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閑章2
第114話「荒れに荒れる罰ゲーム付きのゲーム対戦」
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日向子のお誕生日会を、カフェBINGO!で開いている守里達。
誕生日の歌も歌い、みんなで盛り上がっている中、奈々未が切ったケーキと、祐希が頼んだ焼き芋アイスが到着して…
祐希: モグモグ…おいしい。
日向子: おいしい!
守里: さすが店長のケーキ。
春時: これは、いくらでも食べれる。
飛香: うん。モグモグ
美月: 買って帰りたい。
守里: ところで、日向子。17歳の抱負は?
飛香: いきなり笑
日向子: え~っとね~
春時: じゃあ、日向子が考えてる間に、17歳になった祐希の抱負を聞こうぜ。
守里: 良いね笑
美月: 祐希の抱負は?
祐希: よく食べ、よく寝る。モグモグ
飛香: いつも通りじゃん笑
春時: まぁ、祐希らしいけど笑
日向子: はい!
守里: 思いついた?
日向子: うん!私の抱負は、みんなが笑顔でいられるようにする!!
春時: 良い抱負だな笑
守里: 僕達を笑顔でか。
飛香: 日向子が頑張らなくても、みんな勝手に笑顔になってるよ笑
美月: だね笑
日向子: え~じゃあ、変えた方が良い?
守里: 全然笑。それで良い。
日向子: ならそうする!モグモグ
飛香: そういえばさ、祐希はいつからあんなに、川嶋さんと仲良くなったの?
祐希: え?
春時: 確かに、最近よく喋ってるよな。
祐希: 前に図書館でたまたま会って、仲良くなったの。
美月: 図書館?あぁ守里と一緒に行った時?
祐希: うん。モグモグ
守里: ほんと偶然、あそこの学習スペースで会って。
飛香: へぇ。
日向子: 私も仲良くなりたい!!
祐希: すぐ仲良くなれるよ。良い子だし。
飛香: 川嶋さん、イメージ変わったかも。
春時: 確かに。仕事中も少し話しやすくなった。
美月: うん、私も印象変わったな~
守里: 僕達の作戦成功だね、祐希。
祐希: やった!
日向子: 作戦?
守里: 志帆の学校でのイメージを変えよう作戦。
飛香: そんなのやってたんだ。
春時: それなら成功だな。実際、俺らの川嶋さんへのイメージは変わったんだから。
祐希: 志帆は、ほんと面白いんだよ。
美月: 例えばどこ?
祐希: う~んとね…あ、意外と私生活がだらしないところ。
春時: え?そうなのか?
祐希: 志帆の話を聞いてる感じね。帰ったら制服を脱ぎ捨てて、ベッドにダイブするらしい。
飛香: へぇ。って、祐希も一緒じゃん。
祐希: そ、そそそ、そんなことないよ!
春時: さすがに動揺しすぎだって笑
美月: …
守里: 美月笑
日向子: どうしたの?美月ちゃん!
美月: い、いや、なんでもないよ~
飛香: まさか、美月も同じタイプ?笑
美月: ギクッ
春時: 大体分かってたけどな笑
美月: え~
祐希: 美月も仲間?
守里: 仲間って笑
美月: 否定したい…
飛香: さすがに、帰ってすぐベッドにダイブはないわ笑
春時: 汚いし笑
日向子: うんうん。
美月: って、日向子はこっち側じゃないの?
守里: それがな、こう見えて日向子は、こういうとこしっかりしてるんだ。
美月: え…
日向子: エッヘン
飛香: こんなバカなのに。
春時: ほんと不思議。
日向子: コラッ!!!!
祐希: 美月は仲間~モグモグ
守里: 祐希も美月も、しっかりしないとダメだよ。
祐希: 頑張る~
美月: はい。(日向子がしっかりしてるんだから、頑張るよ、私!)
飛香: とか言いつつ、今日家に帰ったら、制服を脱ぎ捨てるんだろうな~
祐希: かもね笑モグモグ
美月: ちゃんとする!
守里: じゃあ、見とくよ。
飛香: それって、美月が制服を脱ぐのを見てるってこと?笑
日向子: きゃ~守里変態!笑
美月: え~守里さんのエッチ~笑
守里: んなわけないでしょ。
春時: 笑
祐希: モグモグ
店長: 青春だな~
奈々未: 店長、幸せそうですね。
店長: あの感じを眺めてるのが、最高なのよ。
奈々未: そうですか。
こうして、日向子のお誕生日会が終わった。
◇◇◇◇
守里の家
結真: 日向子ちゃんのお誕生日会どうだったの?
美月: 楽しかったよ!ケーキおいしかった。
結真: ケーキか、最近食べてないな~
蓮花: 蓮花も。
守里: 笑、カフェに来たら、食べれるよ。
結真:じゃあ、また今度行こ。
桜: さくも行く。あそこのみたらし美味しかったし。
守里: うん。奈々未さんに言っとくから。
美月: 日向子、プレゼント喜んでくれるかな?
守里: いつまで心配してるの笑。絶対に喜ぶから、大丈夫だって。
美月: でも~
結真: 何あげたの?
蓮花: 確か、ポーチだったよね?
美月: そう。日向子、使ってくれると良いけど…
守里: 幼なじみの勘からすると、来週の月曜日には、もうカバンの中に入ってると思う笑
桜: 笑、幼なじみの勘なら間違いないね。
結真: なら、月曜日の朝、日向子ちゃんが来た時に聞いてみたら?
美月: え、これで入ってなかったら、ショックが大きい…
守里: そっか。じゃあ願っといてよ。日向子が使ってますようにって。
こっそり日向子に聞いとくか。
美月: そうだね…お願いします…お願いします…お願いします…
結真: 笑、ほら美月、お風呂に入っておいで。
美月: は~い。
美月は椅子から立ち上がり、着替えとバスタオルを持って、お風呂場へ行こうとする。
美月: …ちょっと元気ないから、守里も…
結真: 美月、いってらっしゃい。
美月: いや、しゅ…
結真: いってらっしゃい。
美月: …はい。
美月は肩を落としてお風呂場へ。
蓮花: お兄ちゃん、ゲームしよ!
守里: なんのゲーム?
蓮花: 鉄道会社の社長ゲーム!
守里: 3年決戦?
蓮花: もちろん。
守里: 今、8時だから…2時間ちょい…問題ないか。やるよ。
結真: 私もやる!
蓮花: 桜お姉ちゃんは?
桜: う~ん、多分、最後までは眠気に耐えられないかも。
蓮花: そっか…
結真: 美月がお風呂から上がってくるまでやって、その後、美月に代わってもらったら?
桜: あ、それ良い。そうする。
蓮花: じゃあ、4人でやろう!
そう言って、すぐに準備をする蓮花。
守里: この前みたいな借金地獄にならないと良いね。
結真: 前の私とは違うのですよ。
蓮花: そうだよ!蓮花も成長してるもん!
守里: どうかな~笑
結真: それに、今回は桜もいるから。
蓮花: うんうん。
守里: 桜が弱いかは分からないじゃん笑
桜: さく、弱くないもん。
少しふくれっ面になる桜。
そうしてゲームが始まり…
結真: やった目的地着いた!
蓮花: やられた…蓮花がぐるぐるしてる間に。
守里: えーっと、貧乏神は…
桜: あ、さくだ…
結真: 笑、残念。
蓮花: 桜お姉ちゃん、借金笑
まさか、桜も貧乏になるのか…
と、桜に貧乏神が着いた状態でゲームは進んだが…
結真: なんか、桜の貧乏神、すぐに赤ちゃんになったね。
蓮花: ほんとだよ!
すぐさまベビーになり、ほとんど機能しなかった。
桜: 貧乏神がついてることに変わりはない…
守里: でも、良かったじゃん。
桜: うん。
今のところ所持金的には、1位が結真姉さん、2位が蓮花、3位が僕。
そして、最下位が桜。
だけど、おそらく、そろそろ…
結真: はっ!!この演出は!!
蓮花: さぁ全部か半分か笑
結真: ギャーー
結真のお金は、スリによって、全て持っていかれた。
守里: 笑
桜: よし。
そして…
結真: あれ、これ赤にしか停まれなくない?
守里: ほんとだ。
蓮花: 今、12月だよ。残念笑
結真: オーノー
桜: あれ、これって…いける…
そして次の番で…
蓮花: あ、待って桜お姉ちゃん!
桜: フフフ、初めにさくを侮ったのが悪かったのだ。
車両を新幹線に変え、貧乏神を蓮花に擦り付けて、遠くに逃げる桜。
蓮花: この~擦り付けられる人がいない!
さらに次の番。
桜: バイバイ、蓮花。
蓮花: 桜お姉ちゃん!!やめて!!!
桜: フフ…キングに。
ゲームの画面が、暗くて恐ろしいものに変わる。
蓮花: ギャーー
桜: これで、結真お姉ちゃんも、蓮花も終わったな…フフフ…
え、なんか桜が怖いんですけど…
こんな子だったっけ…
桜の新しい一面を見た守里であった。
しばらくして…
桜: …ウトウト…
守里: 笑、桜眠い?
桜: うん…
結真: ちょっと擦り付けないでよ!蓮花!
蓮花: このまま逃げ切ってやる!
結真: ちょっと私、お姉ちゃん!
蓮花: ゲームにそんなの関係ない!
結真: このーー!!!
ほんと、この2人は…
仲が良いな~
美月: あれ?鉄道会社の社長ゲームやってるの?
お風呂から上がった美月が、リビングにやってくる。
守里: うん。美月はもう寝るだけ?
美月: そうだよ。
守里: ならちょうど良かった。桜と代わってくれない?
美月: え?別に良いけど。
守里: 桜は、もうおねむの時間みたいで笑
美月: あぁ、なるほど笑。そういうことなら、この美月様が代わってあげよう!
守里: ありがとう笑。じゃあ、桜。リモコンを美月に渡して、お部屋で寝な。
桜: うん…そうする…おやすみ。
守里: おやすみ、桜。
美月: あとは任せて!おやすみ。
結真 蓮花: おやすみ!!
そうして、桜はリビングを出て、自分の部屋へ。
美月: おっ!桜、お金たくさんあるじゃん。
守里: でしょ?さっきの決算では、1位が桜で、2位が僕、結真姉さんと、蓮花が最下位争いしてる。
美月: それで、今2年目の7月か。
守里: まだまだこれからだから、美月のやり方によっては、最下位になるかもね笑
美月: そんなことないよ!絶対にこのまま1位で終わるんだから!
結真: そうはさせない!
蓮花: 今回こそ、蓮花が1位に!!
こうして、白熱したバトルが繰り広げられ…
1時間半後…
守里: こうなったか…
1位→守里、2位→蓮花、3位→美月、4位→結真
蓮花: ふぅ、ふぅ…なんとか2位…
美月: あっぶな…
結真: うそー!!!
この3人はとことん、ゲーム運、いや鉄道会社の社長ゲーム運がないんだな…
桜と美月が代わった後も、結真と蓮花は熾烈な最下位争いを続け、そこに、桜が残した物を全て失った美月が入り込み、最後の半年は3人で最下位争いをした。
守里: どうする?最下位の人は罰ゲームする?
結真: え、なんでそんなこと言うの?!守里!!そんなこと言ったら…
美月: 良いね~それ笑
蓮花: 蓮花、賛成!!
結真: こうやって乗ってくるじゃない!!
守里: まぁ、うちの恒例ということで笑
結真: え~!!!
そうして、翌日、結真は語尾にワンがつくこととなった。
to be continued
誕生日の歌も歌い、みんなで盛り上がっている中、奈々未が切ったケーキと、祐希が頼んだ焼き芋アイスが到着して…
祐希: モグモグ…おいしい。
日向子: おいしい!
守里: さすが店長のケーキ。
春時: これは、いくらでも食べれる。
飛香: うん。モグモグ
美月: 買って帰りたい。
守里: ところで、日向子。17歳の抱負は?
飛香: いきなり笑
日向子: え~っとね~
春時: じゃあ、日向子が考えてる間に、17歳になった祐希の抱負を聞こうぜ。
守里: 良いね笑
美月: 祐希の抱負は?
祐希: よく食べ、よく寝る。モグモグ
飛香: いつも通りじゃん笑
春時: まぁ、祐希らしいけど笑
日向子: はい!
守里: 思いついた?
日向子: うん!私の抱負は、みんなが笑顔でいられるようにする!!
春時: 良い抱負だな笑
守里: 僕達を笑顔でか。
飛香: 日向子が頑張らなくても、みんな勝手に笑顔になってるよ笑
美月: だね笑
日向子: え~じゃあ、変えた方が良い?
守里: 全然笑。それで良い。
日向子: ならそうする!モグモグ
飛香: そういえばさ、祐希はいつからあんなに、川嶋さんと仲良くなったの?
祐希: え?
春時: 確かに、最近よく喋ってるよな。
祐希: 前に図書館でたまたま会って、仲良くなったの。
美月: 図書館?あぁ守里と一緒に行った時?
祐希: うん。モグモグ
守里: ほんと偶然、あそこの学習スペースで会って。
飛香: へぇ。
日向子: 私も仲良くなりたい!!
祐希: すぐ仲良くなれるよ。良い子だし。
飛香: 川嶋さん、イメージ変わったかも。
春時: 確かに。仕事中も少し話しやすくなった。
美月: うん、私も印象変わったな~
守里: 僕達の作戦成功だね、祐希。
祐希: やった!
日向子: 作戦?
守里: 志帆の学校でのイメージを変えよう作戦。
飛香: そんなのやってたんだ。
春時: それなら成功だな。実際、俺らの川嶋さんへのイメージは変わったんだから。
祐希: 志帆は、ほんと面白いんだよ。
美月: 例えばどこ?
祐希: う~んとね…あ、意外と私生活がだらしないところ。
春時: え?そうなのか?
祐希: 志帆の話を聞いてる感じね。帰ったら制服を脱ぎ捨てて、ベッドにダイブするらしい。
飛香: へぇ。って、祐希も一緒じゃん。
祐希: そ、そそそ、そんなことないよ!
春時: さすがに動揺しすぎだって笑
美月: …
守里: 美月笑
日向子: どうしたの?美月ちゃん!
美月: い、いや、なんでもないよ~
飛香: まさか、美月も同じタイプ?笑
美月: ギクッ
春時: 大体分かってたけどな笑
美月: え~
祐希: 美月も仲間?
守里: 仲間って笑
美月: 否定したい…
飛香: さすがに、帰ってすぐベッドにダイブはないわ笑
春時: 汚いし笑
日向子: うんうん。
美月: って、日向子はこっち側じゃないの?
守里: それがな、こう見えて日向子は、こういうとこしっかりしてるんだ。
美月: え…
日向子: エッヘン
飛香: こんなバカなのに。
春時: ほんと不思議。
日向子: コラッ!!!!
祐希: 美月は仲間~モグモグ
守里: 祐希も美月も、しっかりしないとダメだよ。
祐希: 頑張る~
美月: はい。(日向子がしっかりしてるんだから、頑張るよ、私!)
飛香: とか言いつつ、今日家に帰ったら、制服を脱ぎ捨てるんだろうな~
祐希: かもね笑モグモグ
美月: ちゃんとする!
守里: じゃあ、見とくよ。
飛香: それって、美月が制服を脱ぐのを見てるってこと?笑
日向子: きゃ~守里変態!笑
美月: え~守里さんのエッチ~笑
守里: んなわけないでしょ。
春時: 笑
祐希: モグモグ
店長: 青春だな~
奈々未: 店長、幸せそうですね。
店長: あの感じを眺めてるのが、最高なのよ。
奈々未: そうですか。
こうして、日向子のお誕生日会が終わった。
◇◇◇◇
守里の家
結真: 日向子ちゃんのお誕生日会どうだったの?
美月: 楽しかったよ!ケーキおいしかった。
結真: ケーキか、最近食べてないな~
蓮花: 蓮花も。
守里: 笑、カフェに来たら、食べれるよ。
結真:じゃあ、また今度行こ。
桜: さくも行く。あそこのみたらし美味しかったし。
守里: うん。奈々未さんに言っとくから。
美月: 日向子、プレゼント喜んでくれるかな?
守里: いつまで心配してるの笑。絶対に喜ぶから、大丈夫だって。
美月: でも~
結真: 何あげたの?
蓮花: 確か、ポーチだったよね?
美月: そう。日向子、使ってくれると良いけど…
守里: 幼なじみの勘からすると、来週の月曜日には、もうカバンの中に入ってると思う笑
桜: 笑、幼なじみの勘なら間違いないね。
結真: なら、月曜日の朝、日向子ちゃんが来た時に聞いてみたら?
美月: え、これで入ってなかったら、ショックが大きい…
守里: そっか。じゃあ願っといてよ。日向子が使ってますようにって。
こっそり日向子に聞いとくか。
美月: そうだね…お願いします…お願いします…お願いします…
結真: 笑、ほら美月、お風呂に入っておいで。
美月: は~い。
美月は椅子から立ち上がり、着替えとバスタオルを持って、お風呂場へ行こうとする。
美月: …ちょっと元気ないから、守里も…
結真: 美月、いってらっしゃい。
美月: いや、しゅ…
結真: いってらっしゃい。
美月: …はい。
美月は肩を落としてお風呂場へ。
蓮花: お兄ちゃん、ゲームしよ!
守里: なんのゲーム?
蓮花: 鉄道会社の社長ゲーム!
守里: 3年決戦?
蓮花: もちろん。
守里: 今、8時だから…2時間ちょい…問題ないか。やるよ。
結真: 私もやる!
蓮花: 桜お姉ちゃんは?
桜: う~ん、多分、最後までは眠気に耐えられないかも。
蓮花: そっか…
結真: 美月がお風呂から上がってくるまでやって、その後、美月に代わってもらったら?
桜: あ、それ良い。そうする。
蓮花: じゃあ、4人でやろう!
そう言って、すぐに準備をする蓮花。
守里: この前みたいな借金地獄にならないと良いね。
結真: 前の私とは違うのですよ。
蓮花: そうだよ!蓮花も成長してるもん!
守里: どうかな~笑
結真: それに、今回は桜もいるから。
蓮花: うんうん。
守里: 桜が弱いかは分からないじゃん笑
桜: さく、弱くないもん。
少しふくれっ面になる桜。
そうしてゲームが始まり…
結真: やった目的地着いた!
蓮花: やられた…蓮花がぐるぐるしてる間に。
守里: えーっと、貧乏神は…
桜: あ、さくだ…
結真: 笑、残念。
蓮花: 桜お姉ちゃん、借金笑
まさか、桜も貧乏になるのか…
と、桜に貧乏神が着いた状態でゲームは進んだが…
結真: なんか、桜の貧乏神、すぐに赤ちゃんになったね。
蓮花: ほんとだよ!
すぐさまベビーになり、ほとんど機能しなかった。
桜: 貧乏神がついてることに変わりはない…
守里: でも、良かったじゃん。
桜: うん。
今のところ所持金的には、1位が結真姉さん、2位が蓮花、3位が僕。
そして、最下位が桜。
だけど、おそらく、そろそろ…
結真: はっ!!この演出は!!
蓮花: さぁ全部か半分か笑
結真: ギャーー
結真のお金は、スリによって、全て持っていかれた。
守里: 笑
桜: よし。
そして…
結真: あれ、これ赤にしか停まれなくない?
守里: ほんとだ。
蓮花: 今、12月だよ。残念笑
結真: オーノー
桜: あれ、これって…いける…
そして次の番で…
蓮花: あ、待って桜お姉ちゃん!
桜: フフフ、初めにさくを侮ったのが悪かったのだ。
車両を新幹線に変え、貧乏神を蓮花に擦り付けて、遠くに逃げる桜。
蓮花: この~擦り付けられる人がいない!
さらに次の番。
桜: バイバイ、蓮花。
蓮花: 桜お姉ちゃん!!やめて!!!
桜: フフ…キングに。
ゲームの画面が、暗くて恐ろしいものに変わる。
蓮花: ギャーー
桜: これで、結真お姉ちゃんも、蓮花も終わったな…フフフ…
え、なんか桜が怖いんですけど…
こんな子だったっけ…
桜の新しい一面を見た守里であった。
しばらくして…
桜: …ウトウト…
守里: 笑、桜眠い?
桜: うん…
結真: ちょっと擦り付けないでよ!蓮花!
蓮花: このまま逃げ切ってやる!
結真: ちょっと私、お姉ちゃん!
蓮花: ゲームにそんなの関係ない!
結真: このーー!!!
ほんと、この2人は…
仲が良いな~
美月: あれ?鉄道会社の社長ゲームやってるの?
お風呂から上がった美月が、リビングにやってくる。
守里: うん。美月はもう寝るだけ?
美月: そうだよ。
守里: ならちょうど良かった。桜と代わってくれない?
美月: え?別に良いけど。
守里: 桜は、もうおねむの時間みたいで笑
美月: あぁ、なるほど笑。そういうことなら、この美月様が代わってあげよう!
守里: ありがとう笑。じゃあ、桜。リモコンを美月に渡して、お部屋で寝な。
桜: うん…そうする…おやすみ。
守里: おやすみ、桜。
美月: あとは任せて!おやすみ。
結真 蓮花: おやすみ!!
そうして、桜はリビングを出て、自分の部屋へ。
美月: おっ!桜、お金たくさんあるじゃん。
守里: でしょ?さっきの決算では、1位が桜で、2位が僕、結真姉さんと、蓮花が最下位争いしてる。
美月: それで、今2年目の7月か。
守里: まだまだこれからだから、美月のやり方によっては、最下位になるかもね笑
美月: そんなことないよ!絶対にこのまま1位で終わるんだから!
結真: そうはさせない!
蓮花: 今回こそ、蓮花が1位に!!
こうして、白熱したバトルが繰り広げられ…
1時間半後…
守里: こうなったか…
1位→守里、2位→蓮花、3位→美月、4位→結真
蓮花: ふぅ、ふぅ…なんとか2位…
美月: あっぶな…
結真: うそー!!!
この3人はとことん、ゲーム運、いや鉄道会社の社長ゲーム運がないんだな…
桜と美月が代わった後も、結真と蓮花は熾烈な最下位争いを続け、そこに、桜が残した物を全て失った美月が入り込み、最後の半年は3人で最下位争いをした。
守里: どうする?最下位の人は罰ゲームする?
結真: え、なんでそんなこと言うの?!守里!!そんなこと言ったら…
美月: 良いね~それ笑
蓮花: 蓮花、賛成!!
結真: こうやって乗ってくるじゃない!!
守里: まぁ、うちの恒例ということで笑
結真: え~!!!
そうして、翌日、結真は語尾にワンがつくこととなった。
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王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
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