ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

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閑章2

第121話「美月の誕生日会 part2」

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13人での、美月の誕生日会兼お食事会が始まった。



美月: おいじい~(涙)


守里: 食べながら泣かないでよ笑


飛香: とか言いつつ、泣かしたの守里だけど笑


日向子: そうだぞ~モグモグ…美味い!!


祐希: バクバク


春時: 祐希、がっつきすぎ笑。料理は逃げないんだから、落ち着いて食べなよ。


祐希: お腹すいてるの!バクバク


結真: 祐希ちゃん、美味しい?


祐希: はい!!美味しいです!!バクバク


桜: モグモグ


柿谷: ここでも、みたらし団子ばっかり食べるの?笑


桜: いや、ほかのも食べてるって。



と言いつつ、みたらし団子に手を伸ばす桜。



菊山: まぁ良いじゃん、こんなにあるんだし。


柿谷: 確かにそうだけど。


紗耶: あ、兄貴!それ取って。


春時: この唐揚げ?


紗耶: うん。


春時: 分かった。はい。


紗耶: ありがとう。


蓮花: ジー



そのやり取りを見る蓮花。



蓮花: お兄ちゃん!


守里: どうした?


蓮花: それ取って!!


守里: それってどれ?


蓮花: それはその…



何を取ってもらうか考えていなかった蓮花。



飛香: (見切り発車にも限度があるでしょ笑)


守里: このたこ焼き?


蓮花: う、うん!


守里: OK。香蓮、これ渡してくれない?


梅澤: 分かった。



梅澤を経由して、たこ焼きの皿が、蓮花に渡る。



梅澤: どうぞ。


蓮花: ありがとうございます…(お兄ちゃんに渡して欲しかったな…)


梅澤: 笑、ごめんな。大好きなお兄ちゃんじゃなくて。


蓮花: あ、いえ…


梅澤: (分かりやすいな、ほんと面白い笑)


結真: 梅ちゃんも食べてる?



ここで、初めて結真が梅澤に話しかける。



梅澤: っ!!!!は、ははは、は、はい!!///


守里: 笑



めちゃくちゃテンパってる笑



結真: おいしい?


梅澤: お、おいしゅうございます!///


日向子: 梅ちゃん笑、照れすぎだって!!


守里: しょうがないよ、香蓮は結真姉さんの大ファンなんだから。


結真: あら笑、そうなの?


梅澤: ふぁい!


結真: 嬉しい~


梅澤: ///


蓮花: 梅澤さんは、お姉ちゃんのどこが好きなの?


結真: 聞かせて!


梅澤: いや、あの…


守里: まぁまぁ2人とも、今はさ。


結真: そうだね!良かったら、後から聞かせてね。


梅澤: は、はひ!


蓮花: え~


守里: 蓮花、このカップケーキいる?


蓮花: いるいる!!


守里: はい、どうぞ。


蓮花: ありがとう!!モグモグ


飛香: さすがに慣れてるね笑


守里: まぁね笑


春時: おい祐希!その餃子何個目だ!!


祐希: モグモグ…え~っとね…5個?


柿谷: (本当は15個…)


春時: 本当だろうな…


珠美: 多分、15個目です!


柿谷: (あぁ、余計な一言を…)


春時: やっぱり。この皿のほとんど食べてるじゃないか!


祐希: ば、バレたか!モグモグ


春時: なら、その手を止めろ!!


祐希: これは祐希のだもん!!


珠美: 祐希先輩!珠美も欲しいです!!


祐希: しょうがないな~ほれ。



祐希が珠美に餃子を渡す。



珠美: ありがとうございます!!


春時: 祐希!俺にも…


祐希: 春時はダメ~


春時: なんで!


祐希: 祐希に怒ったから。


春時: なに?


守里: いや待て祐希。そんな権利が、祐希にあるのか?


祐希: 守里…


守里: 皿を置こうか。


祐希: ごめんなさい!!


春時: 全く。ほら、この暴食魔から餃子を奪い返したから、みんなも食べな。


菊山: ありがとうございます!笑


桜: あ、さくも~


柿谷: 取ってあげるよ。


桜: 笑、ありがと、かっきー。


飛香: 祐希、程々にね。


祐希: 分かってるって笑



と言いつつ、祐希はローストビーフの皿を自分の近くに。



日向子: 梅ちゃん!このチキンあげる!


梅澤: え?ありがと。


日向子: このトンカツも!


梅澤: うん。


日向子: あと、メンチカツ!


梅澤: …


日向子: それに…



大量の食べ物が、梅澤の皿に乗っていく。



蓮花: 日向子ちゃん、さすがに食べきれないんじゃ…


梅澤: 問題ねぇよ。楽勝だって。



そう言って、どんどん食べ進めて行く梅澤。



日向子: おっ!良いね~私も負けないぞ!!



負けじと日向子も、自分の皿に食べ物を乗せ、張り合う。



春時: 梅澤さんって結構食べるんだ。


守里: 大食いだから笑


紗耶: すごい…


飛香: あんだけ食べて、よく体型維持できてるな…


珠美: モグモグ…(確かに気になる…)



それを聞いていた珠美は…



珠美: 梅澤先輩!たくさん食べてるのに、どうやってそんな体型を維持してるんですか?!!


梅澤: バクバク…そんな頻繁には食べないし、体も動かしてる…バクバク…


珠美: なるほど…すごい!!


柿谷: 確かに梅澤先輩って、スタイル良いよね。


菊山: ほんと!羨ましい!!


紗耶: カッコいい!!


桜: 綺麗…


蓮花: 梅澤さんみたいになりたい!!



という年下達の純粋な褒め言葉に…



梅澤: ////バクバク…


日向子: あ!梅ちゃん!顔赤くなってる!!


飛香: 笑、いや~ほんと、梅澤さんは高身長スレンダー美人で綺麗だわ~


日向子: 梅ちゃん可愛い!!


祐希: モグモグ


美月: よっ!香蓮!!



ガン泣き状態から復活した美月も含む同級生達からの褒め言葉(?)には…



梅澤: …バクバク…


日向子: あれ?!普通に戻った!!


梅澤: さすがに分かり易すぎ笑。特に、山室さんと美月はニヤニヤしてるし。


美月: なに~


飛香: ってか、いつまで苗字呼びなの。


梅澤: え?


飛香: 山室は日本中にいるでしょ。下の名前で呼んで。


梅澤: …分かった。飛香。


飛香: 笑


結真: 笑(なんか良いわね~)


守里: 結真姉さんは食べてる?


結真: もちろんよ!私も意外と大食いなんだから。



と言って、食べる手を加速させる結真。



春時: (ガッツリ系を結構食べたから、デザート系に少し手を伸ばそうかな…)



そう考えた春時は、デザート系のものが集まるエリアを見るが…



春時: あれ?


守里: どうした?春時。


春時: 団子だけが消え去ってる…


守里: ほんとだ…


春時: 初めはあんなにあったのに…一体誰が…


守里: うん…まぁ犯人は…



守里は犯人と思われる人物の皿に目をやる。



桜: モグモグ…


春時: さ、桜ちゃん…



桜の皿には、大量の木の棒が積み上がっていた。



守里: 団子は全て桜のお腹の中だ…諦めろ。


春時: そうだな…ケーキまでデザートは我慢するよ。


守里: おう…


結真: そろそろ前半の料理が尽きてきたから、後半分出そっかな。



そう言って結真が席を立つ。



紗耶: あ!手伝います!


結真: 笑、紗耶ちゃんは食べてて。


紗耶: そ、そうですか…


春時: おい紗耶、この最後のローストビーフいる?


紗耶: いる!!


祐希: 春時め~


守里: 笑、僕が行くよ。



守里も席を立ちキッチンへ。



結真: 別に守里も大丈夫だったのに笑


守里: 1人でこれを出すのは大変でしょ笑


結真: まぁね。




数分後…



守里: 飛香!珠美!料理が残ってない皿を、こっちに運んで来てくれる?



キッチンから守里が呼びかける。



飛香: 分かった!


珠美: 了解です!!


日向子: え~私もやるよ!!


飛香: いや、大丈夫だから。頼まれたの私達だし。


日向子: なんで、飛香と珠美ちゃんだけなの!


飛香: なんでだろうね笑



飛香が勝ち誇った顔で、日向子を見る。



春時: やめなよ笑、その顔。


日向子: ムキーー


春時: まぁまぁ日向子。次の機会に備えとかなくて良いの?


日向子: あ!確かに!!



日向子は落ち着いて席に座る。



飛香: 笑


珠美: これ、持って行って良いですか?


柿谷: うん。良いよ。


菊山: たまちゃん、なんで敬語なの?


珠美: たまちゃん?


菊山: うん!珠美ちゃんだから、たまちゃん!ダメだったかな?


珠美: いえいえ!珠美、嬉しいです!!


柿谷: 笑、タメ語で良いからね、同級生なんだし。あと、私のことはかっきーって呼んで。


菊山: 私はさぁちゃんね。


紗耶: それなら、紗耶はやんちゃん!!


珠美: 分かった!!!


桜: たまちゃん、良かったね笑


珠美: うん!珠美、嬉しみ極み!!


柿谷: !!(嬉しみ極み…)


菊山: (この子…)


紗耶: (思ったより、ギャルっぽい?)


飛香: 持ってきたよ。


結真: シンクの中に入れといてくれる?


飛香: はい、分かりました。


守里: ありがとう、飛香。


飛香: このくらいのことはしないとね笑


珠美: これで全部です!!



大量の皿を持ってきた珠美。



結真: さすがに飲食店で働いてるだけはあるわ笑


珠美: 今までに、こんなに運ぶ機会は無かったですけど。


守里: 笑、まぁね。


珠美: よいしょっと…このシンクの中にあるマグカップは…


飛香: 可愛い柄。


結真: あぁ、それは桜の。


珠美: 桜ちゃんのですか!!


飛香: っぽいわ笑


守里: でしょ?笑。みたらし団子を食べてる時は、それで飲み物飲んでるんだよ。


飛香: へぇ~


結真: よし、準備できたし、運ぼっか。


守里: うん。


飛香: 前半もあんなにあったのに、後半もこの量…


珠美: 食べきれますかね?


守里: 大丈夫でしょ。祐希も食べる手は止まってないし、香蓮もまだ食べれるだろうから。


結真: 私も食べるわよ!



そして、4人は料理を運び始めた。



to be continued




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