花はいつも通りのやつ。
そう言って、蓮花は緑の恐竜を選択する。
結真: コイツだ!
爆発物を投げまくれるおじさんを選んだ結真。
結真姉さんがそのキャラなら…
守里: コイツにしよう。
できるだけ、速いやつの方が良さげだし。
守里はゲージが溜まったら出てくる背後霊が強すぎる怪盗を選んだ。
蓮花: なるほどね~じゃあ、始めよう!
結真: よっしゃ!!
守里: 集中…
こうして戦いの火蓋が切られた。
to be continued
守里の家
美月: じゃあ、いってきまーす!
結真: いってらっしゃい。
守里: 気をつけてね、美月。
ガチャ
朝から美月は、風紀委員の女子達との遊びに出かけて行った。
結真: 守里は何も予定ないの?
守里: うん。ないよ。
結真: そっか~
守里: 結真姉さんは?
結真: 私も何もない。久しぶりにパーッとゲームしようかなって思ってる。
守里: あ、良いね。
結真: 一緒にやろうよ!
守里: OK。じゃあ、午前中に家事を終わらせよう。
結真: だね。
そうして、守里と結真は協力して、掃除に洗濯を終わらせた。
◇◇◇
正午過ぎ
守里: ってか、桜と蓮花、降りてこないね。
結真: 起きてるのかな?
守里: 笑、部屋の前で掃除機かけてたのに、今も寝てたらびっくり。
結真: 確かに笑
守里: 朝ご飯もそのままだし…どうする?
結真: もうお昼だから、2人は朝ご飯をお昼に食べてもらおっか。
守里: そうだね。なら僕と結真姉さんのお昼ご飯は、僕が作るよ。
結真: え?!楽しみ!
守里: 笑、ちょっと先にゲームでもして、待ってて。
結真: はーい!
結真はウキウキでゲームをやり始めた。
こう見ると、白城姉妹はみんな、どこか幼いんだよな笑
そう思いながら、守里はキッチンでお昼ご飯を作り始める。
結真: フフフーン
トントントン
結真: あ…
ジュー
結真: こ、この!
ガシャン…ガシャン…
結真: はっ!負けた…
守里: よし、できた。結真姉さん!できたよ!
結真: 守里~
結真がキッチンにやってくる。
守里: これ、結真姉さんの分。持って行って。
結真: 炒飯!ありがとう!
守里: いえいえ笑。負けちゃった?
結真: うん。ほんと奇跡的に負けた。
守里: そっか笑
テーブルに着いた2人は、昼食を食べ始める。
結真: やっぱり、守里の料理はおいしい!
守里: 炒飯なんて、簡単だって笑
結真: でも、私のより美味しいんだよな~
守里: 僕は、結真姉さんのも好きだよ。
結真: 笑、ありがと。
ダダダダダ
守里: あ、降りてきてる。
結真: この音は、蓮花だね。
ガチャ
蓮花: おはよう!!
守里: 笑、おはよう、蓮花。
結真: もう12時過ぎてるけど笑
蓮花: だって、夏休みだから、たくさん寝たかったんだもん!!
守里: 分かる笑
結真: とか言いつつ、守里はいつもと同じぐらいに起きてきたじゃん笑
守里: なんか目が覚めちゃって。
蓮花: え?炒飯!
守里: そうだよ。
結真: 守里の炒飯。でも、蓮花の分はないよ笑
蓮花: なんで!
守里: 蓮花には朝ご飯を、お昼ご飯として食べてもらおうかなって。
蓮花: そんな~
結真: あら、私の作った朝ご飯じゃ、不満?笑
蓮花: そういうわけじゃないけど…
結真: 冗談笑。また今度作ってもらいなさい。夏休みは、まだ始まったばかりなんだし。
蓮花: 分かった!
守里: 笑、じゃあ持ってくるから、蓮花は顔洗ってきて。
蓮花: はーい!
と、蓮花が洗面台に向かったところで…
ガチャ
桜: おはよう~
結真: あら、桜。おはよう。
守里: おはよう。寝てた?
桜: いや、朝から本に集中しちゃって、気づいたらこの時間笑
結真: そうだったのね。
掃除機の音でも、集中が途切れないなんて、すごい集中力だ。
桜: ん?お兄ちゃんの炒飯?
結真: そうよ。
守里: よく分かったね笑
桜: だって、お姉ちゃんのとは違うから。
結真: ちなみに、桜の分もないわよ。
桜: え…
守里: 朝ご飯が残っちゃってるから。
桜: そんな…
蓮花とはテンションが違うけど、似たようなリアクション…
さすが姉妹だな笑
守里: 桜の分も、持ってくるから、桜も顔洗っておいで。
桜: うん。
数分後…
蓮花: いただきます!!
桜: いただきます。
結真: やっぱりさ、夏休み中に、家族でお出かけしたくない?
蓮花: 確かに!
桜: 最初の買い物以来、みんなで出かけることは、なかったもんね。
守里: 笑、予定合わせないと。
結真: 守里は、バイトと風紀委員の見回りがあるよね?
守里: うん。バイトはいつも通りで、見回りは3回。
結真: 風紀委員は大変だ笑
守里: 奈々未さんも同じだったんでしょ?
結真: そうね。私達の時からも、風紀委員の夏休み出勤はあったから。
守里: やっぱ、そうなんだ。
桜: 良かった、学習委員で。
守里: でも、テスト期間は学習委員も忙しいでしょ?
桜: 風紀委員に比べたら、全然。
守里: そっか笑
結真: 蓮花は学校関係で用事はない?
蓮花: うん!登校日もない!
守里: 能中はそうなんだ。
桜: ってことは、二中は登校日あったの?
守里: うん。夏休み中盤に1回だけ。
結真: 私達はみんな、能中、能高ルートだから。まぁ、美月はちょっと違ったけど。
桜: そういえば、蓮花って何委員なの?
蓮花: 図書委員!
守里: へぇ~蓮花が図書委員か。
蓮花: なに?お兄ちゃん。
守里: いや、蓮花は本とは無縁だと思ってたからさ。
蓮花: 別にそんなことないもん!
結真: 確かに、ゲームばっかりだもんね。
桜: 彩芽ちゃんと玲衣ちゃんと、一緒にやってるの?
蓮花: 基本そうかな。でも最近は、鴨田君とかも一緒。
守里: お、マジ?笑
結真: なんで守里は、そんなに嬉しそうなの?笑
守里: 笑、別に。
結真: 蓮花はさ、鴨田君とはどんな感じ?
蓮花: どんな感じって、普通に友達だよ。
結真: へぇ~
上手いことやれてるんだな、良介君。
頑張れ!
桜: そう言うお姉ちゃんは、どうなの?大学生活。
結真: そうだな~楽しいよ。
守里: 結真姉さんは、経済学部だっけ?
結真: うん。
桜: 奈々未さんは?
結真: 理学部。ちなみに、さゆりん…元副会長は、工学部。
蓮花: 蓮花達、まだその元副会長の人に会ったことないよね?
結真: だね。まぁ、予定が合えば、この夏休み中に連れてくるよ。向こうも会いたいって言ってるし。
守里: その人の名前は?
結真: あれ?守里は聞いた事なかったっけ?
桜: 羽村沙友理さん…だったよね?
結真: そうそう。
守里: 羽村…
そういえば、奈々未さんが前に、友達の弟がどうのこうのって…
もしかして…
結真: どうしたの?守里。
守里: あのさ、その羽村さんって、弟いない?
結真: いるよ。名前は、大我君だったはず。
やっぱり、大我先輩はその元副会長さんの弟だったんだ。
結真: さゆりんは弟君が大好きでね笑。会う度に話してくるんだよ。
守里: 大我先輩がね~
結真: あれ?知り合い?
守里: 知り合いも何も、大我先輩、その元副会長さんの弟さんは、今の体育委員長。
結真: あ!確かに、そんなこと言ってたかも。
桜: あぁ、あの人が。
守里: この前も、ちょっと一緒に仕事?したし。
蓮花: 何したの?
守里: 学校がお世話になった会社に挨拶しに。
結真: 体育委員長ってことは、体育祭の用具を提供してくれる会社?
守里: そうそう。
結真: あそこか~
守里: でも、多分、結真姉さんが思い浮かべてる会社じゃないかも。
結真: ん?
守里: なんか、今年から変わったみたい。
結真: へぇ~どこの会社なの?
守里: 金山コーポレーション。
結真: え?本当に?
桜: テレビで見た事ある。
蓮花: 蓮花も!
守里: ここ最近で、一気に広まった会社だからね笑
結真: あそこが能高に…すごいじゃん!
守里: 向こうから、お願いしてきたらしいよ。
結真: そうなんだ。
桜: 改めて能高ってすごいって感じる。
守里: じゃあ、二学期の文化祭を楽しみにしてて。もっとすごいって感じると思うから。
桜: 文化祭…
結真: 体育祭以上に、盛り上がるからね笑
蓮花: あ~もう!蓮花も早く、能高に行きたい!
守里: あと1年だよ笑
結真: 受験勉強も頑張らないと。
蓮花: ううう…
桜: 大丈夫だよ、蓮花。さくだって入れたし。
蓮花: そうだよね…桜お姉ちゃんが入れたんなら…よし!蓮花頑張る!!
桜: …(なんか、複雑…)
守里: 笑、頑張れ、蓮花。桜も期末良い感じだったんでしょ?
桜: うん!かっきーのおかげで。
結真: 柿谷ちゃんに感謝しなきゃ。
守里: 桜達に教えつつ、自分はトップ5に入るんだから、本当に要領が良いよ。かっきーは。
桜: 頼りになる。
蓮花: 遥華さんは、お姉ちゃんの相棒って感じがする!
守里: 確かに笑
桜: かっきーが相棒か~エヘヘ
そんな感じで、時間が過ぎ…
結真: よし、ごちそうさまでした。
守里 桜 蓮花: ごちそうさまでした。
結真: みんな、同じタイミングだったね笑
守里: ずっと喋ってたから笑
蓮花: お昼から何するの?
結真: 守里とゲームしよっかな~って話してた!
蓮花: え?!蓮花もやる!
結真: 良いよ!桜は?
桜: う~ん、さくは本の続きを読みたい。
結真: OK。
守里: じゃあ、みんなシンクに皿を置いといて、洗うから。
結真: 洗うのは私が…
守里: 良いから良いから笑。蓮花と先にゲームをやっときな。
結真: 笑、分かった。ありがとう!
蓮花: あれ?お姉ちゃん、負けたんだ。
ゲーム画面を開いた蓮花が、結真に聞く。
結真: え、う、うん、たまたま、偶然。
蓮花: ふ~ん、まぁ良いや!勝負だ!お姉ちゃん!
結真: お!絶対に勝ってやる!!
そうして、桜は自分の部屋に行き、守里は洗い物をして、結真と蓮花はゲームで対戦をし始めた。
数十分後…
守里: よし、僕も参戦する。
蓮花: ナイスタイミング!
結真: …
守里: 笑、戦績は?
蓮花: 3戦3勝0敗笑
守里: 結真姉さん、まだまだこれからだよ。
結真: …そうだよね。まだまだ、負けてない!
蓮花: 笑、今日は全勝する!
守里: それはなんとか防がないと、兄としての威厳が無くなる。
結真: フッフッフ…次が本命キャラなんだ!
蓮花: じゃあ、一旦、終点でガチ勝負やりますか。
守里: そうだね。
結真: アイテムはなし!
守里: キャラなんにしよう。
蓮花: 蓮花はいつも通りのやつ。
そう言って、蓮花は緑の恐竜を選択する。
結真: コイツだ!
爆発物を投げまくれるおじさんを選んだ結真。
結真姉さんがそのキャラなら…
守里: コイツにしよう。
できるだけ、速いやつの方が良さげだし。
守里はゲージが溜まったら出てくる背後霊が強すぎる怪盗を選んだ。
蓮花: なるほどね~じゃあ、始めよう!
結真: よっしゃ!!
守里: 集中…
こうして戦いの火蓋が切られた。
to be continued
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
推しの幼なじみになったら、いつの間にか巻き込まれていた
凪ルナ
恋愛
3歳の時、幼稚園で机に頭をぶつけて前世の記憶を思い出した私は、それと同時に幼なじみの心配そうな顔を見て、幼なじみは攻略対象者(しかも前世の推し)でここが乙女ゲームの世界(私はモブだ)だということに気づく。
そして、私の幼なじみ(推し)と乙女ゲームで幼なじみ設定だったこれまた推し(サブキャラ)と出会う。彼らは腐女子にはたまらない二人で、もう二人がくっつけばいいんじゃないかな!?と思うような二人だった。かく言う私も腐女子じゃないけどそう思った。
乙女ゲームに巻き込まれたくない。私はひっそりと傍観していたいんだ!
しかし、容赦なく私を乙女ゲームに巻き込もうとする幼なじみの推し達。
「え?なんで私に構おうとするかな!?頼むからヒロインとイチャイチャして!それか、腐女子サービスで二人でイチャイチャしてよ!だから、私に構わないでくださいー!」
これは、そんな私と私の推し達の物語である。
─────
小説家になろう様、ノベリズム様にも同作品名で投稿しています。
無能と蔑まれた七男、前世は史上最強の魔法使いだった!?
青空一夏
ファンタジー
ケアニー辺境伯爵家の七男カイルは、生まれつき魔法を使えず、家族から蔑まれて育った。しかし、ある日彼の前世の記憶が蘇る――その正体は、かつて世界を支配した史上最強の大魔法使いアーサー。戸惑いながらも、カイルはアーサーの知識と力を身につけていき、次第に自らの道を切り拓く。
魔法を操れぬはずの少年が最強の魔法を駆使し、自分を信じてくれる商店街の仲間のために立ち上げる。やがてそれは貴族社会すら揺るがす存在へと成長していくのだった。こちらは無自覚モテモテの最強青年になっていく、ケアニー辺境伯爵家の七男カイルの物語。
※こちらは「異世界ファンタジー × ラブコメ」要素を兼ね備えた作品です。メインは「異世界ファンタジー」ですが、恋愛要素やコメディ要素も兼ねた「ラブコメ寄りの異世界ファンタジー」になっています。カイルは複数の女性にもてますが、主人公が最終的には選ぶのは一人の女性です。一夫多妻のようなハーレム系の結末ではありませんので、女性の方にも共感できる内容になっています。異世界ファンタジーで男性主人公なので男性向けとしましたが、男女関係なく楽しめる内容を心がけて書いていきたいです。よろしくお願いします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
「元」面倒くさがりの異世界無双
空里
ファンタジー
死んでもっと努力すればと後悔していた俺は妖精みたいなやつに転生させられた。話しているうちに名前を忘れてしまったことに気付き、その妖精みたいなやつに名付けられた。
「カイ=マールス」と。
よく分からないまま取りあえず強くなれとのことで訓練を始めるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる